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仏の道は三度

Raptar 50mmF1.5
青島の港もそれほど中心からは離れておらず、近くのバス停から火車站を通るバスが来たので飛び乗ると5分ほどで駅前に着いてしまいました。
ホテル探しは外国人が泊れないところが多くて難儀しますが、国際青年旅舎で駅前に100元以下のところを教えてもらい、108元を88元に負けさせて荷を解くことができました。
心配だったフェリーの夜も、朝5時に起きて大声で会話を始めた老人たちを叱り飛ばした以外は静かに眠れたので、ホテル到着後はそのまま町に繰り出します。

青島と言えばビールくらいしか普通は思いつかないでしょうし、わたしもその程度のものですが、そのビールをもたらしたドイツをはじめ、西洋列強と日本が租界を建設し、その建物の多くは現在でもそのまま使用されていると聞きました。
ホテルで聞くとバスの路線番号とバス停名を紙に書いてくれました。
聞きなれない固有名詞は文字を見ないと分からないケースがほとんどで、以降その手を使うことにします。
しかし、その辺りは高級住宅地街のようになってしまっていて、それほど面白くありませんでした。
じつは、途中のバスの中から見えていた街並みがすでに古い建物のばかりで、かつ、暮らしているのは多くが庶民だろうと分かるものだったので、また、バスに乗ってそちらに引き返しました。
アップダウンがきついのですが、おばあちゃんの溜まり場あり、狭い一角の陽だまりに洗濯物を器用に干す人ありで、楽しい散策でした。

ここで、ちょっと不思議な縁を感じる体験がありました。
海洋大学という青島一の大学の前に何軒かの喫茶店が並んでいます。
ちょうど休憩タイムによいと思い、どの店にしようか考えました。
どの店にも一組ずつくらい客がいるようで、騒々しかったり、タバコを吸われたら嫌だとおもって人気のない店に入りました。
男性が出てきて、店主は外出中ですが好いかと聞くのでOKすると、お茶好きの人で、わたしが鉄観音ファンだというと、それならと店主愛飲の鉄観音茶を出してきてふたりで飲みましょうとなりました。

彼は熱烈な仏教徒で、店主の女性とふたり、チベットに先生がいて年一回店に来てもらいお経をあげてもらうそうです。
そのお茶を含めて店の中でその仏僧の先生に念じてもらっているので、あなたの旅は安全なものになるだろうと、男性が言います。
奈良で、順天で、そして青島でも、日韓中の仏教が一本の糸でつながったように、安全祈願していただきました。
いずれも、自分から進んでやったことではなく、ほとんど偶然が作用してのことです。
仏教が持つ不可思議な力を経験したように思えてなりません。

そんな男性にダライラマのことをどう思っているか、恐る恐る聞いてみました。
聞くまでもなく、尊敬しているとのことです。
政治的な話になるので、たがいに多くは触れませんでしたが、政府が必死に独立を煽る恐怖主義者だと言っても、少なくとも仏教世界でダライラマは尊敬され、政府の方に恐怖を感じています。
ただ、これは確認しませんでしたが、恐らく、チベットの独立を支持するかは別の問題になるのだと思います。

さて、今日の作例は、青島の歴史建築の一角の風景です。
一体は戦前の租界時代の住宅が立ち並んでいますが、当時の上下水道はどうなっていたのでしょうか。
例えば、今でも残る上海の戦前の建築には下水が無く、そのためトイレも設置されていないため、馬桶という箱に大便をして廃棄場所に捨てに行く習慣があると聞きました。
馬桶は中国語の発音で「マートン」で、同名のプロ野球選手が日本にいるようですが、中国棒球へ移籍しないことをお勧めしたいと思います。
緑のパイプは、たぶんマートンの不便を解消するために下水設備を後付したのではと想像しています。
ちなみに、おじさんがもっている赤い布は政治的プロパガンダ幕ではと思ったのですが、文字を読むと単に食堂の看板のようなものでした。
【Alpha7/Raptar50mmF1.5】
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thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Wollensak Raptar 50mmF1.5 | trackback(0) | comment(0) | 2015/03/01 Sun
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