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ベートーヴェンフリース強盗計画

Holmes Booth & Haydens 20.5cmF5
10時半には寝て、到着1時間前の5時半に目が覚めたので自分としてはかなり寝たつもりでいました。
寝台より安価なクシェットというコンパートメント1室が3段ベッド向かい合いの自分でシーツ等のメイキングをしないといけない簡易寝台でしたが、疲れがたまっていたせいか、横になるとすぐに眠ってしまっていたのです。
今日は、本当はスロヴァキアのブラティスラヴァに行くつもりだったのですが、クラコフからのチケットが売り切れだったので、ウィーン行きの列車に急遽変更していました。
ウィーンからブラティスラヴァまでは100キロも離れていなかったはずで午後移動することとして、20年ほど前に来て以来久し振りのウィーンを少しだけ訪ねることにしたのです。
その時は何日間か滞在したので、ウィーンの主要なところは知っているつもりでしたが、列車が中央駅と西駅に停車すると聞いて、どちらが中心に近いかが思い出せません。
名前で判断すれば中央駅ですが、確か西駅の前からマリア・ヒルファー通りを通ってステファン寺院前まで近かったようななどと記憶がよみがえります。
マリア・ヒルファー通りなんて名前まで思い出したのにわたしの記憶は間違っていました。
おまけにブラティスラヴァ行きは中央駅から出るそうで、素直に中央駅で降りなかったことが悔やまれました。

お腹が空いたので、駅構内のベーカリーで朝食を摂ろうとして驚きました。
ウクライナからポーランドに入って物価の高さに驚きましたが、ウィーンはさらに高く東京よりも物が高価です。
美味しかったチーズクロワッサンが250円、いちばん安かったドーナツが100円、ペットボトルの水も250円で、ちょっとした朝食が600円になってしまいました。
感覚的には同じものがクラコフでは300円、リヴィフでは150円というところでしょうか。
国境を超えるたびに物価が倍になっていっているようです。
中央駅まではトラムで行くよう言われたのですが、ほんのちょっとの距離で120円もしてこれはまあまあかと思っていたら、わたしは間違って半額の子供用を買っていました。
中央駅では切符売り場が長蛇の列でブラティスラヴァ行きの切符を買うまで1時間かかりました。
しかし、ブラティスラヴァ行きは1時間毎に出ていて指定を買う必要が無く、こんなに並ばずに券売機でよかったそうです。
ウィーンからブラティスラヴァという首都同士を結ぶ路線ですが、感覚としては東京から千葉に行くようなものでした。

短時間のうちにどこに行くか悩みましたが、どこに行ったとしても地図が無いと辛いので、まずはステファン寺院近くにあるツーリストインフォメーションで地図をもらいつつ、近くのザッハホテルのトルテを買いに行くことにしました。
実は、クラコフでアンドリューとスベトラーナとの電話連絡をお願いした友人のお嬢さんがスィーツ関連の会社に就職が内定したと聞いていたので、お祝いとお礼を兼ねたお土産をそのザッハトルテにようと考えたのです。
すでにトランクはいっぱいでトルテを入れるスペースはなかったので、クラコフでウィーン行きのチケットを買ったときにこのお土産を思い付き、駅前でセールをしていた小型のバックパックを購入済みでした。
今度はトルテだけではバックパックにスペースたっぷりなので、帰国前の空港でワインでも買って帰ることにしましょう。
このあたりから確か徒歩圏だったゼセッシオーンに行ってクリムトを見るところまで、簡単に計画できました。
もう1ヶ所くらい廻りたいところで、フンデルトヴァッサーハウスに行くことにしました。
インフォメーションで聞くとゼセッシオーンからは国立歌劇場に戻ってトラム1本で行けますし、そのまま中央駅に戻るアクセスも良いことが分かりましたので。

本日の作例は、インフォメーションからゼセッシオーンに向かう途中で見かけた、映画・第三の男にも登場する下水道が走る地下の世界を見て回るツアーの人たちです。
正面木の陰に見える金色の建物がゼセッシオーンです。
ツアーのことをガイドの方に聞いていたところ、わたしのレンズに目が留まったらしく質問されたので、ペッツバールはもともとウィーンに本拠のあったフォクトレンダーで製造されていたが、ペッツバールとフォクトレンダーが仲違いしたためにドイツに移転したというエピソードを示しつつ、レンズがいかによく写るかを賛美すると、感心して聞いてもらえました。
もっともウィーンっ子にこんな説明をするのは、わたしが鎌倉散策に行ってオーストリア人に源頼朝の解説を聞かされるようなものでしょうか。
蛇足ですが、ザッハトルテは木箱に入っていて高級感があったので、美味しくなかったとしてもウィーンの人々にはハレのスイーツとしておなじみのものだと申し開きでそうです。
ヨーロッパというとお土産なんていくらでもありそうなものですが、ワインは重いし生ハムは検疫手続きがあるし、何を買えばいいのか困りものです。

フンデルトヴァッサーハウスは再訪でしたが、近くに同じくフンデルトヴァッサーが設計して彼のギャラリーになっているクンストハウスヴィーンという建物があるのは現地で知りました。
これは思わぬ幸運でした。
フンデルトヴァッサーの絵をまとめて見るのは、都内のデパートでやはり20年くらい前にウィーン幻想派展を見て以来のことですし、その前にウィーンに滞在したときにそのフンデルトヴァッサーのシルクスクリーンが12万円くらいで売られていて悩んだ末に買わなかったという大後悔を思い出させてくれました。
フンデルトヴァッサーハウスのそばに安いケバブの店があって、お昼にと買ったときに店主にクンストハウスの場所を聞いたところ、ちょっと分かりにくいかも知れないからと途中まで案内してもらいました。
その彼に出身を聞くとシリアとの答えで、国の置かれる状況と彼のやさしさのギャップに言葉を失いました。
クンストハウスのそばの建物にベンチが置かれていたので、スーパーで買っておいた200円ほどのオーストリアスパークリングワインでケバブを頬張ります。
彼のやさしさとシリア出身との言葉がないまぜになって頭の中を去来していることを割り引いても、このケバブは中東で食べたどれよりも美味しいと感じられました。

ウィーンからブラティスラヴァまで鉄道で1時間強。
2つの首都間の距離や時間としては、世界でいちばん短いものではないかと思うのですが、ブエノスアイレスとモンテビデオの距離も近いと聞いたことがありますので、自信はありません。
ウィーンよりずっと小ぶりなブラティスラヴァですが、道路名表示が分かりづらく、ホテルを見つけるのにだいぶ手こずりました。
そのホテルは住宅を改装したペンションで、周辺には何もなく、食事しに旧市街まで繰り出しました。
しかし、ここでも道を間違えてしまい、歩けど歩けど旧市街の中心が見つかりません。
地元の料理が食べられればどこでもいいやと歩いていたカップルに近くにレストランがないか聞くと、5分くらいのところに好いところがあると教えてくれました。
あったと思ったらタイレストランで、ここではないともう少し歩くとおしゃれなレストランが見つかりました。
ところが、メニューを見てびっくり、ここもタイ料理の店だったのです。
不本意ですが、グリーンカレーを頼んだところとても美味しく、スロヴァキアの赤ワインとも実によく合いました。
その店にもうひと組いた男性から日本人ですかと声をかけられ、彼と食事していた女性が日本人と分かり驚きました。
彼はその女性の息子さんの友だちで、彼女がひとりで旅行に来て合流し、スロバキアを案内しながらウィーンやプラハも含め一緒に旅しているそうです。
何ともうらやましい話です。
彼も中部の町の出身だそうで、このレストランがタイ料理とは知らなかったようです。
彼は大の日本びいきのようで、すでに2回来日していて、また近々来るとのことでしたので、その時は鎌倉でも案内するからとアドレスを交換しました。
ところが、その後ホテルへの道をまたしても間違えたわたしにこそ案内が必要だったと言わなければなりません。
【Alpha7/Holmes Booth & Haydens 20.5cmF5 F5】
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thema:ペッツバール genre:写真
Holmes, Booth & Haydens 14cmF3.6 | trackback(0) | comment(0) | 2015/09/12 Sat
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