スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
スポンサー広告 | --/--/-- --

明信片的少女

Hermagis 12.5cmF3.6
ヤンゴンの中心はふたつあると言われます。
ヤンゴン市全体で見た場合の広域の中心はシュエダゴン・パゴダ、より狭くダウンタウンの中心はスーレーパゴダです。
パゴダとは仏塔のことですが、ミャンマーでは仏教寺院のことをパゴダと呼ぶようで、ヤンゴンの2つの中心ともが仏教の聖地とも呼べるところなのがこの町の性格を物語っていると言えます。
市民の多くが信仰深い仏教徒なのです。

仏教では大乗仏教と上座部仏教(以前は小乗仏教と呼ばれていたが、大より劣るような表現を避けてこう呼ばれるようになったそうです)とあって、日本はチベットや中国などと同様の大乗仏教ですが、ミャンマーは戒律の厳しい上座部仏教に属します。
ヤンゴンでは寺院や町中で小さな5色旗を見る機会がありますが、この5色が上座部仏教の5ヶ国を示しています。
すなわち、タイ、ミャンマー、カンボジア、ラオス、それにスリランカの5ヶ国です。

スーレーパゴダまではホテルから近いですし、散歩の最中にも高い建物さえなければよく見えますので、自然に足が向いてしまいます。
比較的大きな通りが2本交差する十字路の真ん中に建っていて、パゴダのまわりは小さな円周道路になっています。
スーレーパゴダは2000年以上の歴史があることを考えると、まずパゴダがあって、町づくりはそれが中心になるように、道路もパゴダをぐるりとできるようにと意図して都市計画が進められたということでしょう。

さて、スーレーパゴダの前まで来ると、わたしのもとへ駆け寄る気配があります。
振り返ると女の子が絵葉書のセールスに来たのでした。
この仕事のために覚えたのでしょうか、少なくともわたしよりは流暢な英語を使います。
絵葉書は20枚で500円だと言うので、高すぎるから要らないけど、君は可愛いから写真を撮ってあげようというと、ありがとうと笑顔を作ってくれました。

じゃあね、バイバイと手を降るとパゴダに行くなら案内してあげるよと言うので、それはぜひお願いと頼みました。
たぶん、ツアーでやって来た人たちに絵葉書買ってと付いて歩いたのでそのガイドの案内をいつの間にか覚えたのではないでしょうか、実に的確にパゴダ内を案内してくれます。
中はまだ午前中だったせいか観光客がいなくて、仏像の前でお祈りする人や横になっている人の前を縫って彼女に手を引かれて歩くのはなかなかに愉快な体験です。
こうすることで、絵葉書を買ってもらえることもよく知っているのでしょう、じゃあ、絵葉書をもらうけど10枚200円でいいかなと言うと、多少の値引きを気にすることなく少し嬉しそうにわたしの差し出す2000チャットを受け取りました。

彼女の名前は聴いたのですが、ミャンマーの名前は聞き取りずらく、すぐに忘れてしまいました。
歳は15歳ですが、学校には行っておらず、ヤンゴン川の対岸にある村から毎日ここまで来て絵葉書売りをしているのだそうです。
もう少し生活のこととか聞きたくていろいろと話していたのですが、彼女がごめんねと言って走り出しました。
西洋の女性ふたり組が近付いて来たので、絵葉書のセールスをしなくてはならず、ヒマなおじさんにいつまでも付き合っている時間はないのでした。
ちょっと親しくなれたように錯覚していましたが、所詮は観光客と生活を支えるために学校に行かずに働く少女との関係が変わることはないということなのです。
【Alpha7/Hermagis 12.5cmF3.6 F3.6】
スポンサーサイト
thema:ペッツバール genre:写真
Hermagis 12.5cmF3.6 | trackback(0) | comment(0) | 2014/09/23 Tue
<< 熱得珈琲一様 | home | 緬甸之旅 >>

Comment


Comment form


管理者にだけ表示

Trackback

この記事のトラックバックURL
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

| home |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。