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読み方からして謎だらけ

Xebec 5cmF2
入手したレンズのテストも兼ねて、今朝から貴州省の少数民族の村をいくつか訪れようと考えていました。
比較的最近だと思いますが、広州から貴州省への高速鉄道が運航開始していて、遠かった貴州省までの距離がかなり縮まっていたのです。
しかし、昨日、深圳駅で聞くとすでに今日明日のチケットは売り切れているといいます。
航空券も出発直前で割引がほとんどなく、国内線にしては高くて、貴州行きは諦めました。
念のためキャンセルが出ているかもと、今日の朝一で駅の窓口に向かいましたが、30分並んでやはり空きは無いと分かり、代替え手段と考えていた桂林も夕方に立ち席があるだけだと窓口を追い返されました。
人口13億の中国で事前予約しなかったおろかさを後悔しつつ、路線乱立で春節以外は空いていそうなバスで行くかとターミナルに向かいました。

夜行バスは貴州省南部方面行きが見つからず、桂林行きのチケットを買いました。
夜の9時発で、到着時間を聞くと、「朝」、との答えです。
中国の長距離バスの到着予定時間なんて決まった時間はないのでしょう。
その後のバスの接続のことが気になりますが、下手に計算して間に合うかヤキモキするよりは精神衛生上楽でしょうから気にしないことにします。
郷に入っては郷に従うしかありません。

ところで昨日入手したレンズですが、Sun Xebecと刻印があり、サン光機が製造したXebecというレンズで名前の読み方が分かりません。
Sunが英語なのでXebecも英語なら、XeroxやXanaduの類推で、ゼベックになると思います。
レンズは明らかにズマールの影響を受けているので、だとすればXenonのようにクセベックがいいでしょうか。
ところがこのレンズについて検索すると、上記の他にシーベック、ジーベック、クスベックなどの表記があり、おもしろいほど人によってバラバラです。

1942年頃、KOL(上代光学研究所)で発売されたKOL ゼベック5cmF2は、戦後になってサン光機のゼベックとして再度販売されます。
サン光機は、ライカマウントレンズから一眼レフ用レンズ、シネレンズ、ズームレンズと時代に則したレンズを設計して、1970年代まで息の長い活動を続けたようですが、その割には資料がほとんどなく、ましてや40年代のことはまったく分かりません。
民生用に販売されていたKOLゼベックが、ニッポンカメラ用に採用されたようだとの文を読みましたが、当時、中判用3枚玉、4枚玉しか製造していなかったKOLがライカマウントでは5cmF2のみ販売していたのはおかしな話で、ニッポンカメラ用にズマールのコピーレンズの製造を依頼されて、肝心のニッポンカメラの製造数が少なすぎて余ったレンズを民生用に回したと考えた方が自然だと思います。

ただでさえ物資が枯渇していた戦時中の開発なので、硝材が限定されたためでしょう、KOLゼベックの性能はあまり芳しくなかったようですが、戦後版のサン・ゼベックでは商材の変更などの改良があったのかは分かりません。
1949年頃にゼベックを改良したといわれるサン・ソフィア5cmF2が登場しているので、サン・ゼベックはKOLゼベックとまったく同じ設計のレンズである可能性が高いと思われます。
作例を見る限り、周辺に大きな破たんがなく、シャープネスもこの年代のレンズとしてはまずまずですが、解像力が低くて、コントラストも少し物足りない気がします。
しかし、戦後すぐの時代、国産のF2クラスのレンズはゾナータイプの5cmF2があった程度なので、ゼベックも十分に検討していると言えるのではないでしょうか。
【Alpha7II/Xebec 5cmF2 F2】
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thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Sun Xebec 5cmF2 | trackback(0) | comment(0) | 2016/07/23 Sat
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