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京都一のラーメンを求めて

Unilite 50mmF2
京都で宿泊したのは、旅客機の客室をイメージしてつくったというホテルです。
ファーストクラス、ビジネスクラスの2種の客室がありますがエコノミーというのはありません。
さぞかし高級なホテルではと敬遠しそうになりますが、わたしが取ったファーストクラスでも4000円程度と、京都のベッドの相場を考えるとビジネスホテルよりもずっと安いくらいです。
どういうことかと言えば、個室ではあるものの1室のスペースは狭く、トイレ、シャワーは共同、かつカプセルホテルのようなユニット式でドアではなくカーテンで入り口が仕切られているだけなので、周囲の部屋の物音がよく聞こえたりで、神経質な人はちょっとという空間のホテルなのです。
確かにファーストクラスの客室だって完全にプライバシーが保たれているわけではないので、フライトアテンダントのいない航空機内にいるようなものだといえます。
昨日、タイのバスのことを移動型ゲストハウスと言いましたが、京都で移動しない航空機に泊まったのは皮肉な宿泊先の選択でした。

今日半日は京都にいられるので、どこに行くか悩むところです。
天気も上々ですし、昨日考えた通り市の郊外に行ってみることにしました。
昨夜は、先斗町で飲食をというようには懐事情もあって許されず、ホテルの近くで安上がりにラーメンを食べたのですが、これがたいへん美味しくて本店が一乗寺にあるのだというので調べてみたら、京都の外れの一乗寺はラーメン超激戦区で名だたる名店が並んでいるということが分かりました。
10年以上前に京都を旅した時に、北白川の屋台ラーメンというのに舌鼓を打った覚えがありましたが、北白川というエリアは一乗寺も包括していて、あるいはかつて北白川と呼ばれたラーメン激戦区は一乗寺という狭いエリアにより集中して激戦の度合いを高めているのではと想像すると、そのあたりの事情を確認に、というかまた旨いラーメン食べに一乗寺を目指さない訳にはいかなくなりました。

地図を探すと一乗寺駅というのがあり、四条烏丸から祇園四条まで歩けば一直線で行けそうです。
しかし、よく見ると祇園四条から次の三条まで京阪本線、三条から2駅目の出町柳までは京阪鴨東線、出町柳から3駅先の一乗寺まで叡山電鉄叡山本線とずいぶんと細切れになっています。
乗り換えが面倒くさそうだったのと、料金も高くつきそうなのでバスで行ったのですが、乗り場まで迷ったあげく次のバスまで30分待たされて、よほどややこしいことになってしまいました。
そんなのは検索すれば一番安くて効率的な行き方が分かるのでしょうが、どうも京都のような交通の発達した町で事前チェックして行動したくないという心理が働いてしまうようです。
もうひとつ、わたしは初めて訪れる場所を事前リサーチしてしまうと、旅をつまらなくすると考えるタイプです。
時間のないサラリーマンの時代は効率を考えて下調べした方がよいですが、暇になった現在では遠回りになっても予備知識なしに訪れる鮮度のようなものの方が大切と考えるようになったのです。
そんな発想で、世界一周の旅では何度も失敗していますが、想定外のできごとに旅の自由さを味わった方がずっと自分らしいと思っています。

一乗寺という寺は見つかりませんでしたが、一乗寺駅の東側の山に沿ってお寺さんが集中していたので順番に見て歩くことにしました。
松尾芭蕉や与謝蕪村にゆかりのある金福寺、親鸞が身を清めた湧き水の出る本願寺北山別院、中国36の詩家の肖像と庭が見事な詩仙堂と3つの寺院を訪れてはゆったり見学してはまたのんびり歩き出すというのを繰り返します。
作例は、その詩仙堂の居間に座す、詩でも詠むかのように姿勢の美しかった女性です。
こんな調子でもたもたしているうちに時間切れとなり、目標にしていた修学院までの10分の1の距離も歩かずに昼食の時間になってしまいました。
ラーメン食べたさの不名誉な撤退です。

ラーメン屋の名店は一乗寺駅の西側に集中していて、ずいぶんと歩かなくては行けず、せっかくの機会だからと自分のポリシーを裏切ってグルメサイトを調べていちばん評価の高かった店に向かいました。
10人ほど並んでいて30分待たされたラーメンでしたが、昨日宿の近所で食べた方がずっと旨く感じられました。
現代のラーメンは店主のこだわりが大き過ぎて、その味が自分の嗜好にハマればよいのですが、そうでないと個性の強い分反動も大きくなり、腰が引けてしまうということがしばしばあります。
わたしが本物のグルメな旅人なら、途中で箸を止めて腹が痛いと芝居してでももう1件別の店を訪れていたでしょう。
しかし、30分待ってから800円払って食べている一般の評価で京都一のラーメンを残すという勇気はなく、黙々と食べ続けてみるしかありませんでした。
スープも飲み干して完食、他のラーメン店でもう1杯という余力はなしです。

行列に加わっているときに地図をチェックしていて気付いたのですが、一乗寺のラーメン屋さんのあたりからはさらに西へ1キロ少々歩くと、地下鉄烏丸線の松ヶ崎駅に出て、ダイレクトにホテルのある四条駅まで行けます。
駅に着くと烏丸線は近鉄京都線に乗り入れている列車もあり、日中のみ走る1時間に1本の急行奈良行きのラストのにぎりぎり間に合いそうです。
四条駅で降りてホテルに預けた旅行カバンをピックアップして駅に戻れば、果たして奈良行きの直通急行にぴったり乗り込むことができました。
午前の寺巡りは調べずにだいぶ時間ロスしながらまあまあ楽しめ、ラーメン屋は調べたことが裏目で失敗、奈良までの移動は調べて大正解と、事前検索にまつわる事柄は1勝1分け1敗というイーブンな1日になったのでした。
【Alpha7II/Anthony 11cmF4 F4】
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thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Wray Unilite 50mmF2 | trackback(0) | comment(0) | 2016/05/12 Thu
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