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ズマールのせいではなかった

Speed Panchro 50mmF2
ブログを再開しようと考えたきっかけは、レンズの整理でした。
手当たり次第に買い集めたレンズが管理し切れないほどたまってしまったので、レンズのリスト化も兼ねながら10年前に始めたのがこのブログですが、更新するごとにリストにはなっていったものの、その後に売却したレンズやお借りしたレンズも数多く一覧になっていることで、現在所有するレンズからかけ離れてしまいました。
旅から戻ってから、防湿庫に押し込まれたレンズの一覧表作りをはじめました。
これが想像以上の難事業で、軽くクリーニングしたり、レンズ構成を確認したり、このレンズ持ってどこを旅したっけとブログを見返したりで、チャチャっと事務的に入力するということができません。
調べる必要ありという印を付けられたレンズもいくつか出てきて、それらこそがブログを再開させなければというきっかけになったのでした。

最初のレンズにスピードパンクロを選んだのは、使わせてもらいたいというオファーをいただいたからです。
お貸しする前に調べておかなくてはいけないことがありました。
わたしのスピードパンクロは、製造番号218810番で1930年代の中頃に35mmシネカメラ用に製造されたと思われます。
レンズヘッドのみ手に入れ、ライツ・ズマールの鏡胴にアルミパーツで焦点距離調整と距離計連動加工してもらいました。
作例をご覧の通り、このレンズは4隅がケラレて35mmフルサイズをカバーしないレンズのようですが、シネレンズなのでそんなものという気もします。
調べたいこととはまさにこれです。
スピードパンクロより11年も前に設計されたオピックは35mmフルサイズをカバーしていて、オピックの後継レンズであるスピードパンクロがカバーしていないのはどうにも不自然なので、ズマールの鏡胴によってケラレてるのではとの疑問を検証する必要ありと、2年前の使用時に書いたまま放置していました。

光学機器無くしてこんな検証ができるか少々悩みましたが、何のことはない、α7に薄いリングやヘリコイドを付けて、スピードパンクロのレンズヘッドをパーマセルテープでぐるぐるに固定することで無限、数m、1mに合わせて撮影すればいいだけでした。
結果は、ズマール鏡胴に固定したものとまったく変わらずケラレました。
やはり35mmフルはカバーしないというのが、わたしの確認できた検証結果であり、調べられる限界でもあります。
最後の可能性としてレンズヘッド後端のふちでケラレている線が捨てきれませんので、ここをやすりで削ることも検討しましたが、スピードパンクロはカバーするしないの情報を得てからでも遅くないでしょう。

調べなおすと、キリコシャワーズさんのサイトに興味深い記事がありました。
3本のスピードパンクロのレンズヘッドがあって、鏡胴の長さは長いの短いのその間と三者三様でしたが、キリコさんは中間の長さのものをライカマウントに移植することに成功したというものです。
そこでは、ケラレるとかカバーしてないなどの記述がなく、サイトの誠実性に鑑みると、重要な事実を書き漏らしたとか意図的に伏せたとかということはないと思われます。
だとすると、中間の長さの鏡胴まではケラレないが、長鏡胴では後端部分でケラレるという可能性は若干高まったような気がします。
さらに、「この3本のパンクロのイメージサークルを確認すると、3本とも全て違っていた」と書かれていて、実際に個体差でイメージサークルが違っているのかも知れませんが、鏡胴後部の長さによるケラレ方の違いとも読めなくはありません。
キリコさんは、とても美人だとお聞きしたことがありますが、ぜひとも直接お会いしてスピードパンクロのイメージサークルなどなど直接ご教示たまわりたいものです。

さて、今日の作例も鎌倉から、いつもの鶴岡八幡宮の神事です。
通常は、こういうレンズは周囲が暗いところや中心に明るいものを持ってくるという不文律があって、空を入れてはいけないというと言うのが常識ですが、ケラレ具合が分かるよう写真を選択しました。
空の上の方が真っ暗だと、厳粛な式典への足の運びも重たく感じられるかも知れません。
【Alpha7/Speed Panchro 50mmF2 F2】
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thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Cooke Speed Panchro 50mmF2 | trackback(0) | comment(2) | 2016/05/02 Mon
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Comment

スピードパンクロ!!
凄いレンズですね。
私の35㎜とはかなり描写性が違う感じ。
そして、キリコさんのサイトをご覧になっておられる、と知って、ますます嬉しいですね。
とても素敵な女性ですよ。
そして、とても賢い。
私も近頃お会いしていません。
いつかぜひ会いたいですね。
2016/05/11 Wed| URL | hologon158 [ 編集 ]
hologon158さん、こんにちは。
一般的にはシリーズⅡの評価が高いですが、わたしはⅠのふわっとした透明感同居の描写が好きです。
キリコさんもそんな方なのではと勝手に想像しています。
いつか、このレンズを持って会うことができたらいいですね。
2016/05/28 Sat| URL | 中将姫光学研究所 [ 編集 ]

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