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ティエンポ・イタリアーノ

R-Serenar 5cmF1.5
イタリア人は時間にルーズとよく聞きます。
待ち合わせに遅れるとか、列車がよく遅延するといった話ですが、それはすでに過去のことなのか、たまたま運がよかったのか、今回は遅れがまったくありません。
宿の朝食は時間を指定できたので滞在した2日間とも8時にお願いしていたのですが、違う棟のアパートに住んでいるにも関わらず、8時少し前には食事の準備は整っていて、日本並みの周到さは時間にルーズという汚名を返上してあまりあります。
宿のオーナー、シンシアさんは日本の伝統に興味があって、生け花を習ってみたかったというので、知り合いが着物の着付けから、お茶、生け花とやっているのでと紹介すると日本に行く気満々になっていました。
この知り合いは、いろいろな国から時間にルーズな人が滞在して手を焼いてるとこぼしてましたが、シンシア夫妻なら迷惑をかけることもないでしょう。

フェリーは12時出航なので午前中は旧市街散策をと考えていたのですが、昨日、アントニオに案内してもらったので、しばし、シンシアと雑談して過ごしました。
次回来た時は、自慢の手料理をご馳走してくれるといいので、日本にはナポリ出身のチョイ悪オヤジという人がいるが、悪いオヤジなのに食事はマンマの手料理が最高などと言っていたくらいなので、ぜひ、食べさせてくださいと約束してきました。

港まではかなり距離があると思っていたのでタクシーで行くつもりでしたが、2キロ程度なので歩いても30分かからないということでした。
少し早めにと10時に宿を出ました。
すぐに海岸に出るので道に迷う心配はなく、遊歩道のような歩行者用の舗装路をてくてくと歩きます。
港は前方に見えてきて、ようやく30分かかって到着すると、警官がいてチュニジア行きのフェリーはもうひとつ先の港だと言います。
再度歩き始めますが、また前方に港が見えてきましたが、先ほどのと同じような距離に見え、それだとまだ30分かかるかなあと思いため息つきながら歩くと、やはり30分かかって、トータル1時間の行程になってしまいました。
これはけっこう堪えます。
それほど暑かったわけではありませんが、1時間ぶっ通しで歩いて汗だくになりました。

チケット売り場は20人くらいの列ができていました。
ほとんどの人はチケット予約済みのようで、パスポートといっしょにeチケットのような紙を見せて搭乗券を受け取っています。
ほぼ航空機のチェックインと同様なやり取りをするのですね。
ただ、空港のチェックインカウンターと違うのは、一人一人の手続きにやたらと時間がかかっていることです。
このままでは、出航の12時は過ぎてしまわないか心配になって来ました。
みんなはチケットを持っているので出航しかかっても乗れないことはないでしょうが、わたしは12時すぎた時点でチケット発券が締め切られて、乗船させてもらえない可能性があると考えられました。
そうなると遅々として進まない手続きにイライラしてきますし、長時間歩いて流れ出る汗が止まることなくさらに拭き出てきます。
並んでいるのはほとんどチュニジア人でしたが、窓口で手続き中の男性がなにやら電話でしゃべり始めました。
遅いのは窓口の方なので、冷静に考えれば乗客の方がしゃべっていても影響ないのですが、この人の巨大なしゃべり声がいらいらを限界にまで引き上げ、わたしは切れる寸前でした。

12時ちょうどくらいにわたしの順番が来てチケットは問題なく買えました。
窓口職員が、そんなに汗かいてどうしたんだときくのが、憎々しく感じられます。
ベッド付きの船室は4人部屋の窓付き下段で195ユーロしました。
座席のチケットがいちばん安いですがベッドで熟睡したかったですし、個室もありましたがだいぶ高いようなのでチュニジア人との同室覚悟の4人部屋にしました。
フェリーは、大阪~釜山、仁川~青島で乗船したのと同じようなサイズで、もしかしたら豪華地中海クルーズ船かも知れないとの夢は打ち砕かれました。
車と同じ入り口から乗船させられたのは初めてでしたが、エレベーターが故障中だそうで高い位置にあるレセプションまで階段を上がらなくてはなりません。
名刺サイズほどだった搭乗券はそのままカードキーになっていて、部屋に入りましたが、他に乗客はなくて実質的に個室になりました。
ラッキーと喜びましたが、楽しみにしていた部屋の窓からの眺めは、錨を巻き取るウィンチと太い縄に遮られてよく見えず、すぐに落胆させられました。
イタリアは時間に正確だったと書いたばかりですが、出航は堂々の2時間遅れでした。
やはりイタリア時間は存在するようです。

ほとんど船内はチュニジア人ばかりで、公用スペースにカーペットを敷いて、お祈りする人たちがいました。
傍で見ていると、どうか沈没しませんようにと祈っているようで、あまりいい気がしません。
フェリーはエンジンから来るのでしょうか、とても小刻みに振動していました。
わたしの部屋がその振動源と縦に一致する関係なのか、あっけなく船酔いしてしまいました。
船は細かい振動があるだけで揺れていた訳ではないので、他に酔っている人はなく、レストランで気持ちが悪いと言うと不思議がられました。
すると、いかにもベテラン船乗りというおじさんが奥から出てきて、パンを手渡しながら説明します。
パンをふた切れ食べなさい、ただし、水は飲んではいけないよ、こうすると胃の中が乾いて気分がよくなるはずだ、と。
わたしは以前、釣りによく行き、大荒れの日など酔うこともありましたが、胃を乾燥させれば治るなんて話は聞いたことがありませんでしたので半信半疑ですが、言われた通りにしてみました。
すると、あら不思議、気持ち悪かったのが5分もすると、すっとなくなっていくではないですか。
友人の子どもが釣り好きだときいてこんどいっしょにと思っていたのですが、船には弱そうでしたのでどうしようかと思ってましたが、イタリア沖で得た知恵があれば、日本の海で挑戦してみない手はないですね。
船旅は続きます。
【Alpha7/R-Serenar 5cmF1.5 F1.5】
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thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Seiki-Kougaku R-Serenar 5cmF1.5 | trackback(0) | comment(0) | 2015/10/19 Mon
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