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Miss Bowie

Jamin Darlot 13.5cmF4.5
バンコクの旅シリーズ最終回は、旅で出合った3番目に美しい女性です。
いえ、1番、2番、3番などと書いてしまいましたが、女性に対して順番を付けるのは、セクハラ野次同様に感心できることではありません。
あらためて順不同というか、三者三様の美女は甲乙つけがたく、短時間の旅行でこんな美女と接することができた幸運に感謝します、と置き換えさせていただきます。

拝礼にホテルの文字が見えるとおり、宿泊したホテルのレセプションにいた女性で、チェックインの時と2日目にホテルに戻ったときと2回接することができ、いずれも夜中だったことから少々の世間話もできたのがラッキーでした。
ロケーションが良いことやオープンしてまだ1年経っていない新しさから、政情不安なバンコクでも人気なホテルのようで、午前中の時間帯は客でごった返していて、とてもスタッフと会話なんてできる状況ではなかったからです。

2日目の夜に宿に戻ってくると、彼女がキーを手渡しながら、グッドイヴニング・ミスター○○とわたしの名前を呼びかけたので驚いてしまいました。
なぜ、わたしの名前を憶えているのですかと聞くと、ふふふっと笑って、昨日の夜ワールドカップで日本がコートジボワールと試合したでしょう、その選手の中に同じ名前の人がいたから応援していたんです、負けてしまって残念でしたね、との返事です。。
確かに日本代表に同じ苗字の選手はいますが、それで昨日宿泊した中で同じ名前の人がいたなんて思い出すものでしょうか。

今度はわたしの方が彼女の名前を尋ねてみましたが、彼女ボウイーと教えてくれました。
名札にBowieとあるのが見て取れます。
デイヴィッド・ボウイーですかと聞くと、違いますと即答でした。
タイ語のニックネームがボウイーというような発音なので、近いアルファベットを当てているだけで、とくにデイヴィッド・ボウイーのことを意識したことはなかったとのこと。

実は、高校時代に好きだった女の子がデイヴィッド・ボウイーのファンだったので、わたしも彼のレコード(当時CDなんてなかった!)を聴きまくったんですが、おかげて英語が少しできるようになって、いまこうしてあなたと英語で会話できるのはボウイーのおかげですなどと、訳の分からないことをだらだらとしゃべってしまいました。
また、このホテルに来るか分かりませんし、そのときまだ彼女がいるかも分かりませんが、ここで再会した時にお互いに名前を憶えていたら面白いですねと言って部屋に上がりました。

ところで、ボウイーさんが日本代表を応援したという話ですが、これはタイがおしなべて親日であるということと関係があるのでしょうか。
例えば香港などでは、親日の人が多くいますし、Tシャツ代わりに着るサッカーのユニフォームで、マンチェスター・ユナイテッドやリヴァプール、イングランド代表と同じくらい日本代表のユニフォームをよく見かけます。
中には、心情的に香港は中国に返還されたがあんな国に帰属するくらいなら、日本のことを全般に応援するという人もかなりいると言います。
ワールドカップのような大会では、アジアの代表として日本に頑張ってもらいたいと考える人はもっと多いようです。
もちろん、反日的な人も少なくはないでしょうが。

タイでは香港と事情が違うとは思いますが、日本がアジアを代表して戦っているという感覚を持ってワールドカップを見ている人がいたのではないかと思えるのです。
自国が出場していない大会の接し方として、①見ない、➁大会を客観的に見る、➂好きな選手のいる国を応援する、④親しみの感じられる国を応援する、などが考えられるのではないかと思いますが、①が圧倒的に多く、➁がそれに準ずるとして、1%の国民が④だとすると、タイで日本を応援する人はかなり多いのではと想像できるからです。
今大会の日本代表の戦いは、彼らを失望させたでしょうか。
ただ、彼らの好意的な眼はサッカー選手だけでなく、日本人全員に向けられているだろうことには気付かないといけません。
タイを旅行して、そういう眼があるのだということを、よく考えて行動しなければいけないのです。
【Alpha7/Jamin et Darlot 13.5cmF4.5 F4.5】
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thema:ペッツバール genre:写真
Jamin et Darlot 13.5cmF4.5 | trackback(0) | comment(0) | 2014/06/29 Sun
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