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遠かったコンサートホールへの道

Xenon 5cmF1.5
ホステルにはめずらしく朝食が付いていました。
パンにバターとジャム、飲み物が付くだけのコンチネンタルブレックファーストですが、ここではシリアルもあって、フルに食べたらけっこう満足の朝食になりました。
向かいのテーブルに中国系の青年がいたので話しかけてみました。
台湾から来た三十代の男性で、ブダペストに仕事を探しに来たのだと言います。
詳しく聞くと、自分を磨くために海外で仕事をしたかったのですが、三十過ぎて就労ビザがもらえるのは、カナダ、ハンガリー、スロバキアの3ヶ国だけで、カナダはすでに中国人で溢れているので、ハンガリーを選択したとのこと。
着いたばかりで右も左も分からないが、台湾人のコミュニティがあるのでそれを頼って仕事を見つけると意気込んでいました。
わたしでもビザが取れるなら、この旅行が終わったら挑戦してみたいなと思わせる話です。

今回の旅では旧ユーゴスラビア諸国をぐるっと回ってみたいと考えています。
陸路の移動になるとまずは手っ取り早いのが、鉄道で目指すベオグラードなので、鉄道駅に行ってみました。
わずか1週間前にはシリア等の難民でごった返していた駅周辺は、ヨーロッパ諸国の受け入れ態勢の問題で、ドイツがこれ以上受け入れないというと、オーストリアの国境が閉じ、続いてハンガリーもというようにドミノ現象が起こるため、今は閑散としていました。
あれだけの人がいったいどこに行ってしまったのかとても気になります。
駅は若干混んでいましたが、銀行のように番号札を取って呼び出しを待つ公平な方式のため、ちょっと待って順番が来ました。
ブダペスト発ベオグラード行きの寝台が2500円ほどだったのでその場で購入します。

続いて前回行きそびれた蚤の市に向かいます。
毎日開催する市だそうで、地下鉄駅からバスに乗り換えなければならず、到着したバスに尋ねると女性ドライバーがバスの番号を書いてくれました。
しばらく待つとバスが来たので乗り込むと、その女性が運転するバスで、到着すると車内アナウンスで蚤の市はここで降りてと言ってくれました。
とても親切な女性です。
午前中の遅い時間に着いたので半分くらいの店は閉まっていたようです。
期待したほどにはこれぞというものが見つかりませんでしたが、価格は全般に安めと感じましたし、ネゴにも応じてくれます。
今度の帰国の際には大正ロマン祭りに行ってそれっぽく変装するつもりですが、それに合いそうな古いメガネが2つの店にありました。
ひとつはレンズなしで4000円、もうひとつは老眼用レンズが入っていて9000円でしたが、レンズがないことを理由に2500円まで価格を落としてくれたのでそちらを買いました。
個人的には満足の収穫です。

カメラ屋さんも2店舗ありました。
ひとつは蛇腹カメラ専門店ですが、価格は高めです。
トロピカルタイプのカメラに木製の三脚が付いていて惹かれましたが、このセットを持ってこの先旅するのは厳しいと考え諦めました。
ダゲレオタイプの写真が数枚あったものの、これらもコンディションの割に高く食指が動きません。
やはりメガネだけで十分ということでしょう。
しかし、もう1店舗の方で好いものを見せてもらいました。
ここはロシアカメラ中心の店でしたが、あなたは日本人かと店主が聞いてきて、そうだというと好いものを見せようと包みを開いて出てきたのが作例のカメラです。
ハンガリー製ポロミラー一眼レフのガンマ・デュフレックス。
一説では数百台しか製造されなかったようですが、希少なカメラを触らせてもらいました。
大枚を積めば別でしょうが、この男性の貴重なコレクションで売り物ではないそうです。

ベオグラード行きの出発する10時半まで散策していられましたが、ふと思いついてコンサートはないかホステルのレセプションで尋ねました。
Arod Quartetというフランスの弦楽四重奏団のコンサートがあると調べてくれ、会場の場所と名前を地図に書いてくれました。
7時の開演までちょうど1時間あって、徒歩圏なので十分間に合うはずでした。
ところが、25分ほど歩いて地図上の場所に着くとそこはミュージカルの劇場で、尋ねると5分くらい先とのことです。
ようやくそちらに着いてホールを見ると四重奏のはずなのに中央にピアノが置かれています。ここでも聞くとこのホールはニューアカデミーという名前で、四重奏は10分歩いたオールドアカデミーとのこと。
レセプションの兄さんは、地図上の場所は間違え、ホールの名前も間違えで、ついに開演には間に合いませんでした。

ここは分かりにくい場所にあって何度か尋ねながらようやく到着すると、1曲目のモーツァルトのディヴェルティメントはすでに終わっていて、2曲目のニールセンの四重奏曲が始まったところでした。
オーケストラだと入れてもらえることもありますが、さすがに室内楽ではダメで、楽章間でも座席に行くことは許されませんでした。
結局聴けたのは最後のラベルのカルテットだけでしたが、この演奏がすばらしく、今まで好きになれなかったこの曲がとても身近になり、一躍好きな室内楽のひとつになりました。
さんざん歩いた挙句に間に合わずで腹が立っていましたが、そんな気分が吹き飛ぶくらい演奏にのめり込んだのです。
オールドアカデミーの近くにはレストランが数軒あって、オーナーと思しき男性が声を掛けてくれた1店に入って、観光客用ではない地元料理に気分良いままに舌鼓を打つこともできました。
しかし、今度はそこから駅までの行き方が分からず、どうにか尋ね尋ねしてトラムと地下鉄を乗り継いでたどり着くことができました。
さすがに列車は間に合わなかったので、途中から乗車という訳にはいきませんので。
【α7/Schneider Xenon 5cmF1.5 F1.5】
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thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Schneider Xenon 5cmF1.5 | trackback(0) | comment(0) | 2015/09/24 Thu
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