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もっとも嫌いな町へ

C.C.Harrison 14cmF4
攀枝花は渓谷に沿ってできたような町で、ここで暮らすとなるとアップダウンがきついのが堪えそうです。
その代わり高台は見晴らしがよく渓谷のダイナミックな風景が楽しめます。
昨夜の宿はできたばかりのチェーンのビジネスホテルで、部屋がきれいなのはよかったのですが、安い部屋をリクエストしたところせっかく7階だったのに窓のない部屋で少々がっかりさせられました。
しかし、宿からバスターミナルは遠くなく、川べりにあるのでずっと下り坂なのが助かります。
永勝行きのバスはほとんどの人が乗り込んでいましたが、かなりのポンコツなのが気になりました。

そのバスを運転するのは30代半ばくらいの兄さんで、わたしは助手席の後ろの狭い席だったので起きている間はずっと見ていたのですが、なんともユニークな運転をする人でした。
山岳路だったので常にハンドルとシフトレバーは操作し続けるのですが、その動きが泳いでいるかのようなのです。
直進でじっとしているときも席に浅めに腰掛けていてハンドルを抱え込むようにしているし、それでいてスピードはけっこう出して前の車も追い越していくし、時おりぴったりと閉まらないドアをドンと閉めたりの動作も入って、まるでアニメのキャラクターが運転しているかのようでした。

途中、道路工事の渋滞もあったりで5時間もかかって永勝のエリアに入って来ました。
永勝は雲南省で、中国に入ってから、山東省、河北省、山西省、天津市、北京市、内蒙古自治州、寧夏回族自治州、陝西省、河南省、重慶市、四川省、雲南省と12の省級エリアを通ってきたことになります。
永勝の分岐点の先に清水古鎮というのがあって、今日の目的地だったのでアニメの運転手にそのことを告げるとその地点で降ろしてくれ、ちょうど通りかかったその方面に行くバスにこの人を清水まで連れて行ってくれと伝えてくれました。

清水古鎮がある永勝麗江の隣町の位置関係なので納西族のエリアなのですが、清水自体は漢族で形成されているというのが意外でした。
どの民族の村であろうが関係ないといえばその通りですが、少なくとも少数民族の村であれば、高齢の女性が民俗衣装を着ている可能性が高く、それだけでも旅行者にはありがたいことです。
やはり特別な衣装の人には出会わなかったので、それはやはり漢族の村だということを裏付けていそうです。
作例は特徴ある古民家を無理してペッツバールで撮ったものです。
建物がやや弧を描くように反っていることやそこをキャンパスに消えかかった模様が描かれていること、また屋根の下側にも特徴あるパターンが付けられていることが見て取れます。
道幅の狭い通りにこのような家が並んでいて、わざわざ訪れた甲斐を見出せる古鎮でした。

ローカルのバスで永勝のバスターミナルに出て、麗江を目指しました。
麗江はわたしのもっともきらいな町のひとつで、それは観光地化してしまって、建物のほとんどを他の都市からやって来た漢族に貸し出してしまい、外観は麗江のままで中身は現地人のいない空虚の町にしか思えないからですが、客栈というリーズナブルで趣のある宿があるので宿泊のための滞在をします。
2年前、白族の青年が経営する宿に泊ったので同じところに行きましたが、すでに別の女性にオーナーは変わっていました。
彼女はどこの出身か聞く機会がありませんでしたが、手続きの時にわたしがパスポートを渡すと、「アナタ、ニホンジン? ワタシ、ダイガクデニホンゴベンキョウシタコトアリマス」というので驚きました。

いまシーズンオフで人が少ないと言いますが、とんでもない、麗江の古い町並みは休日の渋谷以上の人で埋め尽くされています。
納西の文化とは関係なく若者が弾き語りするバーに人が集まり、漢族経営の土産物屋でモノが次々と売られていきます。
公安と書かれた観光地用小型電気自動車がわたしの後ろで何度も警笛を鳴らしましたが、わたしはちらっと振り返ったもののそのまま避けずにいました。
なおも警笛を鳴らされますが、諦めて彼らは道幅が広がったところでわたしを避けて追い越していきました。
宿を求めて来ただけなのだから外に出るんではなかったと後悔しました。
カフェの青年が言います。
わたしは雇われ店長なのですぐに故郷の西安に帰るつもりだったが、夏涼しく、冬暖かい天候の中にいると、こっちにいた方がいいなと感じるのですと。
そこそこ収入が得られれば、彼らがここから出ていくことはないことが分かりました。
麗江がもとの姿に戻ることはないようです。
【Alpha7/C.C.Harrison 14cmF4】
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thema:ペッツバール genre:写真
C.C.Harisson 14cmF4 | trackback(0) | comment(0) | 2015/03/20 Fri
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