スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
スポンサー広告 | --/--/-- --

わたしの町へおいで

3K 5cmF1.5
やはりというべきかホテルのウェイクアップコールはすっかり忘れられて、迎いのバスが来たと4時25分に起こされます。
慌てて身繕いしてワゴンに乗り込み真っ暗なニガンボの町に別れを告げました。
わたしは前日にバンコクでコロンボ経由ダッカまでチェックイン済でしたので2時間も前に着く必要はありませんが、ただで手配してもらっていて文句を言えるはずもなく、空港でぼんやりしているしかありません。
フライトはさいわい時間通りで、到着後さっそくバングラデシュのアライバルビザの列に並びます。
前夜は気付いたら寝ていた状況なのでダッカのホテルは予約しておらず、ビザの前提が宿泊の確保とのことで係員と揉めますが、適当なホテルの名前を書かされ、前の中国人が支払っていたビザ代もなぜか不要で放免されました。

ホテルの予約を忘れていましたが、さいわい空港でWIFIが使えたので、ホテル予約しようとしていると、ウチは空港一ホテルが安いのでと係員が来たので、あまり期待せずに付いていきました。
やはりホテルは80ドルだと言うので高くて泊れないと言うと、60ドルに下げるがどうだと聞きますがやはり高いと断りました。
50ドルではダメかと聞き、ホテルまで送迎しての最後の価格は40ドルだと言うので悩んだ末OKしました。
しかし、着いてみるとそのホテルは最初の80ドルのホテルとは別で、そのホテルのボトムは60ドル、こちらは50ドルのところが40ドルまで値引きできる別ホテルということのようです。
老朽化激しいところでやられたと思いますが、確認せずにOKした自分の責任です。

ホテルまでの道のりがまたたいへんでした。
空港から8キロと聞いていましたが、とんでもない渋滞にはまり何と2時間かかりました。
そのワゴンには恐らく80ドルのホテルに向かっていたと思われるインド人親子が同乗していましたが、自分たちのホテルがここではなくまだ7キロ先と聞いて白目が飛び出さんばかりに驚き嘆いていたのが印象的でした。
道路では渋滞でどうにもならないのに無暗にクラクションを鳴らすのが多く、排ガス公害と合わせてイライラさせられます。
中国やその他の東南アジアでもあることですが、ダッカでのクラクション公害はより深刻です。
あまりにみんなが鳴らすので誰も音に関心を持たず、それにイライラしてもっと長くクラクションを流し続けることが輪をかけていました。
こういうシーンだけ見ていると、そこをどけ俺が通るんだとわがままを言っているガキんちょが大量にいるようなものです。
バングラデシュは小さな国家を除くと世界一の人口密度だそうで、あいつがいなくなっても次のが来ての繰り返しでメビウスの輪の真理を見たような気分でした。

こんな状況にひとり置かれてその国を好きになれるでしょうか。
もともとインドへの強い偏見があったわたしには、すぐに耐え難いまでの状況になり。
この国で何をどうするかも決めていなかったこともあって、途方にくれながら町を歩きました。
15分も騒音に耐えながら進んでいくと鉄道駅があり、さっそく特急と思しき列車が通過していきました。
線路上に多くの列車待ちの人が待機していましたが、気付いたらみんな線路脇に避けて特急をやり過ごしていました。
感心していると青年が話しかけてきて、しばらく仕事のこととか雑談をして、彼の同僚とボスだと言う人も加わって何と言うこともない話が続きました。
そこへローカル列車がやって来ました。
予想通り列車は満員で、テレビなどで見るようにドアからは人があふれて屋根にも何人かが当たり前のように乗っかっていました。
3人は隣町まで1時間半の道のりを通勤していると言っていましたが、毎日だったらわれわれの通勤の大変さの比ではありません。

手を降って見送っているとボスのおじさんが、いっしょに行こう、ヘイ・カモン!とわたしに乗るよう誘いました。
えっ、と思ってから、一瞬行ってみるかと考えました。
常識的に考えればこの状態がすでに危険ですし、更にこの後の駅もあって深刻度は増すでしょうし、明日の朝はもっとひどいかも知れません。
ところが、どうにも距離を感じていたバングラデシュに対して、カモン!と言われたときに、その間の距離が蛇腹を一気に収縮するように縮まったような気がしたのです。
彼ら3人が強く来いと言うポーズをとったところで現実に引き戻され、やはりまずいよなと思って明日また会おうと答えました。
事前にフェイスブックのアドレスを教えてコンタクトもらうことになっていたので、そのやり取りで明日ならそっちへ行ってみるかとも考えます。
彼らは、ぎりぎり辛うじてドアの手すりにつかまっている状態で、じゃあまた明日と握手したときはわたしの指先の力で地面に落とされれるのではと心配になるほどでした

帰り道は雨模様で、傘を差さざるを得ませんでしたが、意外なことにヘジャブを被っている女性で傘を差す人はほとんどなく、この民族衣装の便利さに感心したりしました。
そんな矢先見かけたのが今日の作例の風船売りの女の子です。
信号待ちのバスの乗客に売込みしていますが、商談が成立した気配です。
ここで問題です。
このあとどうなったか次の3つから当ててみてください。
①風船が2つ3つ破裂して通りが一瞬静まる
②乗客がすべての風船を買ってバスの中に無理やり入れる
③撮影していたわたしに少女から金をよこせと言われる
はい、みなさん全員正解です。
見ている間に①から③まですべてが起きて、少女に追いかけられながらこれぞバングラデシュとわたしは絶句するしかありませんでした。
【Alpha7/ZK 5cmF1.5 F1.5】
スポンサーサイト
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Zorki ZK 5cmF1.5 | trackback(0) | comment(0) | 2015/06/14 Sun
<< シェイクスピアの青年 | home | スリランカの中のヨーロッパ >>

Comment


Comment form


管理者にだけ表示

Trackback

この記事のトラックバックURL
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

| home |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。