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ネイルの達人

Boutrais 18cmF6.3
ミャンマーの地に持参したメインレンズは、Boutraisという1850~60年代の古いフランス製ペッツバールです。
発音はブートレですが、フランス語に自信のなかったわたしは、ニャウンウーを敢行していたフランス人マドモアゼルに確認したので間違いありません。
ただし、ブートレのレは、ゴエッのようなレで、フランス語に馴染みのない方には、ブウトグウェッのように聞こえます。
そのマドモアゼルも撮影させていただきましたが(実際には彼女を撮影したくて、さらには古いペッツバールを自慢したくて声をかけた)、フランスで起きたテロ事件追悼のため、その写真は出さないとにいたします。

選択理由は、昨日も書いたように写真館に持ち込んで古い日本のカメラで撮影してもらいたかったからですが、それは果たせませんでした。
8x10ですから、このクラスのペッツバールが全面カバーはしませんが、5x4サイズはどうにかなりそうでしたので、そのさいずだけでも写った肖像を撮ってもらえれば御の字と考えました。

ペッツバール・レンズの多くはF3.6~F4の明るさが採用されていますが、これで200mmもあれば立派な大口径レンズです。
昨今の大口径レンズで、50mmF1.4とかF1.2などというレンズたちが高額になってしまったのに対して、ペッツバールの大口径は価格が上がるということも特にないことがわたしの方向性を決めてしまったところもなくはありません。
ところが、このブートレは細身の鏡胴でマウント改造を施工してくれたksmtさんの計測でF6.3だというので、大口径と言うよりは中口径と呼びたいスペックです。
それでもピントを外しまくりましたが、やはり今日の作例のように被写界深度が広がっているのがよく分かる写真になります。

2絞り暗い分やはりシャープですが、描写的にはペッツバールというよりF値の近いレクチリニア系のレンズのような印象があります。
さすがに180mmの焦点距離があるとフォーマットにも余裕があって、周辺での像面湾曲の影響が少ないのもレクチリニアのような印象を高めます。
それ以外にも、スペックで無理をしていないので、非点収差の軽減などのメリットがあるかも知れませんが、それらはもっと大きなフォーマットで撮影して比較してみないとなかなか判断の難しいところです。
なお、ダゴスティーニ氏のフランスレンズの本は8メーカーが主体で、IX.SMALLER FRENCH MANUFACTURESの項にもブートレは登場せず、辛うじてSOME OTHERS...にその他大勢扱いで1行記載があるだけでした。

さて、今日の作例ですが、馬の蹄を削っているシーンを見かけました。
ニャウンウーは交通機関として未だ馬が現役で、観光用、一般用として馬車が走っている素敵な町なのですが、観光のため車も走るため主要道路が舗装されていて、蹄のメンテナンスは重要なのだと気付かせてくれました。
馬車は2頭立てで蹄の音をカッポカッポと立てて聴覚にも優雅な雰囲気を伝えてくれますし、馬車も御者の横に乗ったり後ろ向きに乗ったり人それぞれに乗車しているのが見て取れて楽しげでした。
ただ、歩みはあまり早くないので自動車の走行の邪魔になっていたのはもちろん、わたしの漕ぐ低速自転車よりも少し遅いのに幅が広いため追い越しに難儀させられました。

それにしても脚力が強いはずの馬の足を自らの足に挟んで、トンカチとのみ(?)で削り落としていくところは、馬が人々の身近にあることを裏付けてくれますし、見事な職人技と言えるでしょう。
ミャンマーでは東北部のシャン族の象使いが象とコミュニケーションをとりながら生活していることで知られていますが、ニャウンウーでは馬と同様のことをすることができるのですね。
感心しながらカメラを構えていると、お尻を向けた男性に何だろうと近付いた犬が、うわっ馬の足を切っている、とばかりオーバーアクションで驚いている姿まで入り込んで撮影を盛り上げてくれました。
【Alpha7/Boutrais 18cmF6.3 F6.3】
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thema:ペッツバール genre:写真
Boutrais 18cmF6.3 | trackback(0) | comment(0) | 2015/01/11 Sun
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