スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
スポンサー広告 | --/--/-- --

カチンから来た女性

Boutrais 18cmF6.3
ニャウンウー、チャイティーヨー、モウラミャイン、ヘーホー、チャウイントン、ブーターオ…。
何とも可愛らしいような不思議な響きですが、これらはみなミャンマーの地方都市の名前です。
ミャンマーでは、ヤンゴンとマンダレー、それに新首都のネピードーは名前をよく知られていますが、地方に行くと名前同様に特徴ある町が点在しているようです。
いつかそれらの町をひとつひとつ訪ね歩くことがわたしの夢です。

ヤンゴンやマンダレーなどの中心部の周囲には少数民族の民族名を冠した州があって、前述した地名はそれら少数民族の居住地域の町に当たります。
ですから、独特の響きを持つ地名は彼らの言語と関係があることが想像できます。
恐らくは、現地の人が○○のあるところのように現地語で呼んでいた名前がそのまま地名になったのでしょう。

それら州は、シャン州、カチン州、カレン州、モン州、チン州、カヤー州、ラカイン州と7つあり、民族名がそのまま州の名前になっています。
ミャンマー族も国内ではマジョリティですが、地球レベルで言えば少数民族と言えますので、ミャンマー国内には大きく8つの少数民族の括りがあると言えます。
その中に、ワ族、ナガ族、パダウン族などなど非常に多くの細分化された少数民族が存在していますが、さらに昨日書いた華僑系、印僑系、バングラディシュ系等を加えてミャンマーという国家を形成しています。

ミャンマーは典型的な上座部仏教の国で、小さな村にも寺院が存在していますが、印僑のヒンズー教、バングラディシュ系のイスラム教、華僑系の仏教(ミャンマー人は中国仏教と呼んで分けている)もヤンゴンでは盛んです。
一方、カチン州のように山間の地方ではもともとアミニズムの信仰があり、その後ヨーロッパからの宣教師の布教活動によりカトリックが根付いているそうです。
ミャンマー人と対立してきたカチンなどの少数民族は、ミャンマー人と同じ宗教を選ぶというわけにはいかないという事情もあったのかも知れません。

作例の女性は、ヤンゴンの象徴である仏教施設シュエダゴンパゴダで見かけたグループのひとりにカメラを向けたものです。
かなり暗かったのでISO感度を上げて画面が荒れていますが、特にトリミング等したものではありません。
胸に貼られたステッカーが、ツアーでヤンゴンまで来たことを教えてくれます。
どこから来たのですかと問いかけると、言葉が通じず不思議な顔をされてしまいましたが、グループの中に英語ができる人がいて我々はカチンだと教えてくれました。
服装こそ一般的ですが、髪を覆う布はすべての女性が付けていて、それがカチン族の誇りを表しているように感じられました。
手製の布と思っていましたが、作例で見るとタオルのような既製のもののようですね。
ただ、カバンはあきらかにハンドメイドのもので、売って欲しいと言いたくなるような美しい色使いでした。

カチン州は縦長のミャンマーにあって最北端の一角を占める州ですが、独立の意識が高く、比較的最近までミャンマー政府と内戦状態にありました。
前回ミャンマーを訪れたときに知り合いになった青年がカチン出身で、今回、再会を楽しみにしていたのですが、どうしたことか彼は不在で会うことができませんでした。
政府批判で投獄された経験があるので、あるいはと心配になりましたが、一旅行者では確認を取ることは叶いませんでした。
しかし、いま改めて作例を見ると、この女性の顔つきは青年のそれによく似ています。
なぜ時間を割いてでも探し出して会いに来てくれなかったのだと咎められているような気持ちになりました。
【Alpha7/Boutrais 18cmF6.3 F6.3】
スポンサーサイト
thema:ペッツバール genre:写真
Boutrais 18cmF6.3 | trackback(0) | comment(0) | 2015/01/08 Thu
<< KBZでヤンゴン脱出 | home | ダウンタウンの人並み >>

Comment


Comment form


管理者にだけ表示

Trackback

この記事のトラックバックURL
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

| home |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。