スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
スポンサー広告 | --/--/-- --

超長焦点の謎

Komura 200mmF4.5
今日は、海の日にちなんでか、県内のあちこちで夏のイベントがありました。
どれに行くかで悩むところですが、田舎にある我が家からバス1本で行けるというところに惹かれて、海老名のよさこい祭りに出掛けることにしました。
持参したのはコムラー200mmF4.5、ライカマウントでこの焦点距離にもかかわらず距離計連動するレンズです。
先日、同じコムラーの80mmF1.8を使ったときに、売り払ってなければ200mmF4.5がどこかにあったはずと探し、戸棚に目立たぬように横たわって置かれたそのレンズを見つけて早速使ってみることにしました。

昨年の海老名のよさこいの様子をチェックすると、駅前の大型商業施設の広場で割合いこじんまりと行われたようで、これはコムラー200mmレンズにぴったりだと思いました。
というのは、このレンズ、ヘリコイドが重くて重くて機敏に距離合わせすることができませんし、近距離に繰り出すときにピントリングが回らずにM/Lリングの方が回ってしまいうっかりするとレンズ脱落させますので、よさこいチームが登場した時にピントを合わせてまず撮り、踊りが始まってからは固定焦点にして、その当たりに人が来たら片っ端からシャッターを切って偶然にピントが合えばラッキーという撮影法でいく作戦にしました。

ライカの距離計連動については、距離計の測距精度の問題からライツ自身では135mmF4を限界としたのか、それ以上の焦点距離でもF値でもレンズを発表することはありませんでした。
ようやくM3の時代になって測距用の2つの窓の基線長が広がり135mmF2.8を出しましたが、これは高倍率ファインダーがレンズとセットになった構造で、実効倍率は90mmF2.8と同じになるということだったと思います。
その時にはすでに多くのレンズメーカーから135mmF3.5クラスのレンズが発売されていましたが、それらは丁寧にピント合わせすれば大丈夫、それでも合わなかったら絞って撮ってという思想だったのかも知れません。

しかし、我がコムラーはそれとは別の解決法を見出し、200mmF4.5という従来の常識を打ち破るようなレンズを発売しました。
それは、最短撮影距離8メートルとして、使い勝手より距離計の精度を優先するという、従来とは逆の発想のレンズでした。
恥ずかしながら距離計の精度のF値と距離との関係をどう計算するか分かりませんが、レンズのピントリングに書かれている距離を表す数字は近ければ近いほど細かく刻まれていて、ということは近くほど精度を求められているということになり、8メートル以上の距離ならコムラーはピント合わせ可能とするというような設定だったのだと解釈できます。
しかしどうせなら、2メートルくらいまで繰り出せるようにして、メーカーとしては8メートル以内の精度は保証しませんが、ダメもとで試してみてくださいとなっている方が、おもしろかったと思うし、今になってアダプターで一眼レフで使えて連動云々が関係なくなると、ますます最短を短く造っておいてくれればなあと惜しまれてなりません。

さて、今日の作例ですが、愛川町のよさこいチームの演舞の一コマからこれを選択しました。
この祭りは1時間の間に8チームが登場したので、各10枚ほど、合計100枚弱撮影した中でいちばんまともだったものです。
先述のとおり最短8メートルに固定して、人垣の間から1方向にしかレンズを向けられなかったので、ピント位置を固定してそこに人が来たらタイミングを見計らってシャッターを切ってみましたが、ピントが合わないもの、急に太陽が隠れてシャッタースピードを落としたためブレたもの、フレーミングの失敗、目をつむっている等々ほとんどが使い物にならず、消去法的に残った4枚のうち1枚が女の子の緊張と自信を同時に表しているような写真で救われました。
背景のボケや発色についても分かりやすい、レンズを知るにはちょうどいいサンプルにもなっていたのではと思います。
【Alpha7II/Komura 200mmF4.5 F4.5】
スポンサーサイト
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
SankyoKoki Komura 200mmF4.5 | trackback(0) | comment(0) | 2016/07/18 Mon
<< 名前と性能は関係ないのだが | home | おみくじの裏側 >>

Comment


Comment form


管理者にだけ表示

Trackback

この記事のトラックバックURL
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

| home |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。