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のこぎりとうるしの町

Serenar 50mmF1.5
来たときとは違う道だったので、時間も押してきてあせりつつ湯浅の駅に戻りました。
到着時に湯浅駅で下車したのはわたしも含めて3人だけで不安になりましたが、乗車時には10人ほどいてあまり意味もなく嬉しくなったりします。
今度は、和歌山駅の4つ手前の黒江駅で下車しましたが、今度も3人しか降りなくて、不安感がよみがえります。
黒江にも古い町並みがあるのですが、駅からは15分くらい離れているようです。
改札を出たところにあった地図を見ていたら、若い駅員さんがどこへ行くのかと心配してくれ、左側にしばらくずっと歩けば古い町並みですと教えてくれました。
戻ってきたときも暑かったでしょうとねぎらいの言葉を掛けてくれましたが、親切な方だというよりも、これが地方の駅員さんとしては当たり前の姿なのかも知れません。
ちょっとしたひと声でこの駅や町に親しみを感じたり好きになるということは往々にしてあることですが、この駅員さんも同じような体験をしてそれをきっかけに一言コミュニケーションを大切にするようになったのではと思いました。

黒江は漆器でたいへん有名で、加賀の山中漆器・輪島漆器、福島の会津漆器と並んで三大漆器と呼ばれる紀州漆器の本拠だということです。
古い町並みのエリアに入ると、住宅が漆器工房のようになった古民家も見られ、なかなか好い感じです。
湯浅で醤油を買いましたが、漆の器もいいなあと思いつつ、漆器は贅沢品だからと店に入るのは諦めて玄関越しに眺めるだけにしました。
旅をしていること自体が贅沢な行為ですから、旅先の買い物とかおみやげとかになるといつもブレーキがかかってくれて経済的には助かっています。

黒江は、湯浅と違い重要伝統的建造物群保存地区には指定されていません。
そのため、町並みの多くが建て替えで新しい家屋になってしまっているというか、県内で重要伝統的建造物群保存地区を検討した際にはすでに町並みのところどころが新しくなっていて選外になったというような気がします。
魅力がないわけではありませんが、やはり湯浅と比べると少々見劣りしますし、駅から遠く駐車場も設置してないこともあり訪れる人はずっと少なくなってしまうようです。

伝統の漆器と町並みをうまく組み合わせるなどして盛り上げられないものでしょうか。
和歌山市からは電車でも車でも10分少々のアクセスの良さです。
古民家カフェがありましたし、大きな造り酒屋も見えており、その向かいには古民具を展示した資料館があったようです。
古民家の軒には漆器の製造に使うたらいのような大きな木の入れ物に花を飾っているところが多く、なかなか好い雰囲気です。
まだこれらだけではインパクトとしてもう1つ2つ必要でしょうから、地場グルメでも漆器市でも追加したものでウェブサイトを開設するなりの周知をして人を集めてほしいです。
わたしは人混みが苦手ですが、ほとんど人を見ないというのもダメなわがままな町歩き好きで、黒江の町がこのまま埋もれてしまうのはもったいないと思わずいられません。

さて、本日の作例ですが、黒江の古い町並みの特徴を示しているのこぎり状の家並みです。
もっと好い名前がありそうなものですが一般にのこぎり状の家並みと呼ばれているのは、通常、家は道路と水平に建てられるところを、1軒1軒道路に斜め向きに平行に建っているため、上から見るとのこぎりの刃の形に見えるからです。
道路もギザギザなので、車が通りにくそうですね。
どうしてこんな家並みができたのかは諸説あってはっきりした答えは分からないそうですが、町の区画が平行四辺形だったからという説が有力とあり、それにしたって道に平行に建てればよさそうに思えるのでわたしにはこの説は理解不能です。
しかし、道路正面から見ると建物がみなこちら向きになるので、遠近法を無視した絵のような何とも不思議な町並みに見えるのがユニークです。
【Alpha7II/Serenar 50mmF1.5 F1.5】
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thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Canon Serenar 50mmF1.5 | trackback(0) | comment(0) | 2016/08/29 Mon
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