スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
スポンサー広告 | --/--/-- --

きちんとした男の労作を入手

R-Serenar 5cmF1.5
オーストラリアの著名コレクター、ピーター・キッチンマン氏に”CANON M39 RANGEFINDER LENSES”という、レンジファインダー・キヤノンのレンズ・データブックのような本があると分かり購入してみました。
本体は5500円ほどと高かったのですが、送料も4000円と冗談のように高く、かなり無理をした買い物です。
ベトナム旅行前にオーダーして、帰国してみると本は届いていました。
1ページ目を見ると、本が高価な理由が分かりました。
著者の署名と1000冊発行された中の何冊目だということが手書きされていたのです。


内容は期待通りでした
レンジファインダー・キヤノンのレンズが焦点距離順に網羅されていて、各レンズは刻印や鏡筒の違いをタイプ別に振り分けて、それぞれの特徴、製造本数、製造年月、希少性を一覧にしています。
例えばわたしの50mmF1.8レンズNo.58192であれば、そのページを開いて表の製造番号が適応するところを見ると、8タイプある中で最初のタイプ1で1951年11~12月製造、R3というR1からR6の希少度スケールの中でなかなか希少な個体であることが分かります。

わたしは、こういう本が大好きで、ぺらぺらと見ているだけでこれに基づいてキヤノンのレンズを集めたくなってしまいます。
全レンズ制覇は行きすぎですし、60年代以降の洗練され過ぎたレンズにはあまり興味がないので、40年代製造レンズ、セレナー銘のレンズ、クローム鏡胴のレンズのいずれかでレンジファインダー・キヤノンのレンズを蒐集してみようかと考えています。

この本は”M39”とあるように、ハンザキヤノンなどのバヨネット・マウントのレンズは扱われていませんし、試作レンズなども記載していないのですが、なぜかRーセレナー5cmF1.5は掲載されています。
このレンズの説明の中でR-セレナーは後年にキヤノンのJSカメラ用にコンバートされたとあり、そのことから同書に一項が与えられたようです。
R-セレナーの製造番号は3001から6983まで、製造期間は1942年から1945年で、希少度はR2+と各プロトタイプのレンズに次ぐ珍しさです。
たいへん希少なのに製造数3982本もあるのかと意外でした。

しかし、解説文の中には、製造番号の3xxx、4xxx、6xxxはそれぞれ1943、1944、1946年の製造を示しているのではないかと推測し、5xxxはレントゲンカメラや兵器の光学部品の製造に忙しく、もしくは引き伸ばしレンズの番号に当てたことで、R-セレナーのこの番号帯は見つかっていないそうです。
No.4451のわたしのレンズは1944年製造ということになります。
R-セレナー全体の製造数はかなり少なく見積もられるでしょう。
陸海軍に納入されたレントゲンカメラと同数程度が製造されたはずですが(当初は5cmF2だった)、残念ながらその数は推定すらされていません。
なお、調べた限りでは7xxxのR-セレナーも存在するようですし、6xxx以降のR-セレナーはSeiki KogakuではなくCanon Camera Co.に変更しています。
【Alpha7II/RSerenar 5cmF1.5 F1.5】
スポンサーサイト
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Seiki-Kougaku R-Serenar 5cmF1.5 | trackback(0) | comment(2) | 2016/06/28 Tue
<< 海と雲の峠 | home | 大きな仕事をする船大工 >>

Comment

承認待ちコメント
このコメントは管理者の承認待ちです
2016/08/30 Tue| |  [ 編集 ]
Re: タイトルなし
> 初めまして。うえだと申します。R-SERENARのレンズの情報を集めていて、こちらのブログにたどり着きました。ずいぶん前にいただいたレンズの中に、このr-セレナ―がありました。たまたま引き出しから出てきたので、情報を集めてみようとしましたが、よく分かりません。「R-SERENAR F2 8cm canon camera co. no.7977」です。何か情報がありましたら、お教えください。よろしくお願いいたします。
2016/08/31 Wed| URL | zunow [ 編集 ]

Comment form


管理者にだけ表示

Trackback

この記事のトラックバックURL
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

| home |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。