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18K世界杯

Lerebours 10cmF3.5
今日のほとんどのTVニュースのスポーツコーナーで取り上げられていた、わたしにとっては少し意外な話題がありました。
ブラジル代表エースのネイマールの来日です。
ネイマールは世界の五指に入るとも目されるフットボールプレイヤーと言えますし、ワールドカップでもかなりの活躍を見せ、何より日本でも人気がある選手です。
しかし、肝心のワールドカップでは悪質なファウルを受けたとはいえ、ここぞというところで怪我のために大会から姿を消し、ブラジルも自国大会で優勝が義務付けられている中で、ブラジル最大のスキャンダルと言われるほどの大敗をしています。
主役から降ろされたはずなのに、こんなに話題になっていいのかと感じます。

ワールドカップ優勝国ドイツの主将ラームが来日、あるいは話題になったキーパーのノイヤーが来日、点取り屋ミュラーが来日と言っても、TVニュースでは取り上げないでしょう。
しかも、ネイマールが日本でサッカーをするとか何をしたかとかという話題はなく、羽田空港に降り立ってファンの少年たちにサインしているところが映し出されているだけです。
わたしも彼のファンですし、何より彼の所属するバルセロナを20年以上応援し続けているのですが、ネイマールがこれほどまでに取り上げられる理由がよく分かりません。

ニュースでよく分からないと言えば、佐世保の女子高校生殺人事件の報道でも訳の分からないことがあります。
これは、Neoribatesさんが、自身の"Neoribates.exbrog.jp"の中で書かれていてなるほどと思ったのですが、この事件はかつて起きた酒鬼薔薇聖斗事件との類似点が多いにもかかわらず、それを指摘するニュースが一切ないということです。酒鬼薔薇事件を持ち出すことで、今回の事件を起こした理由が分かるということではないですし、犯人を同類として扱うのも正しいやり方だとは思いません。
にも関わらず、マスコミは心理学者や教育評論家などに納得しがたい仮説をしゃべらせていることを考えれば、酒鬼薔薇事件との比較で見えることの方が多くありそうなものです。

結局は、マスコミ各社は酒鬼薔薇事件を絶対に出してはいけないというルールがあるとしか考えられません。
なぜなのでしょう。
事件から20年近く経過して加害者少年は社会復帰しており、いたずらに事件のことを取り上げると、何かの拍子に彼が特定されてその仕事を失うなど、当時はまだ少年でそれから長年月の時間で更生したことに配慮しないといけないと考えてのことでしょうか。
それでは、当時はやしたてるように事件を扱っていたのは何だったのだろうということになってしまいます。
少年の猟奇的犯罪は、ブラジルの惨敗同様、早く記憶から葬らなくてはいけないということなのですね。

さて、作例ですが、ブラジルアイテムを販売するブースでノリのよいお姉さんにモデルをお願いしました。
販売しているのは、手にしているワールドカップトロフィーではなく、頭にかぶったハンドフリーの傘(という言い方が正しいのかは分かりません)です。
ブラジルではこんなのが流行っているのでしょうか。
日本でも流行するかと思いきや、すでに日本ではかなりむかしからヘラブナ釣りのおじさんたちの必携アイテムになっていましたね。

ワールドカップトロフィーのことですが、創設当時の会長が寄贈したためその名前をとってジュール・リメ杯と呼ばれていることははよく知られています。
しかし、ジュール・リメ当時のトロフィーは、1970年に3度目の優勝を果たしたブラジルに永久譲渡され、その後1983年に盗難にあってしまい、これまで見つかっていません。
写真のような現在のトロフィーはブラジルに譲渡されたあと1974年のワールドカップに向けて一般公募されたデザインをもとにイタリアの彫刻家が作成したものだそうで、ゴールを決めた選手が両手を高々と上げて喜びに満ちた表情で走っているその手に地球が支えられるように乗っています。
ジュール・リメのトロフィーとは外観はまったく異なっていますが、名前はジュール・リメ杯のまま。
なぜ、名称変更しなかったのか、その理由がよく分かりません。
【Alpha7/Lereboures et Secretan 10cmF3.5 F3.5】
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thema:ペッツバール genre:写真
Lerebours et Secretan 10cmF3.5 | trackback(0) | comment(2) | 2014/07/31 Thu

来了就朋友

Lerebours 10cmF3.5
今回使用したルルブール・エ・スクルタンのペッツバールレンズは、ゴールデンウィークの時にヴェトナムで加薬してくれたレンズですが、とても小さな鏡胴で5インチの焦点距離がある他に類例を見ないレンズとして扱っていました。
しかし、どうも5インチというには短いような気がして、ずっと違和感となって喉に刺さるように気になっていたので、あらためて焦点距離を確認してみました。
案の定、5インチと比較すると広くて、それではと4インチのレンズと比べると画角はほぼ同じでした。

暑さでレンズが膨張して、逆に焦点距離が縮こまったということではありません。
もともと4インチだったレンズをどこかで間違えて5インチだと認識してしまったということだけのようです。
個人的には4インチの方がずっと使いやすいので、とてもありがたい再発見になりました。
もっとも焦点距離そのものが変わった訳ではないので、4インチと分かった瞬間に使い勝手が変わるとすれば、いかに表面的な数字に振り回されているかということでしょう。

ライツのエルマーは、戦前のモデルには個体差があって焦点距離にバラつきがあることがよく知られています。
実際の焦点距離は48mmくらいから52mmくらいまであるようです。
初期のライカⅠ型は距離計が無くカメラに固着されたレンズですので、数ミリ幅の焦点距離の違いは問題ではなかったという事情はありますが、それにしてもツァイス・テッサーをコピーして設計したはずのレンズでどうしてこんなことになるのか分かりません。
当時の製造技術で出せる精度がそのくらいだということで、ライカのような研究者やファンの多いカメラ用レンズだから、焦点距離問題が明るみになっているものの、戦前のレンズは多かれ少なかれその程度のものなのかも知れません。

もし、そうであるならば、エルマーより80年も前のペッツバールも同等かそれ以上の設計に対する誤差があると考えるのが自然です。
50mmレンズで4mmの誤差なら、100mmのレンズでは8~10mmの誤差があるのではと考えてしまうと、100mmレンズは95~105mmということになってしまいますが、そんなに幅があるものかなと思ってしまいます。
ペッツバールとしては焦点距離が短い100mmくらいのレンズはステレオ撮影用のレンズとして製造されたものが多いようですが、焦点距離が5mmも違ったらステレオにはならないでしょう。

エルマー同様、4mmの誤差だとすると、100mmレンズは98~102mm、105mmレンズは103~107mm、110mmレンズは108~112mmと5mm刻みで焦点距離を同定できる都合の好さがあるので、かなり強引ですが5mm刻みに焦点距離を設定することにしたいと考えました。
実は、フードがなくなっていたため格安だったキヤノンのズームレンズを入手しました。
さあ、ヒマを見つけて一応全レンズの焦点距離とできればF値を確認する作業をする予定ですが、あまりしゃかりきにならずに5mm刻みで確認するつもりです。

さて、作例は、ブラジル・フェスティバルの1シーンです。
緑のバンダナとシャツの柄は鳥の色にコーディネートしたかのようですが、彼女は通りすがりの少女のようです。
鳥の散歩(?)をさせている方がいて、人が集まってきたところで、自由にさせると彼女の頭の上にピタリと止まったのでした。
鳥の名前を聞きましたがすっかり忘れてしまいました。
ブラジル・フェスティバル会場内だったので、ブラジルのユニフォームを連想してカナリアの一種かとか、ブラジルの国鳥かとか考えましたがいずれも間違いのようです。

この鳥は3羽連れていましたが、離してやると近くの人の頭や肩にピタリと止まります。
最初、いきなり止まられると女性たちは驚きますが、可愛い鳥にすぐ慣れますし、言葉もしゃべれるのですぐに友達のように親しくなっていました。
しかし、面白かったのは、なぜか必ず若い女の子に彼らは止まるのです。
そばにいた、わたしやksmtさんには見向きもしないのはもちろん、年嵩の女性も避けているようでした。
最近のわたしの撮影スタイルと同じ基準なのにはすっかり驚いてしまいました。
【Alpha7/Lereboures et Secretan 10cmF3.5 F3.5】
thema:ペッツバール genre:写真
Lerebours et Secretan 10cmF3.5 | trackback(0) | comment(0) | 2014/07/30 Wed

悪魔餐庁

Lerebours 10cmF3.5
日本人はブラジルでは金持ちとみなされて、日本男性というだけでルックスに関係なく大モテだという話はやはりそそられるものがあります。
写真付きの武勇伝などを見ると、女性はきまってみな金髪でグラマラス、昼間はどこに行くにも腕を組んで甘い生活をし、夜になるとラテン女性らしい激しい情熱などなど気になること文章が踊っています。

そんな話を聞いてから数年経ち、わたしにもチャンスが巡って来ました。
夏休みを2週間もらえることになったのです。
まだ若かったわたしは、ブラジルのビーチをトップレスで歩く青い眼の金髪美女を想像して、ついに自分にもそれを手に入れる日が来るのかと興奮しました。
しかし、それって美女をお金で買うということだし、やはりポルトガル語はできない、何よりその頃本を読んだりしてペルーに惹かれていたということがあって、迷うことなくペルー行きを決めてしまいました。

ペルーではアマゾン河で釣りをして、クスコの町を彷徨し、ナスカの地上絵を飛行機に乗って見下ろし、マチュピチュを自分の足で歩き、ボリビアのチチカカ湖まで足を延ばし、ワールドカップ予選ペルー対ウルグアイを観戦し、アンデスの氷河で発見された古代少女のミイラに会いに行くという目的のいくつかができればと思って行ったのですが、結果的にすべて体験してしまいました。
これだけの名所を巡れば愉しいと言えば愉しい体験でしたが、駆け足のツアーのような旅行はわたし向きではなく、もっとのんびりした旅をすればよかったと後悔することになります。

実はこの頃のペルーは、その前後では考えられない天国のような時期でした。
フジモリ大統領就任後に経済が好転して治安が著しく向上した時だったのです。
それまでは、例えば首都リマのレストランや店であっても、夜になると強盗の標的になることを恐れて看板の灯りを消してひっそり営業するか、店仕舞いしてしまうという話でした。
わたしが空港からリマの町までタクシーに乗ったときも、去年の今ごろは夜になると真っ暗だったのに、今はこんなに明るくなって、これは素晴らしいことだと自慢していたのを思い出します。

しかし、安全なペルーは長くは続かなかったようです。
わたしが帰国して何か月もしないうちに、わたしも利用したイキートスという町でのアマゾン下りで早大生が警官らに強盗されたあげく殺害される事件がありました。
その後治安はみるみる悪くなり、カテドラルで知られる信心深いクスコの町では、観光客がひとりでいると白昼堂々とホールドアップ強盗が頻発するようになったそうです。
今ではどんな様子なのか、南米を旅することはまずは難しくなってしまい、ペルーへの興味も薄れてしまいました。
今年はワールドカップがブラジル開催だったので、それを口実にブラジル旅行する絶好のチャンスだったはずですが、あまりに遠すぎます。

そういうわけで、ブラジル・フェスティバルです。
一足先に着いていたksmtさんが、お昼はあそこでいかがですかと言うのですが、有名店とか食べたいものがあるとかいうのではなく、店員の女性がきれいだからと言うので、大いに納得しました。
早速、メニューを持ってきてくれた女性がわし好みのカワイイ女性だったので、ペッツバールの説明をしつつ撮影させてもらいました。
メニューもいっしょに撮ってくださいねと構えるのですが、行列の中では後退することができず顔のアップだけになってしまい、申し訳ないです。

ところが、この店で正解ですねとわたしがにこにこしていると、ksmtさんは彼女じゃないんですと言います。
なるほど食べ物を手渡ししているのが黒髪の美人でした。
しかし、ksmtさんが言うのは彼女でもなく、別のところにいた金髪に丸顔のフレンドリーな女性でした。
3人のタイプの美女がいるブラジル料理店は渋谷にあるとのことで、今度、食べに行ってみましょうと意見一致をみました。
【Alpha7/Lereboures et Secretan 10cmF3.5 F3.5】
thema:ペッツバール genre:写真
Lerebours et Secretan 10cmF3.5 | trackback(0) | comment(0) | 2014/07/29 Tue

巴西祭

Lerebours 10cmF3.5
今日からまた新しい週が始まります。
広州のシリーズは昨日で終了して、今週はブラジル篇に行ってみたいと思います。
言うまでもありませんが、ブラジルを旅して来たということではなく、先週、代々木公園で行われたブラジル・フェスティバルで当地の料理を食べながら、あちこち写真を撮ったり、傷心のブラジル人にワールドカップは残念でしたねと天皇陛下のように優しいお言葉をかけたりしてのんびり過ごすしてきました。

もちろんメインの目的はペッツバールレンズの研究ですから、あまりこういうことをするのは本意ではないのですが、レンズの特徴をよく得られそうな人物を見つけたときは、その趣旨を説明したうえで撮影させてもらったりもいました。
いきなり美人の登場ですが、彼女はミリアさん、ソウルに留学中の学生だそうで、日本語はダメですが英語が流暢です。
ソウルにカメラマンの友だちがいて、ちょうど行こうかと思っていたんですよ、それはぜひというようなやりとりになってテンションが上昇していきます。

でもなぜソウルに留学しているのですかと聞くと、ハズバンドが…と言います。
どうやら独身ではなかったようで、その後の言葉はうつろになったわたしの耳には入りませんでした。
その動揺が写真にも表れたのか、彼女の顔を中心にしようとしたはずがズレてしまっています。
しかし、撮影時には気付かなかった、左薬指に指輪が光っています…。

彼女に旦那さんがいると気付かなければ会話は続いていたと思うのですが、聞きたいと思っていたワールドカップでのブラジルの不振をどう考えているかとか、ネイマールを怪我させたコロン眉宇選手がこの場にいたらどうするか、前に書いたハルクはフッキと発音するかとか、ダニ・アウベスは差別とかではなくルックス的にゴリラのようだからバナナが投げ入れられたと思うのですがどう思うかとかとか、ずっとしゃべっていられたのにと思うと残念でなりません。
もっとも彼女がサッカーに関心があるかないかなど確認していませんが。

今からおよそ20年くらい前、日本人バックパッカーの間でブラジルブームがあったことを思い出します。
引っ越しとか建設現場とか、時給のいいバイトを日本で半年やって、そこで得た金を持って、ブラジルを旅行するという若者、というよりもやや年齢の行った男性が多くいたのです。
まだまだ豊かとはいえない当時のブラジルの物価はとても安く、現地にアパートを借りて貧しい田舎から出てきた美女をナンパしてそのままいっしょに生活してしまうということでした。
日本で半年肉体労働した対価があれば、ブラジルで美人を見つけて現地ではそこそこの額に当たるお小遣いをあげて、それなりの生活を半年間続けることができるというのです。

人口の多いブラジルなので、作例のような美女が冴えない日本人のおっさんでも簡単に見つけられて、夢のような半年間を過ごすことができるというので、話を聞いた人はみな必死になって厳しい労働に耐えたという話です。
外国では3D、日本では3Kという言葉が流行りましたが、そのきつい労働力の担い手になったのが、ブラジルに行きたい青年たち(ここではそう表現しておきます)だったとは旅行者の間では有名な話です。

何も半年でなくとも短期間の滞在でも同じような愉しい思いができるとも聞いて、南米を旅行するやはり多くの男たちがブラジルで美味しい思いをしたとも聞きます。
わたしも心惹かれないではなかったのですが、いくら短期でもブラジルでは最低2週間休みが取れなくては厳しく、それ以上にブラジルのボニータたちには英語が通じないいので、肉体労働派のみなさんは駅前留学でポルトガル語をABCから勉強していると聞いて、ブラジル旅行は諦めました。
以来、わたしにとって地球の裏側のブラジルはあまりに遠く、一度も足を延ばすチャンスは訪れていません。
【Alpha7/Lereboures et Secretan 10cmF3.5 F3.5】
thema:ペッツバール genre:写真
Lerebours et Secretan 10cmF3.5 | trackback(0) | comment(0) | 2014/07/28 Mon

世界杯決勝

Voigtlander 12.5cmF3.6
そうでした、すっかり忘れてしまう前に、自分のために書いておかないといけません。
現地日付7月13日は、広州沙面のホテルに泊まっていて、ひとり3時に起きてワールドカップの決勝を観たのでした。
眠い中、無理に起き上がって観ていたのですが、試合は思いのほか退屈で、後半にはうとうとし始め、延長に入るや否や爆睡してしまったようで、気付いたときには放送が終わっていて、どちらの優勝かも分からずにいました。

記憶に残っているのは、90分で決着がつかなかった瞬間、ああこれで、PKまで行ってしまうのだろうな、そうするとまだ30分以上かかるけど起きていられるかなあと思ったことでした。
案の定そのまま寝てしまったので、わたしはてっきりPK戦になったと思い込んでいて、そのまま結果を知ることなく帰国してしまいました。
帰国直後にドイツが優勝したことは知りましたが、延長の中でゲッツェがしぶといゴールで決着させたということを知ったのはさらにその夜のニュースを見てのことでした。
たしか過去7大会連続で決勝戦は観戦していたはずなので、ついにその連続観戦記録を途絶えさせてしまいがっかりです。

でも、沙面では悪いことばかりではありませんでした。
作例の女性は花嫁さんではなく、地元の専門学校の学生だそうです。
若いカメラマンにたったひとりだけの助手とウェディングドレスの彼女の3人だけで撮影していたので、あれっと思ってみていたら、彼女がカメラマンにかなりの注文をつけて、カメラマンはカメラマンで何かそれに反論するようなことを言っているようで、これはおかしいと思って、声をかけたところ、彼らは写真関連ビジネスの学校の生徒で、結婚写真のスタジオに就職したり起業するための実習授業をしているのだと教えてくれました。

もうそろそろ荷物を取って、広州東駅に行こうとホテルの隣の隣くらいのところまで来ていたタイミングでしたので、これは幸運だと撮影させてもらうことにしました。
今日は何組もウェディングドレスの女性を見たが、こんなにきれいな女性はいなかったので撮らせてくださいと、日本語ではなかなか言いづらいことを臆面もなく言い放つと、外国人にそんなことを言われるのがまんざらでもないように、こちらに向かってポーズしてくれました。
もしかしたら同級生のカメラマンとはほんとにケンカ状態だったからなのかも知れませんね。

ちょっと前ピンで、顔の方は拡大に耐えることのできる写真ではないのですが、腕や背後のボケがきれいなので欠点を目立たなくしてくれているようです。
肌の色が暖色で優しい温もりを感じさせるようにしないといけないのでしょうが、これは致し方ありません。
むしろ、クソ暑い中で、ひんやりした雰囲気に撮れたことに満足します。
何より、広州の最後にポートレイトが撮れたことをよしといたしましょう。

そういえば、翌日の夜のニュースで、ドイツが優勝したことと同時に、メッシが最優秀選手に選ばれたことも知りました。
アルゼンチンが優勝したのなら分かりますが、今大会のメッシは予選ラウンドで得点こそ決めたものの、やはり絶頂時と比べて動きにキレがなく、逆に決勝ラウンドでは厳しい戦いの中でより目立っていたのは、ディフェンシブなポジションのマスケラーノの方で、やはり最優秀にふさわしいのはドイツの何人かの選手たちの中にいたはずです。
南米開催で初めて南米が優勝できなかった大会でしたので、せめて最優秀選手は南米から選出しなければとの思惑が働いたのでしょうか。
メッシ自身が、今大会のプレーは賞になど値しないと思っているに違いありません。
【Alpha7/Voigtlander 12.5cmF3.6 F3.6】
thema:ペッツバール genre:写真
Voigtlander 12.5cmF3.6 | trackback(0) | comment(4) | 2014/07/27 Sun

海洋警察

Voigtlander 12.5cmF3.6
昨日は日曜でしたので、沙面のあちこちでウェディングドレスの女性が結婚写真を撮っているのを目にしましたが、まさか今日も昨日と変わらないくらいのウェディングドレスを見るとは思いませんでした。
暑い盛りの1時半くらいだったと思いますが、3~40組くらいの結婚写真撮影隊が出ていたのではないかと思います。
ウィキペディアによれば、広州市の2010年の人口は1270万人となっていて、結婚写真を申し込んでも、土日の撮影は半年先までいっぱいとかそんな状況なのでしょう。

勝手に結婚写真という表現をしましたが、中国ではこれをどのように言うのか分かりません。
結婚写真とは、結婚の記念に専門の撮影業者に依頼して写真を撮ってもらうのですが、普通はコースがいくつか設定されていて、カメラマンとスタッフ数名、移動用のワゴン車、広州名所でのロケ、ふたりの豪華写真集、額絵風大型写真、ポスターなどが一式になってたぶん5万円くらいするような設定だと思います。
10年前、友人が結婚後に香港旅行をするのに付き合って深圳で結婚写真を撮るのを手伝ったことがありましたが、このときはロケではなくスタジオ撮影で、今より物価が安かったため1万円かからず済みました。
ふたりの写真集は見事に顔の修正が施されているので、小学校に上がった実の子どもが見ても両親だとは気付かないかも知れません。

結婚写真とはいっても、結婚の時ではなくひとりで撮って欲しいという女性も多く訪れるそうです。
卒業とか成人の記念にとか、何か心機一転とか、年をとっておばさんになる前に若い自分の証拠を残しておきたいとか動機はさまざまのようですが、そういう撮影が沙面でおこなわれていれば便乗撮影のチャンスです。
しかし、やはりひとりを撮影するのにロケでは高すぎるのでみなスタジオで済ませるのでしょう、今回、わかい女性の単独撮影を見つけることはできませんでした。

もうひとつのパターンとして、結婚時はお金もなく、もしかしたら結婚写真そのものも存在しなかったというような熟年カップルが、まだふたりの愛が冷え切っていないからでしょう、やはりおおく結婚写真を利用しているそうです。
そういえば、ひとむかし前でも西洋式結婚式は限られていて、ウェディングドレスを着るのはなかなか難しかったでしょうから、一度着てみたいという女性の願望から結婚写真を撮るのだと聞いたこともあります。

結婚写真と言ってもずっとウェディングドレスでは写真集にすると変化が無いので、衣装は何回か着替えます。
何を着るかは打ち合わせで決めるのでしょうが、作例のふたりは少々意表をついた選択をしてしまったかのように見えます。
女性の胸についている刺繍を見ればパイロットのかっこうなのかと分かるのですが、現地で見たときは、水兵さんというか、海軍兵のかっこうをしているのかと思いました。

それで考えてしまったのは、ベトナムの船に体当たりしている中国海警と書かれた船の船員もこんな服を着ているのかなあということでした。
カメラを向けたら愛想よく笑顔でポーズしてくれたのですが、それが制服のせいで、ベトナム船を虫けらのように扱っていたのが女性船長だとしたら、こんな顔していたのかなあと思えてきたからです。
ところで、男性の方は、やめて写さないでというポーズを取っているように見えるのは、会社を休むのに親戚の結婚式でとかウソをついていたので、写真を撮られてバレるとまでは思わないもののやましさが態度に出てしまったということなりかも知れません。
【Alpha7/Voigtlander 12.5cmF3.6 F3.6】
thema:ペッツバール genre:写真
Voigtlander 12.5cmF3.6 | trackback(0) | comment(0) | 2014/07/26 Sat

老字号的服務員

Voigtlander 12.5cmF3.6
太古倉碼頭までタクシーで乗り付けたのはよかったのですが、帰りの足のことを考えていませんでした。
試しに通りで待ってみましたが、タクシーはおろか車も1台も通らず、これは大通りまで出ないと駄目だなと判断しました。
ところが5分も歩くとバスが走っているのが見えてきて助かりました。
飛び乗ったバスは昨日散策した広州下町の中心を通ってくれたので、悩むことなく下車して昼食もとることができました。

しかも、降りて少し歩いただけで、いかにも古びて歴史ありそうな、しっかりお客さんがいっぱい入っているレストランを発見します。
一見すると満席でしたが、空いていないかと席を探しいると、いかにも親切そうなウェイトレスが来て、ひとりねと確認してから案内してくれます。
中国で古いレストランに入るとよく見るのですが、壁と柱の間のような位置にテーブルがあって、ふたりで座るには狭いので半ば荷物置き場的なところが空いていました。

そういうところなので従業員の出入りも激しく落ち着かない場所ですが、かえってオーダーするときなどは「ンゴイ!」などと大声を出す必要もなく、シャイな客にはうってつけだったりします。
大人数で入るようなレストランだったので、料理はみんな大皿で値段も想定以上に高く、案内してくれた女の子と相談して店の看板だというアヒル料理とチャーハンだけで済ませました。
さすがにアヒルは美味しくいただきましたが、それ以上の驚きがチャーハンで、よくいうぱらぱらご飯にふわっとした卵、塩加減の絶妙さが最高で、これだけ旨いチャーハンは実に久しぶりです。

待っている間、喉を潤そうとビールを追加オーダーしたり、ヒマつぶしに撮影した写真でも見てようとカメラを取り出したときに店員にのぞかれたりで従業員5人くらいと接したのですが、彼らはわたしの発音ですぐによそ者と気付きどこから来たのかと聞かれたので日本だと答えて、ずくにあのひとりの客は日本人だと知れ渡ったようでした。
しかし、唯一、最初にわたしを助けて案内してくれた女の子だけが、そうとは気付かなかったようで、会計時に日本人が来ているらしいのだけどどこか分からなくてと言うので、それ、わたしです、と言ったらこちらもびっくりしてしまうくらい驚いていました。
彼女は近くで生まれ育った生粋の広州っ子だと言ってましたが、もちろん北京語は普通に話せるものの、ローカルレストランと家族との会話ばかりだと、ひたすら広東語しか使わないせいでしょうか、わたしが外国人であることにまったく気付かなかいで笑わしてもらうというデザートまで味わわせてくれました。

レストランから沙面までは歩いて10分少々です。
どう帰るかはだいたい覚えていますが、このちょっと愛嬌のある広州娘に、沙面までどうやっていくか聞いたところ、外国人だと分かったからでしょう、実に丁寧に教えてくれました。
店の奥では、別の店員が手を振ってくれるのも見えます。
今の経済至上主義、金儲けのためなら期限切れのアヒルを使え的なところのなさそうな、古き好き時代のままのレストランだったように思えてきます。

沙面のホテルに荷物が置きっぱなしだったので、30分も散策してから荷物をピックアップして深圳に戻ることにします。
何かまた撮影できればラッキーですが、平日の昼間ですから、この暑さの中あまり人はいないでしょう。
そう思って、橋を渡れば沙面だというところで、結婚写真を撮っている人たちが何組もいるのが見えました。
船でゴミをさらっていたおじさんと何やらしゃべっている花嫁さんの姿があります。
カメラマンがここぞと撮影しているところを見ると、会話している様子が自然で好い感じだったのでしょう。
そんな感じの伝わる作例になったので、このフォクトレンダーはペッツバールにしては遠景もどうにかなるレンズのようです。
【Alpha7/Voigtlander 12.5cmF3.6 F3.6】
thema:ペッツバール genre:写真
Voigtlander 12.5cmF3.6 | trackback(0) | comment(0) | 2014/07/25 Fri

紅酒倉庫

Voigtlander 12.5cmF3.6
集団的自衛権が閣議決定されたとき、新宿で抗議のための焼身自殺を図った人がいたそうです。
もっぱらネットニュースで流れたり、新聞の片隅に小さく出るか出ないか程度しか伝えられなかったので、ご存じない人が多いかも知れません。
集団的自衛権関連の大きな出来事のように思えるこのニュースがテレビで取り上げられなかったのは、規制があるからだと聞きました。
焼身自殺がテレビで報道されると、模倣する人が出ててくるからだそうです。

そういえば、パンに針が混入とか、白昼無差別通り魔とか奇抜な事件が起こると、模倣犯が現れたりとか、模倣犯の出現を心配しますということが必ずあるような気がします。
模倣することで操作をかく乱してオリジナルの犯人を助けたいと思うのか、模倣犯なら捕まっても罪は軽いとの誤解があるのか、学ぶとは真似ぶの意なりと実行してしまうのか…。

誰かが何か意図してやっているのではなく、ものごとが続けざまに起こるのは何か自然の摂理によるのではないかと思うことがあります。
運がいい時は続けざまにいいことが起こって、悪いときにはその逆というのも同じようなことではないかと。
そうでなければ、航空事故がしばしば立て続けに起こることの説明がつかないような気がします。
もっとも、いろいろと調べていくと、いくつかの飛行機事故には陰謀説とかあって、興味深い符号があって怖いくらいですが、そういうところからカルト教団のようなものが発生することを考えると、あまり首を突っ込まない方がいいのでしょう。


さて、広州の旅の話に戻ることにします。
広州っ子の丁さんにこんなところがあるがどうかと教えられたのが、太古倉碼頭という古い倉庫群のあるエリアでした。
宿泊していた沙面からすぐだよと聞いたのでタクシーに乗りましたが、5分ほどで着いてしまい、200円もかかりませんでした。
もともとは貿易のための倉庫で、珠江という大河に面して4つほど大きなレンガの倉庫は、今ではバーになったり映画館になったり、若者向けのエリアとして開発されたようです。
横浜の赤レンガ倉庫を連想して、面白そうだと出向くことなしたのです。

確かに赤レンガ倉庫と似てはいましたが、太古倉の方はバーが主体で、昼間訪れる人はほとんどないようでした。
1軒だけ開いているバー・レストランがあったので入ってみましたが、ビールを頼もうとするとハイネケンだかが1杯1500円もするというので、それは高すぎると言ってそのまま店を出てしまいました。
富裕層だけが集まるところなのかも知れません。

作例の建物は、フランスワイントレードセンターのようなことが書いてあったか、たぶん高級ワインショップだったのではないかと思います。
わたしたちは、数年前にオールドレンズの価格が高騰したことを嘆き、この分野に進出してきた中国人に大いに腹を立てました。
しかし、ワインやフランス料理のレストランなどの業界は、被害の深刻さはわたしたちの比ではないでしょう。
名だたるワインの多くは中国人によって買い占められ、ワインだけでは飽き足らない金持ちは醸造所そのものを買い取ったというのです。

なぜ、紹興酒や白酒の国でワインブームが起きたのか、彼らはそんなにワイン好きなのかといえば、そうであり、そうでないとも言えます。
中国の白酒はアルコール度数が高すぎて体に良くないと言われ続け、ワインは日本と同様ポリフェノールがどうこうなどと体に良いというイメージが植えつけられて、女性も好むお洒落なお酒として爆発的に流行ったということはあるようです。
しかし、それ以上にワインは古ければ古いほど価値が出る可能性があるということの方が主たる理由のようです。
中国お得意の投機目的ですね。
中国人に買われたワイン醸造所も、犯罪に近いあぶく銭を中国庶民から巻き上げた人民元のロンダリングということなのかも知れません。
いずれにしても、こんな倉庫にいて愉しいはずもなく10分もいて退散することにしました。
【Alpha7/Voigtlander 12.5cmF3.6 F3.6】
Voigtlander 12.5cmF3.6 | trackback(0) | comment(0) | 2014/07/24 Thu

手機的事情

Voigtlander 12.5cmF3.6
少し前から気になっていたのですが、日本より中国の方がスマートフォンの普及率が高いように感じていました。
中国では貧富の差が激しいので、実際には日本の方が高いのかも知れませんが、少なくとも深圳や広州のような大都会ではスマートフォン以外見ることはありません。
日本では若者のほとんどがスマートフォンを利用していると思われますが、歳が高くなるにつれて使用率が下がり、中年以上になると半分以下、高齢者ではほとんどスマートフォン利用者は見ません。
ところが、中国では老若男女問わずというか、猫も杓子というか、みんなスマートフォン。
何故なんでしょう。

理由はいくつかあるかと思いますが、真っ先に考えられるのが、中国には携帯電話メーカーが群雄割拠する状態で、とても安価にスマートフォンが売られていることです。
もうひとつは、中国語の入力方法の問題で、読み方をアルファベット読みするピンイン入力や部首で入力する方法がありますが、直接書いて入力する方が圧倒的に便利なので、スマートフォンが必須ということがありそうです(老人にはスマートフォン以外の選択肢はないのかも)。
また、携帯電話が個人のステータスになっていることから、見栄っ張りの中国人はこぞって、スマートフォンに移行したという見方もあるのではないかと思います。

しかし、わたしはいかに世間知らずであるかをつい最近になって思い知らされました。
中国のスマートフォンの普及率が高いのではなく、恐らく、日本の普及率が低過ぎるのです。
日本ではスマートフォンの月額使用料が高すぎて、そんなに出してまでスマートフォンなんて必要ないという人が多いということなのです。
携帯電話は、限られた範囲での通話とメールのやり取りができれば十分と考える人たちで、月に8000円以上も支払するのは勿体ないと考えています。

ところが、スマートフォンを契約した人も勿体ないと考えるのでしょう、電車の中や歩いている人までもスマートフォンを使用している人がやたらと多いのが気になります。
使っても使わなくても1万円取られるくらいなら目一杯使わなければ損だという発想でしょう。
それなら最初からスマートフォンなんて持たなければいいのにと思うのですが、今や何とかいう無料通話アプリに参加して随時連絡を取りあっていないといじめで自殺に追い込まれるかも知れないご時世なのだそうで、若者たちはスマートフォンへの加入を半ば強制されているようです。

何年か前までは、通勤通学列車の車内では、文庫本を読む人や勉強する学生が多くみられましたが、それらの人々は今や絶滅危惧種のようにまったく見られなくなってしまいました。
みんなスマートフォンです。
無視すればいじめられるアプリに縛られているのであれば、自宅にいてもスマートフォン、学校でも時間があればスマートフォンという生活になっているのではないでしょうか。
学力低下の問題が一時期ささやかれて、ゆとり教育を廃してからはそれもなくなったと思っていましたが、今はまた危険な状況にあるように思えるのですが、いかがなものでしょう。
現行のスマートフォンの料金制度を改めるか、スマートフォンそのものの使用を制限しないと、日本の未来に重大な影響があるのではないかと心配になるのですが、文部科学省とか教育関係者とか気にならないのですかねえ。

さて、作例です。
広州の町中では、自転車による輸送業のような仕事をする人を多く見ましたが、彼らももちろんスマートフォンを使いこなしています。
なるほど、片手でハンドル握りながらでは、折り畳み式の携帯よりも、操作性はスマートフォンが圧勝でしょうね。
そういえば、彼らは一様に下は短パンで上半身裸で労働しています。
日本の上をいくクールビズですね。
【Alpha7/Voigtlander 12.5cmF3.6 F3.6】
thema:ペッツバール genre:写真
Voigtlander 12.5cmF3.6 | trackback(0) | comment(0) | 2014/07/23 Wed

過了6年

Voigtlander 12.5cmF3.6
今日は丁さんに連れて行ってもらったレストランがいかに美味しかったということだけを書くつもりだったのですが、どうやらそれだけでは済まないような情勢になってきています。
今日のニュースで、上海の食品加工会社が期限切れの鶏肉を使ってナゲットをつくり、中国のみならず日本のファーストフードチェーンでも販売されていたことが大々的に報道されたからです。
今回は、記者による潜入取材と隠し撮りされたとされる映像まで公開されて、そのインパクトは大きかったのではないかと思います。

毒入りギョーザ事件があったのはかれこれもう6年も前のことになりますが、関連してさまざまな食品偽装などの問題も取り上げられたことで、中国の食品を完全に信用するという人は日本ではほぼ皆無でしょう。
ギョーザ事件だって、不当に安い賃金でこき使われていた労働者がヤケクソで起こしたものと報道されましたが、そのせいか中国政府が自国食品の安全性を高めるため検査を厳しくしたとか、食品衛生に関わる法整備をしたとかいう話は聞かず、もっぱら実行犯の問題だと片づけてしまったように映りましたので、犯人逮捕以降、中国の食品への信頼が回復したということは皆無のようでした。

信用していないのは、中国国内でも同じです。
中国の市場で生きた鶏などが売られている理由は、その方が新鮮で美味しいからと言うより、病死した安全かどうか分からないような肉が平気で売られているからだと聞きます。
スーパーに行くと野菜洗い専用の洗剤が何種類も並んでいて、残留農薬や野菜を新鮮に見せるために怪しい液体がかけられていたりということが普通にあって、それを取り除くのは消費者自らだということを示しています。
中国では基本的に生のサラダは食べないですし、どの料理もこれでもかと火を通すのは調理上の事情からではないのかも知れません。

わたしは旅行に行ってもあまり土産を買うことがないのですが、ましてや毎月行っている中国で誰かのために物を買うという発想はありませんでした。
その大きな理由は、中国土産も少なくとも食べ物については安全かどうか分からないものを、他人様にお渡しすることはできないからです。

ただ一つの例外が烏龍茶で、わたしは福建省の安渓という鉄観音茶の名産地の茶農家の実家から深圳に来て商売している友達がいるので、そのお茶は安全だと自身でも毎日のように飲んでいますし、日本での土産にもします。
お茶は彼女の両親や親戚が摘んでから烏龍茶になるまでの全行程を家族でやっていて、農薬や混ぜ物の心配がないですし、実際に彼女といろいろと相当量を飲んでから気に入ったもののみ買っています。
彼女も商売としてやっているので完全に信用してしまうと古いヤツとか偽って買わされるかも知れませんが、いっしょに飲んであれこれ感想を言い合っては決めているので変なものを掴まされる心配はありません。
お茶屋ならどこでも信用できるかと言えば、お茶は新茶が美味しくて時間が経つと劣化していくことから、外国人と見ると古いものを知らん顔で進められることも多いそうです。
有名な龍井茶の茶農家に行ったときは、試飲させたにも関わらず、気に入って買ったお茶は中身が別物にすり替えられていました。

そういうことはともかくとして、広州で食べたのはワンタンメンやポークのスペアリブ、双皮{女及}と呼ばれる水牛のミルクで作った素朴な味のプリンなどでした。
高級料理もよいのですが、庶民的な味にとくにこの町の持つ懐の深さとこんなに美味しいんだという素晴らしさを感じます。
食在広州という有名な言葉があって、老舗の伝統的な食べ物を出す小さなレストランがいくつもならぶ広州は、食事だけにのためにでもわざわざ出掛けるだけの価値のある町です。
ただ、愉しむためには、先に挙げた食品の安全問題のことを忘れる必要がありそうですが。

作例は、食事をした繁華街にあった金を売る店の不思議な美女のディスプレイです。
金大福という純金の店は香港の会社のようで、香港ではあちこちで見かけますが、中国本土でも信頼感があるためでしょう主要都市には必ず店舗があるようです。
そのきらびやかなショーケースとショーケースの間のレッドカーペットに椅子を置いて、ただ足組みしてじっと座る美女は何のために存在するのかまったく意味が分かりません。
金の店なのでセキュリティ上写真はお断りしています、などと言われそうで遠くから撮りましたが、ブレスレットでも買ってポートレイトを撮らせてとお願いできればよかったですね。
【Alpha7/Voigtlander 12.5cmF3.6 F3.6】
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Voigtlander 12.5cmF3.6 | trackback(0) | comment(2) | 2014/07/22 Tue

旗袍再発見

Voigtlander 12.5cmF3.6
わたしが知っているのは深圳とその周辺という限られた地域の話になりますが、ここ5年というスパンで見ても中国は変わったなあということを実感することが多いです。
富裕層にはむかしも今も縁がありませんが、中間層の人々とは多く知りあうので、その中間層が増えてゆとりも出てきているのがよく分かります。
5年前、家が欲しい、車が欲しいと言っていた彼らも、ほとんどがそのどちらかあるいは両方を手に入れています。

そういうことをあげて行けばキリがありませんので、今日の本題であるレストランのことに一気に飛びましょう。
前にも書いた覚えがありますが、中国の少し高め以上のレストランには、玄関のところに女性が待ち構えていて客が来ると席まで案内してくれます。
その女性は必ず旗袍(いわゆるチャイナドレス)を着ていて、レストランの座席が2階だったりすると、先を歩く彼女の足に目が釘付けになったりしたものです。

ところが、その5年くらい前から受付女性の旗袍は激減してしまい、今はまったく目にする機会がなくなってしまった状況です。
人件費の高騰が、そもそも案内だけしかしない受付女性の職場を奪ったのは理解しますが、未だ残る受付女性の服装から旗袍がなくなってしまったのがとういう理由なのかは分かりません。
着こなしなどは別として、中国に行けば簡単に見ることができた旗袍も、今では少なくとも旅行者の目からは絶滅の危機に瀕していると言えます。

さて、作例です。
今回の広州滞在で、ついに旗袍を何年振りかで見ることができました。
すかさず写真を撮ろうとしましたが、女の子たちは気付いてすすっと奥に引き込んでしまいました。
この作例では以前に見かけた旗袍の受付嬢と違うことがあるのに気付きます。
彼女のいる位置で、以前は店の外の道路側に立って客を待っていたのですが、作例でもその前に撮ろうとした時も彼女たちは店の内側にいました。
それに、写真を撮ろうとして抵抗されたのも気になります。

まったくの推測ですが、客引き用に旗袍女性を置くことが、例えば風俗関連とのトラブルなどから禁止されたと考えることができるのではないかと思いました。
中国の主要都市では、風俗ビジネス界と警察が裏でつながっているため、堂々と営業を続けられるのだとの批判があり、その象徴が旗袍なので、旗袍を着た女性を働かせてはいけないなどという緩い条例が発せられたということが考えられるのです。
警察幹部も真面目に風俗撲滅などしてはうま味がなくなってしまうので、風俗撲滅活動はしてますよという見せかけで、旗袍を禁止したのではなどと推理してみたのですが、まあ、そんなことではないと思いますが、そういうレベルの話だとすれば、旗袍の美しさをずっと見続けてきたものとして本当に残念です。

このレストランは、宿泊したホテルの並びにあったので利用したいところですが、宿泊費より高くなってしまいそうでしたし、何より夜は別の場所で約束があったので諦めました。
丁さんとの夕食の席で、件の旗袍のことをたずねましたが、彼もそういえばむかしはレストランに旗袍の女性がいたなあと懐かしそうに言っています(そんなに昔の話ではないのですが)。
ですが、やはり彼も旗袍がなくなってしまった理由は知りませんでした。
そこでわたしの推理を説明してみようかと思ったのですが、広州の町中のレストランではどこに警察の目があるか分からず、余計なことで丁さんを巻き込んではいけないと黙るしかありませんでした。
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Voigtlander 12.5cmF3.6 | trackback(0) | comment(0) | 2014/07/21 Mon

李何某氏

Voigtlander 12.5cmF3.6
TravelとTroubleのラテン語の語源は同じだと旅の書で読んだことがあります。
詳細はすっかり忘れてしまいましたが、トラベルはトラブルを体験しに行くようなものであり、トラブルあってこそ楽しく思い出深いトラブルになる、というようなことが語られていたと記憶しています。
旅のトラブルというと、荷物を置き引きにあったとか、タクシーに遠回りされてボラレたとか、究極には墜落死してしまうということになるので、会わないに越したことはありません。
そうではなくて、荷物が重たくて困っていたら地元の青年に助けられて親しくなったとか、タクシーでレストラン名を告げたらあそこは評判の悪い店だからと安くて美味しい店を案内してもらったとか、オーバーブッキングで搭乗できなくなったが粘り強く交渉して次の日のビジネスクラスの席にしてもらったとか、トラブルというよりハプニングという言い方の方が伝わるでしょう。

わたしもその話には賛成で、実際、わたしの旅にはハプニングが立て続けに起こります。
レンズを紛失してしまうというのがわたしにとっての最悪のトラブルですが、幸いなことに今までそのようなことはなく、トラブルとうまく付き合いながらこれまで旅を続けてきたと思っています。
ハプニングという言い方なら枚挙に暇がないといえるくらいのことが起きています。

ただ、今回の広州でのトラブルはかなり恥ずかしいものでした。
ホテルを間違えてチェックインしてしまったのです。
広州の沙面というかつての租界エリアには、古い西洋館を利用したクラシックホテルが数軒あります。
今回は深圳に戻らずに広州に泊るつもりだったので、せっかくならと沙面に宿泊することにして、4000円ほどとこの中ではいちばん安いホテルを小洲のカフェでネット予約しました。
ホテル名を忘れてしまいましたがね沙面はそれほど広くなくホテルも5~6軒しかないので行けばすぐ分かると思い、実際、着いてみるとすぐに見つかってチェックインします。
クラシックな外観にふさわしい豪華な内装に感動しますが、いくら中国でも4000円でこんなに豪勢でよいものなのか気になりました。

沙面では、前回コスプレ撮影をしている人たちと知り合いましたし、今回も、モデル撮影など行われている可能性があるのではと散策してみました。
ここでもあまりに暑かったせいかモデル撮影のようなものは見かけませんでしたが、相変わらず結婚写真を撮る人たちが多く、観光客もいっぱいで散策自体は楽しめます。
しかし、ある建物の前に来て、ハッと足が止まります。

その建物はホテルでその名称に見覚えがありました。
わたしが予約したホテルはこちらであるとすぐに気づきました。
やはりこちらは4000円なりの外観で、チェックインしたホテルとの差は歴然としています。
慌てて先のホテルに戻り、どうやらホテルを間違えたらしいと告げます。
それなら、そちらに移ってもらって結構ですと言うので、大きなトラブルにならずホッとしました。

しかし、チェックイン時にわたしのパスポートを見て、予約があることを確認したというのにこれはどうしたことでしょう。
パスポート上は英文の名前しかありませんが、予約はあなたの中国語名の李何某で入っていると言うのです。
いやわたしは中国語名なんてないし、ましてや李ではありませんというと、レセプションの女性は確認ミスでした、申し訳ありませんと深くお詫びしてきました。
いや、そもそも、わたしの方がホテル名を確認せずにチェックインしてしまったことが原因なのですが。

料金を聞くと、通常16000円ほどですが、2部屋だけプロモーションで半額の8000円ほどで泊れるとのこと。
8000円ならこのまま泊ってしまおうかと考え直しましたが、本来予約した方のホテルにキャンセル料が発生するであろうことと、何よりこの後泊まりに来る李何某氏が宿泊できずに、中国人の彼は旅にトラブルはつきものなどとの発送はなく、自分の名前で泊っているわたしを突き止めてお前は何者だと大きな問題としたことでしょう。
偶然、李何某氏もホテルを間違えてわたしの予約したホテルにチェックインしてくれれば、めでたしめでたしですが…。

ホテルを間違えたわたしはとてもとても恥ずかしい思いで退散することになるのですが、レセプションの彼女もわたしを勝手に李さんにしてしまってたいへん申し訳ないという思いがあったようで、実にてきぱきと対応してくれます。
わたしは次回来た時は、ここに必ず宿泊しますからと約束しました。
だからという訳ではないですが、なぜか彼女の写真を撮らせてもらいました。
動揺は隠せなかったようで、恥の上塗りのように前ピンになってしまいました。
【Alpha7/Voigtlander 12.5cmF3.6 F3.6】
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Voigtlander 12.5cmF3.6 | trackback(0) | comment(0) | 2014/07/20 Sun

二十歳鏡頭

Voigtlander 12.5cmF3.6
今日はレンズのことを紹介させていただきたいと思います。
このブログの中で個々のレンズ外観が分かるようにしたいと考えているのですが、未だ実現できておりません。
今回使用したレンズは鏡胴の金ニスが美しいままに保たれているのをぜひお見せしたいところですので、レンズマウント部を作成していただいたksmtさんのサイトでぜひご覧ください。

フォクトレンダーのレンズは製造番号が分かれば製造年が特定できる表が公表されています。
それによれば、わたしの9242番のフォクトレンダーは、1861年製造のレンズだと分かります。
レンズ構成は、3群4枚の典型的なペッツバールタイプのレンズです。
もともとペッツバールは1841年に人物用レンズを設計した直後に友人のフォクトレンダーに製造してもらったという関係があります。
ペッツバールレンズと言えば、フォクトレンダーが製造開始したレンズだったのです。

このペッツバールレンズで撮影するためにフォクトレンダーは、有名な円筒形の金属カメラを製造しました。
1841年に70台、翌年に600台が製造されたということですが、ミュンヘン、ウィーン、ブラウンシュヴァイクのフォクトレンダーの工場に各1台が現存するだけだと言われています。
1978年にはこのカメラのレプリカが限定100台製造されたそうです。
このレプリカでも、市場に出てくるとたいがい50万円くらいはしてしまい、何度か見たことがありますが、写すことができないカメラにおいそれと手が出ないでいます。

円筒カメラに付けられていた元祖とも言えるペッツバールは、150mmF3.6だったそうです。
わたしのレンズには焦点距離もF値も記載はありませんが、ksmtさんの実測でおよそ125mmF3.6くらいのようですので、その値をわたしも採用しています。
150mmは6inchに125mmは5inchにそれぞれ相応します。
円筒カメラ用の広角レンズとして125mmが製造されたという訳ではなく、やや小さなフォーマットのためのものだと推測されます。

わたしのレンズは、最初のペッツバールが製造されてからちょうど20年後の製造です。
焦点距離は違ってもこのふたつのレンズは同じなのか、20年の間に設計変更のような改善がなされているのかがたいへん気になります。
ksmtさんは自身の1851年製造の同スペックのフォクトレンダーのペッツバールと比較して、わたしのレンズの方が、ややコントラストが高くてシャープなようだと評価しています。
その理由をksmtさんは、保存状態にあるのではないかと推測します。

なるほど、写りがよくなったことは改良されてレンズ性能がよくなったと考えるよりは、まずどちらかがオリジナルの性能を有していないかと疑うことが必要です。
ペッツバールはシンプルな構成なので、たいへん古いレンズにも関わらずどれもとてもよく写ることにいつも驚かされていました。
しかし、いずれも150歳前後のご老体ばかりなのですから、ごくわずかずつでも劣化があれば多少なりとも写りに影響が出てくると考えるべきでしょう。
それらをよく見極めたうえで、1851年と1861年の2本に違いがあるのかないのか、調査しないといけません。
それから1841年の最初期製造のフォクトレンダーを入手することも。
【Alpha7/Voigtlander 12.5cmF3.6 F3.6】
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Voigtlander 12.5cmF3.6 | trackback(0) | comment(2) | 2014/07/19 Sat

憤怒

Voigtlander 12.5cmF3.6
今朝、目覚めてテレビのニュースに目を向けると、恐るべき惨状が映し出されました。
瞬間的に航空事故だと分かりましたが、続けてマレーシア航空とのアナウンスがあったので、3月に行方不明になっていたあの機体がやっと見つかったのかと思いました。
しかし、よくよく聞くと、このマレーシア航空機は3月のものではなく、日本時間の昨夜になんとウクライナ東部で撃墜された可能性が高いものだと聞いて戦慄が走ります。
眠たい頭ですぐさま思い出したのは、昨日のニュースでは韓国の光州でヘリコプターが真っ逆さまに落ちてくる衝撃的映像でしたが、今回の惨劇はその記憶をかき消してしまいそうです。

どれだけテクノロジーが進歩しても、残念ながら旅客機の事故は忘れたころに起きてしまうのは仕方ないことなのかも知れません。
しかし、忘れることができない大韓航空機撃墜事件以来、旅客機が撃墜されるなどという事があったのか思い出すことができません。
9.11の自爆テロが思い浮かびますが、地上ミサイルによる撃墜だとしたら、それはまた性格の違うことであって、これほどまでに恐ろしいことがあるのかと思います。

実を言うと、わたしは飛行機が怖いのです。
何度も書いているように小心者だということが主原因だと思うのですが、初めて飛行機に乗ったのが、大韓航空のソウル発アンカレッジ経由フランクフルト行きという便で(厳密には成田発ソウル行きの大韓航空が初めて乗った飛行機ですが、乗り継いだフランクフルト行きも初めてということにします)、20年くらい前までは航空機の航続距離の関係で東京やソウルからはヨーロッパへのノンストップフライトというのがなく、アラスカのアンカレッジという寒村で給油のために立ち寄らなければなりませんでした。
中東のドバイなどで給油する南回り便というのもあって、帰りはチューリヒ発バーレーン経由ソウル行きで帰ってきたのを覚えていますが、アンカレッジ軽油は北回りは別名北極回り便とも呼ばれていたはずです。

さて、そのフライトは卒業旅行で試験の終わった2月に搭乗しました。
その頃のアラスカや北極付近は連日大荒れになるものなのでしょうか、アンカレッジ離陸後の機体の揺れのすごさはすさまじいものがありました。
細かい振動がずっと続き、時おりがくんと突風にぶつかって遮られたような感覚になったり、振動幅が大きくなったり、このままでは機体が空中分解してしまうのではなどと不安になります。
そしてストーンと、たぶんあれがエアポケットという現象なのでしょう、時間にして1~2秒間真下に落ちるような状況も体験しました。
それまで冷静だったはずの他の乗客も、さすがにこの時は何人かがキャーッと悲鳴をあげて、わたしの不安をさらにあおります。
この飛行機は、本当に墜落するのではとずっと思って手のひらから汗は止まらず、両足をずっと踏ん張っていなくてはなりませんでした。

これほどの恐怖を体験したことはそれまでありませんでしたので、もう飛行機には乗りたくないと思ったはずですが、帰りの南回りが揺れなかったためなのか、恐怖の記憶は一気に薄らいでしまったようです。
しかし、それでも気流の悪いエリアを通過中などに飛行機が揺れ出すと、わたしの体は初フライトの恐怖を思い出すのか、手のひらに汗をかき、両足をぐっと踏ん張ってしまうのです。

ちなみに、大韓航空機撃墜事件が起こったのが、確か数年前くらいのことでソ連のミグ25だかに撃墜された記憶がまだ十分に残っていた頃のことです。
その影響もあってかヨーロッパ行きの格安航空券は大韓航空がもっとも安く、その次はソ連のアエロフロートでした。
他のアジア系はそれより数万円も高く、あこがれのの日本航空は2倍以上していたと思います。
当時大韓航空でヨーロッパを旅して来ると言うと、友だちからは大丈夫かとまじめに心配されたものです。

あの時代のヨーロッパ便が北極回り便で飛んでいた理由はもうひとつあって、当時まだ冷戦下だったためソ連の領土上空を飛行できなかったという事情があったようです。
大韓航空機はシベリアのソ連領土をかすめたために撃墜されたのですし、航路を誤ってレニングラード付近に立ち入ろうものなら、今回のマレーシア航空を撃ち落したのと同じ地上ミサイルの餌食になっていたでしょう。
冷戦時代が終わって、東西のすべての国が平和への道を進んできたと誤解していましたが、日本とヨーロッパの間に横たわる2つの大国はけっしてそうではなかったようです。
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Voigtlander 12.5cmF3.6 | trackback(0) | comment(0) | 2014/07/18 Fri

粉紅色泳衣

Voigtlander 12.5cmF3.6
小洲では過去に2回モデルが中国の古典的衣装を着て撮影会をやっているのに出くわしました。
今回も運が良ければと出掛けたのですが、当然のことながら最高気温35度の世界での野外撮影会なんて現実的ではありません。
汗で化粧がだらだらと流れてしまうような時期に、そんなことを期待していったわたしが浅はかでした。
また、涼しくなってから再挑戦はしてみたいと思います。

日曜でしたので、人出はそこそこあって、昨日も描いた通りいかにも大学生な若者がほとんどです。
声をかけてポートレイト撮影への協力をお願いしたいところですが、小心者の私はなかなかそれができません。
何か話しかけるきっかけでもあればいいのですが、いきなり見ず知らずの他人に声をかけるってできないものです。
そもそもポートレイトを依頼するような美人があまりいないということがありましたし、カップルにはさすがに写真を撮らせて都は言いづらく、選別なんてしているうちにどんどんチャンスを失っていくようです。

今日の作例の女の子が、この日見かけた中では圧倒的な美少女でした。
おまけに奇妙な服を着ていて、モデル的要素もとても高い。
ただ、彼女のグループは他に男が5人もいる不思議な取り合わせで、ゼミの中まで調査に来ていたか、あるいは集団デートでもしていたのかも知れず、やはり声を掛けられませんでした。
広東地域には珍しく、日本のアイドルのような可愛らしい顔立ちだったので、勝負に出るべきだったと後悔していますが、なかなか行動に出ることができず、逆光の中で遠巻きからこんなのを撮るのが限界でした。

その背景にあたるところでは、地元の家族連れと思しきひとたちが水路で泳いだりしていました。
気温35度ですから見るからに気持ちよさげですが、しかし、ここで泳ぐかなあと首を傾げることしばしでした。
何しろ水路と言っても、ドブ川のような透明度ゼロのところで、暑さを考えれば彼らの行動も理解はできますが、日本人の感覚だとあの水に入るのは相当の勇気が必要というレベルの水です。

勇気と言えば、右側にピンクの水着の後姿が写っていますが、彼女は推定年齢60歳のおばあちゃんという感じの女性で、人通りが多いところで水着になった勇気に拍手を贈りたいと思います。
いくら水着でも、わたしには撮影させてくださいと言う勇気はもちろん皆無でした。

そういえば、日本では海水浴シーズンの前になると行政が水質の検査をして問題なければ海開きがOKになるという段取りになっていたと思います。
そういう制度があるということは、水質が悪いところで泳ぐと、目を腫らしたり、水をちょっと飲んで伝染病になったり、傷口に黴菌が入って化膿したりなど、衛生的な問題があるということでしょう。
中国にも何かしら基準があると思うのですが、ここで泳いではいかんとか、警告するとかそういうことはないのか気になります。

PM2.5など大気汚染が問題になっているので、水もやばいなどとばれたら政府批判に発展しかねないからととぼけているのでしょうか。
井戸水が工場排水で汚染されていて、その村のほとんどの人が癌になった村があるというニュースをだいぶ前に読みましたが、その時も政府は村民に追及されて知らぬ存ぜぬを貫き通したのだと記憶しています。
やはり、中国の淡水ではけっして泳いではいけないということでしょうね。
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Voigtlander 12.5cmF3.6 | trackback(0) | comment(2) | 2014/07/17 Thu

漫画肖像

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小洲村は水郷の村というには水路に乏しいですし、古鎮を名乗るのにも古建築の数で不満を感じます。
しかし、小洲には美術学校があって、学生やOBたちが独自のセンスで村を飾り始めました。
廃墟だった建物をギャラリーに改装したり、アートっぽいオリジナルのアクセサリーを売り始めたりしたのです。
それで小洲の魅力が一気に増加したというほどではないと思いますが、口コミから若者を中心に訪問者を増やし始め、マスコミにも取り上げられるようにもなって、週末に多くの人が集まるようになったようです。

すると、これをビジネスチャンスと捉えたり、小洲の雰囲気を気に入った人が集まったりで、この辺が中国らしいと嘆かざるを得ないのですが、小洲の雰囲気はガラッと変わってしまいました。
アクセサリーショップは林立状態で、前回訪問時に多すぎると感じましたが、今回いくつかの店はなくなっていました。
建物は賃貸でしょうが、人気が出れば家賃も上がってしまうのでしょう、以前、多かった美術学校の学生のやっていた店は真っ先に淘汰されてしまったようです。
いくつかあったギャラリーは、1軒も見つかりませんでした。

しかし、少し違った形ですが、美術学生が活躍する場を今回見ることができました。
よくある似顔絵ですが、ここではカップルを1枚の絵にするというアイディアでなかなかの人気を集めていました。
絵もカリカチュアというよりはマンガ的なもので、そこにも人気の秘密がありそうです。
作成した絵を持つカップルの写真が店内に貼り巡らされていましたが、どれも特徴をよくとらえているばかりか、実物よりちょっと美形に描いていることで、お客さんの気分をくすぐる工夫もしているようです。
これはなかなか上手い商売のように思えました。

わたしが見ていた時は男性ひとりが描いてもらっているところで、そのあとにカップルふた組が控えていました。
正直に言えば、もし誰も他にいなければわたしが頼んでいたでしょう。
20代のわたしを描いてとお願いするのは忘れません。

この似顔絵ショップはしはらく安泰でしょうし、広州伝統のお粥や麺、お菓子などの店は好況のように見えました。
似顔絵は20元(約340円)で、学生でも彼女との記念にと考えればそう高いということはないし、食事は観光地だからと言って町中よりも高いという店はないようです。
オリジナルのアクセサリーやファッション関係は、ちょっと見た限り女の子が飛び込んでいくものの、ただ手に取るばかりでお買い上げとまではいかないのが現実と思われました。
カフェもコーヒーなどは中国人学生には高めとなるようで、流行っているようには見えませんでした。
これらは、次回半年後か1年後には、他の店に置き換わっているような気がします。

小洲から数キロ離れたところに広州大学城という、いかにも中国的なエリアがあります。
いくつもの広州の大学のキャンパスや学生寮などが集中する、何十万規模の人工的な大学町です。
元来、原っぱだったところを開発しているので、自然はいくらでも残りますが、なかなか若者がおしゃれに過ごすところはなく、週末などにちょっと遊びに行くとなるところとして受け皿になったのが小洲でした。
バスで往復して、お昼を食べて、ドリンクを公園で飲みながらおしゃべりでやはり20元というところで、アルバイトもままならない大学城の学生が、アクセサリーやカフェの余裕がそうあるはずもありません。
来訪者の多くがそんな大学生たちだということを考えて、商売すべきなのですが、勘違いで撤退する人が残念ながらとても多いようです。
【Alpha7/Voigtlander 12.5cmF3.6 F3.6】
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Voigtlander 12.5cmF3.6 | trackback(0) | comment(0) | 2014/07/16 Wed

坐45路巴士

Voigtlander 12.5cmF3.6
45分くらいの遅れで広州東駅に到着しました。
前回は、現地の友人Tさんが駅に迎いに来てくれていましたが、今回は35度を超える猛暑の中で撮影に行きましょうと誘うのも悪くて、夜の食事だけにしています。
昼間誘っていればいきなりの大遅刻でしたので、やはり夜だけにして正解でした。

前回の広州でTさんが連れて行ってくれた黄埔や何度か行っている小洲で、古典的衣装に身を包んだ美女の撮影会に出くわしていたので、このふたつの村を訪れることに決めていました。
2つの村は位置は少々離れますが、方角がいっしょなのでうまくいけば、効率よく廻れると踏んでいます。
広州東駅は深圳からのほとんどの列車の終着駅で、長距離バスと路線バスの大きなターミナルもある、広州の東と南方面の交通の要衝になっています。
駅から出るとすぐに荷物預かりがあるのでスーツケースを置いて身軽になることができ、路線バス乗り場へ向かいました。

黄埔方面行きのバスの番号を案内に聞くと45路だとの回答です。
その45路の乗り場に着くと、バスの行先は小洲となっていました。
方角が同じだけでなく1本のバスで行けるようでラッキーでしたが、よくよく見ると黄埔の古鎮の傍までは通らないようで、どこかで乗り換えないといけないようです。
もっとも比較的近いバス停で降りればタクシーでワンメーターで行ってしまうでしょう。
それなら、このまま先に小洲に行って、戻るバスで途中下車して黄埔に寄ることにしました。

それにしても最初からタクシーで行けばいいのになぜバスに乗るのかと思われるかも知れません。
確かにそのとおりで滞在時間の短い旅行では、多少のコストを気にするより時間を大切にすべきだというのは定石です。
それを知りつつバスに乗ってしまうのは、庶民的な乗り物であるバスに対する愛着だとしか答えようがありません。
中国のバスはスリやひったくりが多いので、誰にも勧められる乗り物ではないのですが、始発のバス停から乗れば座れるので、しっかり座って財布や持ち物をケアしていればまずは安心なので、座れるのが分かっているケースでは積極的に利用しています。

そう書いていた矢先、中国広東省でバス爆発事件が発生して、ふたり死亡、20人以上が負傷とのニュースを見ました。
広東省のどこだろうと調べると、広州のど真ん中で、広州東駅から数キロのところとあるではないですか。
路線までは分かりませんでしたが、もしかしたら45路だったりするかも知れません。
2~3日のずれであわやということを考えると、バスでのテロの多い中国でバス利用することはますますお勧めできなくなります。
というか中国へ行くこと自体が危険ということですね。
今回のバス爆発は、ギャンブルで負けた腹いせにやったと報じられていますが、中国でこんなことやれば間違いなく死刑ですので、いくら金をすってもそんな腹いせする人間がいるとは思えません。
普通に考えれば、やはり政治的なテロ行為で、政府は必死になってそれを隠そうとしていると考えざるを得ません。

そういえばロシアでも地下鉄の脱線事故があったばかりですが、これもテロではないとの政府発表が早すぎるのが気になります。
中国とロシア。
巨大国ながら国内にいくつもの問題を抱えて、近隣諸国とも軋轢が音を立てているような状況なのに、強気な態度を崩さないという、あまりにそっくりな国家同士のように映ります。
その両国とも隣国に位置していて、それぞれ領土問題を抱えているのですから、日本はたいへんな立場に立たされているというのがよく理解できます。

さて、今日の作例は、小洲で必ず見かける、頭がよくなるという針金で手作りした怪しい物体を売る露店屋さんです。
針金の先が頭の壺を刺激して、脳を活性化させるとか何とか、以前に説明を聞いたことがあります。
しかし、それを付けている本人がわたしを外国人と気付かない間抜け振りなので、効果のほどは知れています。
化粧品を美女が売るのと同様、頭がよくなるというグッズは見た目にもっと鋭い感じの人が売らなくてはダメなのではないかと思うのですがいかがでしょう。
【Alpha7/Voigtlander 12.5cmF3.6 F3.6】
thema:ペッツバール genre:写真
Voigtlander 12.5cmF3.6 | trackback(0) | comment(0) | 2014/07/15 Tue

信号与信息

Voigtlander 12.5cmF3.6
先週末は月例の中国行でしたので、その作例を例によって2週間ほど続けたいと思います。
先月のように香港深圳経由でどこか別の土地に行ければよかったのですが、なかなかスケジュールが調整できず、今回は深圳から広州まで足を延ばすことにしました。
広州の友人から飯でも一緒にどうかと誘われていたので、話に乗りつつ、4月に行ったばかりですが広州の撮影ポイントを歩くことにしたのです。

到着日にすべての用事を済ませて、早速、翌日朝の広深鉄路で広州東駅に向かいました。
しかし、その鉄道が発車時間になっても出発する気配を見せません。
10分も過ぎると車内がざわつきはじめ、車内販売の女の子に食って掛かる攻撃的な乗客も出て来ます。
そもそも広深鉄路は現在の高速鉄道網が敷かれるよりもずっと早くに、日本の新幹線技術の供与を受けて鳴り物入りで開業した中国版新幹線の先駆けだったはずなので、スピードを期待してバスではなく鉄路を選んだ客が何をもたもたやってんだと怒るのも無理ないところではあります。

さらに待って、ようやく車内アナウンスが流され、それによると信号機トラブルが原因のようなことを言っています。
30分以上遅れて列車は出発しましたが、1時間強の乗車時間なのにこんなに遅れるとは、ほんとにバスにすればよかったと感じます。
せっかく新幹線の車両技術を学んでも、その管理が中国流では、定時運行性は差が開くばかりのようです。
飛行機やバスよりも、時間が計算できるのが本来の鉄道の良さのはずなのですが。

前夜は遅くまで知り合いたちとおしゃべりしていたので眠たかったのですが、寝ている間に別の列車に移れと言うこともありそうで、じっと待っているより他ありません。
音楽を聴くのも大事なアナウンスを聞き逃しそうで危険です。
中国携帯を何気なく見ていて思いついたのですが、退屈しのぎにしばらく会っていない深圳在住の知り合いにショートメッセージを入れてみることにしました。
いま、深圳に来たんだけど、久し振り、元気? 程度の他愛無いものです。
あまり複雑な文章は語学力の問題があって、そもそも入力できません。

5人にメッセージを送ってみましたが、なんと5人すべてから返信がありました。
みな元気そうで、うち3人は今までと変わらぬ生活のようです。
わたしに携帯電話を売りつけた女性は、残念ながら仕事を辞めて深圳も離れてしまったようでした。
どこにいるのか聞きましたが、ストーカー扱いか場所を教えてくれませんでした。
とても美しい女性だったので、ペッツバールによるポートレイトを撮らせてもらえまいかと頼むつもりだったのですが、とても残念です。

もうひとりは、以前に何度か泊ったことのあるホテルのマネージャーを勤めていた女性でしたが、驚いたことにホテルは営業停止してしまい、違う仕事に就いていると書かれていました。
以前、デートとかもしたことのある女性でしたので、違う職場に移ったと聞いて少しショックでした。
ホテルはそこそこ規模が大きく、内装をリノベートするなど儲かっていそうな雰囲気だったのですが、何か問題でもあったのでしょうか。
再返信に質問をしてみましたが、いま忙しくてと回答は得られませんでした。
あるいは触れられたくない嫌なこととかあったのかも知れず、それ以上はタブーのような気がしました。
今回は会うことができませんでしたが、次の訪問ではアポをとって理由を教えてもらいたいと思っています。

今日の作例は、出発待ちのとき、向かいの列車に乗り込もうとする一群の中に見るからに美人と思われる女性を見出して思わず撮影したものです。
長身痩躯に小顔で、いかにもモデル風という女性です。
湖南省まで行く長距離列車でしたが、小さなバッグだけの彼女はそう遠くないどこかで途中下車するのでしょう。
いつまでも発車しないことにいら立ちを感じていたわたしは、いっそ彼女について行って、偶然を装って話しかけて目的地にまで付いて行ってやるかなどと考えたりしました。
携帯を売ってくれた美女に替って、わたしの携帯のリストに入って欲しかったなあと痛切に思っています。
【Alpha7/Voigtlander 12.5cmF3.6 F3.6】
thema:ペッツバール genre:写真
Voigtlander 12.5cmF3.6 | trackback(0) | comment(0) | 2014/07/14 Mon

包包的故事

Dubroni 10cmF3.5
鎌倉へはふたつの小さな用事があって出掛けました。
さらにはついでに散策しながら軽く撮影もしてこようと思っていたので、3つ用事があったというのが正しいでしょうか。
お昼の用を済ませて向かったのが、御成通りの行き止まりのさらに少し先にある、レザーとシルバーのオーダーメードのショップでした。
いま使っているカメラバッグがかなりやれて来たので、そろそろ新しいバッグをと考え、思い切ってレザーのハンドメイドをオーダーすることにしたのです。

数年前、万年筆用のレザーケースを作ってもらって以来、ショップのご夫婦とは懇意にしていただき、ふたりの職人気質を持ち合わせながらもやわらかさのある性格が心地よくも感じられ、財布や腕時計のベルト、カメラのレリーズボタンなどを作成してもらっています。
いずれもたいへん気に入って愛用していますが、レリーズボタンだけはカメラがα7になってから付けることができずにいるのが心残りになっています。

カメラバッグは以前からの懸案でしたが、わたしのハードな使用法に対してデリケートな鹿革が悲鳴をあげてしまうのではとの懸念があって実行に踏み出せないでいました。
わたしは夏場1日歩いただけで体重が3~4キロも減るほどの汗っかきで(帰って水をがぶ飲みすると体重は元に戻る)、そんなわたしが革のバッグを1日持ち歩けば汚いシミだらけにしてしまうだろうこと想像できたのがためらっていた理由でしたが、真夏には使用しなければいいだけだと開き直ることにしました。
もちろん、中国への長期旅行もバッグの寿命を縮めるでしょうから、古いバッグを持ち出すことにします。
旅のスタイル、撮影のスタイルも、バッグに影響されるなんて言うのも逆になかなか楽しいことかも知れません。

しかし、それ以上に問題だったのがどのようなカメラバッグをオーダーするかということでした。
わたしは、写真を撮っているときもカメラを首から提げている時間があまりなく、ストラップを手に巻き付けて持っているか、カバンの中に仕舞っています。
仕舞っているといってもバッグのふたは半開き状態で、何かあれば首から提げているよりは若干遅いでしょうが、それなりにすぐに撮影態勢に入ることが可能です。
とくに最近はもっぱらペッツバールレンズ一辺倒なので、首から提げるとレンズの重みでカメラが前のめりになって前を歩く子どもの後頭部を直撃したりの危険がありますし、何より重たくて首の筋力を鍛える目的でもない限り、カメラはバッグの中に入れておきたくなるのが自然です。

いますっかり気に入って使っているのがf64というメーカーのトートバッグスタイルのカメラバッグです。
機能的にはまったく申し分ないもので、かれこれ10年くらい使っているでしょうか。
日常的に使っているのはもちろん、旅行の時もこのバッグを持ち出しています。
突然の雨に降られたり、奥地の不衛生な農村に持って行ったり、とても大切に使ってきたとは言えないですが、バッグはとてもタフでもちろんトラブルなどは無縁です。
しかし、見た目がかなりボロになってしまいましたし、こういうカメラバッグの生地って耐久性に優れている割にはある日突然劣化してしまうのか、予告なしにベリッと切れてしまったりするんですよね。
その日に備えて後継者探しの検討は2~3年前から始まっていました。

後継者の第一候補はすぐに決まって、同じバッグを買うことでした。
ところが、このバッグはすでに廃番になってしまっていて入手困難です。
なぜか人気が無かったのか、あまりにタフすぎて買い替える人がいなかったので、他のバッグが売れなくなると製造を打ち切ったのかなと想像しました。
それではと次の候補を探しましたが、現行バッグをあまりに気に入っていたので、他のものはどれもどこかに見劣りを感じてなかなか決まりません。
欲しかった機能は、ペッツバールを付けたα7と他に15センチくらいの長さのペッツバールレンズが2本余裕で入るスペースがあること、ノートPCがすっぽり入る大きさであること、外側にペットボトルを入れるポケットがあることという程度なのですが、意外にそれだけの条件を満たすバッグは多くないのです。

カメラ用でないバッグを買ってカメラ用クッション付インナーボックスを入れるという手も考えましたが、すでにインナーボックスがPCサイズに対応している物が限られていて、バッグの方もカタログなどでスペック表記を見てそのインナーがすっぽり収まるのか判然とせず、この方法でバッグを見つけるのはたいへんなことだと気付きました。
しかもバッグは、いいなと思うようなものはみんな高いのですね。
2万から4万円くらいは当たり前です。

4万円というと、鎌倉のレザー&シルバーの店でシンプルな鹿革のトートバッグをオーダーした価格がそのくらいだと聞きました。
いくつか機能を付加しましたので、今回、それより少々高くなりましたが、自分用にアレンジしてもらって世界でひとつだけのバッグを作ってもらっても量産のバッグとそれほど価格に違いがないというのは盲点でした。
それでも、そんな高いバッグわたしにはとてもとてもと思う方も多いかも知れませんが
生涯にわたって使い続けることができることを考えれば、寿命ある化学繊維の既製品を買い替えていくよりも経済的なのではとも考えられます。
もし将来、カメラなんて止めた、となったとしても、インナーを抜けばただのトートバッグに戻るので、生活を続ける限りにおいて常に身近にある存在でいてくれることが期待できます。

ところで、カメラバックと言えば、わたしの知りうる限りの第一人者といえる人がいます。
kinoplasmatさんこそがその人です。
狩猟用のバッグとか、東北産の超自然素材なバッグなどを見せていただきましたが、普段使いのものも含めるといずれも個性的なバッグをお持ちのようで、それぞれにヒストリーを秘めているところに興味を惹かれます。
www.oldlens.comは、レアなレンズ紹介のためのkinoplasmatさんのサイトですが、レンズの個性を知ることができるだけでなく、kinoplasmatさんのキャラクターのようなものも見えてくるところがもうひとつの魅力だと思っています。
ですからこの中に、わたしの愛用するカメラバッグという一項を設けてもらえないものかと、わたしは密かに考えていました。
【Alpha7/Dubroni 10cmF3.5 F3.5】
thema:ペッツバール genre:写真
Dubroni 10cmF3.5 | trackback(0) | comment(0) | 2014/07/13 Sun

空梅雨和梅雨空

Dubroni 10cmF3.5
7月にしては異例の大きな台風が通過して、一気に梅雨明けして真夏に突入すると予測がありましたが、どうやらそうではなかったようです。
関東の週間予報を見ると、晴れのマークはほとんどなく、はっきりしない天気がしばらく続いているからです。
わたしは暑いのが苦手なので梅雨明けが遅れても構いませんが、農業とか観光業とか困るところも多いでしょうから、例年通りに明けてくれるといいですね。
ちなみに、東京の例年の梅雨明けは7月21日だそうです。

それにしても今年の梅雨はあまり梅雨らしくなかったような気がします。
梅雨の天気というと1日しとしとと雨が降っているような天気が続くというイメージですが、今年はむしろ雨が降らない日の方がずっと多く、降るときはまとめて降るという感じではなかったでしょうか。
傘を使わない日があまりに多くて水不足を心配していたら、ある日すごい大雨になったりして、空で調整しているのではと思えるほどで、カラ梅雨というのとも違うようなです。

わたしには今年の梅雨は異常気象ではないかと思っているのですが、とくにそのような報道を耳にしたことはありません。
もし異常だということであれば、CO2の排出が原因ではないのでしょうか。
原発事故依頼、原発が悪という世論が高まり、それまで多く報道されてきたCO2排出の問題はすっかり聞かれなくなってしまいました。
原発停止以来火力をフル稼働しているのでしょうからCO2排出量は上がっているはずで、それに触れるのが御法度になってしまったからだと勘繰らずにはいられません。

原発廃止を推進しようとするのはよいですが、そのことによりCO2排出がどれだけ増えて地球にどれほどの影響があるかということも研究されているはずで、そのうえで国民的議論をするようにしてもらいたいものです。
原発を補う火力発電所の稼働によるCO2排出は限られていて影響はないと言えるのなら、原発を廃止することに反対しませんが、原発をとるか地球環境の破壊をとるかという二者択一なら、違う議論になるでしょう。
3.11からしばらくは節電の機運もあったのに、いまやそんなことは誰も忘れてしまって、原発なくとも電気は余っているなどという信じられないような話がまかり通ってしまっています。
原発はいらないけど、電気は今までどおり安価に大量に使いたい、だけど日本経済は好況であってほしいし、異常気象が起こるようなことがあっては困るなんて、勝手なことを言うのは許されないと思うのですが。

さて、平塚と鎌倉でしとしと雨に降られた先週の土曜は、今年初めての梅雨らしい天気体験だったかも知れません。
雨は自然のフィルターですから、同じ場所が違って写ります。
全体がしっとりして雰囲気もよくなるので、雨の中での撮影を好む人も少なくないと聞きます。
わたしは雨は苦手ですし、機材が濡れる心配に煩わされるのも嫌なので、雨の中敢えて撮影するということはしません。
もともとのんびりスタイルなので、晴撮雨読が自分のスタイルと言えるでしょうか。
雨の日は、写真集でも眺めたりなんていいなあと思いますが、なかなか優雅な生活とは縁遠いです。

いまテレビを見ていてもまったく面白く感じられないので、その時間を読書に充てたいのですが、どうもPCに向かっている時間が増えるばかりで本を読む時間はむしろ減っています。
そういえば2年前に電子ブックを買って読書を復活させようとしましたが、それもうまくいきませんでした。
A社の電子ブックでしたが、検索機能が弱くて、探している本を見つける程度のことは簡単ですが、何かこんなテーマで面白い本はないものかというわたしが期待した検索ができません。
そのうちに、本を読むのに電気の力を借りないといけないなんてと、電子ブックはどこかへやってしまいました。
なにか面白い本はないでしょうか。
【Alpha7/Dubroni 10cmF3.5 F3.5】
thema:ペッツバール genre:写真
Dubroni 10cmF3.5 | trackback(0) | comment(0) | 2014/07/12 Sat

織女光臨

Dubroni 10cmF3.5
七夕会場に大勢いたボランティアの学生にパンフレットをもらったので見ると、外れの公園で何かイベントをやっているようです。
しかし、何をやっているのかは書かれていません。
公園に急行するとダンス大会が開かれていました。
七夕とはあまり関係が無いので、パンフレットに内容まで書き込めなかったということかも知れません。

わたしが着いたときには、子どもたちの創作ダンスやチアリーディングがあって、先週の調布て見たのとは違う目新しいダンスをしばし楽しみました。
しかし、それにもまして秀逸だったのが昨日の作例としたタヒチアン・ダンスです。
ハワイアンとどう違うのかは聞き逃してしまいましたが、とても美しい衣装が決まっていて動きのない作例写真でも良さが伝わるでしょう。

そう言えば、ここを運営していたのは地元のミニラジオ局の湘南FMだったようなのですが、司会の女性がココナッツをふたつに割ったものを水着代わりに胸に着けた衣装だったのがたいへん鮮烈でした。
たぶん看板アナウンサーだったのではないかと思われ、ksmtさんのように声をかけてポートレイトを撮らせてもらえればよかったのですが、そのココナッツ・ブラがちょっとわたしの心臓にはきつすぎて、不覚にも声をかける勇気がありませんでした。

また、地元藤沢にはレディオ湘南というFM局があって車の中でときどき聞いていますが、平塚は前述の湘南FMで、葉山方面は湘南ビーチFM、横須賀には湘南ブルーFMと紛らわしい名称のFM局が林立しています。
ネットワーク的に湘南を名乗りあっているのならいいのですが、それぞれ独立局だとするならこの状況はどうにかならないものかと主体性の無さが心配になります。
横須賀が湘南を名乗るのは不自然な気がしますし、葉山なら湘南より葉山と言った方がかっこいいという発想はなかったのかなと思います。
地元の地名に愛着が持てなくなってきている表れなのでしょうか。

繰り返しになりますが、七夕祭りを見に来て、関係なさそうなダンスを見続けるのも変なような気がしました。
雨も霧雨程度ですがずっと降り続いていますし、そろそろ鎌倉に行かなくてはいけません。
そう思って公園を後にしようとすると、何やら入り口のところに人垣ができています。
織り姫3人組がいるではないですか。
パンフレットには、前日にパレードに出るとだけ書かれていて、その他のことには一切言及されてなかったので来ていないと思ったのですが、さすがに織り姫という名前を戴くわけですから七夕祭りの3日とも会場のどこかにいるのでしょう。

しかし、残念ながら実行委員会役員でございという雰囲気のグループの中であいさつだの記念撮影だのと多忙で、とても声をかけてポートレイトをお願いできる状況ではありません。
まわりのおじさんたちもそうしているように、遠巻きから活動の様子を1枚撮らせてもらうのが精いっぱいでした。
市民の税金を投入して織り姫の活動をしているはずですが、市民でなく役員さんにこびているようではいかんですなあなどと苦い感想をもらしながら、時間切れで平塚駅に向かわなければならなくなりました。
もっともわたしは、前述のとおり平塚市民ではないんですけれども。
【Alpha7/Dubroni 10cmF3.5 F3.5】
thema:ペッツバール genre:写真
Dubroni 10cmF3.5 | trackback(0) | comment(0) | 2014/07/11 Fri

不会忘美国世界杯

Dubroni 10cmF3.5
昨日、今日と5時起きでテレビに向かいました。
3位決定戦という蛇足を除くと残り3試合となったワールドカップの準決勝を観戦するためです。
前大会はスペインを強い思い入れとともに応援していましたが、今回は2試合をずいぶんと客観的に見ていたように感じます。
もちろん十分に愉しんでみましたが、前回のスペインの試合を自らのチームのように主観的に観戦したのに比べると少し寂しさを覚えないではありません。
将来、日本が魅力的サッカーで決勝ラウンドに進むようになれば、同じような気分で大会を楽しむことができるでしょうからねそんな時がくることを期待したいと思います。

準決勝に残った4チームはどこにも優勝の可能性は十分にあると思いましたが、とりわけドイツは、スペインが早々に姿を消したなかで、そのスペイン流のボールを支配して細かいパスをつなぎ、最後はすばやい動きで守備を崩す魅力的なサッカーをしていていました。
がちがちに守られスペースを消されると、横パスが目立って良さが消されることも多いのですが、昨日のブラジルは立ち上がりからかなり前掛かりだったのでドイツの思う壺だったのではないかと思います。
ドイツは前大会でも魅力的サッカーを貫いていましたが、準決勝の好試合でスペインに苦杯を舐めたことで大会を終えています。
しかし、ドイツサッカー界は今までと違うスタイルを貫く方針を示し、レーヴ監督を続投してより完成度を高めたサッカーで今大会にチャレンジしてきました。

一方オランダは、ずっとクライフの精神が宿るようなすばらしいスタイルを貫いて来たのに、今大会では守備的な3バックを敷いて、カウンターを得意とするサッカーに変更していました。
まるでドイツとオランダのサッカーは20年前と逆転してしまったかのようです。
かつてバルサを指揮して若きチャビなどを早い段階で起用して世界チャンピオンになったバルサの基礎を築いたとも言われるファン・ハールは、今大会では交代選手がことごとく活躍し第三ゴールキーパー以外全員をピッチに送り出すという采配が、ファン・ハールマジックと話題になりました。
準々決勝では、交代枠をずっと残して延長後半にゴールキーパーを替えるというPK対応がマジックだと言われます。
しかし、これは時間内で勝負に行かなかった消極采配と国内で批判されたのか、準決勝で再現することはありませんでした。
この試合ではマジックはなかったかと言われましたが、PK2本止めたアルゼンチンのゴールキーパーのロメロはかつてのファン・ハールの教え子だと後で知り、やはりファン・ハールマジックはある意味健在だったかと驚かされました。

ブラジルはネイマールを失ったことが敗因とは言えないと思いますが、そうは考えない過激な連中がいることも報道されています。
そう聞いて多くの人が20年前のコロンビアの悲劇を思い出すのではないでしょうか。
アスプリージャ、リンコン、バレンシアという超強力3トップを擁して優勝候補なのではと言われたコロンビアは、グループリーグ最下位に沈みました。
初戦をラドチョウとハジの活躍でルーマニアに完敗したコロンビアは、絶対負けられないホスト国アメリカとの対戦で、確かエースのバルデラマがボール奪取されてショートカウンターを受け、グラウンダーのクロスをカットしようとしたエスコバルのボールはそのまま自陣ゴールに吸い込まれてしまいます。
それがエスコバルひとりの責任ではないし、コロンビアはそれがなかったとしても勝ち残れなかった可能性が高いのですが、
エスコバルは帰国後すぐ、まだ大会開催中だというのにマフィアに暗殺されてしまいました。
その後コロンビアサッカーは低迷してしまうのですから、マフィアの凶弾が国のサッカーに大きな影響を与えたのではとわたしは思っていますし、この一連の事件はわたしの脳裏にずっと記憶されているので、このようなことをすらすら書けてしまうのです。
今回、ネイマールを怪我させたスニガという名前がわたしの記憶に残るようなことにならないよう祈るばかりです。

もう書くことは何もありません。
最後に決勝戦の予想をしたいと思いますが、どう考えてもアルゼンチンがドイツに勝つ姿が想像できません。
そこで、単に希望を書くことにします。
メッシがハットトリックを決めて3-2の勝利で、ジュール・リメ杯と得点王を獲得します。
それによってメッシは全盛期の輝きを取り戻し、今季のスペインリーグでFCバルセロナを優勝に導く。
さらに願望としては、センターバックをふたり補強して、マスケラーノを代表と同じ中盤の底に引きあげ、プスケツをチャビの後任のゲームメーカーに抜擢するというもの。
どれも実現は厳しいでしょうか。
【Alpha7/Dubroni 10cmF3.5 F3.5】
thema:ペッツバール genre:写真
Dubroni 10cmF3.5 | trackback(0) | comment(0) | 2014/07/10 Thu

三個人一起帯

Dubroni 10cmF3.5
ちょうど今から1年前の2013年7月、某オークションにてDubroniという知られざるレンズを手に入れました。
焦点距離の短い19世紀のペッツバールレンズを探していた時に見つけたのですが、聞いたことも無い名前の割には入札がいくつもあって価格が上がっていました。
ちょうどその前に手に入れていたダゴスティーニ氏のフランスレンズの本にこのレンズがというよりは、カメラのことが出ていて、名前がイタリア風だがフランスのレンズであることを知り、カメラは歴史的にも重要な意味を持つものだとの記述に関心を持って落札しました。

届いたレンズはちっぽけでしたが、とてもよく写り、MSオプティカル訪問の際に宮崎さんに見てもらうと、70年も後に製造された戦前ライカの中でも傑作との誉れの高いエルマー90mmより高性能だと教えられて、ずいぶんと驚かされました。
実際その描写は繊細で高解像、とても1860年代の製造とは信じられないものでした。
もとろんペッツバール特有の像面湾曲の影響で周辺は激しく乱れますが、それを割り引いても描写力の高さはわたしの所有する長焦点レンズの最高峰に思え、以来ペッツバールレンズの中では使用頻度の高いレンズになりました。

それからしばらくして、kinoplasmatさんがDubroniを入手されたとの報を得て、さっそく見せていただきました。
焦点距離のより短い70mmF3.5ほどのスペックで、撮影結果を見るとわたのDubroniと同様の高性能のように思えます。
周辺の流れる範囲が焦点距離の短い分広いように見えますが、この性能で1860年代の70mmレンズというのは、かなり魅力があります。
驚きはそれだけではなく、kinoplasmatさんはレンズもう1本と、なんとDubroniカメラのアウトフィット一式も同時に入手されていました。
とても現在使えるカメラではないはずですが、kinoplasmatさんのことですから、工夫を重ねてこのカメラで撮影した湿版写真を見せてもらえるかも知れません。

その状況に黙っていられなかったのでしょうか、今度はksmtさんがDubroniを手に入れてしまいました。
5inchF3.5くらいのスペックだそうで、わたしのを標準Dubroniとすると、kinoplasmtさんのが広角Dubroni、ksmtさんが望遠Dubroniと3人合わせて、まるでSummicron 35mmF2, 50mmF2, 90mmF2のセットのような組み合わせが完成してしまいました。

例えば、Kino-Plasmtとか、Speed-panchroとか、Super-Sixとかを3人共通して所有しているのもたいへんなことだと思いますが、Dubroniというのはそれにもましてすごいことです。
本来、Dubroniはカメラ博物館や歴史的カメラコレクターが所有するようなカメラ史のエポックメイキングなのですが、レンズのみで言えばたまに連れだって撮影に行く3人が揃って所有するという不可思議な状況を作り出したことになります。
kinoplasmatさんのカメラを加えれば、すべてを半蔵門のカメラ博物館に寄贈しないといけないのかも。

それはさておき、ksmtさんのDubroniはとてもシャープであるとの予想を裏切って、少しソフトな表現をする意外性あるレンズでした。
なぜこのようなことになるのかksmtさんの研究を俟ちたいと思いますが、もともと焦点距離の違いは望遠とか広角ということではなく使用するカメラのフォーマットの違いを意味しますので、焦点距離が長くなればなるほどシャープでなくても画面サイズの大きさで、全体にはシャープさが確保されるということなのかも知れません。
全体に焦点距離が長いほど描写が甘くなるという傾向があるように思います。

さて、そのややソフトなDubroniの特徴を活かすような写真をさっそく見せてもらい、さすがksmtさんらしいセンスに脱帽しています(http://www.ksmt.com/panorama/140706harajuku/140706harajuku.htm)。
弱い半逆光下でのシャボン玉であそぶ西洋人母娘の写真ですが、少しソフトながらも繊細さのあるとても美しい絵を見せてくれています。
Dubroniのレンズはダルローが製造して、鏡胴の刻印をDubroniとしたものだと考えられています。
Darlot銘の5inchレンズも同じような描写をするのか、ぜひ比較してみたいものだと思っています。
【Alpha7/Dubroni 10cmF3.5 F3.5】
thema:ペッツバール genre:写真
Dubroni 10cmF3.5 | trackback(0) | comment(0) | 2014/07/09 Wed

百歳鏡頭

Dubroni 10cmF3.5
たぶん10年以上前のことだと思いますが、使用するレンズの焦点距離は年齢とほぼ一致するというのを何かで読んだ記憶があります。
もともとは、若いうちは広角嗜好でそれが中年になって標準レンズを愛用するようになり、年齢とともに望遠にシフトしていくと言うようなことです。
ライカに例えて、20代前半のころはスーパーアンギュロンが好きで、後半になってエルマリート28mmあたりがいちばんと感じるようになり、30代にして8枚玉ズミクロンがあれば他にレンズは要らないと信じ、しかし50代ともなってズミクロンやエルマーなどの標準レンズをもって本物だと悟るが、なおも高齢になるとタンバールの色気にはまって抜けられなくなるというようなことが書かれていたような気がします。

そんな話にはまったく同意できないという人が多いのかも知れませんが、若い時は広角ばかりだけど年取って標準レンズの良さが分かったという人も少なくないでしょうし、先のライカレンズの例えに合点がいくという人も皆無ではないのではと思っています。
かくいうわたしは、けっこう納得できるところがあって、だからこそ、他愛もない10年以上も前の話を何となしに記憶しているという訳です。

ライカを例えに出しているのは、ライカファンの中にはこういう屁理屈的な話に反応する人が多いからということがあるでしょうし、レンジファインダーカメラは90mmレンズくらいまでが主力で、135mmまで使っている人が少ないので、人間の平均寿命にもマッチするからということでしょう。
わたしは500mmの望遠で野鳥を撮っていますというのではゾンビみたいになってしまうし、ズームレンズで広角と望遠が自在ではメルモちゃんです(例えが古いか)。

わたし自身もライカでスタートしていますが、例外があるものの若い時は28mmや35mmが主力でしたので、焦点距離年齢切に合致したレンズ生活でした。
しかし、30代前半には50mmレンズが好みになってしまっていて、さらにはノンライツレンズやレンズヘッドを見つけてライカマウントに改造してもらい始めたのは40代になる前でしたが、それらレンズの大半が50mmレンズでしたので、以降ずっと自分の焦点距離は50mmを意味していました。

そして40代後半になってからペッツバールに嵌まってしまうのですが、これらレンズは100mmから200mmあたりですから、ここへ来て一気に歳を取ってしまったことになります。
好みとかではなく使い勝手ということでは200mmはとてもわたしには使える焦点距離ではないので、100mmから135mmくらいまでが好みのペッツバールです。
特に今回使ったDubroniはレンズ自体が小型ということもあって、標準レンズを使っているような感覚があります。

今日の作例は、ずいぶんいっぱい風船を持っている女性がいるのに気付き、女性が風船に引っ張られて空を飛んでしまうマンガによくあるシーンを連想して、撮影したのですが、風船のかげにいた女の子が突然後ずさりして、あたかも風船が飛んで行こうとしているので慌てて逃げたようなかっこうだったので、慌ててもう1枚撮影しました。
よく見るともうふたり風船のかげには子どもがいたようですが、この女の子の後ずさりポーズはとても気に入っています。
こんな一瞬を撮れるのが標準レンズということだと思っていますので、Dubroni 10cmはわたしにとっての標準レンズなのです。
200mmになると重さや大きさの問題も出てくるので、先にも書いたとおり135mmあたりまでがわたしの焦点距離の限界ということになるでしょう。
【Alpha7/Dubroni 10cmF3.5 F3.5】
thema:ペッツバール genre:写真
Dubroni 10cmF3.5 | trackback(0) | comment(4) | 2014/07/08 Tue

七夕節的上午

Dubroni 10cmF3.5
今週は、平塚の七夕と鎌倉を中途半端に出掛けてきましたので、いつもと同様に適当に作例を掲載していくことにします。
中途半端の原因ははっきりしない天気で、日曜は比較的好天だったのですが、5日土曜日は朝からずっと雨降りで、時おり止んだりするのですが、傘をさしてペッツバール100mmレンズでの撮影はかなり厳しいものがありました。

もうひとつ中途半端と表現をせざるを得ないのが行先の選択で、もともと鎌倉に用事があったので、朝から鎌倉を散策するつもりでいたのですが、藤沢駅に着いて小田急からJRに乗り換えるとき浴衣の女の子たちが七夕がどうこうという話をしているのを聞いて、今日は平塚の七夕か、そっちに行ってみるかと鎌倉とは逆方向の下り列車に乗り込んだことにあります。
生まれてこのかた藤沢市に住んでいますが、近隣の平塚市の七夕は馴染みある行事ですが、多くの市民同様関心があるのは小学生くらいまでで、もう何十年も出掛けていませんでした。
突然、思い立って足を運んでみたものの、どこで何をやっているのかよく分からずに雨の中で右往左往してしまいました。

七夕飾りは出ているし、人出もかなりのものでしたが、到着が早すぎてまだスタッフも準備中だったと後で分かりました。
しばらく歩いているといつの間にかスタートしていたようで、パンフレットを入手することができ、ようやく平塚七夕の概要を知ることができます。
ひらつか織り姫のパレードがあると書かれていますが、よく見るとそれは金曜日で、土曜日には織り姫が来るかどうかもよく分かりません。
わたしにとってはいちばん肝心な織り姫のパレードが平日の金曜に行われるというのが、縁の無いイベントだという印象を強めました。

それにしても七夕は夜の行事のはずだというのに、雨の午前中にこの人出はどうしたことでしょう。
もっともメイン会場のエリアは商店街がアーケードになっていて、台風の横殴りの雨でも降らない限りは傘をさす必要もないのです。
7月7日前後に開催するのであれば、毎年梅雨時にぶつかるわけでこのアーケードは必然性かあります。
市民にとっては、雨が降っているか否かはどうでもいいことで、さらには大混雑の夕方から夜にかけて行くよりも、余裕で歩ける午前中からお昼にかけてが狙い目ということは周知の事実のようになっているのかも知れません。

わたしが七夕に行ったのは、親に連れられて出掛けた小学校低学年くらいまでのことでしたが、やはりこの日見かけたのも子どもたちか、かなり年齢のいった大人ばかりです。
夜になれば高校生グループとか若いカップルも繰り出してくるのでしょうが、中高生くらいにとってはもはやそれほど面白いと感じられるイベントではないのだと思いました。
七夕飾りは美しいと感じられるものではないし、会場には彦星と織り姫のロマンティックも存在しません。
申し訳ないと思いつつも、子ども心に面白くないと感じた直感は正しかったのではないかと、意味もなく納得してしまうのでした。
【Alpha7/Dubroni 10cmF3.5 F3.5】
thema:ペッツバール genre:写真
Dubroni 10cmF3.5 | trackback(0) | comment(0) | 2014/07/07 Mon

馬里的古斯古斯

Holmes Booth & Haydens 20.5cmF5
とある町の駅前グローバルフェスタの最終回です。
わたしはひとり3時間ほどここに滞在しましたが、意外に食事が美味しくて気に入りました。
毎年開催しているようですので、来年も出掛けてみたいと思いますし、京王線沿線の方には時間があればお昼でも食べにいかがでしょうかとお勧めいたします。
代々木公園でよく開かれているタイフェスなどと比べてずっと空いていて、のんぴりした雰囲気があるのも良いです。

失敗だったのは、到着して早々、ドイツとアイルランドのビールを売るブースでビールグラスを1個100円で売っていたので、スペインのステラビールとシンガポールのタイガービールのものを1脚ずつ買ったのですが、こんなに安くては申し訳ないと、買ったばかりのグラスに注いでくれとビールも頼んでしまったのです。
午前10時くらいだったでしょうか、朝飲むビールは、昼に飲むビール以上によく効きました。
すっかりご機嫌でフェスタを楽しむことになります。

おつまみが欲しくなって、まず買ったのがベトナムブースの揚げ春巻きです。
冷凍ものかと思っていたのですが、しっかりベトナム人の女の子たちが材料を刻んでベトナムのライスペーパーにくるんで鍋で揚げていました。
ニョクマムも用意してあって、アツアツを浸して食べるとまさにベトナムの味が堪能できます。

続いて、時間を持て余した時に早めのお昼にしてしまえと食べたのが、マリのブースのクスクスです。
わたしはまだアフリカに行ったことがないので、クスクスはパリと新宿で食べたことがあるだけですがいずれもとても美味しかった記憶があります。
これ、日本で本格的に出したらかなり受けるのではないかと思うのですが、どんなものでしょう。
マリから来ているという女性に、わたしがマリで知っているのはケイタだけだと言うと、その女性の苗字もケイタだと言うので互いに笑ってしまいました。
違うよ、サッカー選手のケイタだよと言うと、セイドゥは元気よと、まるで息子のことを言うように話してくれたのでした。

クスクスは食べながら水を飲むと妙にお腹が膨れて満足感を得られますが、ビールだとそれがさらに増すようです。
タイのグリーンカレーも食べようと目論んていましたが、先だって現地で何度か食べたこともあってこれはあきらめ、台湾のビーフンで締めにしました。
もう満腹ですが、さらにベトナムブースの女の子の写真を撮るべく声を掛けたときに、話の流れで彼女たちのつくるデザートも食べることになってしまいました。

もとはと言えば、最初に買った100円のビールグラスが原因で、ビールも飲まなくっちゃとなり、酔った勢いであちこちいろんなものを食べてしまったのですから、安さに釣られた大失敗だと反省しております。
ベトナムの女の子たちはみな可愛かったのですが、まだ日本語がおぼつかないそようでコミュニケーションがうまくとれなかったのが残念に思います。
作例の彼女の名前は何といったか忘れてしまいました。
ただ、ゴールデンウィークに旅してきたハノイとハイフォンの中間にある町出身だということだけ記憶に残っています。
【Alpha7/Holmes Booth & Haydens 20.5cmF5 F5】
thema:ペッツバール genre:写真
Holmes, Booth & Haydens 20.5cmF5 | trackback(0) | comment(0) | 2014/07/06 Sun

坐緑色火車去温泉

Holmes Booth & Haydens 20.5cmF5
野次都議に号泣県議、まるで冗談みたいなニュースが立て続けにあって、怒りと嘲笑で話題をさらっています。
どちらも選挙で選ばれた地方議員の醜態ということで、世界中に配信されてもいるそうです。
どこかの女性外国人記者が、都議会の野次に対して東京はこれからオリンピックを開催する国だというのに、女性差別が政治家の口から飛び出すなんて信じられないと、怒ると言うより呆れているという表情で話していました。

オリンピック云々はどうでもいいことですが、世界中へニュースが流れているということは、いつどこから外国人記者のようなコメントをわたしが受けるかも知れませんので、すぐに回答できるように何か考えておかなくてはいけません。
そこで思いついたのが以下の答えで、日本は産業立国なので政治に関心を持つ人はとても少なく、企業に就職できなかったレベルの人たちが仕方なく政治家になっている現状なのです、議員は老人とその息子ばかりだから古い考え方を払しょくできないようなのです。

この2件で不思議なのは、いずれも野次の内容や号泣したことが問題となっているようなのですが、それはちょっと違うと思います。
早く結婚しろとか、結婚して子供を産めと言う野次が問題なのではなくて、都民を代表する人たちがそういう考え方のままで仕事をしていることなのではないでしょうか。
今回の騒動で分かりましたこのような野次はもう止めますが解決ではなく、このような考え方が間違っていましたので以降はそんな野次をすることはありませんが本来の受け答えだと思います。
それとも野次は出なくなったけど、女が権利を主張するのは止めにして、少子化問題解決のためにさっさと結婚して子供を産めと腹の中で考えているのは問題ないということなのかなと考えてしまいます。

号泣議員はもう論外ですが、こんな活動をノーチェックで政務活動費として支払ってきたことに対する批判が無いのも不思議です。
これは兵庫県議会だけの話なら地元で解決してもらえばいいですが、全国的に多くの地方議員が多かれ少なかれやっていることだということではないんでしょうか。
コンプライアンスという今まで聞いたことも無かったような単語が一般名詞化して、企業会計がとても厳しくなってから久しいですが、一方で政務活動費というのがこんなにザルであっても誰も非難したりしないものなのでしょうか。

野次の問題が出た前後に問題発言した大臣が、沖縄出張の際公費出張なのにダイビングしていたことがさらなる問題になりかけていましたが、いつの間にかしぼんでしまったようです。
野党が追及し切れないのは同じ穴のムジナだからでしょうか。
別に追及して悪いことした奴には罰をなどとは思っていません。
ただ、けじめをつけられない人たちを野放しにしておくような構造に腹が立ちます。

末端にはうるさい物言いをして身内には甘く、日本の侵略戦争を繰り返し問題にしながらアジア諸国を武力弾圧し西方地域で侵略と虐殺を繰り返す某国政府の二枚舌と本質は変わらないように思えてなりません。
そのことでこれはいけないと政治に関与したいと考える若者が出てくるでしょうか。
そうではなくて、政治から距離を置く無関心が増えるのでしょうね。
それこそ政府の思う壺でしょう。
【Alpha7/Holmes Booth & Haydens 20.5cmF5 F5】
thema:ペッツバール genre:写真
Holmes, Booth & Haydens 20.5cmF5 | trackback(0) | comment(0) | 2014/07/05 Sat

印度跳舞美女

Holmes Booth & Haydens 20.5cmF5
音楽で3Bといえばバッハ、ベートーヴェン、ブラームスのことですが、旅人の間で囁かれる3Cはチリ、コロンビア、コスタリカを意味するのをご存知でしょうか。
3か国ともワールドカップで活躍しましたが、サッカーの話ではありません。
世界三大美人国とこれらの国々は呼ばれているのです。
確かに、試合中継の中でところどころ観客席を写していますが、この3か国の中継で登場した女性は美人が多かったような気がします。

3Cというのは誰が言いだしたことなのかは分かりませんが、一説によれば世界を歩き回る旅行者が言いだしたことのようです。
世界中を旅した人はいろいろな物事を目にしているので話すことに信憑性があるように信用してしまいがちてすが、それを逆手に取ったほら吹きも多くて、見てもいないことをさも真実のように語って、それに尾ひれが付いてということがよくあります。
世界一周旅行をしているバックパッカーが安宿で暇つぶしにしていいた、今まで滞在した国でいちばん美人が多かったのはどこだったと思うという雑談がもとだったたのかなあと思います。

南米はもともと美人が多いと言われていますが、誰かがチリが美人ばっかりだったと言い、誰かがコスタリカだと言った。
別の誰かは東欧のブルガリアやウクライナだと言うが、それもそうだが、チリだと言った奴がコロンビアなんてどうだろう、行ったことはないけどチリとコスタリカの間の国だからきっと美人が多いはず、チリ、コスタリカ、コロンビアにすれば頭文字がみんなCだから覚えやすいしと言った…。
きっと、そんなところから始まり、名指しされた国も奮起したりして定着していったのではないかと思うんですが、どんなものでしょう。

ちなみにアジアでいちばんの美人国はインドだと言う人がとても多いです。
少し意外な気がする人も多いのではないかと思うのですが、インド北部は彫りの深い色白の美人がすごいいるそうです。
ほんとうは、日本とか韓国だとか思っていてもそれでは普通だし、日本女性に辛酸を舐めさせられたこともあるのでしょう、意表をつく答えをしたのがそのまま定着したのかも知れません。
インド好きの旅行者が多いのも一因かも。
ただ、作例のすばらしくシェイプアップされた美女が、インド映画でおなじみのボリウッドダンスを踊っていましたが、たしかにインドにはこのようなスリム美人も多かったような気がします。

この作例でようやく気付いたのですが、黒点が何か所が付いていて、どうやら撮像素子に汚れがあるようです。
これは開放で写りこむくらいなので、目の悪いわたしでも拡大することでファインダー内で確認できました。
これまでのライカM8では当然ながらファインダーにゴミは映りこまないので、一眼レフとはこういうことなんだと再認識できたできごとです。
汚れはブロアのひと吹きで簡単になくなりました。
目が良ければ撮影中に視認して、その場で簡単クリーニングができるというのがたいへん便利ですね。
【Alpha7/Holmes Booth & Haydens 20.5cmF5 F5】
thema:ペッツバール genre:写真
Holmes, Booth & Haydens 20.5cmF5 | trackback(0) | comment(4) | 2014/07/04 Fri

超人復帰

Holmes Booth & Haydens 20.5cmF5
さすがグローバルフェスタは名称通りに国際色豊かなステージが続いて撮影には困りません。
初日はスペインのフラメンコ、2日目はハワイのフラダンス、昨日3日目はキャンパス・クィーンですが国籍不明の美女の作例でした。
しかし、時節柄いちばん熱いのはブラジルで、今日の作例はサンバの美少女になります。
ステージから降りてきて前面のスペースでサンバを披露してくれたので、ちょうど200mmレンズでポートレイトサイズに収まってくれました。

そのブラジルですが、圧倒的な強さで勝ち上がって行くのかと思ったのですが、どうも調子が上がらないようですね。
サッカーではPKになると引き分けとみなしますので、ベスト8に進出した時点で2勝2分けと成績としてはパッとしません。
いずれも対戦相手より格上のサッカーをしているとは思うのですが、圧倒的強さを見せているようにはまったく見えないのも気になります。

そもそも緒戦からして敗戦ムードだったのがネイマールのゴールで追いついたものの、疑惑のPK判定がなければどうなっていたか分からない内容でした。
2戦目は苦手のメキシコとはゴールレスの引き分けで、背水の第3戦で圧勝したカメルーンは八百長疑惑が浮上しています。
アルゼンチン同様、決勝にコンディションのピークを持って来る戦術なのかも知れませんが、自国開催で全試合を国民の批判対象にさらされるブラジルはもう少しペースを上げなくてはいけないでしょう。

ところで、ブラジル選手の名前というのがよく分かりません。
というよりポルトガル語がよく分からないということなのですが、スペインの隣で互いに言葉が通じると言われているのに発音のルールに大きな違いがあるようなのです。
Daniel Alvesがダニエル・アルヴェスではなくダニエウ・アウベスなのはさすがに知っていますが、Fernandinhoはフェルナンディンホでないのはもちろん、フェルナンディーニョでもなく、フェルナンジーニョになります。
ポルトガル語のこんにちははBom Diaと書いて、ボン・ディーアではなくボン・ジーアと言うのをポルトガルを旅した時に知ったことを思い出しました。
ですからFredはフレッドではなくフレッジです。

このくらいのルールであれば、違和感は強いですが頑張ればどうにか読んだり覚えられたりしそうです。
ところが、まったく分からないのがあります。
Hulkです。
何と読むと思いますか。
英語式のハルクではありません。
これでフッキだそうです。
確かにフレッジのバリエーションでフッキと読むことは可能かも知れませんが、ブラジルやポルトガルでは長身ハルクは超人フッキとずっと呼ばれていたということですか。

フッキは、2008年から概ね5年間を日本で過ごしていますが、Jリーグへの不信感からFCポルトへ移籍し、得点王を獲得してからブラジル代表に招集されるようになったようです。
日本時代に彼の才能を最大評価して厚遇していれば、あるいは気化して今大会て日本代表最高のセンターフォワードとして、日本を決勝ラウンドまで導いたかも知れません。
コミック式に言えば、あたりに弱い激しい大迫が足元を削られて負傷退場し、汚いファウルに怒ったフッキが超人ハルクのようになって次々ゴールを奪ってコロンビアに逆転勝ちしてしまいます。
しかし、その後ガンマ線を浴びた過去からドーピングに該当するとして大会から追放、戦意喪失した日本は決勝リーグ第1戦でコスタリカに惨敗しましたとさ。
それはともかく、現在フッキはロシアのリーグに所属していますが、ぜひJリーグに復帰してほしいものです。
【Alpha7/Holmes Booth & Haydens 20.5cmF5 F5】
thema:ペッツバール genre:写真
Holmes, Booth & Haydens 20.5cmF5 | trackback(0) | comment(2) | 2014/07/03 Thu

さいたま 50/70%

Holmes Booth & Haydens 20.5cmF5
なぜNHK総合は、ワールドカップ中継を放送したがるのでしょう。
天気予報の表示を出しっぱなしにしていることを、早朝の対戦を見ている人の100%が、不快に思っていると気付かないのでしょうか。
それに延長戦に入ると7時からはEテレでご覧下さいと切り替わりますが、最初からEテレで天気予報表示を止めて放送していただければたいへんありがたいと思います。

総合からEテレへと時間帯で切り替えるやり方は高校野球のようですが、NHKのワールドカップの解説を担当される方も高校野球レベルの解説だと多くの人が思っているはずです。
いまやヨーロッパ主要国のクラブチームのリーグ戦は日本でもテレビ観戦できるので、深夜や早朝にわざわざワールドカップ観戦するファンは代表に選ばれるような選手の得意技やらプレースタイルはみなそれなりに承知しています。
ひとつのビッグプレーが出たとき狙っていると思ったがやはりそうだったとか、遠目からゴールに向かってとても強いボールを蹴ってもあれはシュートではなく何番の選手に合わせようとしたクロスだよと分かったりするものです。
しかし、残念ながら解説者は場面場面ですごいを連発するばかりで、いそがしいからでしょぅか日常的にクラブチームの試合まで見ていると感じさせられるような、解説というレベルの話までしてもらえたことがありません。

これがオリンピックで例えば槍投げとかレスリングのグレコローマンスタイルとか水泳の飛び込み競技とかカーリングなどなどであれば、ほとんどのTV観戦者がオリンピックの場以外で見ることもできないので、一般的な解説をしてもらえればそれで十分と感じられます。
しかし、観戦者の多くが目が肥えてしまっているサッカーでは、少なくともその人たちと同等かそれ以上の視線で説明しなければ解説者としては通用しません。
少なくとも中南米やヨーロッパではそうです。

今大会では出場したアジア4ヶ国すべてが1勝もできずに各グループ最下位で姿を消しました。
これは想像ですが、日本以外の韓国、イラン、オーストラリアでもサッカー中継の解説者のレベルは似たようなものなのではないでしょうか。
テレビ局はまったくケアすることなく、オリンピックの競技人口の少ない競技の解説と同じレベルで解説するような人に任せてしまっている。
それがサッカー文化が根付いていないことの表れであって、クオリティの高い解説で観戦者全体も高いレベルで試合を見ている国と試合をすれば、チーム力が互角であってもわずかな差が出て、逆転されたり得点できずに勝ちきれなくなってしまうということは往々にしてあるものです。

ところで、スペイン敗退ですっかり目標を失ったわたしは、メッシとマスチェラーノを擁するアルゼンチンを密かに応援することにしました。
両選手をはじめスペインリーグで活躍する選手が多いことから、スペイン代表のような早いパス回しから、相手の陣形を崩してゴールに迫って行くようなサッカーを想像していたのですが、だいぶ違いました。
崩し切るということをせずに強引にゴールを狙うし、最初から細かく早いパスを展開するという考えはないようです。
あまり魅力的なサッカーには見えませんし、チーム全体の調子がかなり落ちてきているとも聞きました。

アルゼンチンは86年のメキシコ大会の時にマラドーナの大活躍で優勝して以来、どうも毎回パッとしないまま姿を消している印象があります。
90年イタリア大会でも準優勝していますが、このときは予選リーグで3位だったものの出場国が今より少ない24か国だったかで、各グループ3位のの上位4チームで残ってずるずると決勝まで行ったのですが、決勝戦はカニーヒアなど主力が何人か出場停止で、途中まで西ドイツ相手に善戦しながらブレーメに決められて万事休したのをかすかに記憶していて、どうも強いチームだったという印象がありません。

わたしはアルゼンチン国籍ではないし、どこが優勝するかなどあまり意味のないことなので、アルゼンチンが優勝してほしいと思っているのではなく、見ていて面白いサッカーをしてくれてその結果次の試合に進んでくれればよいのです。
メッシの調子もあまりいいとは言えませんが、それでも毎試合ゴールに絡む活躍は見せています。
結晶に向けてコンディションを徐々に上げていくということはアルゼンチンの選手は自然と体得しているはずですので、この後彼らのサッカーが劇的に変わってくるのを期待したいと思います。
【Alpha7/Holmes Booth & Haydens 20.5cmF5 F5】
thema:ペッツバール genre:写真
Holmes, Booth & Haydens 20.5cmF5 | trackback(0) | comment(0) | 2014/07/02 Wed
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