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島の主には会えなかったが

Topcor 5cmF2
引田がなかなかよかったので、徳島県でも伝統的な町並みのあるところをと検索すると、見つかったのが出羽島という小さな島でした。
アクセスが牟岐港から船となっていて、昨日の夜のうちに牟岐の近くまで行っておこうと考えていたら、徳島乗り継ぎで牟岐行きの終電1本前に乗れることが分かり、徳島ラーメンの夕食を摂ってからローカル鉄道に2時間揺られてその牟岐に着きました。
無計画でも、あれも見たいこれも見たいと欲張ったりせず食事も質素で構わなければ、うまい具合に遠くまで来れてしまうものです。
例えば、徳島から牟岐までは1~2時間に1本程度しか鉄道の便はなくて不便を感じるかも知れませんが、世界的に見ればそれだけ本数があればよほど便利な方で、鉄道網の充実具合はさすが日本と感謝しながらいつも乗車しています。

高齢化の進む小さな出羽島にも牟岐港より朝7時から6往復の船があってアクセスは好いです。
出羽島は漁業の町らしく、漁港周りに古い民家が立ち並んでいて好い雰囲気でした。
一般的には、集落とは反対側にある灯台まで散策したり海水浴したりが、この島の楽しみ方のようですが、いかにも漁村という味わいの町並みが絵になっていてしばらくぶらぶらして9時の船で戻ることにしました。
おもしろかったのは、天然の水場に大きなうなぎが棲みついていて、普段は岩の陰で見えませんがカニを落としてやると顔だけ出してぱくっと食いつくのだそうです。
島の主なのかも知れません。

さて、本日の作例ですが、島の典型的な古民家です。
左端に注目してください。
小さな縁側がありますが、この部分ははね上げることができて、上部の屋根部分も下ろすとそのまま雨戸として機能します。
徳島県東南岸の限られたエリアに残る、みせづくりという建築様式だそうです。
みせづくりという名前から、かつては獲ってきた魚を並べて売るための台だったのかと想像しましたが、詳しい由来は聞き洩らしました。
木の台車は仕掛けやクーラーボックスを自宅から船に、また船から漁協に運ぶためのもので、自動車のないこの島の必需品のようです。

帰りの船に乗っていたおじさんから牟岐の町にもみせづくりの家は何軒かあると聞いたので、港に近い町役場で尋ねましたが、住民課や観光課の人がいろいろと議論して探してくれたものの集中してあるというところはなさそうで、30分ほど歩いて数件のみせづくりを見つけるにとどまりました。
しかし、その途中出合った女性から、こんな話を聞くことができました。
戦時中、大きな地震があって津波のために牟岐の海に近いエリアの家は軒並み流されてしまったそうで、わたしが見て歩いたのは戦後すぐに再構築された町だとのことです。
時代が時代だったので大きなダメージを受けたことは秘密にされ、記録も抹消されたため多くの住民は地震や津波があったことさえ知らないそうですが、女性は町の歴史を調べるうちにこの事実に突き当たりずいぶんと驚いたそうです。
戦争は日本を某国ののような情報隠蔽国家にしていたということのようです。
その後、JRの終点の海部まで行って歴史ある鞆浦の集落でもみせづくりを何軒も見ました。
昼食は海部駅の近くで、こんな贅沢は許されるのかと悩んだ末にお寿司をいただきました。
ネタのいくつかは大将自ら朝に海で釣ってきた魚だそうで、土地の味を堪能でき大満足です。

徳島方面に少し戻った日和佐に温泉宿坊があると知って泊まってみようと移動しました。
日和佐には四国第23番霊場の薬王寺があって、お遍路さんの定宿のようですが、観光客でも泊まれるそうです。
日和佐駅に隣接して観光案内所があって、地図等もらいに立ち寄ると1時間の無料ガイドをしてくれるというのでお願いしました。
日和佐にはアカウミガメが産卵に訪れる浜があって、近くにはウミガメ博物館まであり、何匹ものウミガメが保護されているのを見ることができます。
博物館に入場しなくても外側からタダで間近にカメが見られる太っ腹な施設で、ウミガメが呼吸のためかしばしば水面から顔を出すしぐさがわたしたちにあいさつしているようでとてもかわいらしいものでした。
1度見たら誰もが好きになる愛くるしさに、わたしもウミガメのファンになりました。
【Alpha7II/Topcor 5cmF2 F2】
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thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Tokyo kogaku Topcor 5cmF2 | trackback(0) | comment(0) | 2016/08/03 Wed
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