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厚労省は骨董市に注目すべし

E.Rokkor 50mmF4.5
奈良から藤沢の帰省はひとりきりの気ままなもので、旅しながらとはいうものの目的はただひとつ、家に帰るということに尽きます。
あえて言えば緩いルールは決めていますが、それもわたしにとって未踏の北陸経由で青春18きっぷの期限である10日までに家に到着しているということくらいのものです。
金沢の散策は楽しく、天気が悪くて見きれなかったしでもう1泊しようか悩みましたが、あらためて地図を見ると富山、新潟と1日1県を続ければ同じく未踏の山形県に行けそうだと気付き、今日は富山を目指すことにしました。
第2案は金沢2泊で五箇山を目指すもので、北陸に行くきっかけが五箇山訪問でしたが、残念ながら宿がまったく空いていなくて諦めたのでした。
車なら宿が離れていてもどうにかなりますが、鉄道・バスを乗り継いで合掌造りの村まで来て外観だけ見て移動というのではもったいないので、五箇山行きの楽しみは次の機会に残しておきましょう。

それならさっさと金沢を離れればいいのですが、今日から金沢で骨董市が開かれるという情報を得て朝から覗きに行ってしまいました。
会場が郊外の施設なので駅前から無料のシャトルバスを利用したのですが、ぎりぎりに行くとバスは満員で最前列の1席しか空いてなくてこの行事の人気のほどが分かりました。
隣席の80歳のおじいちゃんは落ち着いた感じの人で鑑定団の出張鑑定なら大トリに出てきそうな風格です。
焼きものの良さを熱心に語っていましたが、内容こそよくは理解できないものの、仲間とオールドレンズの話をしているのと同じようなものですから気持ちはよく伝わるのですね。
年に1度の骨董市に向かってるということもあって、とても楽しい感じが共感できました。
会場に着いてみてびっくりだったのは、満員というほどではないですがけっこうなにぎわいの人々のほぼ全員が高齢者で、お品もお客も年季が入っているなあと思わず口をついてしまいます。
平日の昼間なので働いている人は来られないでしょうから当然です。
隣席のおじいちゃんがあれだけ熱心に語っていながら、あまり購入意欲が見られずあちこちおしゃべりばかりなのを見て分かったことがあります。
彼らの多くは、骨董を買うためではなく、人との接触を求めに来ているのですね。

わたしは旅の途中で寄っていますので大きなショルダーバッグを提げていましたが、バスの中で出合った人からそんなカバンで来ていっぱい買って帰るつもりだなと冷やかされてしまいます。
さすがにそんなつもりはないですが、グラスでも湯呑でもそば猪口でも何でもいいので、昨日買ったお酒を注げる器を見つけようとは思っていました。
昨夜は、ひとり4合瓶をラッパ飲みしましたが、ちょっと風流に欠けますし、同室で親しく会話したポーランドの青年に酒を勧めることもできず、旅の友になるようなマイグラスが欲しくなったのです。
日本酒に合いそうな器はみな高かったので、高脚で厚手のシャーベットグラスを手に入れました。
店は京都の骨董商で東寺に出店していないのかと聞くと、あそこは野天で大切な売り物が傷むでしょ、逆にそれで時代が付いて良くなるようなものを売る人が出してるんですと教えてくれます。
帰りのシャトルバスは運転手の勘違いで1時間も待ちぼうけを食ったのですが、いっしょに待っていたおじさんと親しくなりました。
もと漁師で今は年金で酒呑んで釣り行って時々骨董買ってと人生を謳歌しているようです。
貴重だという小判を見せてくれたのですが、それは今日の収穫ではなく自慢のために持ち歩いているようでした。
朝から降ったり止んだりでしたが、山の方の雲や風向きを見て今日はもう降らないと予言した通り、曇ったままで雨にはならず、さすが元漁師だと感心させられました。

富山県では五箇山に行くつもりを止めたのでどこへ行ったらいいか分かりません。
ネットで県内の安宿を検索すると、富山市にスーパー銭湯のような施設に併設されたホテルが2900円とあったので予約しました。
北陸のホテルはこれまでどこも安すぎで心配になります。
部屋はありきたりなビジネスホテルのそれでしたが、お風呂には露店もあり旅の疲れを洗い流すには十分すぎます。
しかし、駅から20分も歩いた住宅地に位置していて近くに飲食店が見当たらず、スーパーでいろいろと買い込んで夕食にするしかありませんでした。
富山ならではのものはないのかと探すと、刺身用に氷見のふくらぎという魚の切り身がパックで売られています。
ふくらぎはブリの子どものことだそうで、氷見のブリなら旨いに違いないと買いましたが、固いゴムのような味のない身でがっかりです。
美味しい生酒を買ったので例のグラスでちびちびやりましたが、生臭いふくらぎを引き立ててくれることもありませんでした。

さて、本日の作例ですが、富山の前に2時間ほど寄った高岡の古民家・菅野家住宅です。
入館は有料ですが案内の方がいて、たいへん丁寧に説明してくれました。
明治末の家1軒建てるのに250円だった時代に10万円投じて贅を尽くしてつくった見事な建築でした。
高岡には奈良、鎌倉に次ぐ日本3大仏に数えられる高岡大仏がありますし、土蔵造りの山町筋と千本格子の金屋町という趣きの違う2つの古い町並みもあり、郊外の建築や資料館なども含めると1日では回り切れないくらいの魅力的な町だと分かりました。
富山市にも魅力的なところはあったようですが、第二次大戦で空襲被害が大きかったそうで町並みは期待できません。
高岡も明治に大火があり古い町並みはそれ以降のものだそうです。
先の糸魚川の大火事に見られるように北陸地方では台風こそほとんど来ないものの、災害と戦ってきた歴史があるということが理解できました。
【Alpha7II/E.Rokkor 50mmF4.5 F4.5】
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thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Minolta E.Rokkor 50mmF4.5 | trackback(0) | comment(0) | 2017/04/07 Fri
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