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寒さが身に滲みる

Raptar 50mmF1.5
済南と言って思い出すのは、何年か前にサッカーのアジア選手権が中国で開催されて、日本とどこか中東の国だかが、済南で試合をしたことがありました。
西安での留学生の寸劇が発端で、中国各地でデモや日系企業への破壊行為が続いた後のことで、中国の試合ではないのに中国人観客で溢れていて、それもみな物凄い憎悪の眼付きで日本チームにブーイングを浴びせていました。
そのときは、済南は反日の町だと誤解してしまいましたが、今ではあれは政府に金で雇われて怖い顔していろといわれたのだと分かります。
新興宗教でも信者をよそおう大人数が雇われると聞きますが、共産主義は新興宗教のいっしゅだということを裏付けているのでしょう。

言うまでもなく、済南はふつうの人が暮らす都会で、反日の人もいるのでしょうが、わたしが出合った人はみな、日本に敬意を持っていると感じられました。
前夜は遅い到着で宿探しに苦労しましたが、そのホテルの従業員が熱心に食事のことなど教えてくれます。
言われた通りの食堂が数軒見つかりましたが、どこにでもある快餐というファミリーレストランのような店で面白味がありません。
遠くに見えている灯りを頼りに、歩を進めてみました。

残念ながら、妙に明るかったのは病院でしたが、その先に小さな店があって入ってみることにしました。
それは青島でも何軒かあった羊湯と書かれた店で、羊のスープのようですが、中国北部では人気があるようです。
わたしは豚骨ラーメン好きで、鶏がらスープや牛骨のスープのラーメンも食べますが、羊というのはありません。
濃厚が好まれないのか、意外とあっさりしたやや甘みのあるスープで、臭みもなく美味しくいただけました。
それに、店主の陳さんはじめ、お客さんからもいろいろとご馳走してもらい、羊肉が少々入ったスープ一杯でお腹いっぱいになって帰りました。

しかし、翌日がいけませんでした。
山東省・済南から北隣の河北省・石家荘まで4時間ほどの移動だったので、石家荘郊外にあるという古鎮を目指そうと考えました。
ところが、朝の寒さでベッドから抜け出せません。
沿海の青島は割と温暖でしたが、西に200キロ内陸に入った済南は、その語感よりずっと寒い都市で、最低気温はこの時期マイナス5度くらいのようです。
加えて、今回は長旅なので安宿を選んで宿泊していたのですが、どうもこのホテルの暖房が故障していました。
ようやくベッドから抜け出して、震えながらシャワーを浴びたのが9時頃で、この遅れが命取りとなって古鎮行きの終バスに間に合うことができませんでした。

この日の移動を台無しにしてしまったので、以降は反省して朝7時までには起きることを徹底することにします。
基本的には毎日移動するので、早起きの寝不足は移動のバスなり電車の中なりで寝ることで調整可能です。
車窓の景色も魅力的な場合がありますが、広大な中国ではずっと同じような景色が続いて退屈することが多いです。
旅をしていると気付くことがあり、それを自らルール化することで旅の効率を高めることができます。
ルールは多すぎると自由度が無くなってかえってつまらなくしますが、時間的なことや予算的なことなど最低限のことは決めておくべきだろうと思います。

さて、本日の作例は、この日行き着いた井陉という町で撮影した劇の様子です。
京劇は北京の古典劇で、山東省では鲁劇というようです。
前述のように寒い夜でしたが、野外のステージで演じられ、数十人の観衆が、これはほとんどが老人でしたが、パイプ椅子に腰掛けて熱心に鑑賞していました。
これは、春節が終わって、もうすぐ元宵節(日本の小正月)ということで演じられたものだそうです。
ガシャーンと打楽器が鳴らされ、高い声で何やら歌われましたが、歌詞はいっさい聞きとれません。
しばらくじっと見ていましたが、寒さに勝てず、暖房のしっかり効いたホテルに戻りました。
【Alpha7/Raptar50mmF1.5】
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thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Wollensak Raptar 50mmF1.5 | trackback(0) | comment(0) | 2015/03/03 Tue
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