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家庭事情にまで踏み込む旅とは

Grubb 20cmF3.5
この日も引き続きハイキングです。
当初、山歩きをトレッキングとわたしは呼んでいましたが、パオがハイキングと言っていたのに英語達者の他の4人もならっていたので、わたしもハイキングと言うことにしました。
トレッキングとハイキングが正確にどう違うのか分かりませんが、わたしにはトレッキングの方がより重装備的なイメージがあるので、パオ自身がサンダルで歩き回っていることを考えればハイキングの方が似つかわしいような気がします。
今日は、イギリス人のルークとチェコ人のヤコブがいなくなって女性ばかりなので、なおのことハイキング的でした。

そういえば、わたしは20年も前に旅行したよとヤコブに話したら、そんな前にチェコに来たのと驚いていました。
どこに行ったのか聞かれたので、まずプラハと言うとわたしがいま住んでいるところだと答え、次にきれいだと聞いてチェスキー・クロムロフに行ったと言うと、そうだろうあそこは俺の彼女の出身地だと答えます。
もう1ヶ所ビールを飲みにプルゼニュにも行ったと言うと、それは俺の出身地だ、同じコースをまた旅すれば今度は完璧に案内してあげられると答えながらふたりで笑ってしまいました。
そのヤコブが言うには、ベトナムのあちこちで売られているシュガーケーン(サトウキビ)はチェコでは見たことがないので、これを輸入したら大もうけできると鼻息が荒くなっています。
シュガーケーンは竹と似た外観ですが中には水分を多く含んでいるようで、器械で絞ることでいかにも精製前の野性味あふれる砂糖の原型という感じの飲み物がとれます。
確かになかなか旨いものとは思いますが、これで大もうけと言うのも無理がありそうでいて、チェコ人のこういう発想にはなぜか惹かれるものもなくはありません。

山歩きの方は前日のアップダウンがたたってスタートから足がパンパンでした。
しかし、それ以上にパオの調子が悪いことが、その顔色から見て取れます。
実は、昨夜、4歳の孫娘が夜に具合が悪くなり、家中で大騒ぎになりました。
薬のようなものを飲ませていましたが、なかなか効果が出ないと見ると、彼らの伝統療法なのか本人が痛がるくらいに首を激しく摩擦したりしています。
一見すると熱があって頭痛がしているのではないかと見えたので、暖かくして寝せるべきではないかと思えたのですが、彼らの行為を否定するようで余計なことは言えず、黙って見守るばかりです。
ようやく子供が落ち着いた頃、昨夜の作例のようにパオがバッファローの角で我々に見せるように民間療法のようなことをしたので、あれは彼女も同じ病気で苦しんでいたのかと思わせました。
大丈夫か今日は中止しようと何度か言いましたが、大丈夫と微笑む顔を見て痛々しく感じました。

体調が悪くても無理して歩くのは、キャンセルになってわたしが支払う予定の10ドル/日を取りっばぐれると心配したのではないかと思ったのですが、どうやらそうではないようでした。
別の村に向かうダニエラたちと別れて、パオとふたりで歩いていると、途中の店で何か買い物をしていました。
その後、奥まった村に着いた時、駆け寄る少女がいて、買い物した包みを彼女に手渡します。
それはお菓子でしたが、少女はお菓子をもらったことよりもパオに会えたことを喜んでいるのは明らかで、こんなに嬉しそうな笑顔の子供はなかなかいないと思えるほどで、実際そのように彼女たちに告げました。
その後、いっしょに歩き続け学校の前では彼女の兄だとすぐに分かる少年も合流して、しばらく話した後、ふたりとも学校の方に去っていきました。

ふたたびふたりで歩き始めたとき、あの子たちはパオの子供なのかと聞くと、そうだと彼女は首を縦に振りました。
彼女は比較的最近になって再婚したそうで、いまの家は新しい旦那さんのものだと言います。
旦那さんは英語がまるっきり分からないので、もともとシャイな性格もあってわれわれとはあまり接触しなかったので分かりませんでしたが、再婚にもいろいろと事情はありそうでした。
前夫はたいへんな酒飲みで暴力も振るうことから、ずっと耐えてきたもののついに離婚したとのことでした。
その際、さきほどの子供二人が前夫のもとに引き取られたそうで、このハイキングをきっかけに親戚に連絡をとって久し振りに子供たちに会ったのだと語りました。
別世界に住んでいるかのように見える彼らの社会にも、我々同様の問題があることを教えられたような滞在になりました。

話が重たくなってしまったので、作例は、シンプルな風景にしようと思います。
散策した一帯はすべて棚田で、開けていない斜面はトウモロコシ畑だと言うことでした。
パオの家は彼女の頑張りで現金収入に余裕があるからか、器械が導入されていますが、まだまだ多くの家ではバッファローに大きな鍬のような装置を引かせて土を耕しています。
これから始まる大仕事のまえにバッファローを慣らしておこうというのか、このような光景は何度か見かけました。
コメはすべて自家消費で一部の農家は市場で売ったりもしているとのことですが、これだけの棚田を擁していても、なかなか現金収入にまでは結びつかないものだと知らされました。
このあたりも中国の春節と同じ日付が正月でテトと呼ばれていることは、ベトナム戦争の北軍のテト攻勢で知られていると思います。
そのテトの楽しみのひとつが餅つきだそうで、中国の少数民族の村でも同じことを聞いたので、日本の正月の餅つきの起源がもしかしたらこのあたりにあるのではとの想像も膨らみました。
【Alpha7/Grubb 20cmF3.5 F3.5】
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thema:ペッツバール genre:写真
Grubb 20cmF3.5 | trackback(0) | comment(0) | 2015/04/14 Tue
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