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あっちで揉め、こっちでまた揉め

R-Serenar 5cmF1.5
コンサートの後、遅い夕食を食べてミラノ中央駅に戻ってきたのは12時を過ぎてからでした。
朝6時というとんでもなく早いフライトなので、空港で少し仮眠して、マラケシュに着いてから寝るつもりで宿を予約していました。
朝食にと駅の自動販売機で2ユーロのサンドイッチを買っているうちに、最終の空港行きのバスが出てしまったようです。
始発は3時半だとバス会社の親父に冷たく言われ駅の待合に行くしかなくなりました。
ホーム階の待合いベンチは、着ぶくれしてダルマのようになった黒人グループが数人いるだけです。
ホームの方から吹いてくる風が冷たく、シャツ1枚でいるのは耐え難い寒さでしたが、その寒さに堪えることが、怖そうな黒人たちがいることの心配を薄らがせました。
寝てしまうと荷物を持って行かれそうだし、自分自身も風邪をひきそうなので、足踏みしながらブログの入力をすることで時間をつぶしました。

気づくと黒人たちと警官が何かイタリア語で揉めています。
続いてわたしのところまで警官が来て、切符を見せろといいます。
翌日の切符を持たないものは、駅構内にとどまることを禁ズということのようです。
いまさっき終バスに乗り遅れて始発を待っている、上着を持って来てないので駅を追い出されたら凍死してしまうと訴えたら、分かった、バスの時間になったら必ず出ていくようにと言って警官たちが立ち去りました。
警察による駅構内一掃見回りで立ち退かされた人が多く出たおかげで、暖房が聞いている下の階のベンチが空きました。
寒さを気にせず、何度もうとうとしながらバスの時間まで座っていることができました。
高圧的な20人くらいの警官隊でしたが、結果的には感謝したいと思います。

到着した空港で、今度はチェックインカウンターで揉めることになりました。
トランクをチェックインするのに荷物預け代40ユーロ払えというのです。
わたしのチケットは、チュニス-マラケシュの発券でミラノでの荷物のことなどどこにも書いてないと抗議しましたが、認めてもらえず発券カウンターに行ってくれの一点張りです。
40ユーロ払ったら、別の便の方が安かったことになり損してしまうと言うも、そんなこと知ったこっちゃないと相手にしてもらえません。
仕方なく発券カウンターに行くと、年配の夫婦がかなりの剣幕でカウンターの女性とやり合っていました。
カウンター女性劣勢に見えていましたが、毎日同じようなトラブルに対応しているからでしょう自信満々に対応し、最後には警察を呼ぶとか、呼べるものなら呼んでみろというやり取りになり、その後夫婦がどうなったかは不明です。
こんなですからわたしに勝ち目はなく、隠れた費用を取る汚い航空会社だとかさんざん罵って少しすっきりしてから40ユーロ払いました。
この女性も毎日こんなことばかり聞いて反撃していれば、性格は歪んじゃってるんだろうなと余計な心配をしながら。
こんな航空会社はもうこりごりですが、日本にも就航してそうなので名前は出さないように、クレイージー・ジェットという仮名で読んでおくことにしておきましょう。

しかし、ミラノの空港で揉めたのは、今日1日の前座のようなものでした。
ひとつの町に1日いただけで、その国を評価するなんてあり得ないことと思っていましたが、それがあり得るくらいこのマラケシュはひどく、猥雑としながらも楽しい町という期待は完全に打ち砕かれました。
この町で20人くらいの現地人と接しましたが、まともだと言える人はただのひとりもいません。
予約した宿はメディナの中のとても分かりにくい位置にあったので、携帯のGPSを頼りに歩き始めたのですが途中で機能が効かなくなり、どうにもならなくなりました。
案内するというものが現れますが、でたらめな場所に連れて行ったあげくに案内料を寄越せという図々しい奴らで、何にも知らないで何が案内だと立て続けに揉めました。
また、迷子になったのか案内してあげようという人が現れたので、あなたはまともかもしれないが、同じように案内すると言いながら金目当ての嘘つきばかりであなたのことを信用できないんだ済まんというと、だったら買い物しないか好い店に案内すると、人の話を聞いてないんだか、さらに現地人不信に陥らすようなことを言われ、以降、多くの人から話しかけられましたが無視し続けました。

本来徒歩10分の位置にあった宿が見つかったのは1時間半後のことでした。
300年前のリヤドという古い建物を改装したオープンしたてのゲストハウスです。
わたしの泊まったいちばん安い1500円の部屋は、よくシャワールームを設置できたなと感心するくらい工夫の跡の感じられる部屋でした。
いかにも親切そうな夫婦はオーナーではなく、宿が会社の所有物になったときに、この仕事をしたいと事務員から転身したとのことでした。
古い建物も人の好さげな夫婦も宿泊予約サイトの評価がとても高かったので信用したところに落とし穴が待っていました。
お昼をつくってくれるというのでおまかせしたところ、タジンという地元の鍋料理を出されとても美味しかったのですが、食後に料金を聞くと1500円とのことです。
こんなに高いのかと驚きつつその後確認すると、高めのレストランで700円、庶民食堂で200円で食べられるものと分かりました。
あらかじめ料金を聞かなかった自分が悪いのですが、親切な宿の人ですら宿泊者をこうして食い物にする、それがマラケシュだというのがわたしの実感でした。
腹が立って宿泊サイトのレビューにはこのことをしっかり書かせてもらっています。
この他にも、自称日本人の恋人がいるという若者に30円の水を240円で売りつけられたり、骨董品屋でコーランを書くための100年前の文具を1000円で買わされてあかるいところでみたら古色をつけた新品とすぐ分かったり、土産売りにしつこく付きまとわれたり、ろくなことがありません。
いずれも慎重に対処していれば防げることだったと思いますが、チュニジアの人々がみな親切だったこと、何より現地の人と交流することに重きをおく旅にしようとしていたことで彼らのいいカモになってしまいました。
とられた金額なんてたかが知れており、信頼できる人に出合えなかったことに悲しみを禁じ得ない気持ちです。

ただひとつ、よかったと言えるマラケシュでの体験は、ベルトを買ったことでした
以前に中国で買ったベルトが、ニセ革で使っているうちにあちこち切れてみすぼらしい姿になっていました。
そんなベルトが2本あったので、ひとつはブダペストからの旅の時にしていき、ベオグラードでたまたま宿のそばに革屋さんがあって手作りのベルトを買ってボロい方を捨ててきました。
今回も同様に、マラケシュのスークでベルトをつくっている耳の不自由な青年から、やはり
ボロベルトと交換で彼の手作りベルトを手に入れました。
値切ってしまって申し訳なかったのですが、約500円でゆずってもらいました。
しっかり2枚の革を貼り合わせてあって、硬さ具合がちょうどよく、茶色の美しいベルトで、すっかりお気に入りです。
青年とはジェスチャーと電卓による価格のやり取りだけだったので、革の種類は確認していませんが、近くで日陰干し中のヒツジの革を見ていますし、革の感触がとても好いので、良質のモロッコ革だと勝手に思っています。
モロッコでは不愉快なことばかりでしたが、青年のありがとうという素直な笑顔のおかげもあって、わたしのお腹の周りを一周しているやつだけは好い思い出になってくれました。
【Alpha7/R-Serenar 5cmF1.5 F1.5】
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thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Seiki-Kougaku R-Serenar 5cmF1.5 | trackback(0) | comment(1) | 2015/10/27 Tue
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Comment

しかし,このあたりは品性下劣なやつらばっかりという感じですねぇ.こういう連中と毎日顔をつきあわせていると,人間不信になりますね.精神的にも良くない.
旅番組では,エキゾチックな良い街と紹介してますが,正しい情報が欲しいですね.旅行の参考にならないですもんね.
2015/11/19 Thu| URL | Neoribates [ 編集 ]

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