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ヒマラヤはすぐそこなのに

Squire & Co 14cmF3.6
ネットで国際記事を読んでいたら、インド北部のアラハバードと南部のラジャムンドリーというところで同日に将棋倒しによる死亡事故発生のことが書かれていました。
今さっきまで旅していた国の悲劇に謹んでお悔やみ申し上げたいと思います。
とは言え、詳細が分からないのでこう書くのは正しくないかも知れませんが、インドの将棋倒しは起こるべくして起こったことのように思えてなりません。
わたしは何度かニューデリー駅で階段を上り下りしましたが、いずれも将棋倒しか起きるのではとの恐怖を感じていたからです。
何度か書いたようにインド人は相手に道を譲ったり鉢合わせになったので相手をやり過ごしてから進むと言う発想がありません。
そのため通路で立ち話している人などがいればそこの流れが血栓のようになりますが、下りでそんな状況になってそれを知らない人が上からどんどん降りてくればたちまち将棋倒しです。
バスでも降りる人が済む前に我先に乗ろうとする人が多いですが、宗教行事でもご利益預かりたいと聖なる河めがけて殺到したのではと想像します。
この性質が改善されるとも思えないので、とにかく旅行者は巻き込まれないよう注意してくださいとしか言いようがありません。

インドでは自称「ならず者」で、さんざん不快な思いをしましたが、同様に現地人に迷惑をかけてきました。
ポカラに着いてしたかったのは、体を酷使して達成感を得られるトレッキングでした。
荒行で厄を落とすようなものですが、今後、旅がイスラム圏に入っていけばより過酷になると想像できる中で自分に自信をつけるという意味もあります。
ところが登山やトレッキングの代理店で聞くと、シーズンオフなのでツアーのようなものはなく、ガイドを雇い、入山許可を取り、ベースまでタクシーで往復し、ホテル代を払うとなると2泊3日でも3万円くらいかかってしまいます。
加えて雨季のためヒマラヤの冠雪した山々のパノラマという眺望は期待できず、悪ければカッパを着てぬかるんだ道を寒い寒い言いながら歩くような感じのようです。
ヒマラヤトレッキングと言うと、山間にテントを張ってシェルパが淹れてくれたコーヒーーをゆっくり啜るとイメージしたのに、テントどころか山小屋ですらなく快適なホテルに泊まると聞いて初心者のためのハイキングのようなもので、わたしの趣旨とは違うと断念せざるを得ませんでした。

そこで考えたのが自転車を借りて少し長めの距離を走ってみるというものでした。
ホテルのレセプションに相談すると好いアイディアだと褒めてくれ行先を示した地図をくれたり、レンタルバイクを紹介してくれました。
レンタル料は1日1000ルピーと高かったのですが、ここでも700ルピーに割引してくれ、いちばん高級だというジャイアントのマウンテンバイクを貸してくれました。
まずは南の外れにあるホテル推薦の滝を目指しましたが、近いはずなのにまったく見つかりません。
かわりにすぐ近くに洞窟があったので入場料100ルピー払って入ってみました。
ハイギア、高スピードで一気に自転車を漕いだ体に洞窟の涼しさが心地よいです。
先端まで行ってハッとしました。
ないないと探していた滝が洞窟の先にあったのです。
しかも、ものすごい水量で轟音を立てて落ちてきているのが洞窟の先に見えています。
それなのに足元の水は普通に流れているだけ。
滝の水のほとんどは別の水流になっているのでしょうが、ここからだと滝がこちらに向かって押し寄せてきているように見えます。
冒険映画を見ると、洞窟の中で財宝に辿り着く直前まで来たものの神殿の柱が崩壊して洞窟が一気に激流になるようなシーンがありますが、まさにその直前を目の前に見るような大迫力です。
ユニバーサルスタジオネパールと名付けたいと思います。
それにしても、滝というものを見て興奮したのは生まれて初めてのことです。

続いて自転車を漕ぎ出した時でした、上り坂で立ち漕ぎした瞬間、チェーンが切れてしまいました。
さいわい近くに自転車屋さんがあったので、修理代を聞くと70円とのこと。
修理依頼して最高級ジャイアントのチェーンが切れたとクレームの電話をすると、今からすぐ行くから修理を止めさせることとの返事です。
そのむね修理屋さんに伝えると、15分ほどでレンタサイクルの兄さんがやって来ました。
スクーターに乗っていましたが、後部座席の男性が重量挙げのように自転車を頭上で持って来ていて、それに乗り換えてくれと言い、チェーン切れジャイアントは同様に頭上にかかげてふたりは去っていきました。
じつは電話で場所を聞かれたとき正確な名前が分からず、滝のある洞窟のそばというあいまいな答えをしていたのですが、ポカラには洞窟がいくつもあるにもかかわらず平然とここに辿り着いた彼らにはGPSは不要なのでしょうし、次はバイクが壊れて自転車二人乗りでバイクを待ちあげて走るのを見せてくれるかもという期待感がありました。

アクシデントのあと向かったのがチベット難民キャップです。
チベット難民と言うとダライラマの住居もある北インドのダラムサラが有名ですが、ネパールにも各所に難民居住区があるそうです。
キャンプといっても仮設住宅のようなものではなくきちっとした施設のようでした。
チベット寺院があって少年僧が案内してくれました。
作例は、彼がマニ車の廻し方を指導してくれた時のものです。
マニ車にはお経が書かれていて回すことでお経を読んだのと同じ効果があるので、チベット寺院には必ずあるものです。
両親が1950年ころにここに逃れてきたという女性がいて、インタビューのようにいろいろと話を聞くことができました。
さすがに中国は許し難い存在で、独立したいということもあるが、それ以上に中国から離れたいという気持ちが強いようでした。
それなのに今やこの地を中国人がかなり訪れるようになってしまい、思いはかなり複雑です。

いったん昼食に戻ったりしながら、最後は宿のオーナーの息子が勧める湖の北側にあるハッピー・ビレッジに行ってみました。
この息子さん、香港から中国、チベットと通ってポカラまで自転車の旅をしたことがある冒険野郎で、明日は近くの村の建物が震災で倒壊したのでソーラーライトを設置しに行くと言っていた好青年でもありました。
ハッピー・ビレッジがなぜそんな名前で呼ばれているのか分かりませんでしたが、ところどころ舗装されている程度のアップダウンのある悪路をしばらく走って着いてもその理由は不明なままでした。
しかし、休憩しようと入った湖畔のカフェに、ハッピー・アワー、ビール200ルピーと書かれていたので思わず湖水までほんの1メートルの野外テーブルで乾杯してしまいました。
Happy Village, Happy Hour and Happy Throat、これが村の名前の由来だと確信しました。
【Alpha7/Squire & Co. 14cmF3.6 F3.6】
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thema:ペッツバール genre:写真
Squire & Co. 14cmF3.6 | trackback(0) | comment(0) | 2015/07/14 Tue
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