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主役のケガで一躍躍り出る

Tele-Tanar C 13.5cmF3.5
昨日は135mmではなく35mmのタナーのことばかりになってしまいましたが、実は、その35mmタナーを落札した時に一緒に付いてきたのが、この135mmタナーでした。
10年前に35mmタナーを買ったときには専用ファインダーが付いてきたのですが、今度はレンズが1本付いてきたのでした。
もちろんオークション出品は35mmと135mmの2本を売り出していたのであって、おまけで付けてくれたという訳ではありません。
しかし、正直なところわたしは135mmの方には関心がなく、感覚的にはやはり付属品のようなものでした。

昨日の通り35mmレンズが使い物にならなかったので、今回の撮影で135mmは付き人から主役の座を射止めることになりました。
ライカM6やM8を使っていたころは使いづらかった135mmレンズも、ピント拡大やピーキング機構の付いたミラーレス一眼レフでは一躍手軽なレンズになります。
この間ずうっと100mmから200mmくらいのペッツバールを使っていたので、長焦点ということも苦になりません。

とは言え、やはり動いているものと狭い場所では、135mmの撮影は厳しいです。
離れた早く歩いている人ではピント拡大するとブレでその人を追えなくなりますし、近くの場合はフレーミング困難になることしばしばです。
江ノ島の狭い参道では、たこせんべい屋さんの行列と先頭のちゃきちゃきたこ職人を狙いましたが、2、3人がただクローズアップされるだけで、帰宅後見ても何を撮ったのか思い出せないようなものでした。
動くものを捉えるのと、どのくらいの狭さまでいけるかの見極めには、それなりの修練が必要です。

135mmレンズがおまけと言っていて思い出したのが、逆のパターンですが、オークションには非常に多くのカメラ単体が出回っているのが気になるということです。
特にレオタックスやタナック等々のライカ・コピーと言われるカメラでそれが顕著です。
要は、デジタルで使うためにレンズは取って、いらないボディを売ってしまおうと考える人が多く、一方でボディだけ欲しがる人はほとんどないので、買い手を待つそんなカメラの群集がさみしげにずっと売れ残り続けているのです。
自分も同じような罪を犯した経験があるのでこういうのはおこがましいですが、レンズだけでなくときどきでいいのでフィルムを通して、かつて日本復興に寄与した英雄たちを使ってあげて欲しいと思います。
デジタルになってからのレンズブームのつくった弊害ですが、カメラがあまりにかわいそうです。

さて、今日の作例です。
江ノ島参道を上がった付近で立ち往生状態でしたが、強引に神社方面ではなく左の階段を登っていくと、太鼓や笛の音色が近くなってきました。
民家の軒先に引っ込んでいると、和楽器奏者がちょうど降りてくるところでした。
動いていると撮りづらいというのは書いたとおりですが、急な階段を演奏しながらなので、進み方がゆっくりで助かりました。
三味線奏者と眼があったような気がして彼女にピントを合わせましたが、あいにく顔が陰になってしまったものの、指に好い光が回り込んでくれて、フィンガーリングに視線が集まるような写真になりました。
【Alpha7II/Tele-Tanar C 13.5cmF3.5 F3.5】
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thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Tanaka Kougaku Tele-Tanar C 13.5cmF3.5 | trackback(0) | comment(2) | 2016/07/13 Wed
<< コンタックスの真似じゃないか | home | 10年後にまた繰り返された >>

Comment

お見事!
文章を読まずとも、主題がバーンと写真から飛び出してきました。
文句無しです。
顔が若干シャドウに入ったので、
かえって鋭いまなざしと切れ味の良い美貌のディテールが浮かびあがりました。
お陰で、右のハイライトの女性が沈み込んでしまったのですから面白いですね。
さすがに長焦点レンズの使い手です。
本文にお書きのボディインフレ状態、まさにおっしゃるとおりでしょうね。
私もそんな売れないボディを沢山抱え込んでいます。
もっとも売りに出してもいませんが。
2016/07/19 Tue| URL | hologon158 [ 編集 ]
hologon158さん、コメントありがとうございます。
さすが、見事に解説していただきなるほどと思いました。
もっとも、すべてが偶然の産物なのですが。
古いカメラについては年に一度、フィルムデイのような日を作って、カメラに感謝しながら味わって使ってあげたいなと思っています。
出掛けることが重なって、返信がたいへん遅くなり失礼いたしました。
2016/08/07 Sun| URL | 中将姫光学研究所 [ 編集 ]

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