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冰雕刻

M8/Primoplan 5cmF1.5
すみだジャズの週の最後の作例もジャズとは関係ないものになってしまいました。
クラシックに比べればジャズの演奏はずっと撮影しやすいですし、野外なのでカメラはフリー状態です。
それでも演奏中に撮影していれば音楽を聴けなくなってしまうし、演奏家に失礼なのは間違いないので、ずっとカメラを構えているわけにもいきません。
そんな状況で撮り続けても、おなじような歌っていたり演奏していたりの写真が何枚も生まれるだけのように思えます。

音楽を聴く時は一生懸命聴いて、終わればイベントとしての周辺の様子をささっと撮るというスタンスが良いのでは思いました。
そもそも音楽と撮影の両立ということ自体が発想に無理があります。
さいわいジャズのことはよく分からないので、適度に聴いて楽しんだ余韻でさらに散策してレンズを向けるというのでわたしには十分でした。

さて、作例ですが、子どもたちが祈るように見つめる先では氷を電気のこぎりで切り刻んで、氷の彫刻に挑んでいるところです。
子どもにピントが来ていて肝心の彫刻は何を作っているのか分からんとお叱りを受けそうですが、この時点では、目の当たりに見たわたしにも何だか分からなかったのでお許しいただきたいと思います。
日にあたっているのにこんなにゆっくり作っていたら完成前に融けてなくなってしまうのではと心配になったし、氷の彫刻作成現場はけっして涼しくはないと気付いて、すぐこの場を去りました。

ジャズはどちらかと言えば夜の音楽と思ってましたし、これから少しずつ暑さもやわらいで盛り上がりも増すのではと思っていたのですが、小さなストリート会場などでは4時くらいに全演奏が終わって撤収するところが出てきました。
それでもメイン会場などではやはり人出がだいぶ増えてきていて、来た当初より自由に聴いたり撮影したりが困難になってもきました。
ほんとうにジャズが好きで楽しみに来ている人の濃度が増したようで、門外漢の居場所もなくなりつつあります。

エンディングまで聴いていたい気持ちもなくはなかったのですが、そろそろしおどきと感じました。
前に書いたように翌朝早くにサッカー観戦があるので、ふまり無理すると1週間こたえてしまうでしょう。
楽器を仕舞っている人、ステージを片づけている人にならって、わたしも撤収します。
錦糸町駅からは総武横須賀線に乗ればだいぶ近いのですが、定期券がきく新宿まわりでのんびりと。

最後に蛇足ですが、今回、プリモプランを持って来たのにはちょっとだけ意味があります。
友人のお心遣いによって1本のレンズをゆずっていただいたのですが、そのレンズがエルノスター型とゾナー型の中間のような構成で、もしかしたらプリモプランに近いかも知れないレンズタイプのものだったのです。
いま、正確な構成はすっかり忘れてしまっていて、3枚貼り合わせがあったような気もしているのですが、だとすればゾナー型により近いのですが、いずれにしてもズマリットのような構成を想像していたそのレンズが、ガウス族ではなくトリプレット=エルノスター=ゾナー族と知ってすごく得した気分になったりしました。
そこで、対抗レンズを予告編的に使おうと考えて、ゾナーはこの前使ったばかりだからと選択したのがプリモプランだったのです。
久し振りでしたが、やはりプリモプランは楽しいレンズで、いよいよ新しいレンズが楽しみになっています。
プリモプランやゾナーと同じF1.5のたいへん珍らしいレンズです。
【M8/Primoplan 5cmF1.5 F1.5】
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thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Meyer Primoplan 5cmF1.5 | trackback(0) | comment(0) | 2012/08/26 Sun
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