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異教徒の祈り

Summicron 5cmF2
イェレーパゴダが信仰を集めていることよりも、尼僧の托鉢の長い列にチャウタンの町が仏教の聖地なのだという印象を受けました。
パゴダを訪れる多くの人が現地にお金を落とし、そのうちの一部が僧侶に喜捨され、僧侶がまた集まり権威を高めて訪れる人が増えるという循環があるということでしょう。
町のすみずみまでに根付いた仏教の痕跡を感じられるよう散策しようと歩きはじめます。

しかし、わたしは方向を間違えてしまいました、
ほどなくして、ウェルカムと書かれた建物を覗いているとどうぞと声を掛けられて中に入ってみます。
外観はコンクリートでしたが、中は宗教施設とすぐに分かる建物です。
ヒンドゥー寺院だということでした。
案内に従って内部をひととおり見て廻ると、ヒンドゥーの神々と思われる像が置かれていましたが、中に仏陀と思しき座像もあります。
敢えて聞きませんでしたが、仏陀もヒンドゥー教の有力な修行者のひとりだと聞きますので、場所柄この像を設置しているのでしょう。

案内してくれた少女と妹は援護堪能ですが、彼女の両親はまったくしゃべることができないそうです。
おじいさん、おばあさん、親戚数名のファミリーでこの寺院を守っているとのことで、さすがにビンディーはこの町には多くないとのことです。
ヤンゴンで、2ヶ所のヒンドゥー寺院を見たと言いましたが、彼女たちはあまり関心がなさそうでした。
宗派の違いがあるのか、そのことには触れようとしませんでした。

時間があれば、よろしければお祈りをするので参加してくださいと勧められました。
土曜日は聖なる日で、毎週祭礼を行うとのことです。
異教徒の参加も認められているようですが、イェレーパゴダにも西洋人が訪れているし、わたしはキリスト教やイスラム教の礼拝を見学したことがあります。
ただ実際に参列するのは初めてですし、何か粗相が無いように少々緊張気味に彼らの指示に従いました。
聖職者も親戚とのことですが、上半身に衣服をまとわない髭と胸毛がボーボーの40代と見られる男性でした。
彼は、わたしが列の中間に位置しているのを認めても、顔色一つ変えるでもなく粛々と儀式を進めて行きました。

それらの意味はわたしに理解できたわけではありませんが、自然への感謝でしょうか、まず戸外にあった池の魚、庭の鳥などにお祈りを捧げながらみんなでエサを投げ入れます。
建物の中に戻ると、中央に祠のようなものがあってそこが祭壇で、清められた水や花、食べ物などを手渡ししながら捧げていきます。
そのとき聖者から少量の水を頭に振りかけられますが、これでわたしを含めた参列者は清められたということでしょうか。
最後に寺院の右側にあった9体の小さな像に対して、全員がその周囲をまわりながら、水や花を捧げて歩きました。
ヒンドゥーはヴィシュヌとかシヴァなどの神々を祀る多神教とは知っていましたが、ここでは9つの神を信仰しているということでしょうか。
これらの儀式の間、少女たちが一心に歌を歌い続けていましたが、あるいきこれがヒンドゥーの経典なのかも知れません。
澄んだ高い声が寺院に静かに響いてたいへんな美しさでした。

祭礼は2時間もかかり、終了後、彼らがヤンゴンへの直行バスの乗り場まで案内してくれました。
しかし、われわれが去るのと入れ替わりで、子どもたちが集まってきて、机の前に行儀よく座って勉強が始まりました。
ヒンドゥー語とヒンドゥー教を子どもたちに教えているのだそうです。
非常に細々としたかたちでヒンドゥーの火を絶やさない努力が続けられていることを知りました。
ヤンゴンの郊外の仏教の聖地で、意外な人々の生活があることも知って小さな旅を閉じることができました。
【Alpha7/Summicron 5cmF2 F2】
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thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Leitz Summicron 50mmF2 Rigid | trackback(0) | comment(2) | 2015/01/23 Fri
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Comment

commentをクリックすると,こんなサイトに飛ばされますね → ajaxblogparts.com
しかも,コメント欄にカーソルを持って行ってクリックするとまたとばされる.
これって,正常なFC2の仕様でしょうか?
2015/01/25 Sun| URL | Neoribates [ 編集 ]
Neoribatesさん、ご指摘ありがとうございます。
どうもわたしのブログに寄生虫が貼り付いてしまっているようです。
他の方のブログにはそういうことはありませんでした。
運営会社に相談してみることにいたします。
2015/01/28 Wed| URL | 中将姫光学研究所 [ 編集 ]

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