スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
スポンサー広告 | --/--/-- --

真夏でも黒のコートで

Perken Son & Rayment 16.5cmF5
ジェリコーの町は遺跡ファンには天国ですが、わたしにとっては2泊は長すぎでした。
宿を紹介してくれた男性の勧めもあってエルサレムに移動することにしました。
ただし、公共のバスなどはないそうでどうするか聞いたら、お前は幸運だ、なぜなら宿のオーナーがエルサレムから来ていて、ちょうど明日エルサレムに戻るので乗せてもらえばいいとのこと。
タダなのかと聞いたら少し金を渡せばいいと言うので額を確認すると6000円くらいのことを言うので、どこが少しなんだとまた衝突してしまいました。
宿の持ち主はジェリコー出身ですが、エルサレムでタクシーの運転手をしていて週に1度ジェリコーに帰ってくるとのことで、わたしを乗せて帰ればガソリン代が浮いてお釣りがくると考えたようです。
わたしがそんなに高いならヒッチハイクでもして行くからいいと断ると、値段がどんどん下がって最終的には2500円ほどになりました。
それでも高いと思いましたが、バスがないいうのである程度のところで妥協しなければと考えました。

タクシーはチェコのシュコダ製で、当然ながらナンバーはイスラエルのものなので、ジェリコーとエルサレムを自由に行き来できます。
エルサレムまでの距離は知りませんでしたが、1時間ほどと聞いていたのに、無料の高速道路を順調に走るとものの20分で到着してしまいました。
また、あの男に一杯喰わされました。
ホテルが多いと言う中心部で降ろしてもらいます。
さっそく見つけたホテルで値段を聞くと12000円ほどだとのことで、思わずその高さにのけ反ってしまいました。
平凡な安宿にしてどうして高いのか、ふっかけているのかと思い、もう1軒あたるとそこも同価格帯で、これはダメだとホテル予約サイトで確認すべくカフェに入りました。
そのカフェのメニューも高く、ブランチにしようとたのんだいちばん安いハンバーガーのポテトなしで800円ほどしました。
そしてホテルの価格を見ると、シングルの最低で6500円ほどして、仕方なくその価格帯でいちばん評価の高い徒歩圏のホテルを予約しました。
推定築40年の老朽ホテルですが、エアコンとWIFIがあるのは何よりありがたいですし、推定通りだとすれば少なくともわたしより若いので、あまりボロイと言うのは自己否定になりそうでやめておくことにします。

エルサレムはご存知のようにキリスト教、イスラム教、ユダヤ教がそれぞれ競って聖地として崇めてきたため、収奪が繰り返され傷だらけの聖地とでも呼ばれるにふさわしい町になっています。
幸いだったのは聖地だったために虐殺があっても破壊はあまりなかったようで、多くの史跡がそのままのかたちで使われ続けていることです。
大きく破壊されたのはソロモン王が建造したエルサレム神殿で、その後ヘロデ王によって再建されまた破壊された後に残るのがよく知られたユダヤ教の聖地、嘆きの壁なのだそうです。
ダビデ王の墓やキリストが十字架を背負わされ歩いた悲しみの道、またその3日後に復活した石墓など、現地のパンフレットをそのまま訳していくだけでもブログの枚数が尽きてしまわんばかりです。
試しに歩けば、15メートルおきくらいには何かを記したプレートが歴史を知らしめていて、全部読んでいたら先に進んでいけません。

地図を見ると城壁の内側は4つのエリアに分かれていて、それぞれイスラム教地区、キリスト教地区、ユダヤ教地区、アルメニア人地区となっています。
パンフなどでは、3つの宗教の他になぜアルメニア人の地区が存在するのか理由は書かれていません。
アルメニア人地区もキリスト教会があるので、キリスト教エリアとしてもよさそうなものですが、何か歴史的理由があるということなのでしょう。
各エリア間には特に柵で制限しているなどということもなく、各地区の住民や旅行者が自由に行き来しています。
イスラエルの警官が大量に配置されていますが、特に緊張感があるわけでもなく、例えばパレスティナ人がユダヤ人を敵視しているとかそういうそぶりはまったく感じられません。
逆に親しくしている雰囲気でもなさそうですが、互いにそれなりに尊重し合っているだろう空気を感じて何だかホッとしました。

ユダヤ人は独特の正装で歩いている姿をよく見かけました。
作例のように、気温35度くらいの中でコートに帽子の黒づくめで、この男性はひげが目立ちますが、髪の毛の正面部分を剃って、左右を伸ばしてカールさせている男性が多くいました。
声を掛けづらい雰囲気ですし、レンズも向けにくく、作例のようなバレにくい位置からの隠し撮り風に撮るしか勇気が起きませんでした。
この帽子を被っていない人も、キッバーという遠くからだとカッパのお皿のようにも見える頭全体を覆わない帽子を被っています。
女性の方も正装なのでしょう、ドレスに近い白い服装が清潔感を表しているかのようですが、やはり帽子を被っているのが特徴です。
ここまで正装でない女性は、特徴的な柄の民族衣装のような服を着て、頭にはスカーフをしています。
そこで気付いたのですが、男性のキッバーにしろ女性のスカーフにしろ、イスラム教の帽子やヘジャブと似ていて、面積や被り方が違いますが、起源が同じで宗教の発展とともに形態がかわったのではないかと思わせます。
男女とも両者の帽子とスカーフの形態はよく似ていて、個々に見たらどちらか分かりませんが、エルサレムで双方を見ることができたことで、違いが分かり、もともとは同じものだったのではと想像をめぐらすことができました。
イスラムとイスラエルという言葉からして語尾が変化しただけのように聞こえるではないですか。

エルサレムはホテルだけでなく、全体に物価が高いのが難点です。
ジェリコーで100円ほどだった1.5リットルのペットボトルの水が160円、レストランの料理も倍くらいして、シュワルマという肉塊が回転しているのを削いでパンにはさんだりする料理を頼むと1500円もとられて唖然としました。
ジェリコーで300~500円ほどのものです。
そういえば、ジェリコーではFukharaという料理を名前につられて食べたことを思い出しました。チキンとポテト、ニンジンなどを煮込んだ料理で、料理そのものよりも一緒に出て来たサフランライスがシンプルなピラフのような味でご飯そのものが久しぶりだったのでとても美味しく感じられました。
卓球の愛ちゃんも中東に遠征の際には、ぜひこのフクハラとサフランライスを召しあがってもらいたいものだと強く思いました。
【Alpha7/Perken Son & Rayment 16.5cmF5 F5】
スポンサーサイト
thema:ペッツバール genre:写真
Perken Son & Rayment 16.5cmF5 | trackback(0) | comment(0) | 2015/08/01 Sat
<< パレスティナ人のデモ部隊 | home | がんばれJICA >>

Comment


Comment form


管理者にだけ表示

Trackback

この記事のトラックバックURL
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

| home |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。