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回首美女

Ernostar 5cmF2
エルノスターの製造本数は分かっていませんが、キングスレークによれば製造された期間はれほど長くはなかったよううです。
1919年に開発された後、ドイツ各地にあった光学機器メーカーが大合併したためで、1926年にエルネマン社はツァイス傘下になり、ベルテレはツァイスの社員になります。
以降もエルノスターは製造を続けましたが、それは短い期間だったということです。
ベルテレがエルノスターを改良したゾナーを設計するのが1932年のことですので、そのあたりにはエルノスターの製造は終わっていたのでしょう。

わたしは長らくエルノスターを探していましたが、ツァイス銘のものも見たことがありましたが、それはわずか2回だけのことです。
1926年以降製造されたエルノスターは極端に少ないかも知れません。
ツァイスの台帳で確認できればよいのですが、手許に無く未確認なのは申し訳ありません。

製造数が少ない理由を想像するのは、ベルテレがゾナーを開発したことと結び付ければ容易です。
ゾナーと同時に発表されたコンタックスがツァイスの35mmカメラの嚆矢なので、それまでの製造数の少ないカメラにのみ採用されていたエルノスターの製造数も多くなかったということです。
ベルテレがゾナーを開発できなければ、エルノスターがコンタックスに採用されてこのレンズもさらなる栄光に浴したかもしれなかったのですが、あるいはライカに対抗して開発されたコンタックスが何としても新しい高性能レンズを必要としたのだとすれば、エルノスターを隅に追いやったのは間接的にはライカだったと言えるかもしれないですね。

製造数の少なかったこともそうですが、35mmカメラ用レンズが無いことも長らく探しながらエルノスターを入手できなかった原因になりました。
主要なエルノスターを大別すると、10cmF2や8.5cmF1,8を中心としたエルマノックス等の中判用、5cmF2、4.2cmF1.5などの35mmを完全にはカバーしないシネ用、4.2cmF2などボベッテをはじめとした小型蛇腹カメラ用の3種があるようです。
蛇腹用は壊れたカメラを安く入手できたとしてもレンズシャッター付なので、ライカマウント用の改造に適しているとは言えません。
8.5cmF1.8用は比較的入手が容易で、高性能でもあることから入手の機会をうかがっていたのですが、大口径レンズの価格高騰などあって、入手困難になってしまいました。

もともとライカで50mmレンズを愛用したこともあって、5cmF2のエルノスターがわたしにとっての大本命でしたが、これなどはますます出て来ないレンズでした。
何度か見かける機会があったもののとても高価で手が出ません。
別のレンズを購入したドイツ人からエルノスターを持っているが買わないかとのオファーがあったものの実現しませんでした。
彼の話では焦点距離がライカ基準の51.6mmよりも長い52mmほどの焦点距離があるため、距離計連動できないということで、結局、エルノスターを売ってもらう話は立ち消えになってしまいました。
それが、もう5年ほども前のことになります。

さて、今日の作例は、トンレサッブ湖手前の村の市場を抜けると一本道があったのでさらに歩いて行ったところ、中学生と思われる女の子が自転車で来たのでハローと声をかけながらカメラを向けました。
村の人はみなフレンドリーでしたが、この子もハローと返してくれた上に、通り過ぎてからもこちらに笑顔をくれました。
4隅はケラレていますが、日の丸構図にしているためその他のアラは目立っていません。
戦前のノンコートレンズなので逆光には弱そうなものですが、意識してレンズの角度をわずかに下げたことでコントラストの低下を防ぐことができ、必ずしも逆光では使えないレンズではないことを証明できたと思っています。
【Alpha7/Ernostar .5cmF2 F2】
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thema:ペッツバール genre:写真
Ernemann Ernostar 5cmF2 | trackback(0) | comment(2) | 2014/11/26 Wed
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Comment

こいつは凄い。最高の1枚ですね。
ローマの休日のオードリーを思い出しました。
2014/11/30 Sun| URL | kinoplasmat [ 編集 ]
kinoplasmatさん、こんばんは。
いいえ、そんなことは、けっして…。
ローマの休日をフルに見たことがないのですが、ヴェスパを操る新聞記者の後ろに跨って後を振り返るシーンとかあるのでしょうか。
作例の女の子の笑顔は、確かにオードリーにも劣らない魅力があるかも知れません。
2014/11/30 Sun| URL | 中将姫光学研究所 [ 編集 ]

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