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プロフェッショナルの仕事

Raptar 50mmF1.5
昨年、初めてキムさんと会ったとき、彼はニコンの中クラス・デジタルカメラを使っていて、スタジオを持っているプロのカメラマンだと自己紹介されてもピンと来ませんでした。
しかし、今回、住所にあったスタジオを訪れるとかなりの広さがあり、照明だけでも6基もある本格的なもので、あらためて彼が第一線で活躍する写真家だということを認識しました。
そのときは化粧品の撮影をしていて、聞けば、TVショッピングの依頼だとのこと。
EOS 5Dに90mmマクロレンズで撮ってデータは直結されたMacで即確認します。
Macの方が画像がきれいで使っているのかと聞くと、それもあるが、Macはインターフェイスが優れていて途中で止まることがないので信頼して使えるのでとの返事でした。

キムさんが、ライティングとピント合わせ、シャッターを一連の動作でこなしていくとMacの前の女性がすぐに画像処理していました。
彼女はかなりの美人で、デザイナーかと聞くとカメラマンだといい、相互に撮影と加工を行い、ふたりではできない複雑なところをデザイナーに外注するのだそうです。
カメラマンの女性は唯一の社員で、かれこれ10年もともに仕事するパートナーでもあるとのこと。
スタジオの家賃が26万円もすると聞いて大変さを再認識しましたが、プリンターやフェイズワンやハッセルブラッドを含めた機材の出費も相当なもののようです。
ぜひ、がんばってもらいたいというと、それよりわたしの方が大変なのではと、逆に気遣われてしまいました。

宿泊がまだ決まってないわたしに、長い旅では出費を抑えなくてはと、たまに行くというサウナを紹介してくれました。
ホテルの高いソウルでは1000円で泊まれるサウナはありがたく、かなり飲んでいたので韓国人の間に紛れてもすぐに爆睡でき、かえって楽しい体験になりました。
韓国では終電後まで飲んでサウナに泊るというのは普通なことなんだそうです。
もっとも、キムさんは翌朝用事があるそうでスタジオに停めてあったバイクで帰ってしまいました。

キムさんが土日で時間が取れればスナップ撮影に連れて行ってもらうつもりでしたが、両日用事とのことで韓国を離れる決意をしました。
韓国の物価は思った以上に上がってしまっていて、滞在するのは厳しいと感じていました。
例えばカフェでコーヒーとパンのセットをたのむのはソウルではポピュラーですが、ちょっとした店でもこれだけで1000円近くになってしまいます。
何年か前は同じものが300~400円程度でしたので、円安のダメージもあって3倍近くに上がってしまった感覚です。
さすが安倍首相は自身のみならず、旅行者もが韓国と親しくするのを拒む政策をとっているかのように感じられました。

キムさんは、わたしが船で中国へ渡航したがっているのを知るといろいろ調べてくれましたが、土曜に運航している仁川から中国各地へのフェリーがいずれも満席になっていると教えてくれました。
しかし、彼の経験上当日連絡するとチケットがとれることが韓国のあらゆるシステムにあるので確認するべきと言います。
翌朝、ツーリストインフォメーションに言って調べてもらうと果たしてチケットはありました。
済州航空で数日前の予約をすると、仁川~青島の同じルートでこのフェリーの半額なので、わざわざフェリーを利用する人は特殊な事情があり、オンライン予約も呼応するような特殊なやり方があるのかも知れません。
18時仁川発、翌朝9時半に青島に到着するフェリーでしたが、規模は大阪から釜山までのフェリーとほとんど変わらなそうなのに乗客は定員660人に対して、70人しかいないそうですかすかです。
しかし、乗客は韓国人と中国人半々で、みんな巨大な声を出すので独特の雰囲気です。
外国人はもちろんわたしひとりですが、韓国人はわたしを中国人と思い、中国人は韓国人だと思っているでしょう、知っているのは英語でやり取りしている女性クルーばかりなりです。
この後寝ることができるか、とても心配です。

さて、作例ですが、キムさんのパートナーの仕事ぶりを見てもらうことにしました。
キムさんが数枚撮影してPCに自動で撮りこまれると、彼女がいろいろアドバイス、キムさんがなるほどふむふむというようなことを言って、次々と仕事をこなすさまがプロの手さばきを感じさせます。
彼女は、パートナーといってもそれは仕事のことだけで、三十際独身とのこと。
キムさんはかなりのイケメンで、奥さんもきれいな人なのでしょうと聞くと、否定しましたが、元スチュワーデスですと教えてくれました。
やはり相当の美人であることは間違いなさそうです。
【Alpha7/Raptar50mmF1.5】
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thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Wollensak Raptar 50mmF1.5 | trackback(0) | comment(0) | 2015/02/28 Sat

肝の座った男

Raptar 50mmF1.5
民泊の古民家は古風な外観ながら、比較的最近リノベーションされたらしく水洗トイレとシャワーが完備されていて、更に床は温度設定できるオンドルで温められていました。
かなり寒い夜ですがこれで怖いものなしです。
床暖房の快適さは癖になるほどで、翌朝は心地よい目覚めでした。

心地よいとは言えない不思議なこともあって、後から来た宿泊者が近くの寺を訪ねてきたという気功師なのですが、私を部屋に招いておしゃべりすることになりました。
彼は中国語ができるので中国語でやり取りしたのですが、経をあげる道具も持って来ていて、わたしが奈良でもらったお経があるというと、韓国のものがあるので交換しようと申し出ます。
そのお経は漢字で書かれていて韓国語の説明付でしたが、鐘を叩きながら経を読むよう促されました。
言いなりなるのも変ですが、まるで日韓お経の共演のような状況になってしまいました。
十輪院で祈願してもらったように、彼もこれで旅の間心配はないと言ってくれます。
ただ、読めない漢字をかなり端折って読んだので、あまり効能はないだろうと自分では感じていましたが。

朝、宿を出るとバスはやはりなかなかやってきません。
時刻表はありますがまったく読めないので通りすがりのおじさんに聞くと、当分の間は来なさそうな気配です。
しかし、おじさんは近くにトラックを停めていて、乗れと合図します。
言葉は通じませんが途中の幹線道路まで連れて行ってくれ、そこでバスを待つようにというようなことを言って立ち去りました。
果たしてバスはすぐに来て、あっという間に順天駅に到着します。
どこでもそうだと思うのですが、田舎にはとても親切な人がいて助けられることしばしばです。

順天は、韓国新幹線のKTXがソウルまで3時間ほどで結んでいます。
1日数本ですがちょうど40分後にそれがあったので、チケットを買って近くの食堂にはやめのランチをとりに行きました。
言葉のつうじないアジュマにチケットを見せながら急いでねと言うと大丈夫と請け負ってくれた上に、もう一人いた客も同じ電車なので一緒に行くから心配するなとにこやかに言ってくれます。
熱いのをあわてて食べていると発車10分前になり、もう出ないとまずいかと男性を見るとまだ余裕だと笑っています。
結局5分前に食べ終わり、駅前通りの赤信号がなかなか変わらないのにドキドキし、駅構内に入ったときには列車が入線してくるのが見えてドキドキがピークになり、それでも走ったりしない男性の度胸に恐れ入りました。
もちろん最終的には間に合ったのですが、とても心臓に悪い体験でしたし、韓国人の時間感覚というものにも驚嘆させられました。

ソウルでは前夜連絡をとって、昨年知り合ったカメラマンのキムさんといっしょに食事をすることにしていました。
キムさんは、日本に留学して写真を学び、ソウルに戻って修行を積んでから独立してスタジオをオープンさせた苦労人です。
仕事は順調だったようですが、広告関連やファッションが主流ということで、経済の変化にかなり影響を受けるので今は厳しい時期のようです。
食事だけでは話が尽きず、焼酎まで飲みに行ったりもしてキムさんは終電を逃してしまいました。
彼はあまりに実直で、順天の男性のようには時間を計算するタイプではないということでしょう。

今日の作例は、楽安の俯瞰的な風景にします。
早朝に散策してこの光景を目にしたときは、さすがに言葉を失うほどの衝撃を感じました。
そういえば、昨日のドラマの撮影では、何というんでしたかラジコンの無人ヘリコプターのような機械も飛ばして三次元的に撮っているのを目撃しました。
こんな景色があってみれば、そんな撮影もしたくなってのことでしょう。
バスの便が悪く行きにくいところですが、わざわざ足を運んで後悔のない美しい村です。
【Alpha7/Raptar50mmF1.5】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Wollensak Raptar 50mmF1.5 | trackback(0) | comment(0) | 2015/02/27 Fri

釜山港へ再び

C.C.Harrison 14cmF4
到着した釜山港は五分で町中に出られる大変便利な立地です。
まずは、朝食をとりに歩きますが、さっそく、ハングルの不便さの方に頭を痛めることになります。
ヒとかスとか〇とかが並んだそれは眩暈を起させ嫌でも、かつて黒田さんの署書で読んだハングル酔いという言葉を思い出させました。
これは韓国にいる間中感じることになります。
日本に来た外国人も平仮名・片仮名を見て同様に感じるのでしょうから、韓国だけに文句を言うのはアンフェアなのでしょうが。

去年訪釜の際、悩んだ末に断念した順天は、釜山の西部バスターミナルから2時間年ですが。そのターミナルまでは地下鉄で1時間近くかかります。
長い旅をするつもりですから少々時間がかかることを気にしていても仕方ないのですが、効率優先社会に暮した習慣はなかなか抜けないものです。
到着した順天バスターミナルから目的地の楽安までまた40分かかるとのことでしたが、それ以前に路線バスそのものが1日何本もないらしくバス停で1時間も待つことになりました。
寒い中でしたがバス停のベンチに腰掛けると温かいので、驚きました。
中を熱が循環するシステムのようで、バス停までオンドルなのかと感心しました。

楽安は100以上の藁葺きの古民家を城壁のような土塀に囲った素朴な村です。
入場料は400円とられますが、どこか泊れないか聞くとそばに座っていた純朴そうなおじさんがそれならウチはどうかと恥ずかし気に勧めるので値断を聞いて5000円というのを、では見てから決めると案内してもらいます。
家はゲートから近く、何より建物が美しく内部も清潔なので少し高いとは思ったものの値切らず即決しました。
純朴さに好感を持ったこともありますが、外国語は一切通じないので、値切交渉なんてしていたら日が暮れてしまうでしょうから。

一部無人だったり展示用になっている古民家があったりしましたが、ほぼすべての家で伝統的な生活が営なまれているのが村の魅力になっています。
ただ、藁は萱のようにいぶしたりする必要はない反面、毎年ふき替えしないといけないようです。
白っぽい屋根がきれいとも言えますが、日本の茅葺きの家のような重厚さには欠けてしまいます。
もともと寒い土地のようですが特にこの日は夜にマイナス5度くらいまで下がる寒い日だったため家の人が軒で作業している姿を撮影するなどというチャンスがなかったのは残念でした

その代りという訳ではありませんが、ドラマの撮影をやっていて、韓流ファンなら垂涎の体験だったかも知れません。
古風な衣装をまとった少女が木の上で悲鳴をあげるという 意味不明なシーンなのですが、わたしがバシャバシャ撮っていたらダメだといったん怒られたものの変テコなレンズを使っているのに気付かれて、何それに始まりペッツバールの説明をしながらラックアンドピニオンを動かして見せると韓国人独特のオオゥという感嘆句が飛出し、スタッフや俳優(?)まで集ってきてしまう事態に苦笑せざるを得なくなります。
日本語ができるスタッフが現れて説明してくれたところによると、これは4月から始まるMBCの華政というドラマだそうで韓国では有名ななんとかと言う男性が主演とのことですが、私が知りたかった木の上の美少女は、チャン・ジャン・ピという名前と聞きました。

さて、作例はその女の子ですが前述のように撮ってはいけなかったようで、こんなものしかなく申し訳ありません。
その後しばらくして宿のそばで撮影終了した彼女が歩いていたので撮らせてくれとお願いしたのですが、英語が得意ではないようで(私の発音の方の問題?)、キョトンとこちらを見つめられてしまいました。
残念ながら付き人に拒否されてポートレイトはダメでしたが、真近で見るととてもきれいな顔立ちで、私は彼女のファンになりました。
ところがネット事情が悪いため彼女の情報を調べられません。それに何人にも聞いたのに有名だというチャン・ジャン・ピを誰ひとり知らないと言うのです。
ぜひ、確認のため、日本でも放映してもらえないでしょうか。
【Alpha7/C.C.Harrison 14cmF4】
thema:ペッツバール genre:写真
C.C.Harisson 14cmF4 | trackback(0) | comment(0) | 2015/02/26 Thu

まずは、船で

Raptar 50mmF1.5
おととしの12月に奈良に滞在したとき、素晴らしいゲストハウスに滞在しました。
わたしと同世代くらいの旅を愛する女性が数年前に始めた宿で、フランス留学やチリ滞在を経て故郷の奈良で開いたのですが、宿泊を外国人に特化して日本文化と奈良の伝統を伝えるべく女手で奮闘している素敵な女性です。
わたしはその前の年、カタルーニャの友人ダヴィドが来日した折にたまたまその宿の前を通りかかって、少々会話の機会があったことから知己を得ることができ、英語サイトから予約したことで、例外的に宿泊を認めてもらうことができました。

今回も泊めていただこうとお願いしたのですが、古民家の町家を維持するためのメンテナンスのため宿泊できないと断られてしまいます。
その代り、宿泊者もいないので、夜、食事をいかがですかとお誘いいただきました。
プライベートの領域なのでそのことが記載できず残念ですが、旅の初日から好いことがあり、わたしは恋に堕ちてしまったかのような気持でした。

そのことはともかく、1泊目をビジネスホテルに紐解いたわたしは、彼女の紹介で数軒隣に2週間前にオープンしたばかりだという出来立てのゲストハウスに移ることになりました。
仏像の研究のために奈良の大学に学び、卒業後に旅館で下積みした後、満を持して奈良町に琥珀というゲストハウスを開いた弱冠25歳の青年、境クンです。
閑散期に開業したばかりでしかも平日なので、他にお客さんはいません。
Shaさんと食事して戻ってから、すっかり話し込んでしまいました。
若いのに仏教のあらゆることに精通していて、わたしの先生のような存在になりました。
翌朝勤行を受けられると十輪院というお寺さんを紹介いただき出向いたのですが、人生初勤行に一生懸命お経を唱えさせてもらいました。
住職様からはありがたい説法をいただき、旅の安全を祈願していただいたばかりか、貴重な石窟のような地蔵像を拝観させていただき大感激です。
境クンからはご朱印帳までいただいてしまったので、これまた初朱印も体験しました。

境クンと心の恋人とは別れを告げ、旅を進めるべく電車を乗り継ぎ大阪にやってきました。
大阪自体は目的地ではなく、ここの港から釜山行のフェリーに乗るのです。
以前、福岡からよくクジラにぶつかるというビートル号で釜山まで行ったことがありましたが、国際フェリーは初体験です。
チケットは電話予約済みでしたので、港に着くと購入手続きして出国審査に進み、バスに乗ってフェリーに乗り込みました。
乗ってすぐにエスカレーターで2階分上がるのですが、それはとても船に乗っているというよりはショッピングセンターにでも来た感覚にさせられます。
受付すると部屋のカギを渡されましたが、いちばん安い4人部屋はわたしひとりきりで、恐らく少ない日本人客に対する気遣いだったのだろうと思われました。
韓国人も中国ほどではありませんが、大声のエネルギッシュな若者が多いので助かったと思う反面、交流の機会を失ったかと寂しい気もしました。

日韓フェリーなので日本人・韓国人が半々くらいと想像していたのですが、乗客のほとんどが韓国人でした。
飛行機の方が早いし、フェリーも早めの予約をしなければ、むしろ航空便より高いくらいです。
わたしにとって沈没しても船長が先に逃げてしまうフェリーか、マニュアル通りでないと引き返してしまう航空機では、どちらがましなのか究極の選択でした。
船内エンターテインメントでヴァイオリンやチェロの演奏があると聞いたのでフェリーを選んだのに、受付で聞くと弦楽器奏者は辞めちゃったそうで、代わりに開催されたのはカラオケ大会でした。
がっかりしつつもカラオケを見に行くと、100人近い人々が集まって大盛り上がりしています。
知らない人が下手糞なカラオケをがなっていたのに、みんなきちんと手拍子して拍手してと、韓国人的一致団結を目の当たりにして言葉を失いました。
サッカー日韓戦でなかなか勝てない理由が垣間見えたような気がしましたし、絶対、韓国と何かを争っても勝てないだろうと悟らせてくれた一夜になりました。

さて、作例ですが、1枚目は十輪院でいっしょに勤行参加された男性の後姿を失礼させていただきました。
四国のお遍路さんを予定していて、その鍛錬も兼ねて木津川の自宅から10キロの道のりを2時間かけて歩いてこられているのだそうです。
さわやかな笑顔で語ってくれた男性の修行の喜びに満ちた嬉しそうな顔立ちは強く印象に残りました。
もう1枚は、のんびりしたフェリーの退屈な夜を紛らわすためにカフェを訪れると、無聊が一気に吹っ飛ぶような美女が働いていたので、撮影に応じていただきました。
こういう女性ばかりだと、わたしもshaさんのような韓流ファンになってしまうでしょうね。
【Alpha7/Raptar50mmF1.5】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Wollensak Raptar 50mmF1.5 | trackback(0) | comment(0) | 2015/02/25 Wed

ペッツバールの盟友現る

C.C.Harisson 150mmF3.5
朝9時半の近鉄奈良駅、時間通りに現れたかと思ったら、行基の像に向かって手を振っているのはsha-sindbadさんです。
お友達のホロゴンさんにも声掛けしたのですが、残念ながら風邪をひかれたとかで、薬も飲まず清く正しい生活をしているので病気はしませんというsha-sindbadさんに奈良をご案内いただくことになりました。
sha-sindbadと入力するのはしんどいのでshaさんと省略させていただきますが、最近はブログ内での写真の量が多いので、写真ドバっとさんと書き換えた方がいいかも知れませんね。

Shaさんと私では撮影対象もスタイルも技術も何もかも違っています。
共通するのはレンズが好きだということくらいかも知れず、行先の選定に苦慮されたようです。
ポートレイトを撮れるコースを設定しますとのことでしたが、昨日の京都で嫌になるほど撮りましたので、今日はshaさんのスタイルで行きましょうとお願いし、観光的な部分もかねて、九条~薬師寺~唐招提寺コースを歩いてみることになりました。
いきなりハプニングのスタートだったのですが、それはshaさんから口止めされたので書くのは止めておきますし、書いてしまうと報復されるようなへまをわたしも犯しているのでお互いさまということにします。

古いレンズ好きということでは共通しているものの、レンズそのものの好みはまったく違っていました。
違っていたはずなのですが、どうしたことか、最近、shaさんがペッツバール病とも呼べるような症状を起こしていて血清代わりにペッツバールを持ってきて欲しいと危険なことを言っています。
血清1本では足りなさそうな気配でしたので、まずは焦点距離の短い4本をお持ちして様子を見ることにいたしました。
今日いただいたメールをみると、どうやら効果はてきめんだったようで、安心いたしました。

わたしだってペッツバールレンズを30本も集めてしまったので病気といえばそう言ってもらって間違いありませんが、症状についてはだいぶ違っているようです。
わたしが写真術発明の2年後にすでに高性能のレンズが開発されたことを楽しんでいるのに対して、shaさんは性能の劣るものでもその表現力に惹かれているようです。
ですからわたしがメーカーや製造年にこだわるのに対して、shaさんはあくまで撮影結果至上主義です。
先日書いたばかりのペッツバールのブランド志向論は早くも崩れ去ってしまったかのようです。
4本のうち2本は無名ペッツバールでしたが、shaさんにとってレンズの刻印はそれぞれを区別するためにだけ存在するのであって、有銘無銘に関係なくその描写を液晶で確認しては素晴らしいを連発されていたことが強く印象に残りました。

驚いてしまったのは、すでにわたし以外にもペッツバール研究家の方からすでにレンズを借りていただけでなく、すでにペッツバールを数本購入されていたことです。
ペッツバールで焦点距離の短いものはなかなか市場に出てこないために入手に苦労するのですが、shaさんは何しろメーカーの銘があるかないかは二の次なので、すでに125mm、150mm、400mmの真鍮ペッツバールが手元にあって、さらに到着待ちもあるとウキウキしています。
そればかりかペッツバールのブログを始めるという計画もあるというので恐れ入りました。
もちろんわたしも協力を惜しみません。

さて、本日の作例ですが、1枚目は、近鉄奈良駅から宿をとる奈良町へ抜ける商店街でいつも利用している揚げ物屋さんです。
午前中利用が多いので、いつも優しいおばちゃんから買っていましたが、夕方以降はメンバーチェンジされることを知りました。
これからshaさんとイタリアンの約束なので、コロッケは断念してぬ1枚だけ失礼します。
もう1枚は、大和豚のテリーヌ、土佐鰹のカルパッチョ、アーリオーリスパゲティ、アンチョビのナポリ風ピザにすっかり満腹して(shaさん、よく覚えているでしょ?)、コーヒーでもと町中に出たのに、また居酒屋に吸い込まれてしまって出合ったお店の看板娘です。
彼女は専門学校生で、夢に向かって一生懸命に勉強していると目を輝かせながら語ってくれたのが忘れられません。
昨日に続いて楽しい一夜で、こんなことが続いては旅が続けにくくなって困ってしまいます。
【Alpha7/C.C.Harrison 14cmF4】
thema:ペッツバール genre:写真
C.C.Harisson 14cmF4 | trackback(0) | comment(2) | 2015/02/24 Tue

悩んだ末の旅立ち

.c.c.harrison15cmf3.5
jブログ更新がだいぶ滞ってしまい申し訳ありません。
サボっている間に大きな旅をすることを決断しまして、いまその旅をスタートしたところです。
現在、フェリーで退屈な時間を過ごしていますので、旅が始まったおとといに遡ってブログを再開することにします。
しばらくの期間、退屈な旅行記が続くことと思います。
なお、中断してしまっている熱海散策のことは、近く時間を見つけてアップしていきますので、ご容赦ください。

真冬とは思えない暖かさだった2月23日月曜日、全国のニュースが22度を記録したと報道した小田原から新幹線に乗って旅は始まりました。
長旅なので節約のため夜行バスを考えていたのですが、観光シーズンでもないのに安いバスは満席になっていました。
受験とか学生の帰省の影響でしょうか。
豪華バスは空席ありとなっていましたが、新幹線より2000円程度安いだけなので、メリットが感じられません。
チケットショップで自由席券を購入するとほぼ同額で、京都までひかり号が2時間強、バスでは8時間近くかかってしまいます。

京都着が11時近くでしたのでお昼にラーメンを食べに行こうと考え、駅中のツーリストインフォメーションに行きます。
以前はだいぶ並んだ記憶がありますが、真冬の平日中途半端な時間のためか、ほぼ待ち時間ゼロで自分の番がまわってきました。
一乗寺付近に目当てのラーメン屋があったので行き方を聞くと、バスで40分かかるというので諦めました。
結局、駅から徒歩圏内でなかなか美味しい京ラーメンを食べましたが、ツーリストインフォメーションの係員も一乗寺近辺は激戦区で美味しい店が並んでいると言っていたので、次回は挑戦することにいたしましょう。

腹ごなしのカメラ散策は、昨年ksmtさんにレクチャーを受けた京都観光ゴールデンコースをなぞって歩くことにします。
四条河原町駅で降りて、祇園、八坂神社、二年坂あたりをぐるっと廻ってバスで駅に戻ります。
平日だというのに毎度すごい人出ですが、中国の春節休暇と重なっているので仕方ないでしょう。
しかし、先にも書いたように学生も休暇に入っているのでしょう、日本人の若者も少なくはありません。
レンタル着物の女性があまりに多くとても声を掛け切れません。
いつもの鎌倉や浅草では着物を着ているすべての女性に声掛けして撮影させてもらっている状況でしたが、今回のみ超美人・美少女でかつきちっとした着物を着ている女性を厳選することがてきました。
買い手市場から売り手市場に立場大逆転です。

帰りの道路渋滞とバス待ちの列の長さに絶望して、歩いて京都駅まで戻りましたが、足がぱんぱんになりました。
待ち合わせに30分近く遅刻して奈良で食事します。
ああ、日本の奈良にわたしを待っている人がいる、だったのです。
奈良駅そばのベトナム料理は、日本で食べたわたしの生涯一美味しい外国料理でした。
そのあともずっと愉しい時間を過ごしましたが、とても長くなるはずの旅の最大のハイライトはこの夜ということになってしまうかも知れません。

さて、作例ですが、今日から旅の期間限定で、2~3枚の写真に増やすことにしました。
何十枚も撮った中で1枚だけを選ぶのがたいへんだからですが、写真が複数でも使用したレンズは同じということはルールといたします。
1枚目は京都で見かけた恐らく最初で最後の本物の舞妓はんです。
カメラマンがハッセルブラッドで撮影しているところに出くわし便乗しました。
本物かどうか半信半疑でしたが、付き添っていた先輩芸子さんとの会話がプロの言葉遣いとしか思えずホンマモンの舞子と確信しました。
すっかり興奮してピントが怪しくなってしまいましたが。
もう1枚は美人を何人も撮っていたのでどれを選出するか悩みましたが、自発的にこんなポーズを付けてくれた彼女が、八坂の塔になり切ったお友達を抑えて特選になり、採用させてもらうことと相成りました。
【Alpha7/C.C.Harrison 14cmF4 】
thema:ペッツバール genre:写真
C.C.Harisson 14cmF4 | trackback(0) | comment(6) | 2015/02/23 Mon

C.C.Harisson 150mmF3.5
thema:ペッツバール genre:写真
C.C.Harisson 14cmF4 | trackback(0) | comment(0) | 2015/02/22 Sun

Voigtlander 20.5cmF3.8
【Alpha7/Voigtlander 20.5cmF3.8 F3.8】
thema:ペッツバール genre:写真
Voigtlander 20.5cmF3.8 | trackback(0) | comment(0) | 2015/02/21 Sat

Lerebours et Secretan 8.5cmF3.4
【Alpha7/Lereboures et Secretin 85mmF3.4 F3.4】
thema:ペッツバール genre:写真
Lerebours et Secretin 85mmF3.4 | trackback(0) | comment(0) | 2015/02/20 Fri

Lerebours et Secretan 8.5cmF3.4
【Alpha7/Lereboures et Secretin 85mmF3.4 F3.4】
thema:ペッツバール genre:写真
Lerebours et Secretin 85mmF3.4 | trackback(0) | comment(0) | 2015/02/19 Thu

Voigtlander20.5cmF3.8
【Alpha7/Gaudin 10cmF3.5 F3.5】
thema:ペッツバール genre:写真
Gaudin 10cmF3.5 | trackback(0) | comment(0) | 2015/02/18 Wed

Voigtlander20.5cmF3.8
【Alpha7/Voigtlander 20.5cmF3.8 F3.8】
thema:ペッツバール genre:写真
Voigtlander 20.5cmF3.8 | trackback(0) | comment(0) | 2015/02/17 Tue

ゴーダンの謎、未だ解決せず

Gaudin 10cmF3.5
先々週の熱海にはジャマン・エ・ダルローのコーン・サントラリザチュール型のペッツバールを持って行って、声掛けして撮影するごとに150年ほど前の古いレンズですと自慢していました。
多くの方にはそんな古いレンズで写るんですかなどと関心を示していただきましたが、一方で、ああ、そうですかと、まったく興味無さ気な冷淡な反応のこともあります。
おじさんの自慢話に付き合う必要性はあまりないので、それはまったくもって正直なリアクションです。
しかし、何を勘違いしたのか、150年で無関心なら自分の持っている最古のレンズで驚かしてやれとばかり、今回は170年前のレンズを持参してみました。

そのレンズは久し振りのゴーダンですが、焦点距離が短い関係で普段使用しているヘリコイドがそのまま使えません。
繰り出しの小さい薄型のヘリコイドを使用しなければいけないのですが、どうしたことかそのヘリコイドが見つからないためにこのレンズが使用できないでいました。
繰り出しの大きな厚型ヘリコイドにも装着可能で、無限の出ない近距離用レンズとしては使用可能でしたのでいつものポートレイトくらいならどうにかなるだろうと久し振りにカメラバッグに放り込んだのです。
撮影しつつ、170年前と自慢しなくてはいけません。

ニエプスの世界最古と言われる写真は1825年なので190年前ですが、ダゲールのダゲレオタイプの発表が1839年で176年前、ペッツバールレンズの完成が1840年で175年前、ジルーカメラに続く世界で2番目の写真機と言われるゴーダンカメラが1841年製造開始で174年前、そんなところからわたしのゴーダンめレンズは170年ほど前の製造ではと類推されています。
ただし、ゴーダンのカメラがどれだけの期間製造されていたかはよく分かりません。
製造開始は記録が残るものの製造終了のそれがないというのは、ありがちなことです。
ウォーターハウス絞りの機構がないことから、発明された1858年以前のレンズであることは間違いないと思いますが、ゴーダンのカメラが10年以上の長期間作られていたとすれば、1840年代の製造でないということになるので、それでは困ってしまいます。

もうひとつの問題は、これも何度かここに書いていることですが、フォクトレンダー以外のメーカーがいつ頃からペッツバールタイプのレンズを製造したかということです。
ペッツバールレンズを設計したペッツバール博士と製造していたフォクトレンダーは仲たがいして、フォクトレンダーはウィーンからドイツのブラウンシュヴァイクに拠点を写したのが1849年です。
ペッツバールの特許がオーストリアでしか申請されていなかったので、それが及ばないドイツに移ったということなので、他メーカーも1849年からペッツバールタイプのレンズを製造し始めたと考えるのが自然です。
実際、アメリカのハリスン社がレンズ製造を開始するのは1849年からです。

しかし、ダゴスティーニ氏の本によれば、最古の写真用レンズメーカーのひとつであるルルブールの項で、同社の製造番号の無いペッツバールタイプのレンズを1845年以降の製造と紹介しています。
Lerebours et Secretanという刻印があり、両者がパートナーシップを結んだのが1845年だという理由のようですが、ダゴスティーニ氏はペッツバールタイプのレンズがフォクトレンダー以外で製造されたのは1849年以降であるという説は採っていないことが分かります。
1849年より前に製造されたという根拠を示していないので(少なくともわたしが読んだ範囲では)、鵜呑みにしてはいけないのかも知れませんが、わたしのゴーダンはコバにルルブールである旨書き込みがあり、スクレタン云々の部分はないので、1845年以降という縛りはなく1840年代の製造だという可能性を残しますが、先の疑問は解決されないままです。

さて、今日の作例はそのゴーダンのものですが、くだんのヘリコイドでは最長撮影距離にしてこの位置になってしまうことが分かり、今回の唯一の作例になってしまいました。
帰り道で、ksmtさんに薄いヘリコイドを譲ってもらったので、次回はガンガン使用する予定です。
これだけ寄っているとさすがに女性の写真ではアップがためらわれるところですが、若い芸妓さんが瀬戸物のような美しい肌をしていたので、臆することなく使用させていただきました。
もちろん見ての通り、美しいのはお肌だけではありません。
昨年の愛千代さんに続いて、熱海芸妓界のニューアイドルです。
先日の韓国からの女の子の肌も素晴らしかったですが、このふたりで日韓お肌対決をしたら凄いことになるのではないでしょうか。
【Alpha7/Gaudin 10cmF3.5 F3.5】
thema:ペッツバール genre:写真
Gaudin 10cmF3.5 | trackback(0) | comment(2) | 2015/02/16 Mon

時置かずして熱海へ

Voigtlander20.5cmF3.8
今日からは、また熱海の作例になります。
先日の残りの写真というわけではなく、いちおうこの週末にレンズ仲間たちと熱海を再訪して撮影してきました。
今回は、芸妓さんの舞を観て、花見して、梅園散策して、温泉浸かって、食事してでしたので、む撮影のための散策というよりは、慰安旅行を楽しんでいるような気分です。
本当は1泊できればよいのですが、皆さん多忙でなかなかそういうわけにもいきません。
もうあと何年かしたら、あらためて1泊2日で新年会兼梅祭り兼桜祭りを楽しむことができるようになるのではないかと楽しみにしたいと思います。

先々週と同様、今回も快晴でしたが、前週は雨降りで桜まつりが中止されていますし、去年も雨で数年前には大雪ということもありましたので、今年は天気に恵まれたのは間違いありません。
熱海の市街地は北側と西側を山に囲まれているので、両方向からの風にはとても強く、冬場は太陽さえ出ていれば、思いのほか暖かいのです。
駅から糸川方面へは下り、海岸から梅園へは上りと、アップダウンが少々きついので、真冬でも歩いていて汗をかくことしばしばです。
梅まつり・櫻まつりの期間はシャトルバスなども用意されていますが、健康のために歩いてまわるのが良いでしょうし、やはり季節がら歩いていてとても気持ち好かったです。

歩く楽しみはもうひとつあって、国道沿いなどは新しい建物が並んでいてあまりおもしろくないのですが、多くのエリアがわたしの子どものころからあまり変わることなく残る昭和の町並みそのものなのです。
歩いていて、とても懐かしい気分に浸ることができます。
こういうところは全国無数に存在してとくに珍しくもないのかも知れませんが、わたしの日常の中にはありませんのでとても新鮮に感じます。
熱海は交通至便なので高齢者が多く訪れていますが、同じように懐かしい町並みを楽しみながら町歩きしている人が案外いるのではないでしょうか。

さて、昨年に続いて今回もまずは、「湯めまちをどり・華の舞」を見物しました。
芸妓さんの歌舞練習場は小さいながらもステージと平間席、さらにはバルコニー席やサイドのミニ・オーケストラビッドまであって、さながら可愛い熱海国立歌劇場のようです。
ここを土日のみ11時から30分ほど観光客向けに開放して、上記のタイトルで伝統の歌と踊りを見せています。
京都などでも同様の試みはあるようですが、庶民にはなかなか芸妓さんの仕事に接することは難しいので、たいへんありがたいイベントです。
実際、それほど宣伝している訳ではないのに、いつも予約でいっぱいになるほど人気があるようです。
高齢の方たちがいちばん多いですが、若者のグループもけっこういますし、外国人もいてバラエティに富んでいます。

ありがたいのは、演舞中も撮影可能なところと、終演後に撮影タイムを設けていることです。
普通は、みんなでいっしょの記念撮影なのですが、この機に乗じてオールドレンズの舞台写真もどきとポートレイトもどきを撮影するのがわたしの目的です。
先日、木村伊兵衛関連の本を買って読んでみると、伊兵衛もかなり舞台写真を撮っていることを知りました。
歌舞伎の緊張感漲る作品には「ファインダーを突き破りそうな迫力があり、…これほど息が合ったのははじめてであった」などと表現されているのですが、素人写真にも稀にそういう瞬間が撮れてしまうことがあるのかも知れません。
舞台の合間を含めて20枚ほど撮影したのですが、1枚だけ空気がピンと張りつめたような、緊張感が他とは違うようなものがありハッとさせられました。

今日はそれをお出ししようと考えていたのですが、あらためて見返すとこの緊張感は女性の写真としては少し耐え難いような気がします。
もっと女性的なやわらかさ、上品さを表現したものにすることにしました。
とは言え、残りのほとんどに比較するとこの1枚もそれなりの緊張した空気が感じられる作例のようにわたしには見えます。
他のは何となくシャッターを切ったという感じしかしないことを考えると、もちろん伊兵衛の言うレベルとは格段に違うかも知れませんが、この作例もどうにか舞台と息が少し合った1枚のように感じられないでもありません。
【Alpha7/Voigtlander 20.5cmF3.8 F3.8】
thema:ペッツバール genre:写真
Voigtlander 20.5cmF3.8 | trackback(0) | comment(0) | 2015/02/15 Sun

横浜市に拍手を

Holmes Booth and Haydens 14cmF3.6
今日の更新のみ、先週出掛けてきた、横浜市民ギャラリーあざみ野の企画展示、平成26年度横浜市所蔵カメラ・写真コレクション展 「旅をするまなざし」のご紹介とさせていただきます。
紹介するといっても会期が今度の日曜までなので、とてもこれを読んで展示を見に行くということにはならないと思いますが、19世紀のレンズ愛好家にとっては、興味深いカメラやレンズ、写真などが近隣の横浜市に所蔵されていて、毎年少しずつ展示公開されているという事に喜びを感じますし、それを自分のブログの中に書いておかなければならないという義務感をひしひしと迫って来ているところでもありました。

横浜市が、カメラと写真の膨大なコレクションを取得していて、しかしそれは、関内エリアでなくなぜかあざみ野で定期展示されていると知って、わたしは横浜市民だったコレクターが寄贈して、たまたま広い施設だったあざみ野で引き受けて消極的に展示していたものかと思っていました。
カメラや写真といっても多くが古すぎて一般受けしないもので、ほとんどマニアしか関心を示さないようなものだからです。
ところが市民ギャラリーあざみ野のホームページで記載されているところには「横浜は日本における写真発祥の地の一つとして、近代日本の写真映像文化の歴史に大きく貢献したと言われており、こうした歴史を踏まえ、映像文化都市づくりを進めるため、アメリカのサーマン・F・ネイラー氏が40年にわたって世界各地から収集したコレクションを取得しました」となっていて、積極的に個人コレクションを買い上げて文化に貢献しようとしていることを知りました。

横浜市は数年前に、保育施設の整備が追い付かずに日本一待機児童の多い自治体だと報道されて、その翌年くらいには一気に整備を進めたのか、待機児童ゼロにして汚名返上したことが話題になりました。
恐らく、カメラ・写真コレクションの取得はそれ以前の話で、将来の保育よりも今こその文化に傾注していたのではないかと想像できる素晴らしい町なのだと評価いたしました。
それは冗談としても、コレクションの点数は、
・カメラ 約2,700件
・写真 約2,900件
・写真関連アクセサリー 約2,000件
・資料及び文献 約2,000件
となっていて、購入費用やデリケートな木のカメラを管理保存する費用、それらを学術的に分別するための学芸員の登用の費用など、膨大なお金が税金から使われているに違いありません。
それを英断した横浜市議会と、文句ひとつ言わなかった横浜市民の皆さんは、わたしにとって英雄であると評価しなくてはならないほどのものだと思っています。

毎年1回企画展示しているようですが、カメラ2700台を全部展示し終えるまでにいったい何年かかるのでしょう。
数えたわけではないのでいい加減な数字ですが、今回の展示ではカメラはせいぜい30台くらいの展示だったのではないかと思われます。
もしそのペースだと90年かかるので、一生通い詰めてもすべてを見尽くすことはかなりの困難のようです。
わたしには2700台のうちのほとんどがそれほど関心のないカメラとは思いますので、せめて1830~80年に製造されたカメラはすべてレンズ込みで見たいですし、フォックス・タルボットのカロタイプの写真集「自然の鉛筆」は生涯のうちに見なくてはならないマストアイテムだと思っています。

ksmtさんのご自宅から徒歩圏だということでお誘いしてふたりで見学したのですが、ごくごくコレクションの一部が見られるだけとは言っても、かなりの見ごたえある展示になっていました。
個人的には、たまたまホームズ・ブース&ヘイドンズのレンズを持って行ったら、同じメーカーのずっと大きなペッツバールを付けた8×10の木製カメラがどんと置かれていたのに感動しました。
わたしのホームズと同じ、フードがラッパ型になったペッツバールとしてはたいへん珍しい形状だったのが感動をさらに高めてくれます。
また、レンズの展示としては、ハリスンのグローブ・レンズやサットンのパノラミックレンズという、超広角の希少レンズが置かれていて、並んでいたハイペルゴンの存在を霞ませていました。

作例は、一見カメラのようですが、実は写真をスリットに入れて観賞するための装置です。
19世紀後半なので写真は鶏卵紙プリントの風景写真ですが、学芸員さんが手で持っている天板部分を開閉することで、写真に当たる外部の光の量がコントロールされ、昼間の景色や薄暮の景気のように印象を変えさせることができるというユニークな発想をその場で楽しむことかができるようになっています。
また、おなじみのカメラオブスキュラやプリズムで画像を捉えるカメラオブスキュラ同様のシステム、カメラ・ルシーダの展示もありました。
ksmtさんもわたしも展示に大満足でしたが、カメラが好きだという人でも、それらを見て面白く感じられるのかは微妙なような気がしました。
女性の来館者が何人かいましたので、感想を聞いてみたかったです。
【Alpha7/Holmes Booth & Haydens 14cmF3.6 F3.6】
thema:ペッツバール genre:写真
Holmes, Booth & Haydens 14cmF3.6 | trackback(0) | comment(0) | 2015/02/14 Sat

モチモチが気持ち好い

Colas 15cmF4
浅草散策の最後の作例になります。
彼女は、昨日の作例の女性といっしょにいたのですが、友だちかと思えば姉妹だというのでちょっと驚きました。
しかも、妹だというので、また驚かされてしまいました。
あまり似ているように見えませんでしたし、姉妹だと言われても今日の女性の方がどう見てもお姉さんだったからです。
まだまだわたしの人物観察能力が低いのだということを思い知らされるばかりです。

妹さんは勉強しているという日本語でなかなか流暢に話していましたが、お姉さんの方とは英語での会話でした。
こういうときに片言でも韓国語ができるといいなと思います。
数年前の韓流の時には思いもしませんでしたが、日韓関係がこれほどにも冷え込むと逆に韓国語を少しやってみたいという気にさせられます。
韓国語にはハングル文字の壁が立ちはだかっていて、これが覚えられずに挫折する人が多いようですが、文法が日本語とほぼ同じで、発音も難しくなく、単語も似ているものが多いので、日本人にも習得しやすいと聞きます。

問題は身近に話し相手がいることで、以前、中国語を始めたときも独学の時はしゃべるのはさっぱりでしたが、中国からの留学生と知り合いになり、しどろもどろでもしゃへるようになってから、どうにか簡単な会話ができていました。
相手がいてその人が言うことを懸命に聞き、その返事を必死になって伝えようとするそのふたつの努力の繰り返しがどれだけ大切かを知りました。
それと簡単な日常会話では多くのボキャブラリーを必要としないので、いくつかの単語を覚えることで意外に会話を成立させられることに気付かされます。
在日三世の友だちが韓国語を流暢に話すというので、同様の手が通用するか挑戦してみようかとも思っています。

さて、作例に戻りますが、一見すると違うレンズで撮ったかと思うくらい、ソフトネスを弱めているように感じられるのではと思います。
着物のテクスチャーのパターンがレンズの解像度と嵌まってシャープに見せているということが原因の一つです。
花模様の白はかなり滲んでいますので、実際にはシャープにとらえられている訳ではないことが理解できます。
着ているものに限らず、塀の格子模様とか、屋根瓦のパターンとか、画面の半分以上を占める何かが何気にシャープに見えると全体がとてもシャープに見えてしまうということが時々起ります。
目の錯覚ですが、そうとだけでは言いきれない現象のようです。

ペッツバールは、光線に対して例外なくどれもセンシティブなレンズです。
順光の好い光線状態だと被写体が浮かび上がるすばらしい描写をしますが、逆光では丁寧にハレ切りしないとコントラストの低下が顕著です。
どんなレンズにもそういう傾向はありますが、そのプラスからマイナスへの振れ幅がとても大きいのがペッツバールです。
さらには、光線の足りないような場面で撮ると、発色が出ないというか、色が濁ったようになることがときどきあります。
彩度を失ったというような不思議な発色になることがあり、これはペッツバールレンズの特徴と言えるでしょう。
その意味で、夕刻の低い位置からの順光を意識した今日の作例が奏功しているのだと、自分では考えています。

韓国にはもち肌の女性が多いと言いますが、作例の女性のほっぺはいかにもツルツル・モチモチしてそうで、思わず触りたくなってしまいます。
しかし、その肌のテクスチャーもレンズの収差が寄与しているのは、着物のハイライトの滲みを見れば間違いないところです。
こんなところに、ペッツバールがもともと人物撮影レンズとして設計され、さらにこのレンズは女性撮影用に収差を増した改良が施されているのではとの可能性を裏付けているような気にさせるものが存在しています。
ちなみに彼女は、着物を着た日本女性のイメージのポーズをとっているのだそうです。
手で口元を隠すバリエーションかも知れませんが、自分の肌のモチモチ加減を確認しているようで、なかなか好いのではないでしょうか。
【Alpha7/Colas 15cmF4 F4】
thema:ペッツバール genre:写真
Colas 15cmF4 | trackback(0) | comment(0) | 2015/02/13 Fri

ダルローはルイヴィトンか

Colas 15cmF4
バッグとかファッションとか、通勤や町中で見かけるブランド志向の人を見ると、内心小バカにするようなところが私にはありました。
名前ばかり気にして、実際使って本当にいいものだと評価しているのかとか、その分高くついて無駄な買い物ではないかとか、密かに考えていました。
かばんや財布に10万円、スーツに20万円、とても考えられない、自分ならそんな金の使い方はしないと。
しかし、実際にはしていました。
それも、恥ずかしいくらいのとんでもないブランド志向です。
つい先日、そのことに気付き愕然としてしまいました。

そのわたしのブランド志向とは、ペッツバール・レンズです。
以前に始めたライカもブランド志向といえばそうでないとは言えませんが、例えば中古のライカM3やM6にズミクロン・レンズを買ってきて、たいへん気に入って使っている分には、それほどブランド志向とは言えないと思います。
もともとライカはかなり高価なものですが、中古市場では発売時より大幅に価格が下がっていますし、一眼レフがほとんどの中でレンジファインダーのライカは唯一無二的な存在ですし、レンズ描写にも特徴があるので、ブランドというよりもそういった特徴に惹かれたからだと半ば嘘だとしても言い切ることは可能です。
その後に嵌まったレンズ趣味についても、やれダルマイヤーだ、アンジェニューだというのも同様のことだと突っぱねられるでしょう。

ところがペッツバールの趣味はそういう理由付けができません。
性能差がそれぞれなくはありませんが、フォクトレンダーもダルローもロスもシャープさや一定程度のコントラストはどれも似たり寄ったりです。
使用するという意味においては、それぞれを集める必要性が我ながら感じられません。
では、なぜそれぞれのメーカーのペッツバールを買ったかといえば、キングスレークの本にオリジナルのペッツバールのメーカーが5ヶ国14メーカー載っていて、それらメーカーのペッツバールをひととおり揃えたいと考えたからに他なりません。
ロス、ダルマイヤー、エルマジー、ドゥロジー、ルルブール・エ・スクレタン、ジャマン・エ・ダルロー、フォクトレンダー、ホームズ・ブース&ヘイドンズと揃いましたかが、先日ハリスンも入手したので残すは5メーカーだとほくそ笑んでいるところですが、これなどは典型的なブランド志向と言えるのではないでしょうか。
どこそこのメーカーがいいよなどと聞いて、高かろうがそれを手に入れようとするのと同じことですので。

大判ではなく35mmデジタルで撮影するためにペッツバールを買っているので大切なのは本来ブランドよりも焦点距離ですが、そうとは分かっていても例えば100mmの無銘レンズよりも180mmのオズー、ガスク・エ・シャルコネ、シュタインハイル、ブッシュ、ズーターのペッツバールの方が欲しいいということになります。
それに、フランス製の刻印が入っていたとしても、聞いたことがないメーカーや自社生産していなさそうなメーカーではブランド力に乏しいのであまり欲しくはなりません。
ブランドが大切というよりも素性が分からなければ、製造年代等を含めて、正体不明のレンズを使いたいという気にならないのがペッツバールに対するわたしの歪んだ姿勢ということになります。

これではいかんという気持ちもあって、58mmとか75mmの無銘ペッツバールを焦点距離の使いやすさ優先で手に入れてみました。
確かにこのあたりの焦点距離は使い勝手良好だと感じますが、どうしても他のレンズのような強い愛着を得るまでには至らず、未だほとんど登用していません。
売り主がダルローの可能性があると言ってくれているにも関わらず、確証がなければ信じることができず、ブランド志向の喜びを満たすことは無いようなのです。
純粋に描写性能で評価しないといけないと思うのですが、そうできなくするのがブランド志向の恐ろしいところだということなのでしょう。

さて、本日の作例ですが、浅草寺に戻ってきて、早速、着物女性を発見したので声掛けして撮影させてもらったものです。
雰囲気から外国人と遠目で分かりましたが、わたしはてっきり中国人だと思ったのに、聞いてみると韓国人でした。
ソウルですかと出身を聞くとノーで、では釜山かと聞けば、釜山に近い蔚山というところだと言います。
ああ、蔚山なら2002年ワールドカップでドイツ対アメリカの試合を見に行きましたと言ったのですが、ほとんど反応はありません。
わたしには日韓ワールドカップは比較的最近の出来事ですが、何しろ13年も経っているので、若い人には遠い過去ですし、20歳代前半の彼女は、小学生の時の話なので、ほとんど記憶にもないのでしょう。
わたしは横浜の隣の町に住んでいるので、外国人に対してはワールドカップの決勝が行われた町だと言って自慢していたのですが、もはやそんな言い方では誰にも分からないということを気付かされた蔚山女性のリアクションでした。
【Alpha7/Colas 15cmF4 F4】
thema:ペッツバール genre:写真
Colas 15cmF4 | trackback(0) | comment(2) | 2015/02/12 Thu

写り過ぎて信じてもらえず

Colas 15cmF4
明治元年は、1868年の1月1日に始まりますが、これは旧暦になるため、西暦に置き換えると1868年1月25日こそが明治の始まりなのだそうです。
ということは、少なくとも1867年までに製造されたレンズが江戸時代のレンズになります。
フォクトレンダー、ダルマイヤーなど一部のメーカーを除くと、当時のレンズの製造年を特定するのは困難ですので、1860年代までの製造だろうとされるレンズは江戸時代のレンズとみなしています。
わたしの所有するペッツバールレンズのほとんどがこれに該当します。

外国人に撮影させてもらうときは150年前のレンズだと説明しますが、日本でなら江戸時代のレンズですと言った方がインパクトがあります。
ただ、それだと日本製だとか江戸時代に日本にもたらされたとか誤解される心配があるので、そうでないことは説明しないといけません。
それでも、そんな古いレンズが存在すること、それをデジタルカメラに付けて撮影していることには十分に驚いてもらえます。
残念ながら、そんなことには関心がなさげな返事の人もいますが、それは仕方のないことでしょう。
わたしが付け加えるのが、写真術が1839年に発明された翌年に開発されたのがペッツバールレンズだということです。

そうして撮らしてもらった写真を液晶を通して本人に見せてあげると、とても驚かれるときがあります。
その理由は、とてもよく写っているからです。
そんなに古いレンズがまともに写るはずがないという先入観があるのでしょうし、江戸時代のレンズとの連想から幕末の志士の写真、例えば坂本龍馬の有名な体をちょっと傾げた斜め前方を凝視している写真を思い浮かべるからでしょう。
もっとも龍馬の写真は、保存状態の問題から汚れは目立つものの、写真そのものは鮮鋭に写っているのだと思います。

ペッツバールレンズの最大の面白さはそこにあると思います。
このレンズは写真が生まれて間もない時期の実質的に初めての写真撮影用のために設計されたレンズでありながら、150mmF3.6という大口径で設計され、とてもシャープでコントラストの良い写りを実現しているのです。
最大の欠点である像面湾曲は、分かる人には一目瞭然ですが、一般には気付かれないでしょうし、35mmフォーマットでは125mm(5inch)以上になると湾曲部分が枠の外に行ってしまうので判別困難でしょう。

戦後、二眼レフのブームとか安価なレンズシャッターカメラの普及とか全自動カメラの登場とか、カメラ人口が爆発的に増える出来事があったようですが、それらに増してカメラ女子やソーシャルネットワークの現在の方が、カメラ人口は大いに違いありません。
携帯電話での撮影も含めれば、1億総カメラ時代と言えるのではないかと思います。
そんな中でクラシックカメラを始める人はかなりいるようで、ライカやローライ、ハッセルブラッドなどの名前は意外によく知られているようです。
ところが、その写真を発明したと言われる、ニエプス、ダゲール、タルボットと言う名前を聞いたことがあるという人はごくごく少数と思われます。
ましてや、その写真史を支える発明だったペッツバールの名はまったくの無名です。
気の毒なレンズ発明家の先生を知らしめなくてはという妙な写真好きがひとりやふたりいても好いのではないかというのが、ペッツバールを使うもうひとつの楽しさだと言えば逆説的に聞こえるでしょうか。

さて、今日の作例ですが、浅草には何度も出向いているのに江戸下町伝統工芸館という施設があるのを知らず、たまたま雪まつりに行く途上で見つけ、職人さんが糸の組み合わせでシルクの組紐を作る実演を見たときのものです。
組紐は縁起ものとか着物の帯締めなどに使われますが、わたしのカメラのストラップがある方にお作り戴いた京都の組紐製です。
ストラップというと革ですが、手首に巻き付けて使う機会の多かった私には組紐の使い勝手は最高で、首から提げているときもシルクの感触が良いし、カメラバッグの中でするすると納まってくれて最高のストラップです。
お世話になっている組紐がこのように作られているのかと知って、たいへん興味深く感じられたものです。
糸自体に光沢はあったと思いますが、ちょっとこれは滲み過ぎで、ペッツバール博士が意図しなかった収差が出てしまったか、やはりこれはソフトレンズなのかも知れないと思わせます。
【Alpha7/Colas 15cmF4 F4】
thema:ペッツバール genre:写真
Colas 15cmF4 | trackback(0) | comment(1) | 2015/02/11 Wed

フェイスブックの不思議

Colas 15cmF4
昨日から少々ベトナム噛んれのことが続きました。
おととしにハノイで知り合った当時大学生だったフオンからメールがあり、どうもわたしの出したメールが不達になることが続いているので、メールをやめてフェイスブックでやり取りしよう書いて来ました。
正直面倒くさいと思ったのですが、何かの折にフェイスブックのアカウントは作っていたようで、そう言えばラオスの青年とのやり取りでも使っていましたので、わたしの名前で検索してくれと返信すると早速、友だちになるとのオファーが入り、OKすると彼女からメッセージが届きました。
手続きがたいへんだと敬遠していたのですが、まったく簡単にやり取りできるのですね。

驚いたのは、その後フェイスブックのページを開くと、知り合いかもの先頭がksmtさんでした。
すかさず、友だちになるをリクエストすると、ksmtさんからも了解が出たようでその経緯をメッセージしました。
ksmtさんは共通の友達というわけでもないのに、なぜ知り合いかもの先頭に現れたのがまったくの謎です。
ksmtさんもわたしもフェイスブック上にはレンズがどうこうという記載をしていないので、そこで結びついたわけでもなさそうです。

フェイスブックの賢さ、不思議さに舌を巻いていたところ、続けて友だちになるのオファーが来ました。
ベトナム人の男性からで、これはきっとフオンの友達だろうと思って了承したところ、続いて届いたメッセージには、who am Iと書かれています。
何のことかと写真を見直すと、どこかで見たような気がして、記憶をたどるとハノイ郊外のハイフォンでお世話になった青年と思われます。
一緒に大量のビールを飲んだ君かと返信すると、そのときいっしょに撮ったらしい、わたしと彼が酔っぱらった顔つきでニコニコと国際交流している写真が送られてきました。
やはりそうでした。
どうして、いきなり彼がわたしを発見したのか、またまた不思議度が上昇してしまいました。

もうひとつのフェイスブックの不思議は、これは以前にも書いたことですが、女性の大部分がきれいだということです。
ラオスの青年と友達になったとき、彼の他の友達のラオス人の女性はほぼ例外なく全員美少女だったので驚いたのですが、ベトナムでのフオンやビールを飲んだ彼の友達も同様でした。
ラオスでもベトナムでも今すぐにもペッツバール持って飛んで行って、フェイスブックで全員集合してもらったら、アイドル写真集ができてしまうでしょう。
同時に、両国でこれら美少女がこれだけいるというのに見つけられなかった、自分の目が節穴だったことを反省しなければなりません。

そんな話を友人としたのですが、その場所は新宿のベトナム料理店でした。
久し振りに友人とメシでも食べようと盛り上がって、どこにしようかと行ったのが彼のお勧めのその店で、とくにわたしのリクエストではなくたまたまベトナム料理だったので、以上のことを友人に話したのですが、彼もいっしょになって不思議がっていました。
彼女たちに会うためにベトナムに行きたいと言うと、オレも連れて行ってくれと言われましたが、その機会はいつかあるでしょうか。

さて、今日の作例ですが、琴姫に続いてのステージで、琴を弾いていますが琴姫ではありません。
昨日は後ピン、今日は前ピンでどうのもピントが定まりません。
先週のジャマン・エ・ダルローが扱いやすかったのに対して、コラスの方は大苦戦です。
ジャマンでは目の悪いわたしでもファインダー内でピントが確認できるのですが、コラスはソフトフォーカスまではいかないものの甘い描写のレンズのため、前後にずらしても柔らかさの中にピントのピークが見出せません。
もしかしたらこのレンズはレンズ位置が微妙にずれているなどオリジナルの状態が保たれていないのかも知れませんが、そうでないことを前提にすれば、数あるペッツバールのバリエーションのひとつと考えられそうです。
ただし、それが人物撮影用にややソフトになるよう設計されたものなのか、シャープなレンズを狙いながら精度の問題などで甘くなってしまったのかは今のとところ分かっておりません。
【Alpha7/Colas 15cmF4 F4】
thema:ペッツバール genre:写真
Colas 15cmF4 | trackback(0) | comment(2) | 2015/02/10 Tue

琴姫音楽研究所

Colas 15cmF4
今日から作例は、少々遡って1月24日にレンズ愛好仲間たちと浅草散策した時の作例を数日出させていただきたいと思います。
この日は、散策もそこそこ楽しみましたが、どちらかというと後の新年会を愉しみに集まったという1日でした。
浅草は、これぞという撮りものが無い代わりに、それなりに撮影するものがあるというようにわたしは理解していて、どこにも行くとこがなければ浅草へ行くかという位置づけにしています。
ただし、うちからだとやや遠いのが難点で、定期券を利用した新宿廻りルートだと家から実に2時間半もかかってしまいます。
そうなると、是が非でもブログが続けられる程度の枚数を撮らなくてはとしやや気負うことになってしまうのが常でした。
そんな気持ちを抑えるのに、仲間たちとの新年会で来ているというのが好い自分への口実になるのです。

この日はたいへん幸運なことに、かなり中心から外れたところで、浅草雪まつりが開催されていました。
なぜ雪まつりかと言えば、山形県の豪雪地帯から雪を運んできて、子どもたちがそりすべりなどをして遊べるように趣向を凝らしているのでこの時期に雪まつりとして実施しているということとのようでした。
まつりではあっても浅草を訪れる観光客が出向くようなイメージではなく、もっぱら地元の子どもたちに楽しんでもらおうという祭りだったようです。
あまり宣伝にも力を入れている様子が見られません。

しかし、訪れてみると何やらアイドルのライブが行われているではないですか。
今でも親衛隊という言葉があるのか分かりませんが、座席の後ろに十数名が位置して、いっしょになってポーズを決めたり、声援を送ったりしている応援団的存在の若い男性たちを見ればアイドルだということは遠目からでも理解できます。
彼女たちは、平成琴姫というアイドルグループでした。
姫の文字が使われているだけでわたしは親しみを感じてしまいますが、むしろ琴の字の方に注目しなければなりません。

ホームページの紹介文をそのままコピペします。
平成琴姫 Heiseikotohime
平成琴姫は和装にて「礼に始まり礼に終わる」新感覚アイドルユニット。
歌とダンスに加え、大正琴をリニューアルした完全オリジナル楽器「平成琴」を用いてパフォーマンスする。
加藤唯(作例右)、沙月美祐(中央)、桃屋マミ(左)の3人組。
2012 3.31秋葉原でライブデビュー。
平成琴姫オフィシャルFCの事を「琴姫城」と呼び、ファンの事を「衛兵」と呼ぶ。ライブでは毎回、「三つ指の礼」という挨拶が行われる。
主催ライブには「琴姫城」と「姫会」がある。

ウィキペディアによれば、平成琴は彼女たちが持つ3台しか世界に存在しないと明記されています。
大正琴ならぬ平成琴とはすごい楽器のようですが、彼女たちのステージは歌と踊りが中心なので、わたしは平成琴の音色を聴くことができませんでした。
少しだけ演奏しているのを聴けましたよという人もいたので、わたしはその瞬間を聴き逃してしまったようです。

平成琴姫は気さくなところが人気を集めているのかも知れません。
ライヴは毎週のようにタフスケジュールで行われているようですが、お祭りのようなイベントでは、歌の合間にカメラを構えながら手を振ると、作例のように視線をくれたりもするのです。
また、3人のルックスがそれぞれタイプ違いというのがわたしには高ポイントで、ファンにとってはお気に入りを選びやすいですし、逆に3人がまったく違うのでひとりを選ぶというよりは3人とも好きだと思っている人も多いのではないかと思いました。
昨今のアイドルはみんな同じ顔に見えて区別の付かないわたしですが、平成琴姫ならはっきり違いが分かりますし、あの子は何チャンだとすぐに覚えられそうです。
歌も踊りも好かったですが、次回は世界にこの3つしかないという平成琴の演奏も聴かせてもらいたいと思っています。
【Alpha7/Colas 15cmF4 F4】
thema:ペッツバール genre:写真
Colas 15cmF4 | trackback(0) | comment(0) | 2015/02/09 Mon

日本のシェイクスピアの故郷

Jamin et Darlot 13.5cmF4.5
熱海から東京方面の上り列車はピーク時で15分に1本ほどあります。
東京まで2時間かかるので、急ぐ向きは新幹線を使えば45分前後ですので早いですが、真鶴から小田原の間の海岸べりの風景も捨てがたいのであえて東海道線に乗るのも好いでしょう。
もっともわたしは途中の藤沢駅で小田急乗換ですので、はなから新幹線に乗る必要はありません。
1時間の道のりも、昨日の作例の夏海さんがブログをやっているので見てくださいと言うので、車中でずっと読んでいました。
この日午後に梅園で見かけて撮影、1時間後くらいにまた出口付近で見つけて撮影と2回目撃しただけですが、すっかり彼女のファンです。

電車に乗る前、梅園の坂を下り切る途中を右の路地に入り、温泉や別荘もある高台で見晴らしのいい住宅街方面を歩きました。
去年も訪れた双柿舎を訪れてみようと考えたからでした。
これも、電車が15分刻みであることが事前確認できたからで、帰りの時刻が計算できるのはありがたいことです。

双柿舎は坪内逍遥が晩年を過ごした家で、現在は彼が勤めた早稲田大学の施設としてゼミなどに利用されているようですが、ありがたいことに日曜のみは一般に開放されていて無料で見学が可能です。
坪内逍遥の名前は知っていても何をした人物かと言われて即答できる人は意外に少ないのではないでしょうか。
実は、わたしもそのひとりでした。
文学者だとは分かりましたが、何を書いたか、代表作は何かと言われても出てきません。
建物には地元のボランティアのガイドさんがいて、到着早々に逍遥の最大の業績をご存知ですかと尋ねられます。
前回訪問時は先述の通り答えられませんでしたが、今回はその時のことを覚えていました。
正解は、翻訳です。
シェイクスピア全集を訳して日本に紹介したのが彼のいちばん知られた仕事です。

小説や詩、戯曲などの文学作品も多くあるようですが、第二の業績は教育者としてのもので、東大を出た後に開校した早稲田大学の前身で講師になり、そのまま早稲田の教授として教鞭を振るったそうです。
以下はウィキペディアからになりますが、出身は岐阜県の美濃加茂市で、1859年の生まれです。
名古屋の愛知県外国語学校で英語を学びました。
東大文学部を卒業して文学士になり、数々の小説の発表や外国文学の翻訳に力を注ぎます。
晩年は、ここ熱海の双柿舎に移り住み、1935年にひっそりと亡くなったそうです。

わたしのレンズが1865年頃の製造ですので、逍遥と同年代ということになりますね。
そんなことを思いながらガイドしてくれた女性を2~3枚撮影させていただきました。
逍遥の死後、妻のセンは10年ほどこの地で暮らしたそうです。
彼女は根津の遊郭の娼妓だったころ学生だった逍遥が数年通い詰めて結婚に漕ぎつげたのだそうですが、長年の思いが通じてしあわせな結婚生活だったのではと想像させるものがあります。
わたしも学生であったなら、芸妓の小夏さんのところに通い詰めたかも知れませんが、すでに時遅しでそのチャンスはありません。

作例の場面はガイド女性が、まさにここに双柿舎の名前の由来になった柿の木があったのですが、寿命で折れてしまった(だったと記憶しています)と説明しているところです。
この女性は生まれてからずっと熱海だそうで、逍遥の妻のセンがひとり暮らしていたであろう頃、この辺で遊んだことがあったと教えてくれました。
残念ながら会うことはなかったそうです。
この前はシンガポールの人が来たけど英語ができないので、コミュニケーションできずたいへんでしたと言うので、かの国の華人は中国語もできるので筆談すればよかったんですよ、ただしあそこは簡体字なので日本の漢字は理解できないかも知れないですがというやりとりから始まって、どこそこの国の人はどうだこうだとはなしが盛り上がって1時間近くも滞在してしまいました。
ご迷惑をおかけしたことをお詫びしたいですが、わたし自身も帰宅が予定より1時間遅くなってしまったのでした。
【Alpha7/Jamin et Darlot 13.5cmF4.5 F4.5】
thema:ペッツバール genre:写真
Jamin et Darlot 13.5cmF4.5 | trackback(0) | comment(2) | 2015/02/08 Sun

冬の熱海と夏の海

Jamin et Darlot 13.5cmF4.5
熱海の梅祭りには毎年のように出掛けていますが、お前はそんなに梅が好きなのかと問われればけっしてそうとは言えません。
花は美しいものだ思いますので、旅をしていてきれいな花を見つけるといいなと感じますが、カメラを構えたとしても、人物や街並みの脇役として撮るという程度になります。
以前は何でもかんでも目に付いたものに無暗にレンズを向けていた時期もありますが、旅をしたり週末カメラ散策をしたりの機会が増えると、自然と自分のスタイルができるものです。
逆に花を専門に撮影するということも、季節や地域と密接に関連するのでとても面白いと思っています。

最初に熱海梅祭りに出向いたのは、もう7年も前のことでした。
当時、入手困難だと思われていたセプタックのレンズヘッドをわずか2万円ほど入手して、ライカ用に距離計連動に改造してもらったものが仕上がってきたので意気揚々と出掛けようとしたことを鮮明に記憶しています。
張り切っていたのに、前夜から大雪が降って出鼻をくじかれたことも同様に。
この間ほぼ毎年熱海行きは続いていますが、意外に当日の天候不順が多く、去年も傘を差しての撮影でしたが、雪も雨もこの季節ならではの風情を味わえてけっして悪いものではありません。

熱海の梅祭りでは、ミス熱海が観光PRの活動をしているのを何度も撮影しています。
しかし、当時はライカM8での撮影でしたので、ライカで撮るのはスナップてあって、モデルさんにこちらを向いてとお願いして撮るのは御法度であるとの思い込みからブログに採用しなかったり、敢えてこちらを向いていない談笑中のものを採用したりしていました。
ミスの存在は、その頃のわたしにとってそれほど意味がなかったのです。
いまでは、ペッツバールで撮影するようになり、このレンズの背景を調べるうちに、声掛けしての人物撮影が主体になってきましたので、梅祭りを訪れる大きな理由がミスに会いに行くに変化してきました。

さて、梅園までの坂道を早足で登ったので足がくたびれていたので、梅園内の足湯で休もうと思っていたのですが、疲労感の方が勝って早々に帰宅することにしました。
ところが、梅園出口のところで、ミス熱海のおふたりに再会してしまい、また、撮影をお願いすることになりました。
もともと梅祭りでは、毎週日曜にミス熱海の撮影会が設定されています。
ミスの撮影会と聞くとアマチュアカメラマンがポーズするミスを取り囲んでシャッター音が鳴り響くような絵をイメージしますが、ここでは、訪れたお客さんから希望があれば携帯でいっしょに記念撮影したり、観光客を記念撮影してあげたりなどコンテストに勝利して選ばれし美女たちであるミスが観光協会のアルバイトのような状態になっているのが気の毒であり面白くもありました。

作例は、その細やかなホスピタリティの様子がとても目を惹いていた夏海さんです。
先日の芸妓さんが小夏さんでしたので、南国の熱海らしい夏つながりかと思ったのですが、彼女は実家が静岡市で東京の大学に在学中なので熱海はその中間点で、もともとはあまり縁がなかったとのこと。
熱海は小さな町なので、毎年ミスを選定していると地元出身の対象者は減少傾向なので近隣からも選ばざるを得なくなるのは止むを得ないところです。
しかし、その分クオリティが上がるのもまた自然なことで、夏海さんがこれまで撮影したミスの中で一番の存在です。
わたしの贔屓目ですが、きれいであるということだけでなく人に接する所作ひとつひとつに、人となりがしっかり現れているように感じられて、好印象だったからです。

色温度調整に失敗して、表情は不自然に硬く、小道具に取り出したベッサも恐ごわ持っている感じでしかもそのカメラの方が主役のような作例になってしまいました。
2月は撮影に向かう場所もないし、また彼女の撮影のために熱海まで足を延ばしたいと考えています。
今回はひとりで熱海を目指しましたが、行けずに悔しがっていたレンズ仲間に声を掛けての再訪を計画中です。
この時期の熱海詣では、年中行事にして毎年続けていけたらいいなと思います。
【Alpha7/Jamin et Darlot 13.5cmF4.5 F4.5】
thema:ペッツバール genre:写真
Jamin et Darlot 13.5cmF4.5 | trackback(0) | comment(3) | 2015/02/07 Sat

このジャマンはアラフォー女性か

Jamin et Darlot 13.5cmF4.5
厳密な測定ではありませんが、わたしのジャマン・エ・ダルローはライカ用のヘクトール13.5cmF4.5と同じスペックです。
エルマーにも同スペックがありますが、35mmに限らず中判、大判でも珍しくはない焦点距離とF値の組み合わせのようです。
スペックが同じだと言うとつい比較したくなりますが、残念ながらヘクトールもエルマーも長らく使用した記憶がありません。
いや、記憶が薄れていましたが、エルマーは3年前に横浜で使って、逆光のはよく分かりませんが、順光の作例はとても気持ちよく写っています。

ぜひ、ジャマン、ヘクトール、エルマーを同条件で撮り比べてみたいですが、3者には意外に差が無いのではと想像しています。
合焦部のシャープさや発色などはかなり近いでしょうから同じように見えると思うのですが、周辺部とボケにどれほどの差が出るのかに興味が集中しそうです。
ヘクトールはもともと4×5用の大判レンズをライカに転じたものだと言いますので、周辺はまったく問題ないはずですし、ボケがダメでは大判ではどうにもならないでしょう。

ジャマンは、ペッツバールタイプとしては暗いせいか周辺の乱れは最小限ですし、ボケもかなり素直です。
しかし、ボケがきれいかと問われれば、ハイと答えるのは厳しいですね。
では汚いかといえばそうでもない。
崩れかけたようなボケの作例もありましたが、今日の作例を見るとハイライトになった白い花が汚く広がるようなボケになっているのが部分的に見られるものの、概ね良好な形になっているように思われます。
細かい花や木のボケは、収差の傾向が分かりやすく出ることを考えても、やはり乱れが無いことを再確認できました。

ジャマンがコーン・サントラリザチュールを製造開始したのが1855年で、わたしのレンズの製造年はおよそ1865年頃のことです。
この10年の写真術を取り巻く環境の変化がコーン・サントラリザチュールにも強く影響したのか、オリジナルとはだいぶ違うレンズへと変貌しているように思われます。
ひとつはダゲレオタイプの時代からコロディオンへと変わったことで、露光時間が大幅に短縮されてF値は少々暗くなっても開放からシャープに撮れるような改良が施された。
もうひとつは、当初無地だった背景にバックドロップと呼ばれる書割が使われたり、その他小道具を取り入れたり、野外で撮影することも増えて、ボケというものが意識されたのではないかと思うのです。

ダゲレオタイプからアンブロタイプ、ティンタイプまでは肖像写真を撮ると、専用のケースに収めて写真を楕円型に見せる前面の飾りが付けられていました。
装飾的な意味と同時に周辺部の乱れを隠すことができたのですが、フォーマット全体がきちんと写されることを要求されてきたのでしょう。
新しいコーン・サントラリザチュールでは後郡径を大きくして周辺まで画面が均質になるよう設計され直されたのではないかと思われます。
ひとサイズ大きなカメラを使ってそれより小さなフォーマットサイズを撮影すれば問題ないのですが、スタジオが普及してアマチュア写真家登場するなどの理由で、高価な大フォーマットよりも現実的なサイズで最初から撮影する傾向が生まれたということもあったかも知れません。

手許にある1840年頃にルルブールが製造したゴーダンのペッツバールは10cmF3.5ですが、ジャマンと並べると後玉を除けばほぼ同じサイズです。
シンプルなペッツバールが同じサイズでスペックがまったく違うレンズだということは、まったく違う設計だからだとしか考えるほかありません。
後姿が20歳代前半に見えたのに、前から見たらアラフォー女性だったというのに似ています。
1850年代くらいまでのペッツバールは外観を見れば、焦点距離とF値をだいたい当てることができたのですが、コーン・サントラリザチュールの改良はそれをできなくさせたという意味では、女性の社会進出ならぬ、ペッツバールがさらに世に広まって行くためのレンズであったのかとこじつけているところです。
【Alpha7/Jamin et Darlot 13.5cmF4.5 F4.5】
thema:ペッツバール genre:写真
Jamin et Darlot 15.5cmF4 | trackback(0) | comment(0) | 2015/02/06 Fri

助けてほしかったのだが

Jamin et Darlot 13.5cmF4.5
ここ数日の報道を見る限り、イスラム国に拘束されていた後藤健二さんは、助かるはずだったところを見捨てられたのではないかと思えてなりません。
人質交換のためにトルコ国境付近まで移動させられていたという情報があるからですが、それが真実だとすれば、イスラム国は開放するつもりでいたのに、ヨルダンはそのことを知りながら取引に応じず後藤さんを見捨てたということになります。
なぜ、ヨルダンは世界の世論があれだけ後押ししていた後藤さんを助けようとしなかったのでしょうか。
いくつか理由は考えられますが、本当の理由は永遠に明かされないのでしょう。

取引に応じるなとのアメリカからの圧力があったのでしょうか。
自国パイロットの救出の切り札を外国人には使えないと判断したのでしょうか。
その時の報道ではパイロットの安否が確認できるまでは取引に応じられないという態度を示していましたが、膠着した中で日本人の人質だけでも助けなくてはと思わなかったのでしょうか。
わたしには、ヨルダン政府はパイロットはすでに殺害されていたことが分かって、それでも人質を日本人救出に差し出すよりは、パイロット殺害の発覚後に報復しろと騒乱が起きたとき死刑執行して暴動にまで広がらないための切り札の役目として撮り置いたと思えてなりません。
日本人との人質交換に応じないとパイロットを殺害すると脅迫されていたので、交渉でそれ以上の条件を取り付けられな以上は、やはり交換に応じるしかないのにそれをしなかったのが、わたしの考えを裏付けているといえないでしょうか。

後藤さんの死の報から直ちに親族の方の発言中に、これをきっかけに報復の連鎖が起きないことを願うという趣旨の発言をされました。
これはたいへん尊い言葉で、親族を殺害された方が悲痛の中で語ったからこそ多くの人の心を打ち、また支持もされたと思います。
一方で、パイロットの親族から発せられたのは、彼はわたしの子どもというだけではなくヨルダンの子どもなのだ、と報復を呼びかけるように聞こえる言葉でした。
実際、ニュースに写る人々は口々に報復をと叫んでいました。
そんなタイミングで後藤さんと交換されるはずだった死刑囚の死刑が執行されたのは、報復の情熱に燃える人たちの気持ちをいくらかやわらげたかのように見えました。

もし、日本の親族が報復をといえば、日本人の多くから後藤さんはそんなことを望んでいないなどの意見が出るなど、国が報復の機運に傾くことはなかったと想像できるし、逆にヨルダンで報復はいけないなどと言えばそれでも親族かと非難を浴びたことでしょう。
どちらが正しいとか好い親族だなどと言うことを別にして、これが両国の文化の違いだということです。
後藤さんの親族が気丈に振る舞ったことは、多くの日本人にはその心情が理解でき、より同情の気持ちを高めましたが、パイロットの親族の発言も同様の意味があるのだと思いました。
やはり、目には目を、がアラブの文化なのか、と。

エジプトのシシ政権になってから、ムスリム同胞団の締め付けが強く、裁判でも何十人を同時に死刑判決するというのも同じところからきているのでしょうか。
報復が続く限りパレスチナに和平が訪れるはずもありません。
どちらかが無くなるまで半永久に続くと解釈せざるを得ません。
あるいは文化そのものを変える努力をするかです。

さて、今日の作例は、熱海梅園にある韓国庭園の建物です。
表額の文字がハングルですし、床が旧式のオンドル、さらには人物の服装がまったく違うので、わたしたちには韓国と分からない人でも、日本でないことはすぐに分かります。
しかし、アラブの人たちが見れば、建築様式やら顔付やら日本との違いは分からないという人がほとんどでしょう。
これは、日本人から見たアラブ世界についても同じことが言えるので、先に書いたことがすべての国や部族に通じることではないかも知れないことも申し添えなくてはなりません。
そういえば、韓国と日本て、すごく違いますよね。
【Alpha7/Jamin et Darlot 13.5cmF4.5 F4.5】
thema:ペッツバール genre:写真
Jamin et Darlot 13.5cmF4.5 | trackback(0) | comment(0) | 2015/02/05 Thu

つぼみの香り

Jamin et Darlot 13.5cmF4.5
今日のニュースで知ったのですが、シンガポールではこの4月に禁酒法が施行されるのだそうです。
もちろんお酒はすべてダメという話ではなく、夜間の飲酒と酒類販売が禁止ということだそうで、夜10時半から翌朝7時まで公共の場における酒類販売と飲酒を禁止する酒類規制法案をシンガポール国会が可決したということです。
飲酒が原因の事件が多かったからとのことですが、もちろん自宅やホテルの部屋の中、バーや飲食店などの営業許可を得ている店などは問題ないとしています。
これ、よく意味が分かりませんが、夜の間はコンビニなどでビールが買えなくなるという程度のことでしょうか。

シンガポールは以前にも書きましたが、明るい北朝鮮という異名を持つ、独裁政権に近い国家と言われています。
チューインガムが原因で地下鉄が停まる事故があって以来、シンガポールでガムを持ち込むことが禁止されているのは有名ですが、選挙で野党議員が当選するとその選挙区の住民は公共事業を止められるなどの迫害を受けることが知られているそうです。
少し前に屋上にプールがある高層ホテルがオープンした時に日本でもかなり取り上げられるなど話題になるなど、シンガポールは金融で成り立つ先進国でありながらリゾートにも力を入れている素敵な国というイメージを定着させようしているようですが、明るい北朝鮮という視点からのニュースももっと取り上げてもらいたいものです。

いま、ぼんやりとニュースを見ていたら、ブラジルのとあるミスコンで、優勝者の頭にまさに栄光のティアラをかけた瞬間にそれを引きはがして投げ捨てた女性がいたと報じていました。
その女性とは準優勝者の美女ですが、彼女は優勝は金で買われたものだとすごい剣幕で叫んで立ち去ります。
金で買ったのが本当かどうか分かりませんが、怒りの表情はとても準優勝を取るレベルには見えず、彼女自身が金で優勝を買おうとしたが果たせず、優勝者の女性は金額がより高かったのだと暴れ出したというのが真相ではと邪推したくなりました。

あと、まったく根拠なくイメージのみで言いますが、女性同士の口論というのはよく目にするものの、激しくののしったり殴り合いのケンカとなるとそう見るものではありません。先のブラジルとかロシアとか中国ではよくあるような気がするのですが、いかがでしょう(当該国の女性の皆様申し訳ありません、これはあくまでわたしのイメージです)。
これら新興国のパワーの源は女性の力だったのかも知れません。

さて、どうでもいい今日のニュースの話題は切り上げまして、作例についてです。
梅祭り会場に移動したところ、さっそくミス熱海のふたりを発見しました。
梅まつり期間の日曜日は一定間隔でミス熱海の撮影会があるのですが、ちょうどその合間の手持無沙汰タイムに見掛けたので、レンズを説明しつつ撮影させていただきました。
最近、小道具と言いつつカメラを持ってもらったりなどして撮影していますが、今回は梅の香りを楽しんでいる写真を狙ってみました。
花に鼻を近づけて、まあ、素敵な香りという表情をしてくださいと訳の分からない注文をしてしまったところ、彼女たちには意味不明と大笑いされてしまいました。

梅の香りなんて嗅いだりしないのかしら、それとも、150年前のレンズと自慢したり変な要求をするので可笑しくて笑ったのか…。
作例は、ちょうど笑い止んだところを撮ったものですが、こんなのもたまにはいいのではと思ったものの、指の先には花が無くつぼみの具合を見ている気象庁職員のような失敗写真になっていたと今気付いたのでした。
このレンズは肌をとても美しく表現してくれると思ったのですが、これももともとお肌のきれいなあかねさんなので当然のことなのですね。
眼のくりくりとしたとても可愛い女性でした。
【Alpha7/Jamin et Darlot 13.5cmF4.5 F4.5】
thema:ペッツバール genre:写真
Jamin et Darlot 13.5cmF4.5 | trackback(0) | comment(2) | 2015/02/04 Wed

まだまだ3分

Jamin et Darlot 13.5cmF4.5
去年の同時期の糸川桜祭りでは、日本一早く咲く桜だという満開の熱海桜を楽しむことができましたが、今年はまだまだ3分咲き程度でした。
桜を単独で撮影するには今一つパッとしません。
同行予定だったksmtさんが急遽来れなくなってしまい、ランチをどうするか悩みました。
行きの車内で検索してみましたが、どうも地元の人向けというより観光客用というレストランばかりで、価格がリーズナブルと言えそうな店が見つかりません。
情けないですが、時間のことも考えてコンビニで肉まん・あんまん(この日の朝Kenji Goto Jogoさんが殺害されたとのニュースが流されヨルダン政府が人質交換に応じなかったことを悔しく思った)買って、桜を見ながら食しました。

ところで、この日もしksmtさんが来ていれば持ってきていただろうと期待されたのが、ジャマンのペッツバール・レンズでした。
先日、入手されたそうで、自身のブログに何と11回にわたって詳細を記しておられます。
そのレンズはペッツバールの中でも評価の高いコーン・サントラリザチュールと呼ばれるもので、レンズ後群側がコーン(円錐)の形になっている外観上の特徴があることでよく知られたレンズです。
入手したのは8×10もカバーするような巨大なレンズで、中判での使用を想定されているようですが、購入元の8×10カメラで撮影させてもらったり、各種フォーマットを最大限利用としているようです。

ブログの中では、EOS5Dで使用するべく、中間に桐箱でアダプターを作成する凝った改造でいつも以上の真価を発揮されています。
また、レンズには2つのラックアンドピニオンギアが付いていて、通常は1個のラックアンドピニオンと1個のプッシュプルピント合わせ用のストッパーという組み合わせになっているのが多いようなので、とても珍しいものなのではないかと思われます。
しかも前玉を移動させるためのラックアンドピニオンはラディアルドライブが採用されているというのが、またとても珍しく、
アメリカのペッツバールでは一般的ですが、フランスのレンズで採用されているのはこれまでに1本しか見たことがなかったので、とても興奮させられました。

その前玉側のラックアンドピニオンは動かすことでソフト効果を出すことができ、位置によってソフト量が変化させられるのでラックアンドピニオンが付いているとキングスレークなども書いているのですが、ksmtさんによればどの位置でもソフトにならないと言います。
一体何のためのラックアンドピニオンなのか疑問に感じますが、そのあたりのことはぜひksmtさんのブログを読んでいただければと思います(http://www.ksmt.com/blog/)。

今回、わたしが使用したレンズは、そんなksmtさんに対抗して、やはりジャマンのコーン・サントラリザチュールでした。
ただ、大きさはまるで違っていて、わたしのはミニチュアに見えるよような小さなレンズですが、それでも135mmもあって、とてもよく写るレンズです。
製造年はシリアルナンバーから1864年と推定でき、今から150年も前のレンズと分かります。
昨日、今日の作例を見ると、とても鮮鋭で色抜けの好さが際立っており、とても150年前のレンズだなんて信じられないくらいです。

ただし、わたししのにはksmtさんにあるような2つのラックアンドピニオンではなく、通常のペッツバールレンズの位置にラックアンドピニオンがあるだけです。
また、絞りを入れるスリットが無いので、絞りなしでもシャープに写るような優れたレンズを設計したと推定してみたのですが、これもksmtさんのコーン・サントラリザチュールがワッシャータイプの絞りを装着できるようになっているとのことで、わたしのものも同様にできるのかしらと考えています。
今回来ることができなかったksmtさんを連れて行くべく、近いうちに熱海の桜祭り・梅祭りに出掛けましょうと誘っているところです。
そうする理由にはもうひとつあるこというのみここでは記しておくことにいたします。
【Alpha7/Jamin et Darlot 13.5cmF4.5 F4.5】
thema:ペッツバール genre:写真
Jamin et Darlot 13.5cmF4.5 | trackback(0) | comment(0) | 2015/02/03 Tue

今やナンバー1の実力派

Jamin et Darlot 13.5cmF4.5
週も改まって、今日からは熱海での作例がしばらく続くことになります。
東京の方だと熱海は東海道線で2時間近くかかってしまうので、新幹線あるいき特急踊り子号の目的地ということになるのかも知れませんが、わたしの住む藤沢からだと、東京に行くのと同じ1時間で距離もほぼ同じなので、それほど遠いという印象はありません。
ただし、東海道線は、平塚行き、国府津行き、小田原行きとあって、熱海まで行く電車はそれほど多くはないので気を付けないといけません。
ガソリン代が下がっているので車で行くのもよいのですが休日は渋滞がありそうですし、ビールが飲めない、電車のように眠れないなどの問題もあるので、最近はあまり運転しなくなりました。

この時期の熱海は、梅祭りと桜祭りが同時に見られるという全国的にも恐らくかなり珍しい場所で、気温が若干高いうえに、地形上北風や西風が吹いても町も海も影響を受けないということで、天気が好ければぽかぽかと楽しめるところも気に入っています。
残念ながら動向予定だったksmtさんが所用で来られなくなってしまい、ひとり寂しく熱海まで出掛けなければなりませんでした。

去年に続いて、熱海温泉ホテル旅館協同組合謝恩デーの日程で出掛けたので、勝手知ったつもりでいましたが、振る舞われたお汁粉はぎりぎりでいただけたものの、抽選会は気付いたら終わってしまっていました。
前回、末等でもらった熱海ロゴ入りのティッシュが気に入っていたので、今年も狙っていたのにがっかりでした。
去年と同じようなペースで行動したのですが、考えてみると去年はしとしと雨で人出がそれほど多くなかったのですが、今年は天気上場で集まった人の数は比べ物にならないくらいでした。
来年こそは、抽選会で末等のティッシュをゲットすべく早々に並ばないといけません。

もうひとつの楽しみはミス熱海が注いでくれる桜茶です。
塩に漬けた(?)桜が一輪浮かんだお茶は、その塩加減が絶妙ですし、体も温まってとてもありがたいサービスです。
もちろんミス熱海も撮影させていただきますが、露出に失敗してしまいました。
さいわいその後移動した梅祭り会場で別のミス熱海に遭遇しましたので、今度は慎重に露出をブラケットして、ただし今度はピントを外して、撮影することができましたので、作例は後日出させていただきます。

作例の女性は、熱海芸妓の小夏さんです。
撮影に気軽に応じていただきましたが、とてもおしとやかで腰の低い女性らしい受け答えをされていました。
直前の舞台では、とても表情豊かに妖艶な踊りを見せていただいたので、ずっと見とれていたのですが、情熱的なイメージとはまったく違う話し方をしていたのはそれが芸妓のたしなみということなのかと感じ入るものがあります。
意外なハスキーボイスでしたが、優しく話しかけられるとますます引き込まれてしまうのが困ったところです。

去年もここに出演されていたので撮影させてもらいましたが、この時は舞台では撮影が手一杯で彼女の魅力に気付ていませんでした。
その時の作例も宇宙で傘を差していたため、顔が暗くなるのを防ぐためにかなりオーバーで撮って、着物が真っ白になるなど不自然な露出は彼女の魅力も消してしまったようでした。
それもあっての、今回のブラケット露出でしたが、オーバーだったりアンダーだったりするものの方が好い表情だったりするのはわたしのいものパターンとは言えがっかり度高いです。
最後にまた見に来たいと言うと、4月28日と29日に熱海をどりの舞台があるので、ぜひ見に来てくださいと教えてもらいました。
わたしは目が良くないので、彼女の表情がよりよく見えるよう、双眼鏡持参で出掛けたいと今から楽しみにしています。
【Alpha7/Jamin et Darlot 13.5cmF4.5 F4.5】
thema:ペッツバール genre:写真
Jamin et Darlot 13.5cmF4.5 | trackback(0) | comment(3) | 2015/02/02 Mon

黒塗りライカの名手

Derogy 15cmF4
昨日の続き。
ダゴスティーニ氏の本にわずかにドゥロジー・レンズの製造数に関する記載があります。
それによれば、「製造されたレンズは1866年には製造番号5166番に達し、1893年までにはおよそ25000本になっていた」そうです。
昨日書きましたが、ドゥロジーは1851年頃に自社のレンズを製造開始したと推定できますので、製造開始から1866年までは年平均340本ほど、1866年から1893年までは年平均730本ほどのレンズを製造していたことになります。

もちろん毎年一定数製造していた訳ではなく、飛躍的に増えた年はあるでしょうし、何らかの事情で製造数が減ることもあったでしょう。
メーカーの製造番号表でも発券されない限りそこまでの確認はできないので、平均で計算してみますが、わたしのドゥロジーは製造番号が22169番で、1889年(プラスマイナス2年くらい?)の製造と推定しておきます。
古典的ペッツバールの姿そのものの外観から想像していたよりも、ずっと新しいレンズと分かりました。
年号は明治22年で、日本では東海道線が新橋~神戸間全線開通し、パリでは万博があり、エッフェル塔が落成式を行った年だそうです。

ダゴスティーニ氏の本には1902年のカタログにドゥロジーが9種類のレンズが掲載されていたことを紹介しています。
そのうちの2本がペッツバールタイプのレンズで下記の様な表記になっているようです。
1.人物撮影用高速レンズ(Rapid for portraits)F4 画角40°
2.人物撮影用超高速レンズ(Extra-rapid for portraits)F2.3またはF3  画角35~38°
わたしのドゥロジーはF4なので、1.の人物撮影用高速レンズではないかと想定して、画角40°と合致するか計算してみました。

検索すると画角計算ができるサイトがあって簡単に割り出すことができたのですが、焦点距離15cmで手札判(80mm×127mm)だと38.6°となるのでほぼ合致すると分かりました。
ペッツバールの20cmがよく4×5(102mm×127mm)をカバーすると言われますが、18cmで計算すると39.6°となるので、15cmの手札判との関係とも合致して、この辺の焦点距離とフォーマットが関連性が分かりました。
それに、1902年のドゥロジーカタログに出ているというレンズと同じレンズであろうということも。
ちなみに、2.のより明るいレンズの画角が若干狭いのは同じ焦点距離でも明るいほど周辺が使えないということを意味しているということでしょうか。

レンズにはさらに"Derogy Fabt Brevete Paris & Londres"という刻印があり、王冠のようなマークが付いています。
Fabtの意味は分かりませんが、Breveteは特許の意味で、パリとロンドンで特許取得と言う意味なのですが、何の特許かよくわからないので、あるいはパリとロンドンで登記されたドゥロジー社と言うような意味なのかも知れません。
王冠についてもよく分かりませんが、共和制だったフランスがナポレオンの失脚後に何年間か復古王政を敷いたことがあり、それがドゥロジーの創業時期と重なることから、そういう関連があるのかも知りませんが、これも特に根拠がある訳ではありません。
やはりそういう情報を載せたフランス語文献がある可能性があるので、ドゥロジーを知るためには確認したいところです。

さて、鎌倉最後の作例は、鶴岡八幡宮内のボタン園で出合った謎の美人です。
ボタン園は入園料を500円もとるわりには規模が小さく、花の写真を撮らないわたしがわざわざ大金を投じた理由が、池の対岸から着物を着た彼女の姿を見つけたからでした。
同行のksmtさん持参のわたしのライカD型に関心があって手にしているところを撮影しましたが、夕方になって色温度を調整しなかったためにかなり青っぽくなる失敗でしたが、彼女の魅力的な表情がそれを救っています。
江の島のシャンパンに続いての演出的小道具ですが、これはまたやってみたいと考えています。
【Alpha7/Derogy 15cmF4 F4】
thema:ペッツバール genre:写真
Derogy 15cmF4 | trackback(0) | comment(0) | 2015/02/01 Sun
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