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501番線から発車です

Xenon 5cmF1.5
心配された携帯の目覚ましは今日も機能して、わたしの目覚まし音楽であるABBAのチキチータを鳴り響かせました。
宿のご家族には申し訳ないですが、早朝のシャワーを浴びてから出発しました。
バスターミナルには昨日のドブロブニクからのバスで見かけた男性の姿があって、声を掛けると向こうもわたしを覚えていて少しの間、旅について語り合いました。
香港人の彼はクロアチアとボスニア・ヘルツェゴビナを10日間かけてまわっていて、これからクロアチアのスプリトを目指すとのことです。
どこも団体が多いし、大陸中国人ばかりなのにも参るとうんざりしたように言います。
それなら、東洋人にはほぼまったく会わなかったアルバニアに行くよう勧めました。
ここも中国人でいっぱいになるのは時間の問題だから来年には行くべき、がわたしたちの共通の認識でした。

モスタルからザグレブへは完全な内陸部の道で、アップダウンや風景の変化はありますが、海岸を走ったここ何日かと比べると物足りなさは禁じ得ません。
早起きしたこともあっていつの間にか眠ってしまっていました。
アルバニアではワゴン車でしたが、以降はいずれも一般的な大型バスで、バカンスシーズンを過ぎているので、定員の半分も乗っておらず二人掛けを独占できるのは助かりました。
バスは途中の主要な町にいくつか停車します。
観光客用と地元の人の足を兼ねているようで、それなりに乗り降りが頻繁でした。
地方では自家用車が無いとなかなか生活できないので、バスを利用する人は女性や老人、学生風がほとんどです。
そういった人たちはしばしばバスを使うので運転手や車掌と顔見知りらしく、親しげにあいさつしたり、ずっと会話していたりするのをよく見ます。
そんなローカルのやりとりを何気なしに眺めているのも、バス旅の楽しみだと思います。
ほんとは、彼らの話の内容が理解できたり、会話に加われればもっと楽しいのですが。

国境の仕組みがよく分かりませんでした。
陸路で国境越えするときは出国審査があって、また少し先に入国審査を通るのが常識ですが、これがどちらか一方しか無いケースが何回かありました。
もとはユーゴスラビアという一つの国だったのがが分かれたので、国家間協定で省略しているのでしょうか。
バスがイミグレーションに到着すると係員が乗り込んできて、顔写真を確認しながらパスポートを回収していき、15分くらいして車掌が呼ばれてチェックの終わったパスポートの束を持って戻り、ひとりずつ名前を呼びながら返却していくパターンが一般的です。
ところが、乗り込んで来た係員がパスポートをめくって見た後、顔写真で本人確認したらその場で返却するケースや、乗客が全員バスから降りて窓口でパスポートを見せるケースもあって、どうしてやり方を統一しないのか理解に苦しみます。
出入国のスタンプは押されていない場合も多いようでした。
また、EU圏内や旧ユーゴ内などIDカードだけでパスポートを不要としているのもよく見ました。

中長距離のバスは時間帯に合わせて休憩タイムがあります。
バスにはほぼトイレが付いてないですし、2、3時間と座り続けているとお尻が痛くなるので、休憩ではみんな一斉に車外に出ていきます。
場所は郊外の街道に面したカフェ・レストランのような施設で、トイレだけ利用してもいいし、コーヒーやビール、軽食を頼む人ももちろんいます。
喫煙所があるわけではないので、無遠慮なスモーカーがあちこちでタバコを吸うのが腹立たしいです。
わたしは日本でも高速バスにときどき乗りますが、休憩はサービスエリアなので、みな土産のお菓子など買い物するのが普通で、飲み物はペットボトルのお茶を買ってバスの中で飲んでいます。
休憩時にカフェのアウトドアのテーブルでコーヒーを飲むのが当たり前のヨーロッパとは、文化の違いを感じざるを得ません。
ただ、日本では缶コーヒーからジュース、お茶、水など飲みたいものがコンビニや自販機でいつでもどこでも買えて、お茶類など無糖ドリンクの種類が豊富なのがすばらしいと思います。
ヨーロッパでは、無糖ペットボトルドリンクは水だけです。
選択肢はガス入りか無しかで、わたしはガス入りのミネラルウォーターをよく飲みましたが、お茶が飲みたいなとずっと考えていました。
伊藤園でもキリンでも、ヨーロッパで体に好いと無糖の緑茶、紅茶、ウーロン茶のペットボトルを売り出せばヒットするんじゃないかと思うのですがいかがでしょう。
寿司屋さんがあれだけ定着しているのですし。

モスタルからのバスが到着したザグレブのバスターミナルはすごいところでした。
乗り場のトラックナンバーが細かく分かれていて、リュブリャーナ行きが何番線から出るのか地上係員に聞いても分かりません。
チケットを買う時には何番から出るとか教えてもらうのでしょうが、わたしはモスタルで買ったので知りようがありません。
仕方なくチケット売り場の列に並んで窓口でたずねると、501番だと調べてくれました。
実際に500以上も乗り場があるわけではないと思われますが、それにしたってコンピューターでなければとても管理し切れないことは理解できました。
501番に行くと停まっていたのはチューリヒ行きで、バスの前面には小さな字でリュブリャーナにも停車すると書かれていますが、普通は気付かないでしょう。
もうちょっと分かりやすくできないものでしょうか。

リュブリャーナ到着はすっかり暗くなってからでしたが、そうなることは分かっていましたし、この町の宿はとても高いので安宿を事前予約していました。
携帯の地図を見ながら歩くと簡単に見つかってしまいます。
ぜいたく言ってはいけないでしょうが、簡単に宿に着くよりそれなりに苦労して好い安宿を見つけたという方がありがたみがあってこの旅にはしっくりきます。
宿に聞いたレストランは英語のメニューがなくて困りました。
しかし、スロベニア語メニューと格闘していると後から来た客が、日本人ですかときれいな日本語で聞いてきました。
新潟県の浦佐に留学していたボスニア人で、たまたまこのレストランに入りわたしが見えて日本人かと思い声を掛けたとのこと。
こんなシチュエーションで日本語のできる人に会う確率ってどのくらいでしょう。
宿探しは苦労した方が良いと書いたばかりですが、食事はすんなりしたいものというと身勝手すぎるでしょうか。
ほとんどあり得ないような日本留学経験者との出合いによって、思うような食事ができて助かりました。
さて、今日の作例ですが、1日移動でまったく撮影しなかったので、昨日の夜撮ったモスタルの橋のてっぺんからの写真とさせていただきます。
橋の段々がつくる影が人のシルエットと干渉して、奇妙な姿に変容させています。
これもメタモルフォーゼンと呼んでよいでしょうか。
【α7/Schneider Xenon 5cmF1.5 F1.5】
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thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Schneider Xenon 5cmF1.5 | trackback(0) | comment(0) | 2015/10/04 Sun
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