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用美元包車

Ernostar 5cmF2
翌朝は、より遠くの遺跡を見に行くツアーに申し込んでいた友人が早くから出て行くのを見送って、アクションを起こしました。
事前調査によれば、シエムリアプからほど近いところにトンレサップ湖という巨大な湖があって、独特の水上家屋に暮らす当地の人々の暮らしが見られるということです。
わたしにとってはアンコールの遺跡よりもはるかに魅力的で、友人には申し訳ないですが、そちらへ向かうことにしました。

問題はどのように行くかで、トゥクトゥクというバイクの後ろに4人乗りの荷台を連結した乗り物が、シエムリアプではタクシーのように走りまわっていたので、これを掴まえて価格交渉するしかなさそうです。。
これは、タイのトゥクトゥクと同じ名前ですが、タイではエンジン音がトゥクトゥクと言っているのでその名前がありますが、シエムリアプは普通の小型バイクなのでトゥクトゥク言っておらず、似て非なるものと呼びたいです。

当初はバイクタクシーを考えていたのですが、多くの国で庶民の足になっているバイタクがなぜか、ここでは見つけられませんでした。
料金は割高になってしまうでしょうが、トゥクトゥクを使わざるを得なくなりました。
ホテル付近でたむろしているバイタクと交渉すると9時から2時までチャーターして20キロ近く離れたトンレサッブの集落まで行って15ドルとのこと。
安いか高いかよく分かりませんが、一応値切ってみると協定料金のようになっているので、値引きには応じられないと言います。
悔しいので、4時までに延長して、途中寄りたいところに自由に停車するというオプション事項を付けて15ドルのままとしてもらいました。

言い忘れていましたが、カンボジアにはリエルという通貨があるにも関わらず、主要通貨として米ドルが流通しています。
外国人だけが使用している訳ではなく、現地人も普通に米ドルを使うし、料金表示もリエルとドルの2本立てだったりします。
ただ少額のお釣りではリエルを渡されることになっていて、セント単位までは米ドルが使われるわけではありません。
米ドルが使えるのはミャンマーでも同じですが、ミャンマーでは現地通貨のチャットの通用度はより高いように思います。
現地通貨の信頼度がこのような結果を生むのでしょうが、アメリカ自体はこのようなことを黙認していて経済の影響がないのか不思議です。

ちなみに現地の銀行ATMでは米ドルをキャッシングすることも可能でした。
米ドルの両替は日本国内の銀行か両替所で行うのがベストですが、最近の急速な円安で大金をドルに変える気になれず、どうせ買い物もする気が無かったので50ドルし替えなかったのですが、考えてみれば食事とトゥクトゥクに飲み代などで3日もいれば足りなくなってしまうのを想像できないとはお粗末な話です。
現地のATMのレートは不明ですが、50ドルキャッシングして5ドルもコミッションを取られてしまいました。

まあ、こういう小銭失いのミスはわたしの旅ではしばしば起こるので気にしないことにします。
その分トゥクトゥクをフル活用して元を取ることにしましょう。
というわけで、出発してすぐにあった市場を覗いてみることにしました。
申し訳ないですが、わたしには遺跡よりも市場の方がずっと楽しいことが分かりました。
作例は、市場の中でいちばんイケていた、ピンクゴールドのネックレスをしていたお嬢さんです。
前ピンになってしまったのが残念ですが、照れたような表情がまたいいですね。
それよりも売り場であぐらをかいていることとか、その前にスレンダーな鶏足(?)が横たわっているところとか、商品と篭などの雑然と整然の表裏一体とか、とてもアジア的な1枚になりました。
【Alpha7/Ernostar .5cmF2 F2】
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thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Ernemann Ernostar 5cmF2 | trackback(0) | comment(0) | 2014/11/21 Fri
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