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肝の座った男

Raptar 50mmF1.5
民泊の古民家は古風な外観ながら、比較的最近リノベーションされたらしく水洗トイレとシャワーが完備されていて、更に床は温度設定できるオンドルで温められていました。
かなり寒い夜ですがこれで怖いものなしです。
床暖房の快適さは癖になるほどで、翌朝は心地よい目覚めでした。

心地よいとは言えない不思議なこともあって、後から来た宿泊者が近くの寺を訪ねてきたという気功師なのですが、私を部屋に招いておしゃべりすることになりました。
彼は中国語ができるので中国語でやり取りしたのですが、経をあげる道具も持って来ていて、わたしが奈良でもらったお経があるというと、韓国のものがあるので交換しようと申し出ます。
そのお経は漢字で書かれていて韓国語の説明付でしたが、鐘を叩きながら経を読むよう促されました。
言いなりなるのも変ですが、まるで日韓お経の共演のような状況になってしまいました。
十輪院で祈願してもらったように、彼もこれで旅の間心配はないと言ってくれます。
ただ、読めない漢字をかなり端折って読んだので、あまり効能はないだろうと自分では感じていましたが。

朝、宿を出るとバスはやはりなかなかやってきません。
時刻表はありますがまったく読めないので通りすがりのおじさんに聞くと、当分の間は来なさそうな気配です。
しかし、おじさんは近くにトラックを停めていて、乗れと合図します。
言葉は通じませんが途中の幹線道路まで連れて行ってくれ、そこでバスを待つようにというようなことを言って立ち去りました。
果たしてバスはすぐに来て、あっという間に順天駅に到着します。
どこでもそうだと思うのですが、田舎にはとても親切な人がいて助けられることしばしばです。

順天は、韓国新幹線のKTXがソウルまで3時間ほどで結んでいます。
1日数本ですがちょうど40分後にそれがあったので、チケットを買って近くの食堂にはやめのランチをとりに行きました。
言葉のつうじないアジュマにチケットを見せながら急いでねと言うと大丈夫と請け負ってくれた上に、もう一人いた客も同じ電車なので一緒に行くから心配するなとにこやかに言ってくれます。
熱いのをあわてて食べていると発車10分前になり、もう出ないとまずいかと男性を見るとまだ余裕だと笑っています。
結局5分前に食べ終わり、駅前通りの赤信号がなかなか変わらないのにドキドキし、駅構内に入ったときには列車が入線してくるのが見えてドキドキがピークになり、それでも走ったりしない男性の度胸に恐れ入りました。
もちろん最終的には間に合ったのですが、とても心臓に悪い体験でしたし、韓国人の時間感覚というものにも驚嘆させられました。

ソウルでは前夜連絡をとって、昨年知り合ったカメラマンのキムさんといっしょに食事をすることにしていました。
キムさんは、日本に留学して写真を学び、ソウルに戻って修行を積んでから独立してスタジオをオープンさせた苦労人です。
仕事は順調だったようですが、広告関連やファッションが主流ということで、経済の変化にかなり影響を受けるので今は厳しい時期のようです。
食事だけでは話が尽きず、焼酎まで飲みに行ったりもしてキムさんは終電を逃してしまいました。
彼はあまりに実直で、順天の男性のようには時間を計算するタイプではないということでしょう。

今日の作例は、楽安の俯瞰的な風景にします。
早朝に散策してこの光景を目にしたときは、さすがに言葉を失うほどの衝撃を感じました。
そういえば、昨日のドラマの撮影では、何というんでしたかラジコンの無人ヘリコプターのような機械も飛ばして三次元的に撮っているのを目撃しました。
こんな景色があってみれば、そんな撮影もしたくなってのことでしょう。
バスの便が悪く行きにくいところですが、わざわざ足を運んで後悔のない美しい村です。
【Alpha7/Raptar50mmF1.5】
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thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Wollensak Raptar 50mmF1.5 | trackback(0) | comment(0) | 2015/02/27 Fri
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