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こうすればてっとり早い

Leica Sonnar 5.8cmF1.5
メルシンから田舎道を経由してアンカラへ行く夜行バスは外国人旅行者が乗るような交通機関ではなかったようで、車掌というかアテンダントが乗務していますが、英語がまったく通じません。
メモでシブリヒサルに行きたいということは理解してもらったのですが、付近のサービスエリアに到着したときにタクシーを呼ぶとか言っているようで、そんなことされたら幾らかかるか分からないなどと会話にならないやり取りをしていると、となりの女の子のうちのひとりが英語を話せて、通訳を買って出てくれました。
バスを村の入り口で停車してそこにタクシーに待ってもらうので10リラ程度しかかからないとのことです。
女性二人組はこの先の町の大学に通う美人女子大生で、タンクトップにショートパンツの刺激的な格好をしていたので、イスラム教徒ではないのかと余計なことを聞きましたが、トルコではイスラム教徒であってもオープンな若者はこれで問題ないのだとすました顔をしていました。

それにしても、朝の5時に着くという話だったのがまさかの3時半着で、タクシーの運転手がやはり英語ができず、村の中心で夜を明かすという意味が理解してもらえずにホテルに連れて行こうとします。
この時間にチェックインすれば1泊分取られてしまうので、夜行バスの意味が無くなってしまうと話すのですが、ホテルの主人を起こして事情説明しています。
なんとなく話は通じたようで、ホテルでは部屋ではなく会議室のようなところに連れて行きソファーで休んでくれと、やはり英語が通じないのでジェスチャーで示してくれました。
バスでは寝たり起きたりの繰り返しだったので、ソファーに座るといつの間にか肘掛けにもたれて寝てしまい、8時になってようやく目が覚めました。
バスでもらったパンを食べてから、部屋にチェックインできるか聞きますが、やはり言葉の壁を破ることができず、荷物をおかしてもらって散策するという仕草をするとどうぞどうぞと送り出してくれます。

町はとてもコンパクトで、メイン通りの付近こそ普通の建物が並んで平凡な町に見えますが、1本路地を入るとタルソスのそれと少し似たところのある、2階部分がせり出した古民家が並んでいました。
いいなあと思うのは観光地化されていない土地だけに外装を無理にきれいにしたりということがないところです。
古びた外観のままの家があれば、日曜大工的に塗装したような家も多くあって町自体が観光客を意識している感じがありません。
塗装することが外壁を雨水から守る手立てでしょうから、見た目を気にしない素人仕事でも塗らないよりましということなのでしょう。
もうひとつここが好いのは、わたしの体力でもがんばれば登れそうな標高の高くない岩山が町の半分を囲んでいることです。
岩山の目立つところには、新しい建築のようですが、鐘楼のような時計台のような建物が見えています。
困ったのはハチが多いことで、これを書くとわたしがボーッと旅をしていると言われそうで恥ずかしいですが、肘をハチに刺されました。

午前中さんざん歩いて午後になったら土地のカフェのような店があって、お年寄りや仕事が休みでゆっくりしている男性たちが軒先に腰掛けて紅茶を飲んでいました。
当然のようにハローと声がかかり、こちらに来い、紅茶を飲もうと誘われます。
ここは紅茶屋なのでそのまま飲めますが、午前中は服の仕立て屋さんの仕事を見ていたら、やはり手招きされて紅茶をご馳走になったのですが、紅茶もコーヒーもデリバリーがあって、電話一本で届けてくれるようです。
日曜日だからでしょう、家の手伝いをする子どもが慣れた手つきで取っ手の付いたお盆を提げてかなりのスピードで歩いてやって来ました。
10歳くらいの子だったでしょうか、紅茶を受け取るわたしがよほど珍しかったようで、目を真ん丸にしていたのが印象に残っています。
ここでも言葉が通じず、仕立て屋さんと向かいの靴屋さんとはボディランゲージでコミュニケーションを取るばかりです。
トルコの言葉では、日本はジャポン、中国はチン、も韓国はそのままコリアというようです。
そういえば、子どもたちにチン、チンとはやし立てられたのを思い出しました。

午後のカフェには、英語をしゃべれる人がいて、よくある質問のやり取りに続いて、わたしを時計台のある山まで案内してくれました。
徒歩5分で山に登ったというほどではありませんが、そんな高さでも風が肌に心地よく、町を見下ろす景色と相まって連れて来てくれたことに感謝です。
町には11のモスクがあるとのことで、数えてみると確かにミナレットが11本立っていてそれが目で確認できるのが面白いなと思います。
そのうち一番重要だというモスクにも連れて行ってくれましたが、外観は石でできた体育館のような建物でパッとしませんが、中は木の柱が林立していて、いくつかの柱の上にはローマ時代の石の柱頭がくっ付いているという奇妙さに驚かされます。
向かいはお気に入りのカフェのようで、シミットというドーナツ型のパン3個と紅茶3杯をご馳走になり、ちょうどいいお昼になりました。
トルコ式の紅茶はとても濃くて、慣れないとおいしく感じられないのですが、このシミットを食べながら飲むと、地味なパンと濃い紅茶の味が相互作用を起こして、何だか旨いぞと気付かされます。
食べ物も飲み物も伝統的なものには、味に何かしら意味があるのだと気付かされる午後の紅茶のひとときでした。

夜は夜で宿の人の食事時にたまたま戻ったため、いっしょに食べようとパンとシチューのようなものを分けてもらいました。
パンをちぎってシチューに付けて食べる、恐らくはこの地方の一般的な夕食のようです。
デザートにはヨーグルトが付いていましたが、ヨーグルトの中にキュウリが入っているのもやはりこの地方独特なのかも知れません。
今日は3食パンばかりですが、朝バスでもらい、昼は英語の達者な人にご馳走になり、夜は宿にご馳走になり、紅茶は8杯くらいいただいて、食費を使わずに済みました。
さて、作例ですが、これはわたしのお気に入りなのですが、説明が無いとちょっと意味不明だと思われます。
可愛い子どもたちがいたので撮影していたところ、その騒ぎを聞きつけた目の前の家の女性が、2階の窓から顔を出してわたしも撮ってとアピールし、さらに何事かとやって来た旦那さんと思しき人が俺も入れてくれと言うと、優しい奥さんは愛する旦那さんのために窓を外してふたり仲良く写真に納まったと言うストーリーです。
そこまでして撮ってもらったのに、写真を見たがるということもなく、ただわたしに手を振るだけというのも不思議でしたが、窓を外すくらいなら下に降りて撮影してもらって液晶を確認すればよさそうなものなのに、何か降りてこれない事情があったかと想像すると不思議度は増すばかりでした。
【Alpha7/Leica Sonnar 5.8cmF1.5 F1.5】
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thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Leica-Sonnar 5.8cmF1.5 | trackback(0) | comment(0) | 2015/08/11 Tue
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