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近未来的設備の中には

Summicron 5cmF2
作例を見て、これが何をしているかなんてわかる人はまずいないでしょう。
答えを先に言えば、大量のお米を焚いているところということになります。
恐らくここは、2基の大竈を備えた常設の炊き出し所みたいなところだったかも知れません。
そろそろ帰国後2週間になって記憶もあやふやになって来ましたが、簡単に説明を試みたいと思います。

まず男性の右横に銀色のたらいが見えますが、これは米とは別に湯を沸かすかスープを煮立てている物のようです。
その下にある土に半分埋まっているような黒い部分が米の入った大きな鍋のような容器で、米は長粒種、水も適量入っていますが、とくに研いだりはしていませんでした。
その下は木をくべて火がつけられています。
その火が適度に燃え続けるように男性の背後くらいに四角く穴が掘られているのが分かります。
地面を利用した竈ですね。

面白いのは、とじ蓋ではなくロケットのような金属の筒で全体を覆っていることです。
中に蒸気が発生して炊くというよりは蒸すようなイメージなのでしょうか。
わざわざこうする意味があるのではないかと思うのは、こんな筒をわざわざ作って、作例では宙に浮いているように見えますが、これは上から紐で吊って滑車で上げ下げしているんです。
相応な意味がなければここまでするとは思えないのです。
よく見ると金属の枠があるので、ここに肉とか魚とか吊るすことで燻製とかもできそうですね。
この村に伝わる万能調理器の発展型なのでしょうか。

こうして炊いている大量の米ですが何のためかと言うと、村全体の集まりがありました。
大音量で楽隊がパーカッション主体のミャンマーの民族楽器を演奏しているのが遠くで聴かれたと思ったら、案内してくれたお坊さん以外はみんなで行くぞとわたしを連れてきてくれました。
お坊さんが付いてこなかったのは、たぶん、午後は食事できないことになっているので、行ってはいけないなどあるからなのでしょう。
到着するとなぜかもうわたしの来訪を知っているような感じでどうぞどうぞと特等席に掛けるよう言われました。
まさか、わたしを歓迎する式典かと一瞬思ったところ、彼らが若い男女を連れて来て何やら説明しようとしているので、彼らの結婚式かと早合点してしまいました。

これが実は、村人の得度式というものが行われていたということをあとあとジョジョに教えてもらいました。
結婚式だとずつと思っていたのがそうではなかったのに驚きましたが、ジョジョが得度式と言う日本語まで知っていたのにも驚かされました。
得度式と言うのは、出家した人が僧侶になることを祝う式典だということだと思います。
ジョジョはそんな時にわたしの村を訪ねてくれてありがたいし、あなた自身もとても幸運だと言ってくれました。
不思議なのは、11月のカンボジアでは結婚式に遭遇し、12月のラオスでは青年が村を離れる儀式に出くわし、今回1月のミャンマーで得度式の村を訪れと、縁起の良いことばかりに出合っているということです。
自分自身はプライヴェートでロクなことがないという毎日なのに、旅に出るとそれを癒してくれるようなことが起きるのは、もうお前は日本よりどこか違う土地にいた方が良いのだと言われているかのような気がしてきました。

ジョジョは、自分の出身の村に行くこと自体は勧めてくれていたのですが、問題は食事することがないことだとポツリと言ったことが気に掛かっていました。
しかし、幸運なことに得度式が行われていたために、食事を振る舞われることになりました。
野菜主体の料理はおいしく、ご飯もいけたのですべておかわりしてしまったのですが、わたしが食べているのを不安そうに見ていた村人はそのことで、一気にわたしとの親密感を増したことが分かりました。
日本人の口に合うのかと心配していたところが、旨そうに食べておかわりしてくれた、これはもう家族のようなものだ、というようなノリを感じたのです。
ただ、食事に一切の肉が使われてなく、お酒を飲む人もひとりとしていなかったのが不思議と感じていたにも関わらず、それ以上思慮を巡らすことがなかったのは、わたしとしても大きな不覚でした。
これだけアジア諸国を旅していながら、それでも結婚式だということに疑問を抱くことなく、肉や酒のないことと仏教儀式との関連にまったく気付かなかったのですから。
【Alpha7/Summicron 5cmF2 F2】
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thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Leitz Summicron 50mmF2 Rigid | trackback(0) | comment(0) | 2015/01/18 Sun
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