骨董のある生活を

Komura 135mmF2.8
4月2日は東寺の骨董市があったので先月に続いて冷やかしに行ってきました。
奈良に住み始めたとき、せっかく歴史あるならまちにいるのですから、古い家具や食器を買って使ってみようと、箪笥2棹、飾り棚2棹、ライティングデスク、火鉢、ちゃぶ台と少しずつ揃えてきたのですが、もはや狭い部屋に家具のスペースがなくなってしまいました。
先々週に伊賀で古いコップを買ってから、先週は赤穂で古い高脚のグラスを手に入れ、友人から使ってみてと推定江戸時代中期のそば猪口を借りたことで飲むための食器は打ち止めです。
食事のための器類を見つけられたらと歩きますが、この分野は未知の世界でどんなものがあっていくらくらいするものでなどということが分かりません。
もとより高価なものを買うつもりはなく、ちょっといいなあと思えるくらいのリーズナブルな食器を探してみようと考えていたのですが、そんな場当たり的に気に入るものを見つけられるほどこの世界は甘くありませんでした。
次回、作戦を変えて再々挑戦してみたいと思います。

骨董市では収穫ゼロだったかといえばそうでもなく、さすが東寺の伝統ある市だけに交通費をかけて手ぶらというのは免れました。
ジャンクカメラの箱の中に、ライツ製のエクステンションチューブ3つがくっついたものを見つけたのです。
この手は相場はあってなきが如しという感じですが、まあカメラ店にあればライツ製ですし1000円とか3000円くらいはするでしょう。
200円×3個で600円に値切れたら買おうと考え、ライツとバレなければ安くなるかもとLeitzのロゴ部分を親指で隠しながら値段を訊ねてみました。
店主のおやじさんちょっと考えてから500円だというので拍子抜けでいただいてきましたが、エクステンションチューブなんて欲しがる人はいないから300円くらいのことを言ってネゴすべきだったかと、帰り道で後悔したりもしました。
ちなみにこのチューブは、いくつか購入した引き伸ばしレンズを撮影に使うために使用するつもりです。

骨董市のあと、ホロゴンさんと写真家でコピーライターでもあるH氏、ライカの名手で酒とアンティークの生き字引のようなA氏と合流して、錦市場や四条烏丸周辺を撮影しながら、皆さんの写真仲間でもある前田義夫さんの写真展を見学に行きました
神戸の町を部分的に切り取っておおっと思わせるような空間を見せています。
視覚に心地よさを与えてくれる写真と不可思議な感覚をあたえる写真があって、後者では立ち止まってしばし考え、これは何だろうと聞いてみてたくなるようなところに前田さんの作品の妙味があるのだろうかと感じました。
また、明るいレンズを使いほとんど開放かその近辺で撮影しておられるとのことで、レンズの味を感じられるところには大いに共感しました。
4月11日まで京都・四条河原町近くのギャラリー古都で開催中ですので、花見のついでにでも立ち寄られてはいかがでしょうか(ギャラリー古都 京都市中京区塩屋町327 三条サクラヤビル6F)。

今回わたしが試したのは、三協光機のコムラー135mmF2.8です
ライカマウントの距離計連動135mmレンズとしては、エルマリートと双璧の大口径ですが、エルマリートがファインダー拡大のための拡大鏡付きで精度を出せるようにしているのに対して、コムラーは補助なしですからライカM3でもフィルム1本撮って1枚もピントが合ってない可能性のある恐ろしいレンズです。
α7のファインダー拡大機能があれば問題ないだろうと持ち出しましたが、確かに時間をかければピント合わせ不可能ではないものの、それでもピンボケを量産してしまうやはり恐るべきレンズでした。
どうも、コムラーのライカマウント長焦点シリーズの中ではあまりシャープでないせいで、合焦したかどうか分かりにくいのが原因のようです。
135mmF3.5が多いのにF2.8をとんと見ないのは、同じようなシャープさで設計できないということなのでしょうか。
構成は不明ですが、135mmに多いゾナーかエルノスタータイプではと想像します。
周辺も甘いですし、描写とは関係ないですが鏡胴の刻印も安っぽくて、コムラーとしては期待外れな気のする残念なレンズでした。

さて、本日の作例ですが、写真展会場のギャラリー古都にほど近いあたりでのスナップです。
ご夫婦でしょうか、同じポーズでアイスクリームを頬張る姿が一瞬見えたので、人の流れが切れたときにシャッターを切らせてもらいました。
奈良・氷室神社の枝垂れ桜、奈良公園の鹿の群れと作例を続けていますが、前後のボケはなかなかきれいなものの、やはりシャープネスに問題がありそのためか大口径らしいダイナミズムが影を潜めています。
もともと135mmが不人気な上に、あまり魅力的ではない描写ということもあってか、スペックからすると申し訳ないくらい安価に取引されているのが現状のレンズです。
わたしもこのレンズは1000円プラス送料で手に入れました。
【Alpha7II/Komura 135mmF2.8 F2.8】
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thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
SankyoKoki Komura 135mmF2.8 | trackback(0) | comment(0) | 2017/04/02 Sun
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