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頭脳集団

Zunow 3.5cmF1.7
ズノー35mmF1.7レンズの構成が分からずにイライラしていたのですが、探していた本は見つからなかったものの、レンズ構成調べと言えばここだというサイトがあったのを思い出しました。
その秘密のサイトには帝国光学/ズノー光学だけで1ページ割かれていて、15本ものレンズが紹介されています。
ライカマウント大口径御三家の35mmF1.7、50mmF1.1、100mmF2をはじめ、ミランダ用の50mmF1.9やシネ用38mmF1.1があって、なんと幻のズノー・ペンタフレックスカメラ用の4本のレンズが出ているではないですか。
すごい資料です。

本題の35mmF1.7の構成は、4群6枚の一般的なダブルガウスの第1群の前にメニスカスを1枚置いた5群7枚でした。
ライカレンズで例えると、ズマリット(クセノンやズミルックス50mmも同様)を前後ひっくり返した構成、もしくは8枚玉ズミクロンの最後群を取っ払った構成と言えば分かりやすいでしょうか(ますます分からない?)。
実は意外なところに似た構成があって、なんと幻レンズのズノー・ペンタフレックス58mmF1.2が同様の5群7枚です。
もちろん同じ設計ではありませんが、35mmF1.7は優秀な設計で、社運を賭けた自社カメラの看板レンズにそれが受け継がれたのではと想像すると興奮を禁じ得なくなります。

とは言え、やはりズノー35mmF1.7は、性能を云々するのは厳しいレンズです。
昨日、一昨日と絞った作例でせっかくシャープなのに周辺がケラレていてちょっとがっかりなのに、今日の開放に戻した作例では、背景が凄まじいまでに暴れまくってしまっていてため息が出るばかりです。
発売当時に入手した真面目なカメラファンたちは、撮影結果を見てさぞかしがっかりしたことでしょう。
もっともこのレンズが発売された1955年には、まだ明るい35mmレンズはほとんどなかったので、暗い中でも撮影可能になったことで十分な価値があったのかも知れないですが。

ただ、この描写はレンズ本来の調子が出ていない可能性があることにも言及しておいた方がフェアでしょう。
ズノーに関する記述で、50mmF1.1の話になるのですが、ガラスの製造が安定していなかったために隙間や鏡胴との間に職人が詰め物をして微調整していたということを読んだことがありました。
詳細はよく覚えていませんが、その辺の事情を知らずにオーバーホールしたリペアマンが詰め物を元に戻せずに組み上げたために本来の描写を失ったという同レンズが多く存在しているようだというような内容でした。
50mmF1.1ほど微妙な調整をしていなかったのかも知れませんが、35mmF1.7だって同様なことが言えるでしょう。

わたしのズノーはオリジナルの売りではないのではないかと思い、他に開放の作例が出ているサイトなどないかと探しているのですが、参考になるものが見つかりませんでした。、
高価なコレクター向けレンズを持っている人の多くはわたしのように使わずに所蔵して、将来の値上がり時まで防湿庫に眠ったままだとよく聞きますが、ズノーあたりはそういう憂き目に合っている個体が多いのかも知れないですね。
もともとの製造数がかなり少なかったことは言うまでもありませんが。

作例の描写を見て思うのは、このレンズがライカ用ではなく、シネレンズの転用なのではと思えることです。
35mmシネ用レンズにこんな描写のレンズがいかにもありそうに思えるのですがいかがでしょう。
わたしは、こんな表現のレンズは他に替えがたいと愛着を覚える人間ですが、中央の少女やお母さんなどがやはり何とも味のある描写をしていることにより注目したいと思います。
まさかシラミを取ってもらっていたわけではないと思うのですが、そうだと言われればシラミつぶしの母娘というタイトルでも納得できる描写だという風に見えてしまうのです。
ちなみにこの少女はこの表情が語るように外国人にも物怖じしない好奇心の塊で、この後わたしの行く先にずっと付いて来たのでした。
【Alpha7/Zunow 3.5cmF1.7 F1.7】
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thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Zunow 3.5cmF1.7 | trackback(0) | comment(0) | 2014/12/16 Tue
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