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帰還命令

C.C.Harrison 14cmF4
昨夜は石屏に泊る選択肢もありましたが、昆明に戻ってきて宿泊しました。
石屏のホテルで寝ているところを警官がどかどかと入って来て、やはりお前はテロリストだったかと逮捕される心配があったからではなく、今日の3時の便で香港経由で帰国するので、事故や道路事情で乗り遅れるのを心配したからでした。
バスは7時台まであったので、その切符を買い、ゆっくり向かいの食堂で夕食をとりました。
2軒の食堂が並んでいてどちらにするか迷いましたが、1軒は六妹飯店という名前だったのでそちらに決定しました。
妹という字には文字通りのいもうとという意味もありますが、単に女性とか若い女性を意味する場合の方が多くあります。
6人の若い女性が経営している食堂なんて楽しそうというのが選択の理由です。
それは正解でした。
6人のうち5人は残念ながら言及も難しい女性でしたが、いちばん下の女性は19歳だという彝族の娘さんで、外国人がめずらしいからかバスの時間待てずっとおしゃべりして過ごすことになります。
わたしの住んでいる藤沢市は中国国歌を作曲した聂耳が海水浴をしていて溺死したところだと言うと、そんな縁に驚いていました。

昆明には、主要なバスターミナルが4つあり、それぞれ北部、南部、東部、西部客運站という名前が付けられています。
地名ではなく東西南北を使うのは外部の人でも分かりやすい秀逸なネーミングです。
わたしは、西部の大理から西部客運站に到着し、東(南)部の河口には東部客運站から出発し、南部の石屏からは南部客運站に着きと、毎回違うバスターミナルを利用したのですが、その名前のためまったく混乱がありません。
夜中に到着した南部客運站も目の前にホテルのネオンがいくつも見えていて心配はいりませんでした。
最後の夜なので少しいいホテルに泊まろうかと考えて、2軒ほどあたりましたが、いずれも安い部屋は満室だと断られて、だったらいつもの通り安いところでいいやと60元のホテルに泊まります。

南部客運站から空港まで1時間だというので、3時の飛行機に乗るには12時に出ればいいでしょう。
そう考えて午前中をフルに楽しもうと早起きしました。
勢い込んでホテルから出たのですが、雨が降っています。
1か月の長旅でしたが、この間雨も雪も一度もなく、旅の最後の最後で雨にたたられたことになります。
1-0でリードしていて後半ロスタイムに追いつかれるとか、完全試合まであとひとりというところでヒットを打たれたとか、そんな感じでしょうか。

向ったのは路線バスで4つめの停留所にある官渡古鎮です。
これは地図を見ていて偶然知ったのですが、検索すると15世紀の塔や少林寺と言う寺があるようです。
しかし、町中からあまりに近すぎると危惧していたとおり、そのふたつの施設以外は見るべきもののない絶望的なまでにつまらないところでした。
もともと何もないところに古風な建物を新築して古鎮風に仕立ててみました、というようなところです。
それでも午前中の時間を潰すにはどうにかなったはずですが、雨足が強くなってきて、行動が制限されてしまったのが致命的でした。

さらに悲劇に見舞われます。
喫茶店が見つからなかったのでドリンクスタンドのようなところでパパイヤシェイクを頼んだのですが、ここのは冷たいスムージーのような飲み物でしかもXLサイズのカップで出てきました。
半分くらいでやめればいいものを全部飲んでしまうとほどなくしてお腹がごろごろ言い始めます。
近くのトイレに駆け込みます。
大用は3つありましたが、1つめ2つめは前の人の落し物がそのままどんと残っていて、とてもそこでする気にはなれません。
さいわい3つ目は何もなかったのですが、あせってしまってファスナーを完全におろす前にしゃがんでしまいました。
ピシッという音がして、ファスナーが外れるのが分かりました。
用を達した後、必死で修理を試みますが、どうにも直すことができず、そのまま空港へ向うしかありませんでした。
シャツで隠しこそしましたが、わたしは乗り継ぎのある国際線の中、前を全開にしたまま過ごすことになったのでした。

作例は、スムージーを飲んでいた時見かけた青春を謳歌する若者たちです。
最初、人民解放軍の訓練かと思ったのですが、どうも統率がとれていなくおかしいと思ったら、店の人が近くにできた美容院の従業員が運動しているのだと教えてくれました。
なるほど旗に「髪」の簡体字が見えますね。
成人用品の店からも、何かしらと女性が飛び出してきています。
しかし、美容院の女の子たちがなぜ迷彩服を着ているのかがよく分かりません。
小笠原の珊瑚を密漁する中国船のニュースが取り上げられたとき、魚業者に軍事訓練をして海上民兵に仕立て上げて小笠原や尖閣周辺に彼らを送り込んでいると報じていました。
今度は、ハサミ使いのうまい美容師たちを陸上民兵にしようと軍事訓練を開始したのかも知れません。
わたしだって何日も中国を歩くことで外人部隊にスカウトされてしまうかもしれないと危惧して、そろそろ中国の旅を終了することにいたします。
長らくのお付き合いをいただきまして、ありがとうございました。
【Alpha7/C.C.Harrison 14cmF4】
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thema:ペッツバール genre:写真
C.C.Harisson 14cmF4 | trackback(0) | comment(2) | 2015/03/25 Wed
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Comment

写真ますます快調!
毎回140㎜を駆使して、見事な写真をお撮りになっていますね。
驚きはそれだけではなく、ブログ文もさらに臨場感溢れて、
読む方は冷や冷やドキドキです。
大きなトラブルもなく、お一人で奥地をしなやかに旅しておられる姿は、
イザベラ・バードのような往年の旅行名人そこのけです。
でも、くれぐれもお気をつけください。
無事いったん帰国されることを祈っています。
2015/04/01 Wed| URL | sha-sindbad [ 編集 ]
sha-sindbadさん、こんばんは。
今回の旅はルートを欲張ったため移動が激しくたいへんで、それは茶馬古道の旅を確実に上回っていそうです。
そのため撮影枚数が極端に少ないのですが、ブログ写真の選択に悩まいのが、唯一の救いです。
文章の方は、ほとんど毎日付けていた日記を起こしただけのもので、面白くないのは申し訳ないです。
今後は、毎日アップしていけたらと考えています。
イザベラ・バードは読まれましたか。
ぜひ読んでみたいと思っていたところでした。
帰国の際には、また撮影にでもお付き合いください。
2015/04/01 Wed| URL | 中将姫光学研究所 [ 編集 ]

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