フォクトレンダーのレンズというと、真面目で端整な写り、というのが浅学なわたしのやはり浅はかな印象です。
しかしこのヘリオスティグマット、そんな先入観とはまったく違った、広角としては、遊び心に溢れたたいへん愉しいレンズと思えてなりません。
かなりの柔らかな描写をしますし、ハイライトはポワンと飛んだようになります。前ボケはやはり柔らかに崩れるのに、後ボケは荒々しく流れます。
この写真でも、左側のアウトフォーカスになった壁の部分の白がたいへん美しく、わたしにとって、しびれる描写になっています。
逆さに立てかけたほうきとともに、深い味わいを感じてしまいました。
後ボケの流れは以降の写真にてご紹介です。
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thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真