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畑の天使たち

Grubb 20cmF3.5
ムオンコーンでもサパでもそうでしたが、ベトナム少数民族の子どもはよく働くなあと感心させられました。
サパに到着したとき物売りの子どもたちに次から次へと囲まれましたが、小学校低学年くらいの女の子もけっこういます。
その日は日曜だったので、学校が休みだから子どもがいっぱいいるんだよと地元の人は言っていましたが、翌日トレッキングに出掛けたときも午前中から何人もの小学生物売りたちに遭遇しました。
彼らは、”Buy one for me”と数人で声を揃えて物悲しい声で歌っていましたが、その美声を活かして合唱団を結成して教会でコンサートを開いた方が、より高収入を得られるのではと余計なアドバイスをしたくなります。
トレッキングする人に対して子どもの数が多すぎるからです。

トレッキングの最中は農作業する子どもを多く見ました。
これは家の仕事を手伝っているということなのでしょう、親たちからしてみれば、家事をやらせている感覚で、当たり前のことだと考えているのではと感じました。
子どもにとって体力をつけたり健康面でのプラスになるということはあるかも知れません。
また、いずれ自分たちが主体になって農業を継ぐのですから仕事を覚えるということもあるでしょうし、両親が一生懸命に働いている姿を間近にすれば、親子の関係も良くなるということがありそうです。
しかし、物売りが子どもであることをそれこそウリにして大人より稼げる可能性が多少なりとも高まるのに対して、農作業の方は小さければ小さいほど不利であることは言うまでもありません。

わたしには子どもの人権がどうだとか、そういう話はできません。
しかし、やはり子どもたちから教育を受ける機会を奪うのは残念なことだとは思います。
少なくとも小中学校は学費がタダだと聞いたので、教科書代とかその他いろいろと費用はかかるのかも知れませんが、小学校までは出してあげられないものでしょうか。
ほとんどの家庭が専業農家ですので、現金収入はわずかだということであれば、それさえも厳しいのだろうかと考えざるを得ません。

サパでは、ガイドをしてくれたパオさんの家に2泊したのですが、家のすぐ隣が小学校で、それこそ遊びまわる子どもたちがパオさんの家にまで入り込んでくるくらい、小さな子どもを間近に見る環境でした。
小学校は村の入り口近くなので観光客も多く訪れていて、西洋人の家族連れや若者たちがどのような授業をしているのかと熱心に見ている姿をよく目撃もしました。
わたしも朝は子どもたちの歓声に導かれるように徒歩10秒の学校に行って、始業前の彼らをじっと観察していました。
ひとり大声でずっと泣いている子がいて、まわりの子どももあいつ泣いてるぞと言うようにはやし立てるので、ますます大声になるというような状態になっていたので、どうにも我慢できずにわたしはあやしに行きました。
手ごわい相手でなかなかなつきませんでしたが、最後には打ち解けてぐしゃぐしゃな顔のまま笑顔になったのが余計にいとおしく思えてしまいます。

翌朝も彼女を探して、すでに泣きそうな顔をしているところを一緒に遊び、最後には写真を撮ったりもしました。
しかし、もうわたしは出発するので明日以降彼女はもとの泣き虫に戻ってしまったかも知れません。
もしかしたら、そうして学校になじめないでいると、それなら家を助けるために学校をやめて自ら物売りになったりするのではないかと思いました。
Buy one for meの女の子たちが冷め切った歌声と、悲しげな眼をしていたのは、そういったことと関係があるような気もしてきました。
泣き虫少女と出会ってからはそれが気になって、彼女たちから何も買わなかったことを少し後悔もしました。

物売りは女性だけの商売でそれは子どもも変わりませんが、農作業は男女に関係なくみんながやっています。
小さな女の子が直射日光をものともせずに畑仕事している姿には胸が痛みます。
日本とは少し違う意味で、女性が少し不利益を被っている社会のように思えてきました。
さて、今日の作例は、ひと休みする農作業中少女です。
トレッキング中に見かけたのですが、かなり遠くからでも小さな少女が大人たちに混じって鍬をふるっているのが見え、ちょうど畑の真下に来た時に彼女が疲れたとばかり腰を降ろした時に撮影しました。
推定年齢11歳。
放課後から手伝いに合流したのだと思いますが、華奢で民族衣装姿の可愛らしい彼女は、農作業よりも友達と遊んでいる姿の方がずっと似合っています。
【Alpha7/Grubb 20cmF3.5 F3.5】
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thema:ペッツバール genre:写真
Grubb 20cmF3.5 | trackback(0) | comment(0) | 2015/04/30 Thu
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