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ラッシャヒの女学生

Voigtlander 20.5cmF4
昨日の青年ハサンのことはわたしにとって旅のひとつの衝撃です。
彼はわたしのために町を案内すると言い、学費の足しに少額の料金をお願いしたいと言い、案内中もずっと誠実にわたしに接していました。
にも関わらず、わたしは彼のことを完全には信用せず、最後に時間外なのでいくら出せと言ってきたりとか、儲け話があるので乗らないかと古典的な詐欺に巻き込んだりとか、フィフティ・フィフティの確率で何かよからぬことを言うのではと心配していたのです。
しかし、言うまでもなく裏切っていたのは彼ではなく、信用しきっていなかったわたしの方でした。
わたしはどうすればよかったのでしょう。
今後このようなケースでは反省を込めてすべて信用するか、あくまで勘を頼りにケースバイケースで対応するか、あるいはこんなに悩むくらいなら最初から現地人には近づかないか。

少なくとも彼とはダッカに戻ったらまた会いたいと思いながら、どんどんと遠ざかる鉄道の中で考えました。
目的のある短期間の旅ならこんなことを考える必要はありませんが、旅が今後も続いていくことを考えると昨日はたいへんな試金石だったと気付かされます。
座席はなぜか寝台車になっていて、昼行なのでベッドメイクはなく、ひとつのベッドのスペースに4人が座らされる狭いスペースで快適と言えないところに大声のおじさんおばさんが休むことなく何やら話をしていたので、わたしは居眠りすることもできずに何かを考え続けずにはいられず、ハサンのことばかりが気になって仕方ありませんでした。

ラッシャヒは古都のようなところだと思っていたのですが、それはラッシャヒがあるエリア全体でかつての首都や地域文化があったということらしく、この町自体には古い町並みがあったりということではないようです。
リキシャに町でいちばんよいホテルまでと連れてきてもらったホテルは安ビジネスホテルのようなつくりで、ダブルの部屋が無かったので、近所を歩き回ると近くにすばらしいホテルを見つけました。
バンコクのそれと同様の新しくて清潔な広い部屋のホテルで、あいにくシングルがいっぱいでしたが、デラックスの部屋を500タカ下げて3200円ほどとバングラデシュの地方としては高く感じますが、ここならよいだろうと荷を解きました。
ダッカほどではないものの喧騒の通りにあって、7階にあるため静かでスタッフ全員が英語ができて助かります。

ラッシャヒに来た理由のひとつに喧騒のダッカから抜け出したいというのがあったのですが、地方に来れば静かでのんびりしているというのはバングラデシュでは当てはまらないようです。
ホテルがあるような町中はミニ・ダッカのように車、オートリキシャ、リキシャ、バイク、人があふれていて彼らは静寂は罪悪だとばかりに騒音をかきたてていました。
たぶんこの環境に育った人たちは、モーツァルトがピアノ協奏曲で美しい旋律をフォルテではなくピアノと指示した理由は理解できないでしょうし、日本に出稼ぎに来たとしたらここは故郷そっくりとパチンコ屋に入り浸ってしまうかも知れません。
日本の自動車メーカーはパングラ仕様の美しい音のホーン搭載の車やバイクを製造しても得ないものでしょうか。

近くにいいところはないかとホテルで聞くと、夕方はパッドマ川周辺の散策をしてはと勧めてくれました。
夕涼みがてら川沿いに散策する人がとても多くいて、こういうことを楽しむのはアジアのどの国も変わらないものだと思わせます。
バングラデシュで歩いていると、写真について次の3つのパターンがあるので、ここで触れておきたいと思います。
その1、こちらから撮るパターン、ポートレイトをお願いするのもこれです。
その2、撮ってくれと言われるパターン、カメラはわたしのを使い、液晶でどれどれと確認していますが、けっこう撮ってくれと言ってくる図々しいヤツが多いのがバングラデシュ
その3、撮らせてくださいと言ってくるパターン、自分たちの携帯などでわたしといっしょに写真を撮ろうとするのも実に多いんですが、へんなサイトにでも投稿されてなければと少し心配になります。

この日の川っべりの散策では、その1が作例の彼女たちのみですが、背景のパッドマ川は別名ガンジス川で、向こうに写っているのはインドだそうです。その2が5回くらいで撮れと言いながら液晶も見ずにそのままサンキューとどこかに行ったヤツもいました。
その3も5~6回あって、そのうち1組が女子大生グループだったのでよかったのですが、他の男たちで肩を組んで撮ったりした写真は、彼らの家に飾られるとか待ち受け画面に使われるとかするのでしょうかね。
写真以外にも、ユア・カントリー? とどこから来たのか尋ねられたり、もっとひどいのになるとコリア? とか、チャイナ? と聞かれるのもしばしばです。
国を聞いて話が続いていくかと言えば、オー、ジャパンと言ったきり何も言わず立ち去るのがほとんどです。
これらを指して、バングラデシュ人は外国人旅行者にとてもフレンドリーだと言われるそうですが、それはちょっと違うと思います。
わたしからすれば馬鹿にされているととれるような接し方だからです。
逆に道が分からずに聞いても、英語が分からないか、道が分からなくて固まってしまう人が多いのです。
フレンドリーと言えるような対応は、一部の人を除いてまったく期待できません。
【Alpha7/Voigtlander 20.5cmF4 F4】
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thema:ペッツバール genre:写真
Voigtlander 20.5cmF4 | trackback(0) | comment(0) | 2015/06/16 Tue
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