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蒸気主義者

Voigtlander 100mmF2.3
先日、渋谷区にある某店でレンズの話をうかがっていた時、ペッツバールの話になりました。
もちろん、わたしたちのようにデジタルで撮影している話ではなく、4X5など大判でペッツバールを愉しんでいる方々のことです。
そういう方に人気なのは、フォクトレンダーではなく、ダルマイヤーの3Aや3Bなどアルファベットが付くタイプのペッツバールだとのことでした。
理由を聞くと、フォクトレンダーはよく写り過ぎるのに対して、ダルマイヤーのアルファベットタイプはソフトタイプのレンズで収差が大きく大判で撮影してその個性を際立たせられるのでたいへんに面白いからだということでした。

ちょっと意外だったのは、大判で撮影する人は真面目に取り組んでいるのでシリアスなレンズを使うものだと思っていたのに、収差レンズの方が人気だということでした。
フォーマットが大きいほどレンズの個性がより際立つでしょうから、それも含めて撮影を楽しんでいる人がけっこういるのだと知って、こちらも楽しい気持ちになりました。

スペックを考えるともしかしたら大判に対応するレンズがないのかも知れませんが、今回、わたしが使用したフォクトレンダーのポートレイト・オブジェクティヴのシリーズは、フォクトレンダーにだってそういうファンを喜ばせるレンズがありますよと言える代表だと思っています。
某店の主の言葉ではないですが、フォクトレンダーはかっちり写る真面目レンズばかりだとの声を反映して、我々にだって遊び心はあるし、むしろフォクトレンダーと言えばユニークさが売りですと言わしめるレンズと言えるでしょう。

そんなレンズでの今日の作例は、文明開化の衣装ではありません。
スチーム・パンクと言う産業革命時代こそ黄金時代で電気が発明されなければこのような時代になったであろうということを歯車や真鍮部品てなどで表現する活動をしている方のひとりです。
真鍮と言えば、わたしに言わせればペッツバールを象徴する言葉なので、彼女たちの活動を直ちに理解したわけではないものの、納得するには十分なものがありました。

例えば、首から下がっている各種アイテムは真鍮らしい優しい金色に輝いていますが、これなどはペッツバールが好きな理由との共通項だと言えるものです。
さらに見ていただきたいのが、右手の甲を這うように貼り付くようにしている骸骨のような真鍮部分です。
このアイテム自体がすごいですが、こんな加工をやってくれる工房があるならば、ぜひともわたしのペッツバールのいくつかに無い、フードとかラックアンドピニオンとかを加工してもらえないものかと切に思うところです。

それはともかく、この日何枚も撮った写真の中で、この1枚を採用した理由は、彼女の優しさいっぱいに見える瞳によります。
なかなかこのような眼をした人を見かけることはありません。
スチーム・パンクと言っても、何か近寄りがたさや奇天烈なイメージが抜けませんが、彼女の優しき瞳がそれを打ち消してくれているように思いました。
そういう表現ができることが、フォクトレンダーのポートレイト・オブジェクティヴの本領といえるのでしょう。
しかし、ポートレイト・オブジェクティヴというネーミングは人物撮影用レンズと言う意味であれば、あまりにそのままの名称でもうちょっといい名前が無かったものかと少し残念な気持ちです。
【α7/Voigtlander Portrait Objective 1a 100mmF2.3 F2.3】
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thema:ペッツバール genre:写真
Voigtlander Portrait Objective 1a 100mmF2.3 | trackback(0) | comment(0) | 2014/11/08 Sat
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