
なにか物足りない思いが残る
済州島の旅は、市場で終わることにします。
ソウルでは、スーパーに行くとパック詰めされたキムチは普通に売られています。
忙しくなった現代韓国人は、とても家庭でキムチを漬けている時間もなく、スーパーで買ったりしているのだろうと思っていました。
しかし、今回
済州島ではロッテのスーパーに行ってお土産用にキムチを探しましたが、置いてありませんでした。
総菜売場に行けばありますし、そもそも韓国には至るところで市場が健在で、何も工場で大量生産されたようなキムチを買うまでもなく、より家庭の味に近いキムチを簡単に入手できるのです。
推察するに、ソウルのスーパーにパックのキムチがあるのは、旅行鞄をキムチ臭くしたくない観光客向けで、特に日本人はバカのひとつ覚えのごとく大量に買って行ってくれるので、商売として十分成り立っているということなのでしょう。
それにしても市場は庶民の台所です。
野菜、果物、魚、惣菜、名物の海苔から、その場で食べる屋台まで、なんでも揃っています。
こんな中で、食材をセレクトしながら買い進んで、持ち帰って鍋にでもしていただければ、最高の締めくくりだっただろうなと思います。
残念ながらそれはかないませんでしたが、この道半世紀という風情のおばあさんの店で食べた定番トッポギの味は帰国後もしばらく残りました。
そういう事情ももあったし、いかにもレンズの特徴が出ているということで、市場写真を持ってきました。
このレンズ本来のイメージサークルの範囲に、だいたいのものが収まっていますし、はずれたところは透明のプラスティックやビニールで滲みを出して演出に協力的です。
さまざまな色の混在は現代のレンズではかなり印象としてうるさく感じられるはずですが、このレンズでの室内撮影ではそれこそ室内アンサンブルのようにまとまって、調和感を表出しているように思えてきます。
このレンズ、Bolex16mm 用からのマウント改造品であることはお伝えしましたが、いつもの宮崎さんの手によるものでも、ましてや今やメジャー入りを果たしたF川精密工房製でもなく、ドイツからの刺客によるものなのです。
彼、Wolfgang R 氏は、同名の偉大なる作曲家モーツァルトがひとつの主題から珠玉の室内楽作品を書き上げるように、Cine-Velostigmat のレンズヘッドを見事にライカ連動に仕立て上げています。
それも、ブラックペイントの真鍮レンズに見合うニッケルズマールのヘリコイドを惜しげもなく使うという大胆さが素晴らしく、これはモーツァルトの異色の楽器組み合わせの名曲、ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏を連想させます。
実は、今回縁あって、このレンズともう一本名玉をお譲りいただいているのですが、そちらもやはりモーツァルトに例えるならニ短調の弦楽四重奏曲に似た、人生の秋を感じさせる美しい描写のレンズになっています(これは明日以降登場の予定です)。
というように自慢していたのですが、驚いたことに、F川精密工房主宰のC氏やそのお弟子さんのH氏はすでに Wolfgang R 氏と親交を持たれていることが、その後分かりました。
この世界の狭さと、自分の視野の狭さを同時に思い切り知らしめさせられたのでした。
テーマ:ライカ・マウント・レンズ - ジャンル:写真
- 2008/12/02(火) 23:59:12|
- Wollensak Cine-Velostigmat 2inchF1.5
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遠景でなく、比較的近距離だと非常に画像が安定しています。でも、これズマりットにそっくりじゃないですか?絞ると微細になったり、色があざやかになったりするとさらに、・・・。でも、開放ピントの芯はこちらに軍配が上がりそう。
韓国の名前のパクリですか。ヒリピンのISETTANみたいで、地元の人は知っているのでしょうかね。もっとも、IKONならぬNIKONじゃ、newイコンみたいで日本もしかたがないです。
こちらの通貨も、ずいぶん下がったようですが、日本なら神風が、といいたところかもしれませんが、そんな話は聞かないし、ヒりピンにも韓国系の店がふえているようなので、かなり不景気に流されているとか・・・。
アジアでは、韓国が危険度がすくなさそうなので、楽しそう。(もっとも、刺激がないとお困りの方もあるかもしれませんが)
- 2008/12/03(水) 21:36:24 |
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- Treizieme Ordre #-
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Treizieme Ordre さん、こんぱんは。
なるほどです。室内とか太陽光ということではなく、比較的近距離がいいのですね。
50mmF1.5 というスペックは同じですが、確かに描写もそっくりのように思えてきました。
周辺ではズマリットの圧勝と思いますが、ピントの芯がこちら優勢というのは意外です。
あの重た〜いレンズが懐かしくなってきました。
ヒリピンあたりも偽物多そうですね。
中国、タイは確実に多いです。
韓国の通貨は世界平均を上回っているそうで、そういうメリットは享受できましたが、一部の店は日本円で払ってくれなど必死になっているようでした。
韓国は安全度で日本と変わらないと思います。
アジアのラテンと呼ばれるお国柄ですから、人は刺激的なくらい熱いですよ。
食べ物の刺激もかなりのものです。
訪れることをおすすめいたします。
- 2008/12/04(木) 01:53:13 |
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- 中将姫光学 #sKWz4NQw
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追伸。
バイオリンとビオラの協・・・、帰宅時に思い出しました。はぎれのいい前奏曲ののち、木管楽器が息継ぎしながら舞台を整えそして!バイオリンが高らかにいち小節うたいます。すかさずビオラが、ビオラさん御得意の、用意された低音域からあいずちを打ちながら呼応する・・・。そんな導入部。
二単調は「ハイドンに献上するためのセット」のなかの通称『不協和音』ではないかと、手元に資料ないまま推測します。シエーンベルクあたりの先取りと解説されたりして、でも、もっと古いバッハやジェズアルド等の半音階進行なんかもあるよと、すごく洗練されているけどあまり受けそうもないからここだけね、と、墓場から声が聞こえてきそうな雰囲気です。
少々強引な、ワタシなりの楽曲解説で、ホントにおじゃまさせていただきました。
- 2008/12/04(木) 22:06:18 |
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- Treizieme Ordre #-
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Treizieme Ordre さん、こんばんは。
申し訳ないです。現在専門外の古典派の謎かけで。
ヴァイオリンとヴィオラの二重協奏曲は、書かれてらっしゃる通りたいへん美しい名曲です。
わたしも昔よく聴きました。
しかし、今回書いたのは、ヴァイオリンとヴィオラの二重奏曲、つまりデュエットなのです。
これはけっこう知られざる名曲で、これをたとえば仲むつまじき男女やおばあさんと孫などの異色取り合わせでやると素晴らしい掛け合いが楽しめそうな曲なのです。
ニ短調クワルテットは協和音で不が付く方とは違う曲です。
ただ、両者は「狩」などとともに続けて作曲されているはずです。
これは時に聴くのが辛くなるような暗い曲です。
モーツァルトの器楽曲ではもっとも悲しい気分の曲ではないかと思っています。
どちらも長らく聴いてませんが、何かのきっかけで旋律が突然頭の中に鳴り響くことがあります。
週末にでも、CD探してみます。
- 2008/12/04(木) 23:25:34 |
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- 中将姫光学 #sKWz4NQw
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失礼しました、鼎世澆舛えで!五重奏曲はたぶんホグウッドで聞いた高音質(友人が言っていた)盤のb面かな?二重奏曲はあまりピントきません。
反省。
- 2008/12/05(金) 20:30:18 |
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- Treizieme Ordre #-
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Treizieme Ordre さん、こんばんは。
いえいえ、とんでもないです。
お互いにモーツァルトは現役から離れてますから、相互誤解はたくさん出るでしょう。
それより語り合うことが重要とみます。
また、音楽ネタに食いついていただけることを期待してします。
- 2008/12/05(金) 21:12:19 |
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- 中将姫光学 #sKWz4NQw
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