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白色茉莉花

Hermagis 12.5cmF3.6
アジアには貧困層が多く存在しますが、ただ貧しいというだけでは悲劇とか不幸ということにはならないでしょう。
貧しいながらも家族が助け合うことで、幸せな生活を送っているという人も大いに違いありません。
しかし、ヤンゴンで知り合った青年は、幼くして母を事故で失い、父親も熱病に罹り病院にいけないままに死亡したと言います。
おじに引き取られた姉は、中国に渡ったと後で聞いたそうですが、そのため小学校の時に分かれて以来十数年会っておらず、今どうしているかも分からないと言います。
嫁不足の農村に売られたのかも知れませんが、そんなことは彼に対して口にすることはできません。

肉親を失った中で、貧しい親戚に育てられた彼の不幸はそれだけに止まりませんでした。
孤独を紛らわすためか読書好きの少年だった彼は、やがて文学にのめり込んでいきます。
ある日、まだ少年だった彼は官憲に逮捕されて、裁判を受けることなく投獄されることになります。
わずかに政府に批判的なことを文章にしたことがその理由でした。

地元の刑務所に収監されていたものの、政治犯の彼は専用の施設があるいくつかの刑務所を経てヤンゴン刑務所に移管されました。
鉱山の近くの刑務所では、発破作業に駆り出されていたそうで、ダイナマイトを仕掛けて点火する命がけの仕事を受け持ったこともあるそうです。
ヤンゴンではほとんど光の差さない独房で一定期間を過ごしたこともあり、同じ刑に服した何人かはその時に頭をおかしくしたり自殺したりしたということでした。
また、食事にあきらかに薬物が混入されていることがあったので、少し口にしてみて怪しいと思ったときは絶食を繰り返していました。

軍事政権の自由化への転換によってようやく解放されたので、ヤンゴンで仕事を探します。
しかし、彼は辺境で生まれた少数民族だったのでIDがなく、身分を証明できないことで仕事を見つけることができません。
収入が無く、知り合いすらいない中で、日々町をさまようことになりました。
そこで彼を救ったのが、仏教でした。
ある僧院が食事を施し、仏の教えを伝授してくれました。
彼は仏門に入る決意をし、経典の勉強を始めましたが、同時に両親を失った子どもたちのためのボランティア活動を始め、来るべき国際化に備えて英語の勉強にも力を入れています。
勉強熱心なところが僧院に認められて、間もなく仏教の大学に入学させてもらえるようになり、ようやく彼の輝ける人生が始まると言うところでした。

昨日は彼のことを書くことができないと言いましたが、記録しておく程度なら問題はないでしょう。
恐らく、上記のような人生を歩んできたミャンマー人は少なくないのではと思われます。
ミャンマーもお隣のタイと同様に目が合うと笑顔がかえってくる、微笑みの国なのですが、笑顔の裏側にはそのような悲劇が潜んでいるかも知れないと考えると、これを箇条書きでも残すことは必要かと考えた次第です。

作例は、ヤンゴン川に近いボータタウン・パゴダの前の供え物を売る店です。
女性の持つ白い飾りは近くを通るととてもいい香りがして、ジャスミンの花だと分かりました。
背景には、バナナなどのお供え物も見えていますが、食べ物は供えられた後、僧侶が食したりするものなのでしょうか。
上座部仏教では、食事は朝の一度だけ、仏門に入ったこの友人とは朝食をともにしましたが、その後はおやつすら許されません。
彼と行動を共にしたわたしも食事は我慢しましたが、彼と別れた後にレストランに飛び込んだのは言うまでもありません。
【Alpha7/Hermagis 12.5cmF3.6 F3.6】
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thema:ペッツバール genre:写真
Hermagis 12.5cmF3.6 | trackback(0) | comment(0) | 2014/10/05 Sun
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