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日本人の株を上げられたか

Leica Sonnar 5.8cmF1.5
ヘブロンの町とわたしはどうもしっくりきませんでした。
昨日、ホテルを出て散策を始めた矢先に子どもたちに囲まれ何か言われますが、分からずにいるとその間に別の子どもにバッグのポケットに入れていた地図や単眼鏡を盗られ走り去られました。
気配を察した地元の人が駆けつけて残っていた少年を設問し、叱責すると逃げた子どもが戻って来て返却してきましたが、へらへらしていて悪いことをしているとか、詫びるとかいう感覚ではなさそうです。
以降、子どもには警戒するようしたのですが、別の子どもからはすれ違って少ししてから石を投げつけられました。
命中することなく脇を外れて行ったので実害なしですが、振り返ると、その子どもはやはり走って逃げて行きました。
ヘブロンに限らずパレスティナではどこでもそうですが、チャイナとかニーハオと子どもから揶揄されます。
最初はチャイナじゃないよといちいち答えてましたが、大人も含めてあまりに同じことを言われるので無視することにしました。
無視されれば気分は悪いでしょうが、向こうは中国人と思っているので、もうどうでもよくなっていました。

アブラハム・モスクに近くなると、今度は太った中年男性から声を掛けられました。
だいたいこういうケースは胡散臭いので適当にあしらうのですが、ウチは100年前の家に住んでるしすぐそこなのでちょっと見て行ってくれと言うのに同意してしまいました。
確かに古い家で奥さんや子どももいて、何か悪いことをするという感じではなさそうです。
かたわらにミシンが置いてあって、財布や小さなカバンが置かれているのを、妻がハンドメイドしているので興味があれば買ってくれると嬉しいと言います。
コーヒーもご馳走になったので、ブレスレットでも買おうかと思ったのですが、2~300円と思ったそれが700円と聞いて、この男性の胡散臭さが再浮上してきたので断って席を立ちました。
待て、良ければガイドもするから、あなたは友達だから6000円だけでいいと、本性が露わになったので、逃げるように家を出ました。
財布やカバンはその後同じものをあちこちで見かけたので、妻のハンドメイドは嘘で、ミシンまで置く演出で騙そうとしたようでした。

他にもオマーンで日本の企業の仕事をしたことがあり、日本人にはたいへんお世話になったので、恩返しのつもりでガイドするとか、自分は何とかいう組織で活動していて町のPRのためなので料金はあなた次第でいいのでガイドするとか、胡散臭い連中が寄ってたかってわたしにすり寄って来ました。
その間も間断なく、ニーハオ攻撃があちこちからあり、できることならこの町から一刻も早く出て行きたいと思うほどうんざりしました。
ただ好いこともあって、キャッシュがなくなったので銀行の場所をホテルに聞くと、歩いて行くと言うわたしを静止してタクシーを捕まえその料金を支払ってくれ、あとで返そうとしても受け取りませんでした。
また、ホテルに教えてもらったレストランが美味しく、久しぶりにサフランライスを食べて満足したのですが料金が予想より安く、いったん会計してしばらく歩いたところでドリンク代が請求されていないことに気付いて、向こうのミスだとそのままにしようと思ったものの、おいしい食事をさせてもらってそれでは申し訳ないと、レストランに戻って事情説明して再度精算してもらったところ、店員が数人集まって、あなたはとても正直だとか、どこの国の人か、日本人はみなそうするのかとすっかり感心してもらいました。
これが町のニュースになって、日本人は正直者、ニーハオと話しかけるのは止めましょうとなれば嬉しいのですが。

さて、早々にもチェックアウトするつもりでいたのに、痛いことになってしまいました。
愛用のトランクのカギが壊れてしまい、ロックしたまま開かなくなってしまったのです。
ホテルで近くに鍵屋さんがないか聞くとタクシーで行く距離だとのことで、さすがに今回はタクシー代を出してはもらえず、鍵屋もさすがにこれを外す技術はなく、力でこじあけて、ロック部分はバカになってしまいました。
イギリスから取り寄せたトランクは外観こそボロですが、古道具のような味わいがあって気に行っていましたし、ロック部分は真鍮でしっかりしていて、こんなにあっけなく壊れるとは思っていなかったので、旅のパートナーが怪我してしまったようなショックを受けています。
ロックは2ヶ所あってひとつは問題なく、壊れた方は何とか閉まるものの、ドンという衝撃などがあるとロック部分がバンと開いてしまいます。
旅の中ではそれほど支障ないものの、飛行機に預けるときはテープで留めるとか工夫が必要です。
スーツケースの現地調達も考えましたが、何しろ思い入れあるトランクで、日本にいるときに海外版寅さんのドリンクのCMを見ていたら、その寅さんがそっくりなトランクを持っていて、わたしもああいう実らぬ恋をしながら旅し続けたら楽しそうだと考えて、ますますトランクに愛着が湧いていたところで、これしきのトラブルで捨ててなるものかと思いなおしました。

続いて向かったのはナブレスという町ですが、ヘブロンから直行のバスは無くいったんまたラマラーで乗り換えなくてはなりません。
しかし、ここでひとつ問題解決のために先日おじいさんと泊まったホテルに立ち寄ることにしました。
モハンメド君のお父さんの友だちがラマラーに住んでいると聞いています。
そこで、モハンメド君からお父さんに連絡を取ってもらって電話番号を聞き、ホテルの人に電話してもらって、ここまで来てもらいました。
モハンメド君の家族へ日本からお菓子をお土産に持って来ていて、その処理に悩んだのですが、そのお父さんの友達が送付してくれるのではとモハンメド君が言うのです。
もし無理でもせめてお父さんの友だち一家に食べてもらえば、日本とパレスティナの友好関係にごくわずかにプラスになるでしょう。
抹茶の甘いお菓子とあられのセットですが、どちらかでも気に入ってもらえればはるばる持って行ったことが報われます。

その後着いたナブレスは、ヘブロンとは正反対に実にわたしにフィットする町でした。
バスを降りたところで歩き出すと、すれ違った男性が、どこに行くんだいと話しかけて来たので、ホテルを探していると言うと、この近くにあるホテルは高いので、まっすぐ行った先のところがいいよと教えてくれました。
確かに後で確認すると好い方のホテルは1泊15000円だそうで、そんなホテルを勧められなくてよかったのですが、宿泊した方のホテルがまたひどくて、トイレが汚れていたので掃除していないのではと抗議すると、いきなり洗剤を手渡されて掃除してくれと言われました。
客にトイレ掃除させるホテルなんて世界中そうはないでしょう。
ホテルが少なくてショボかったのはナブレスが有名な史跡など無くて、観光客があまり来ないことと関係あるようですが、実はこれがわたしには好かったのです。
夕方、古い町並みを散策すると商店街になっていて、写真を撮りながら歩いていると、パン、ケーキ、伝統的お菓子(?)を次から次へとご馳走になってしまいました。
たぶん外国人が珍しいので歓迎の印として、自分のつくった土地のものを食べてもらいたかったのだろうと思います。
何しろ2時間も歩いたのに観光客の姿はまったく目にしませんでした。
作例は、焼き立ての熱々パンをご馳走してくれた少年です。
さすがに焼いたばかりのものをすぐ手渡されたので抜群に香ばしさがあって、食感ももちもちしており、何も付けなかったのに十分美味しく感じられました。
それに掲示されているアラブ人、よく見ると若き日のアラファトさんの写真です。
何だか好い写真で、これまた実に気に入りました。
【Alpha7/Leica Sonnar 5.8cmF1.5 F1.5】
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thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Leica-Sonnar 5.8cmF1.5 | trackback(0) | comment(2) | 2015/08/05 Wed
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Comment

株上がる
お久しぶりですーお元気そうで何よりです!
最近僕も渡仏などしてきました。そしてコシナゾナー50の1.5を購入、愛用しております。
しっとり系現行を探す旅をしつつうろうろ中です。
2015/08/14 Fri| URL | sumimomu [ 編集 ]
Re: 株上がる
sumimomuさん、こんばんは。
ほんとに久しぶりですし、お会いしたいですね。
渡仏したんですか、まさか仕入れの関係とか。
コシナゾナーがどんな描写か思い出せませんが、少なくともしっとりではなさそうですね。
モデルさんにしっくり来ているということかなと想像しています。
返信遅れたこと、ご容赦くださいね。
2015/08/28 Fri| URL | zunow [ 編集 ]

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