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走河源的弁法

M8/Frilon 50mmF1.5
ついこの前まで行っていたはずなのに、まさか。
あまりに短いインターバルですが、月末、また深圳まででかけていました。
土曜日は1日空いていたので、熟考の末、河源というところまで日帰り散策に出向くことにしました。

深圳からの日帰り圏での古鎮は、もうほとんど行き尽くしてしまっています。
河源の蘇家圍というところは比較的有名でしたが、深圳から片道4時間かかるようで日帰り圏外と見なしていました。
しかし、ふと裏技があることを発見し、蘇家圍に行くためというよりも、自分のアイディアに酔ってしまい今回の小さな旅が敢行されたかたちです。

通常、蘇家圍への行き方は、深圳から河源までバスで2時間半、別のバスターミナルに移って蘇家圍への直通バスでさらに1時間ほどと案内されています。
地図をよく見てみると蘇家圍は、高速道路の出口のすぐそばにあるようです。
調べると、龍川という河源からさらに先の町へ行くバスがその高速道路を通ることが分かりました。
わたしの考えた裏技は、深圳からその龍川行きのバスに乗って、高速道路の出口付近で降ろしてもらうということなのでした。

当日バスの運転手にそのことを相談すると、案の定高速出口で降ろしてくれると言います。
とはいえ、わざわざ料金所付近までバスをまわしてくれるわけではなく、道路上にポツンと降ろされるだけでした。
びゅんびゅん車が通り過ぎるのがなかなかの迫力と感心しつつも、大胆にもショートカットで道路を横切って、料金所の脇を抜けて一般道に辿り着きました。

高速を降りたT字路に蘇家圍は右に3キロの表示がありました。
もちろん歩行者のためではなく、車で行く人の案内ですが、思ったより近かったので助かりました。
これなら十分徒歩圏です。

とぼとぼと歩き始めて数分、ほんとうにこっちでいいのかできれば確認したいと思ったところで、写真の老人に出合いました。
歩き始めてからずっと竹林だったのですが、その竹で籠などを作っているところです。
すばらしい手捌きに感心しながら質問すると、蘇家圍はこのまま真っ直ぐ歩くとすぐだよと教えてくれました。
3キロあるのですぐということはないでしょうが、とりあえず歩ける距離でしょうからこれは安心できました。

それにしても、なぜにこんなところを歩いているんじゃい、と聞かれます。
そこでここに至った経路を説明しました。
すると、ほほう、そんな来かたがあったのかと褒めてくれました。
わたしの裏技は地元の方にも評価されたようで、その後の3キロの道のりがずいぶんと近く感じました。
【M8/Frilon 50mmF1.5 F1.5】
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thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Futura Frilon 50mmF1.5 | trackback(0) | comment(0) | 2010/01/31 Sun

川越也有特色的珈琲庁

M8/Elmar 10.5cmF6.3
川越では、午前中にコーヒータイム、お昼はさかな、午後またコーヒーブレイクと3度の落ち着ける時間が用意されています。
大正ロマン通り(という名前だったか失念)の中ほどに通り名にもふさわしい元祖メイド喫茶と呼ばれる店があるということでした。
わたしは未体験ですし、予定では前回同様、甘味処に寄るはずでしたのでこの日も見ることがないはずでしたが、店がいっぱいだったため、予定変更して積年の夢だったメイド喫茶初体験となりました。

メイド喫茶とは言っても、大正時代の洋館に合わせたメイド風コスチュームのウェイトレスがいるだけのごく普通の喫茶店です。
しかし、わたしの目論見としては、深圳のコスプレ・カフェとの関連で見てみたかったですし、チャンスがあれば撮影してこのブログで紹介し、さらには深圳訪問時に向こうのカフェの子たちに写真を見せたうえで、これぞメイド喫茶の元祖なるぞと自慢したかったのです。

撮影はいちおう試みましたが、狭く暗い店内では広く明るい山で撮るためのレンズ、マウンテン・エルマーでは巨大なブレた背中を撮るのが精いっぱいという結果に終わったと報告しておきます。

僅差ながら少しはましかなと思えたのかが作例の写真です。
この近隣でよく見かけた「亀」の旧字に合わせたはずのピントはずれ、アンダー目のためいかにもな通りがかりの女子高生たちは不鮮明に過ぎました。

ただ、この作例はわたしが何度か見ていたマウンテン・エルマーの写真のイメージと一致するものがあります。
どうもピントの悪いレンズが、1930年代のライツの写りと誤解されて流布していた事実がありはしないでしょうか。

ブラック&ニッケルに惹かれて購入したマウンテン・エルマーでしたが、この時代のライツのレンズに抱いていた漠然とした蔑みを大きく払拭したのはひとつの収穫と言えそうです。
ただ、望遠スナップの課題に回答というには程遠い結果だったのも事実です。
次回は、どんなシチュエーションでこのレンズを持ち出すか、少し楽しみを残した川越散策でした。

【M8/Elmar 10.5cmF6.3 F6.3】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Leitz Elmar 10.5cmF6.3 | trackback(0) | comment(2) | 2010/01/30 Sat

Mr. For Two Key

M8/Elmar 10.5cmF6.3
川越の有名な町並みは素晴らしいと思います。
関東では、佐原、栃木と並んで3大古鎮と言えそうですが、佐原の落ち着きに比べて、栃木と川越は交通量の多い道路が貫いていて、のんびり楽しむという余裕が持てません。
よそ者の勝手を言えば、これだけの人出があるなら、土日だけでも自動車進入禁止にできないものかと思ってしまいます。

車は慢性渋滞状態ですから、なかなか向かい側の家並みを撮るというのは難しく、自然と28mmくらいの広角で自分がいる側の方の古民家と蔵の並びを撮るというのが精一杯です。
望遠ではなかなか歯が立たないところです。

有名なお菓子屋横丁(という名前だったかな?)では人がごった返し道幅も広しで、とても望遠の出番はありません。
ここでスナップを撮ろうとがんばる仲間を残してはずれで雑談に花を咲かすことにしました。
広角で横丁をスナップする手もありますが、これだけの人出ではかなりの顔が写りこんでしまってあまり具合がよろしくないでしょうし。

またしばらくして、メンバーが揃い、移動を開始しますとすぐ先に見慣れた看板が。
「コエドカワゴエ」の看板は、本物は初めて見ましたが、昨年の11月に今回のメンバーで写真展を開催した時にいちばん最初の写真として展示されていたまさにその写真に大写しになっていた看板でした。
まだ2ヶ月しか経っていないというのに、何だか懐かしいような気持ちです。

ちょうどすぐ後ろに、もう歩き疲れたと駄々を捏ねているようないい感じの子供さんがいたので、こちらをメインにスナップしました。
先ほどは望遠のために撮りずらい旨書きましたが、ここでは望遠ゆえに父親の顔をフレームがいに置いての撮影を可能にしてくれました。
この微妙な差がなかなか好いですね。
【M8/Elmar 10.5cmF6.3 F6.3】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Leitz Elmar 10.5cmF6.3 | trackback(0) | comment(2) | 2010/01/29 Fri

古典的手法

M8/Elmar 10.5cmF6.3
喜多院を後にして、川越の町中の方へ移動しました。
メンバー全員が固まって歩道を歩けば邪魔になりますので、縦長の列になって歩きます。
時折撮影したいものが現れると誰かがカメラを構え、他の誰かも追随したり、関心がなければ追い越して行ったりで移動していくわけです。

このときにあまりに撮影に集中してしまって、仲間の存在をぽっかり忘れると列がばらけてしまいます。
直進で前方に見えてたりすればダッシュで追い付くこともありますし、最悪迷子ということもあります。
そんな時は携帯が活躍するわけですが、どうしたことか携帯が通じない人がいたりもします。
自分からはぐれてオリジナルの作品作りを目指すという意図があってのことかもしれません。
どうせそう遠くまでは行かないでしょうから、そんな時は放っておけばいいのです。

また移動中は、1ヶ月合わないでいた仲間との情報交換の時間でもあります。
ここでのお互いの機材を紹介し合い、自慢しあい、褒め合う時間こそ、仲間が集まって撮影行する最大の楽しみと言えるでしょう。

クラシックレンズに相当通じているKさんが、わたしの Elmar 10.5cmF6.3 を見て、えっ? 何、そのレンズと話しかけてきたのはなかなか愉快な時間でした。
マウンテン・エルマーと言えば誰でも知っている名前ですが、望遠ライツレンズには関心が向かない人が多いからでしょう、わたしも実はそうでしたがこのレンズがこんなにちっちゃいというのが予想外なのです。
説明すると、なるほどと納得してくれますが、自慢ということで言えばなかなかに痛快です。

わたしのマウンテン・エルマーは、被写界深度表示の象嵌が落ちてしまっていて状態はよくありませんが、フードとキャップ付きのニッケル鏡胴でなかなか格好いい姿をしています。
大きなM8とは不釣り合いですが、そういう組み合わせも意表をついていて面白いと言えます。

動かない被写体ですとじっくりピントと露出が合わせられて、古典的な作例が撮れます。
と言っても昔見たマウンテン・エルマーの作例で、中央のサソリがこんなに解像するようなものはなかったのではと、またひとつ自慢してしまいます。
【M8/Elmar 10.5cmF6.3 F6.3】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Leitz Elmar 10.5cmF6.3 | trackback(0) | comment(2) | 2010/01/28 Thu

光陰与箭

M8/Elmar 10.5cmF6.3
週刊で更新される"深川精密工房"ですが、最新号を拝読すると Sun Sola 9cmF4 が採りあげられていました。
わたしも、今週はこの Elmar 10.5cmF6.3 をずっと掲載するつもりでしたので、図らずも同時期に望遠が並んだかたちになりました。
焦点距離も成り立ちも違うレンズで比較しても意味はありませんが、なかなか作例の出てこないライカマウントの望遠2本を見比べたりするのも面白いのではと思います。

もともとF6.3と、うっかりすると快晴の日中でも手ブレさせてしまいそうなレンズですので、すべてを開放で撮影しています。
そして、案の定夕方の何枚かにブレた写真を撮ってしまいました。
この辺はF3.5とかF4のレンズと比べると厳しいところです。

レンズ構成は、「ライカレンズの見分け方」に出ていて、3群4枚のテッサー型ということが分かります。
同じ1930年代のレンズを挙げるとエルマー3.5cm、エルマー5cm、エルマー9cm、エルマー13.5cmとエルマー名レンズはすべて同じテッサー型の構成をしたエルマー5兄弟とも言える存在です。
しかし、5cmのエルマーだけが1枚目と2枚目の間に絞りを持って来ていて、テッサー型ではないと主張していたと聞いたことがありますが、他の焦点距離はテッサーと同じ位置に絞りがあるのは問題なかったのか不思議です。

テッサー型のレンズはどれもこれもシャープですが、5cmを境に焦点距離が長くなるか短くなるかするほど少しずつ柔らかになる印象があります。
9cmもなかなかにシャープですが、5cmに比べると柔らかで、13.5cmに比べるとやはりシャープといった具合です。
しかし、この10.5cmのエルマーは、F値が抑えられているせいか、5cmのエルマーに劣らずシャープな絵を作ることが分かりました。

しかし、F値を抑えてシャープになるとはどういうことでしょう。
自由度が7面しかないテッサータイプでは、収差を除くのが手いっぱいでF4くらいの明るさで設計してしまうと球面収差が影響してきてシャープさが犠牲になるということなのでしょうか。
これは、例えばF4をF6.3ほどに絞った状態とシャープネスで同程度ではないかと推察できますので、これは逆に頑張って明るく設計した方が良いのかも知れません。

作例では暗部の描写がいまひとつに見えるかも知れませんが、肉眼で見えていたのと同様には描かれていると思います。
それ以上にシャープなことと解像力の高さがうかがわれる1枚になっています。
【M8/Elmar 10.5cmF6.3 F6.3】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Leitz Elmar 10.5cmF6.3 | trackback(0) | comment(2) | 2010/01/27 Wed

少年無聊

M8/Elmar 10.5cmF6.3
今年最初のノンライツRF友の会の例会で、川越を歩いてきました。
すでに先々週のことになりますが、天気に恵まれ、今年はいい年になりそうな予感です。
しかし、天気は去年の最初も同様に快晴でしたので、その後の1年がどんなだったかを考えれば楽観はできません。

さらに言うと去年の一発目も行き先は同じ川越でした。
このままですと昨年と同じような写真ばかりになってしまいそうでしたので、前回は広角35mmレンズがメインだったことを確認して、今回は望遠で新境地を開拓する作戦に打って出ることにしました。
昨年、購入してなかなか出番のなかった、エルマー105mmを選択します。
マウンテン・エルマーの愛称で知られるライツの戦前の玉です。

これに合うファインダーは無いのですが、90mm用のアダプターを付けてフレームの内側になることを意識しながら撮影していきます。
ここがデジタルの良いところなのですが、しばらく撮っては液晶画面と見比べると言う撮影を続けているとだいたいのフレーミングが決まるようになります。
時間の経過とともに距離感なども掴めてきますので、M8が銀塩カメラに勝る数少ないメリットを享受できます。


本川越駅に集合して、新年のあいさつやら機材紹介をしたあと、まずは喜多院に向かいました。
どうしたことか、昨年同様かなりの人出で被写体には事欠きません。

まずは手持無沙汰少年からですが、少年にそのままピントを合わせてもあまり面白くありません。
最短近くの手前にピントを合わせて、ボケの具合をチェックします。
105mmの望遠ながらF6.3の暗さのため、ボケ量が驚くほど小さいために退屈し切った少年の雰囲気は十分に残してくれるのが、このレンズならではと思われます。
【M8/Elmar 10.5cmF6.3 F6.3】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Leitz Elmar 10.5cmF6.3 | trackback(0) | comment(2) | 2010/01/26 Tue

婷婷、此后…

M8/Cine-Prominar 50mmF2
貴州の旅は終わりましたが、深圳にはなお数日滞在しました。
もう3週も続けていてしつこいですが、もう1枚だけ年末年始の中国の写真を出して終わりにすることにします。

昨年11月に深圳にやって来てコスプレ・カフェ勤務志願だったティンティンのその後はどうなったのだと問い合わせをいただいたので、報告いたしましょう。
彼女は、しっかりコスプレ・カフェで働いていました。

見ていた限りでは、すでにメンバーの中心的存在として活躍していました。
自分が中心でないとイヤだと駄々をこねそうな彼女ならではです。
まだ、3ヶ月経っていないので、普通なら新人のはずなのですが。

本人の自慢は、よく香港の女優、張柏芝に似ていると言われることだそうです。
確かに似ていなくもないですが、ルックスより性格の方が似ていそうな…。
http://www.youtube.com/watch?gl=JP&hl=ja&v=GJl5G4D_BuE
この曲は、むかしよく聴きました。

シネ・プロミナーは、開放からシャープ過ぎてあまり女性を撮るレンズではないと思います。
しかし、こんな自信満々のシャープな女の子にはぴったりとくるようです。
【M8/Cine-Prominar 50mmF2 F2】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Kowa Cine-Prominar 50mmF2 | trackback(0) | comment(8) | 2010/01/25 Mon

半浅的旅遊

M8/Cine-Prominar 50mmF2
この夜の8時半の便で貴陽から深圳まで戻らなければなりません。
飛雲崖古建築群はほどほどにして、黄平のバスターミナルへ向かうことにしました。
徒歩5分ほどでこの地方の幹線道路に出ましたので、あとはしばらく待っていればバスが通るはずです。

作例の写真はその時のものです。
風景的には電線が邪魔になってしまいましたが、このあたりの情景を知っていただくにはありのままを出した方が面白いでしょうから、あえて写りこむものは避けずにお見せすることにします。
もろに逆光で、やはりコントラストは気持ち下がっていますが、それでもわたしにとってはゴーストも出さずにこれだけ写れば立派なものだと思います。

棚田の景色ですが、ここだけが特殊なのではなく、少なくとも黄平から貴陽方面へ向かうと高速道路の入り口までの2時間はこんな牧歌的風景が続きます。
ここではあまりにも普通の風景のため感覚が慣れてしまって、あえて写真に撮るということをしていませんでした。
バス待ちのおかげで、1枚くらい撮っておかないとという気持ちが起こり、風景そのものを紹介する機会ができてよかったと思います。
刈り入れが終わると少し寂しくなる棚田ですが、動物や人がぽつぽつといて、一味違った田園的風景を作りだしてくれます。

この地方で面白いのは、写真の中央やや右寄りの木を見ていただきたいのですが、アジア中で見た積み藁とは違い樹木に巻きつけるようにするのがユニークでした。
冬場、木を保護するために藁を軽く巻くのは日本でも季節のニュースで目にしたりしますが、聞けばここでは木を守るためではなく人間のためだとのことでした。
どういうことかと言えば、突然の雨から身を隠したり、休憩時に藁の中に身を隠すようにすることで温まれるということなのだそうです。

さて、待つことしばし、バスはやって来ました。
中国の地方では普通に見る小型のバスでしたが、満席の混雑で車内でカーブのたびに押しくらまんじゅうになるのがおもしろいのです。
乗客全体で揺れを楽しんでいるのではと錯覚しそうでした。

途中座席が空くと、乗車した順番で座るように車掌が仕切るのは初めての体験でした。
民族衣装のおばあさんに先に座ってと促したのですが、車掌も当のおばあさんもおまえが座れと言ってききません。
それがここのルールだからか、あきらかに地元でないと分かるわたしに気を使ってのことか分かりませんが、3日間世話になったローカルの人に最後まで面倒を見てもらったようでなんだか熱い気持ちになります。

このバスの終点が黄平のバスターミナルで、ちょうどすぐ貴陽行きのバスがあってホッとしました。
これなら余裕で空港に着けそうです。
李クンは、高速は空港のすぐそばを通るので終点まで行かずに空港前の高速出口で下車するようアドバイスしてくれました。
車掌は、それはできないと一旦は拒否しますが、李クン自体がそういう経験を何度かしていて降りると歩いても15分だし、バイタクが待っているはずだからと言って車掌を説得してくれました。

ここで、李クン、石ちゃんとはお別れです。
石ちゃんは、今度貴州に来る時はぜひわたしの家に来てほしいと言って手を振りました。
なんとも神妙な、前夜たまごを炸裂させてけらけらと笑い続けたときとは全く別の顔になっていました。
ふたりにはお世話になりました。

時間に余裕があったはずなのに、途中細い道でトラックとすれ違えなくなって1時間立ち往生するトラブルもあって、かなりぎりぎりで空港そばの出口に着きました。
果たして聞いていた通り、降りるやバイタクが近づいてきて、すぐ脇を100キロ前後で車がびゅんびゅん通る中価格交渉して、無事空港まで辿り着くことができました。
普通に貴陽まで行ってからタクシーで空港に向かっていたのでは、飛行機には乗り遅れていた可能性大でしたので、ほんとに最後まで李クンの世話になったということになります。


牧歌的な地方に滞在するということで、スローな旅を目指しましたが、どうもばたばたとしてしまう癖は抜けないようです。
ただ、ディープな旅というにはまだまだですが、以前に比べてハーフ・シャローくらいな旅にはなってきたかなという手ごたえは感じました。

あとはやはりそんな旅を1枚の写真で伝えられるだけの写真技術が問われるということですね。
小さな旅にお付き合いいただきまして、ありがとうございました。
【M8/Cine-Prominar 50mmF2 F2】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Kowa Cine-Prominar 50mmF2 | trackback(0) | comment(4) | 2010/01/24 Sun

毛和野口

M8/Cine-Prominar 50mmF2
午後は旧州からいったん離れ、飛雲崖古建築群を訪ねました。
たいへん魅力的な名前に惹かれ、黄平の中心からタクシーで向かいました。
どんな山奥の地にあるかとわくわくしていましたが、平坦な道を15分も進むとかたわらに寺院が見えてここだと降ろされました。
雲が飛び交う崖の上の古建築を想像していたわたしたちは見事に一杯食わされたという感じです。

しかし、ネーミングはけっして気まぐれなものではなかったようです。
寺院は平坦な土地に建てられていますが、後背には小山があって洞窟がいくつかあり、崖の途中には大きな仏像が祀られています。
また、元や明の時代には、中国中部からミャンマーやインドに修行に出る僧の拠点ともなっていたようで、そういった歴史に思いを馳せるだけの雰囲気も濃厚にありました。

入り口で、小さな陶器の人形のようなものが大量に乾してありました。
なんだろうと聞くと、黄平地区の名産で、干支をかたどった親指の先ほどの大きさのものです。
これは先端に穴があいていて、ピィーっと吹くと現地の鳥の鳴き声が出るのだそうです。
中国は食べ物を除くと、こんな素朴なローカルの名物というのになかなか出合えなくなってきていたのでうれしくなってしまいます。

さて、崖の中ほどまで登り仏像に手を合わせると、椅子に掛けた僧が手相を見るがいかがかなと話しかけてきました。
時間の関係もあったし、語学力的に占いまでは理解できないでしょうから断りましたが、年の初めで今年1年をみてもらってもよかったかなあと思います。
賽銭を10元差し出したところ、お守りをいただきました。

僧は、日本のお金を見てみたいと言うので財布から千円札を差し出しました。
もしかしたらくれと言われるかなと思いましたが、中国元でいくらするのかと聞くので約80元くらいと言ったところ、では80元で譲ってほしいとのことで交換しました。
中国は、どのお札も毛沢東ですが、この千円札の肖像の人は、田舎の農村から出て病原菌を発見した科学者で努力して人のために尽くす日本人の象徴のような人ですと説明したのが、僧や李クン、石ちゃんの心に響いたことと期待します。

作例は、かなり後ピンになってしまっています。
実は、同様の後ピンの失敗がかなりあって、わたしのクセなのか、レンズの調整が必要なのか気になっていました。
もともとピントが甘い作例でも構わないわたしですが、おそらくは100枚以上あった後ピンの代表として出しておきます。
暗部の表現や前ボケの美しさが、失敗から辛うじて救われる気持ちにさせてくれています。
【M8/Cine-Prominar 50mmF2 F2】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Kowa Cine-Prominar 50mmF2 | trackback(0) | comment(2) | 2010/01/23 Sat

熱情三人組

M8/Cine-Prominar 50mmF2
旧州の町は清代の古い町並みこそ見事ですが、これといった名所というものがなく、普通に歩くとすぐに見尽くしてしまいます。
石ちゃんはすぐに退屈して、近くの民家に勝手に上がり込んで子犬と戯れながらテレビを見ています。
李クンは、見た目よりずっと人の好い人物で、ここではずっとガイド役を買って出てくれました。
特に古そうな家を見つけては、中に入っていって家の人と交渉してじっくり見せてもらったりします。

名前をすっかり忘れてしまいましたが、○○故居と小さなプレートが貼られた家がありました。
この○○さんは、当時の名士であったかも知れませんが、特に歴史上の人物などというほどのものではなさそうです。
しかし、その孫のおばあさんたちが今では暮らしていて、中を見せてほしいと頼むと丁寧に解説をしてくれます。

こんな時に装飾のこととか中国語で表現するのに語学力的に限界があるわたしの質問をうまく理解してくれ、適切に回答を引き出す名人が李クンです。
また、立ち去る時はわたしなどはわざわざ案内してもらったことを必要以上に丁寧な礼で表してしまいますが、李クンのさりげなく気持ちのこもった礼は感心させるものでした。

かつて豪商だったと想像できるような大きな店舗を構えた民家があり、やはり案内してもらいました。
そこのおじいさんがはるばるやって来た客人だからと、町の案内をするとかって出てくれます。
先のおばあさんもそうでしたが、みんな祖先やこの町に誇りを持っていることがうかがえます。
そして、いちばんの見どころだと教えてくれたのが、写真の古い劇場でした。

先ほど前を通っていましたが、工事中で布に覆われていたため気付かなかったのですが、確かに立派な建物がありました。
およそ300年前の建築だそうですが、老朽化があまりに激しく、長らく使用不可状態が続いていたため、往時を復活させるべく再建の真っただ中だそうです。
見れば、古い装飾でそのまま活かされている部分が多くあり、焼失したりしているところを新しく継ぎ足したような再建に見えます。

こんな工事現場に入って来て怒られないかと思えば、現場監督も地元の人だからか逆に説明してくれるという思わぬ展開です。
右側の台になっているところがステージで、左側の上が桟敷席です。
中国オペラを観るためのホールですから、ローカル版ウィーン国立歌劇場のミニチュア的な趣を感じないではありません。

足場が竹組みですが、歩いている人を見るとかなり足もとがたわみながら揺れていて怖くないのか心配になります。
古い建物の再建だからわざわざ古い工法でということで、竹の足場が使われているわけではありません。
香港の高層建築でも使用されていて、竹の足場は南中国ではごく一般的なものです。
そう言えば、竹の足場は、この劇場より歴史がありそうですね。
【M8/Cine-Prominar 50mmF2 F2】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Kowa Cine-Prominar 50mmF2 | trackback(0) | comment(2) | 2010/01/22 Fri

銀細工

M8/Cine-Prominar 50mmF2
カメラやレンズを製造していたコーワが、あのカエルのコルゲン・コーワと同じ会社だと知ったのは実は最近のことです。
どうしても、かぜ薬の会社がレンズを作っていたということが想像できませんでした。
いえ、これも実は間違いで、コーワは今でもレンズを製造しています。
主に産業用レンズのようですが、望遠鏡、双眼鏡も作っていてこちらはファンは多いようです。
そういえば、上海の明珠塔に登ったら、設置されていたコイン式の双眼鏡にコーワのマークが付いていたのを思い出しました。

同じような例として、パクセッテという小型35mmレンズファインダーカメラを作っていたブラウンという会社が、ひげそりのブラウンと同じ会社かとの疑問があります。
ひげそりブラウン社のホームページに、フラッシュを発売したとか、カメラ・映写機メーカーを買収したなどの記載がありますが、残念ながらパクセッテについては分かるところはありませんでした。

話はコーワに戻ります。
確かにコーワ6などの中判カメラやレンズシャッター一眼レフの評価は当時としても高かったようですが、光学界で第一級とは言えなかった同社がアリフレックス用のレンズを製造することがあり得たのでしょうか。
当時、世界最高級のシネカメラにレンズを供給していたのは、光学メーカーの最高峰だったツァイスとシュナイダー等に限られます(ズームではアンジェニューが、短焦点ではクックが、長焦点ではキヤノンやニコンの名前も見られます)。

並みのレンズを製造しても相手にもされないことは分かっていたはずです。
ですから、これはツァイスなどのアリ・マウント・レンズに匹敵する性能だとの自負があったのだと想像されます。
想像ついでに言えば、当時のアリ用ブラナーを凌ぐ自信があったからこそ少量試作して売り込みを図ったが、何らかの理由で採用に至らず、量産されることなく試作レンズが関係者に流れた、ということではなかったのかなどと考えを巡らせてしまいます。

当然ながら真相については闇の中ですが、少なくとも素人目にはシネ・ブラナーはブラナーに勝るとも劣らない性能を持っているように見えます。
近く、両者を比較してみなくてはいけないでしょう。


さて、今日の作例ですが、空腹のあまり調理の様子をじっと見つめる親子に見えるかもしれませんが、ここは銀細工屋さんでして、加工中のアクセサリーを見つめる親子という方が近いです。
舞踊の写真でも見られるように少数民族は装飾品を大切にしますし、もっとも珍重されるのが銀のアクセサリーです。
宝飾品というよりも、民族の誇りとしてお守りのように大切にされますので、これは安易に見た目や値段で買ったりするものではないでしょう。

装飾品をオーダーに来たのか、指輪などのサイズを変えてもらうだけなのかは分かりませんが、ふたりの真剣なまなざしが、今加工されている銀アクセサリーへの不安と期待を物語っています。
仮に50年後に彼女に会ったとしても、いま炎に包まれたこの装飾品は彼女の体のどこかにしっかりと身に付けられていることでしょう。
【M8/Cine-Prominar 50mmF2 F2】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Kowa Cine-Prominar 50mmF2 | trackback(0) | comment(4) | 2010/01/21 Thu

鶏蛋的故事

M8/Cine-Prominar 50mmF2
前夜の食事の最中に起きたことを思い出しました。
忘れないように書いておきます。

宿の向かいに烤魚という炭火で焼く魚を李クン、石ちゃん、わたしの3人で食べに行きました。
この魚自体は激辛ながらもたいへん美味しいものですが、問題がそれとは別に起こりました。
昼間、宴会で盛り上がる中で、石ちゃんは記念に首飾りをもらっていました。
首飾りと言っても毛糸で編まれたもので、茹で卵やキャンディ、みかんなどが付いています。
もしかしたら、みかんは農作物を、卵は家畜を、キャンディはお金を象徴していて、豊かになりますようになどと意味を込めての贈り物なのではと思います。
わたしと李クンは、首からかけてもらいましたが、立ち去る時に回収されましたので。

道中、キャンディやみかんは食べ尽くしたのですが、なぜか茹で卵だけ残っていてじゃあ今食べようと言いますが、石ちゃんはどういうことか卵を炭の中に入れてしまいました。
単に温めたかったのだと思いますが、危険じゃないかなあと思いつつも忘れかけたころ、ぼん! と大音量を響かせて破裂してしまいました。

破裂はかなり凄まじく、鍋がテーブルから落ち、炭の灰がテーブル中を覆い、なおも空気中をふわふわと漂っています。
店内は一瞬しーんと静まりかえり、直後に騒然となります。
表で調理していた店主のおやじさんが、何事だとすっ飛んできました。

李クンが申し訳なさそうに、実は卵を炭に中に入れたら突然破裂して…、そう説明し始めると、唐突に石ちゃんがけらけらと笑い始めました。
高らかな澄んだけらけら笑いは止むことを知りません。

驚かしたり迷惑をかけたりしている状況で突然笑い出せば、激しく怒り出すのではと心配しましたが、どうしたわけか店主もいっしょになって笑い出したのでした。
不思議な展開ですが、これが苗族的おおらかさというものなのかも知れません。

店主は、隣のテーブルに移るように言って、灰をかぶった料理を1点ずつきれいにしていってくれます。
そんな中、石ちゃんの笑いはなおも止まることなく、止めようとがんばるとかえってまた可笑しくなって、加速をつけたようにけらけらと笑いだす始末でした。
箸が転んでもおかしい年頃、ということなのでしょう。
彼女の笑い声は、あれから2週間たった今も、耳の奥にしっかり残っています。


さて、前日の最高気温が17度くらいまで上がったのに対し、朝は氷点下3度くらいまで一気に下がりました。
旧州に着いたのが9時前でしたが、すでに太陽が照らしていて気温が急上昇している気配です。
たぶんそのことと関係あるのだと思いますが、旧州の町は低く垂れこめるガスに包まれて、着いた時には視界も数メートルという状態でした。

買い食いしたり、古民家を覗かせてもらったりで小一時間もたったころようやく視界が開けました。
旧州の特徴である清代の民家が並ぶ町並みが確認できます。
建物の様式など未確認ですが、すべてが店舗になっていて、今でもちょっと古めかしい薬局とか雑貨屋なんかががんばって営業しています。
奥行きが広くなっていて、部屋と中庭が並び大世帯が暮らしていたりするようです。

おもしろかったのが、この地方の掘りごたつ(?)です。
大きさや中に炭を入れて温まるところは掘りごたつそっくりですが、地面を掘るのではなく木枠で囲むようなかたちで、上にテーブルを載せたりこたつ布団をかけたりしないのでこたつとは一線を画します。
木枠の中に入ればかなり暖かいですし、オープンなのでじんわりと部屋も温まってくるというもののようです。
これって日本のこたつの元祖かとか、そんなことを思ったりしましたが真相不明です。

建物のことに戻ると、この大きく張り出した壁は、日本でいえばうだつそのものに見えます。
内部は木造なのでやはり火事があった場合に広がっていくのを食い止めるものでしょうか、これも残念ながら聞き忘れてしまいました。
まあ、うだつだとすれば、正面からやって来た苗族では珍しく太ったおやじさんこそ、うだつの上がった男ということになるでしょう。
【M8/Cine-Prominar 50mmF2 F2】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Kowa Cine-Prominar 50mmF2 | trackback(0) | comment(2) | 2010/01/20 Wed

騎摩托車的小姐

M8/Cine-Prominar 50mmF2
下りは、皆かなりのスピードで山を降りました。
暗くなっていますが、まだ足もとは確認できないほど真っ暗ではありません。
漆黒の闇が訪れる前に下りきらないと歩行困難になりますし、町まで出るための交通手段を確認する必要がありました。

やはり下りはきつく、足がぱんぱんになりましたが、どうにか強引に停めると、ちょうど黄平まで行くところだと言うのでひとり5元で同乗させてもらいました。
そんなに車が通る道ではないので、これはたいへん幸運なことです。

30分ほどで黄平の町に着き、吐き出された町はずれのようなバスターミナルから宿探しが始まります。
これもすぐに良さ気なホテルが見つかりました。
1泊80元というので田舎にしては少し高めですが、部屋を見せてもらうとかなり立派なもので十分に納得してチェックインします。

しかし、ここでパスポートを出すと、服務員はおもむろに顔を曇らせて、外国人が宿泊するには公安に届けなければならないと言いだしました。
暗にチップを要求しているのかと思いましたが、どうもそうではなく、この町では公安に出向いて外国人宿泊許可証のようなものを発行してもらわないと宿泊できないルールなのだと言うことでした。
そして手続きはたぶん1時間くらいかかるし、料金は不明です。

わたしが、はてどうしたものかと考え込むが早いか、こういう修羅場は得意としているのか李クンは、じゃあ行こうぜと吐き捨ててホテルを出てしまいました。
公安に行くのかと聞くと、彼のアイディアは簡単なものでした。
別のホテルに行って、そこでオレと石ちゃんの身分証で2部屋取ればいい、あなたはホテル内ではしゃべらないようにとの説明に、なるほどそんな手があったかと納得します。

果たして先のホテルと同等の百合大酒店でその通り実行して、難なくチェックインに成功します。
それとは全然関係ありませんが、チェックイン時に見た石ちゃんの身分証で彼女の歳が17歳であることが判明しました。
そんなに、若かったのか!
李クンは25歳くらいに見えるが、ふたりは付き合いだして2年と言っていたので、石ちゃん15歳のころに手を出していたということに…!。

さて、翌朝は早く起き出して、やはり黄平から面的で30分ほどの町、旧州に行きました。
町の紹介は明日以降に譲るとしまして、まずは苗族の少女の写真から始めることにします。
バイクに跨った彼女を見ていると、その何倍もの目力で見返してくる挑発的美少女です。
推定年齢10歳くらいでしょうか、さすがにこの年齢では李クンの真似をするわけにはいきません。
【M8/Cine-Prominar 50mmF2 F2】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Kowa Cine-Prominar 50mmF2 | trackback(0) | comment(4) | 2010/01/19 Tue

在山頂看的夕陽

M8/Cine-Prominar 50mmF2
登山というのは、忍耐力と信念だ、そう確信しました。
もっとも、登山というよりは、単に山の上にある村を訪れただけですが、ひたすら辛抱する忍耐力と絶対に辿り着くんだという信念で最後には上の村に到着することができました。

しかし、陽は暮れかかり、夕闇が迫っていました。
ゆっくり落ち着くことなく、李クンの持っていた本に出ていた美しき風景を見つけ出すこともできず、慌てるように下山開始です。
まるでこの村はマラソンの折り返し地点のように、一斉にどどっと上がって来たのにそのまま去ってしまうのが残念です。

この行程で報告しておこうかというものが2つだけあります。

ひとつは、中の村で見た竹馬に興じる少年の姿です。
竹馬と言っても竹で作ったものでも、ましてや既成品でもありませんが、長く真っ直ぐな木の枝の二股に分かれたところをうまく利用して竹馬同様に器用に乗りこなす少年たちを見たということです。
この分だと、パチンコとか竹トンボとか日本オリジナルと思っていたものが、少数民族の村には昔っからあるなんてことは十分にあり得そうです。

もうひとつは、四川省や貴州省には最高の腸詰があるので、それをあちこちで探し求めたのですが、ついに見つからなかったことです。
そして分かったのは、腸詰はブタを屠るのがそもそも記念すべき日、つまり中国では春節がそれに当たっていて、どの家庭でも2月前後に作り始めるため、「年末」の1月はすでに食べ尽くしていてもう無くなっているという事実でした。
これは密かにかなり楽しみにしていたので、実に残念です。

苦労して山頂近くの村に着いたおかげで、美しい夕陽を見れたこともこれに付け加えないといけません。
冬の澄んだ空気の中、古民家の瓦と農作業する村人越しに見た真っ赤な夕日は、写真では捉えきれない気持ちを動かす美しさでした。
この余韻は暗闇を足探りで進む下山時にも、心を震わせ続けていました。
【M8/Cine-Prominar 50mmF2 F2】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Kowa Cine-Prominar 50mmF2 | trackback(0) | comment(0) | 2010/01/18 Mon

像爬山一様?

M8/Cine-Prominar 50mmF2
ワンパの下の村までは緩やかな登りで意気揚々たるものがありましたが、村を抜けていちばん奥の家が終わると途端に急斜面の石段が待っていました。
ここからは日本の中高年に受けているハイカー向け登山路という感じです。
まあ、覚悟はしていましたが、実際にそれを目の当たりにすると意思は挫けかけてしまいます。

少数民族の村は、多くがこのような悪路の先にあって、苦労してやっと出合うと言うところにわざわざ訪ねる喜びがあるものですが、そういう苦難を快感にするには疲れが来すぎていました。
李クンは、若く体力を持て余しているうえに、トレッキングシューズに中型ザックでいかにも自信満々です。
石ちゃんは、普段着と言うかっこうですが、ショルダーバッグひとつで身軽そうですし、何より少数民族の一員として山登りは慣れているでしょう。

ひきかえわたしは、昨日も書いたとおりの革靴なのは仕方ないとして、カメラ用のトートバッグに2泊分の寝巻とか水とか重たいカメラと2本のレンズとかが否応なく片方の肩にぐいぐいと食い込む登山に不向きないでたちです。
日ごろの運動不足も足を引っ張る中で、石ちゃんには情けない姿は見せられないというプライドだけが目標到達の原動力となっていました。

こういう状況が分かっていれば、何か荷物を減らしてくるべきだったかと、一歩一歩進みながら考えを巡らします。
すぐに思いつくのが、50mmレンズを2本だけ持っているというバランスの悪さです。
どちらか1本だけで良かったのではないか…?

考えれば考えるほど2本のうちどちらを深圳の宿に預けて、どちらを持参すべきだったか答えが見出せません。
クセノン5cmF1.5 は、去年の5月に広西へ初めて持ち出したのですが、ピントが狂っていてほとんどまともに写真が撮れず悔いを残していたので、調整した今回はぜひともその時の分までがんがん使いたいと思っていました。
シネ・プロミナー50mmF2 は、出発直前に改造完了したまだ湯気がもうもうとしているニューレンズで、噂ではわずか20本が試作されただけという珍品と言う話で、一刻も早く結果を関係諸氏に見ていただいて評価を伺いたいという目論見がありました。

このプロミナーは、鏡胴をバラしてよりコンパクトにする改造も可能だったはずで、実際そのような的確な指摘もいただきましたが、実は銘板がレンズ周囲ではなく鏡胴外側の先端にあるため、コンパクト化してしまうと名無しになってしまうのです。前述のように試作レンズの可能性があってそれっぽいシリアル番号にも意味があると言えばあります。
ケラレるぎりぎりの巨大フード状の鏡胴のレンズになりましたが、その結果が逆光をものともしない描写として結実していると信じて、この改造に十分に満足しています。

さて、クセノンはダルマのニックネームを持つグラマラスボディに真鍮とガラスの塊が詰まったばかに重たいレンズで、一方のプロミナーはオリジナルの鏡胴を極力活かす小さなレンズに巨大ボディのファインダー右側1/3ケラレレンズです。
レンズサイズ、思い入れ度、使いたい度、見せたい度、どれも両者伯仲のためどちらかを落とすなどとは考えずに、ためらはずに着替えや下着を抜いて、残りをトートバッグに詰め込みました。

今までの盛り上がりが嘘のようにみんな寡黙になって山を登って行きました。
それぞれがその時重要と思っていたことを考えながらのことと思います。
わたしなとってその時重要なことは、やはりレンズについてだったということです。
そして、ようやく中の村に辿りつきました。

どかっと一斉に腰を下ろさせてもらった家の奥ではおばあさんが、伝統的手法で織り物(と言うのでしょうか)をしていました。
午前中の舞踊で見て記憶があります。
これは足に巻く布ですねと自信満々に聞くと、ああ恥ずかし、これは腰に巻く帯だよとの返事でした。

しばらく見学しましたが、手さばきはさすがに素早く見事なものでしたが、機械を使わない手織りでは完成までかなりの時間がかかりそうです。
あたかも一生懸命歩いているが、なかなか目的地まで辿りつけない我々の山登りと似ているなあという考えが漠然と頭の中に浮かんだりしました。
【M8/Cine-Prominar 50mmF2 F2】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Kowa Cine-Prominar 50mmF2 | trackback(0) | comment(4) | 2010/01/17 Sun

開始爬山

M8/Cine-Prominar 50mmF2
楓香村からワンパというもうひとつの革家の村へはなかなか辿りつけません。
道中、行く先々でいろんな事に遭遇し、食べ物や酒を振舞われて、すっかり寄り道も長くなってしまいます。
歩きながら、まるで童話か○×さん珍道中の世界を自ら旅しているような錯覚さえ感じました。
しかし、すっかり酔っ払った3人は、ようやく重興の村で面包車と呼ばれる軽ワゴンバスに揺られて村への入り口まで運ばれました。

バスの運転手にここからワンパまではどのくらいか尋ねると、さあ20分くらいじゃないかなと答えが返ってきます。
大した距離でなくてよかったとホッとしますが、そもそもこれはまったくいい加減なものでした。
10分も歩くと村が見えてきます。
あれあれこんなに近かったのかと半信半疑になると、おばあさんがふたり通りかかりました。

あそこはワンパの村ですか。
はい、そうだよ。
なんだ、こんなに近かったんだ。
でも、ここはワンパの下の村で、この先には中の村と上の村があるからねえ。

李クンの持っていた本の写真を見せましたが、ここの下の村にはこんなところはないねえ、きっと中か上の村だよと言われます。
ところで上の村までどのくらいですか。
さあ、30分くらいじゃないかねえ。

あまりあてにならない時間を言い残して、ふたりはずんずんと先を進んでいってしまいました。
こちらは、午前中から歩き通しで、地元のおばあちゃんにも付いて行く脚力は残されていません。
村の全景とともにおばあさんたちを撮ろうとしますが、疲れているからか、酔いが残っているからか斜めになってしまいます。

もう夕方の日差しになりつつあります。
このままふらふらといつ着くかも分からない上の村まで行って大丈夫なのでしょうか。
そんな疑問は微塵も感じないらしい李クンはすたすたと前を歩き、かなりバテている石さんは後ろをよたよたしています。
それでも振り返ると案外にこにこしているのは、石さんの都会人には負けないという苗族のプライドなのかも知れません。
かなり辛かったと思うのですが、弱音は一切吐きませんでした。

そんな中、いちばんへこたれていたのはわたしだったかも知れません。
勤務先から直行で中国まで渡ったため、実はこの間ずっと革靴だったのです。
年齢的な衰えは、もちろん彼らと比較するまでもないのです。
それよりも、このまま山を登って行って村を見た後に下山して町のホテルまで行くことが可能なのか、口にはしませんでしたが、かなり不安な状況でした。
【M8/Cine-Prominar 50mmF2 F2】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Kowa Cine-Prominar 50mmF2 | trackback(0) | comment(6) | 2010/01/16 Sat

瞼塗飾

M8/Xenon 50mmF1.5
餅をぱくぱくしながら、先に向かいました。
未舗装の道は若干起伏があるものの、全体にはゆるやかな下り坂です。
遅れを取り返すべく、少し急ぎ足になります。
時折すれ違う村人の多くは鶏を手にしていて、石さんが先に見た結婚式に出るためでしょうと教えてくれました。

歩きだすとすぐに汗が出てきて、上着を脱ぎました。
今日は、今回の旅でいちばんの上天気です。
朝は氷点下になっても、お昼には気温がぐんと上がっているようでした。
このあたりは若干気温が低いと思いますが、貴陽市内は17度くらいになったと聞きましたので、小春日和なんてものじゃありません。

景色だってなかなかのものです。
歩きだしは北側だったせいか普通の山に過ぎなかったのが、歩いて反対側の斜面に出るとそこは一面棚田になっていて、一昨年の貴州の旅で見たのと同様の美しさを楽しみました。
ただ、今は冬ですから、部分的に野菜を植えて青くなっているところもありますが、それを除けば田んぼには何も見られず、刈り入れ期だった一昨年見た棚田の優美はありませんでしたが。

もちを味わい、景色になごみ、おしゃべりに盛り上がりしているうちにようやく重興の村が見えてきました。
もちをいただいてから1時間半ほど、思ったより早く着いた、かに思えたのですが、またしても到着を邪魔するものが…。

村の入り口付近の家が、白昼、宴会で賑わっていました。
李さんが、また結婚式かも知れないと喜びを隠さず言うと、石さんが小走りに近づいて話しかけます。
残念ながら結婚ではなく、長らく都会で暮らしている家の人が帰郷したので祝宴を催しているということのようです。

寄って行けと強く勧められましたが、わたしたちの方も歩きっ放しで体が休憩を必要としており、両者の思惑一致で見学することにしました。
祝いの時に遠来の客が来てくれたと、大歓迎を受けます。
しかし、この日は行く先々で式あり宴ありで、日が好いとはこのことなのでしょうか。

さあ食べて食べてと食事がテーブルに並びましたが、わたしたちはちょっと前にお昼を食べてその後餅も追加でいただいています。
事情を説明して、申し訳ないがとお断りしましたが、事情は察してくれたもののだったら酒だけでもと家で作った米酒を茶碗になみなみと注ぎます。
ちょっと甘酸っぱい飲みやすい飲み物で、ジュース感覚でおいしくいただけました。

しかし、これは立派に客人として受け入れられたことを意味するようで、次から次へと村人が来ては乾杯とやっていきます。
ご存知かと思いますが、中国語で乾杯とは文字通り杯を乾すということで、一気飲みしなくてはいけません。
アルコールに弱いわたしはたちまち酔っ払いましたし、李さんも早くも赤らんでいます。
ひとり石さんだけが、へらへら笑いながら平然と飲み続けていました。
わたしは日本で見たことがありませんが、多分これが笑い上戸というものなのでしょう。
乾杯ごとに笑い続けるというのが、たいへんおもしろい光景でした。

客人として認めたことを示す印を書き入れられます。
木の実か何かを絞って取った赤い汁をほっぺたと額に塗りつけられました。
夜、必死になって洗っても翌日薄ら残るなかなかに強力な液体でしたが、旅の記念を顔に持ち帰るのもいいでしょう。
ここでも笑い転げる石さんを、本日の1枚とします。

それにしてもすでにさんざん歩いていますが、道草ばかりでまだ最初の目的地に着いていないことを、みんな忘れてしまっているようです。
【M8/Xenon 5cmF1.5 F1.5】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Schneider Xenon 5cmF1.5 | trackback(0) | comment(0) | 2010/01/15 Fri

也有一様的習慣

M8/Xenon 50mmF1.5
昼前に食事を出してもらい、廖さんの家を辞することにしました。
もちろん、もっとゆっくりしていきなさいと引き留められますが、あんまりもたもたしていると町まで辿りつけなくなります。
村にはお風呂がないのですが、明日の夜に空港から直行で友人と会う約束があるので、今夜はホテルに泊って入浴しておきたかったのです。

李クンと石さんはすでに旅の友です。
3人で打ち合わせて、まずは徒歩で下の重興村まで行き、そこからバスに乗ってもうひとつの革家の村を見学、それから黄平市まで出て宿泊しましょうということになりました。
彼らは来る時もそのルートでやって来ていたので、一本道とは言えどもその辺は心強いところです。

廖さん一家とは握手で別れ、昨日バイクで来た道を歩いて進んでいきます。
村のちょうど真ん中あたりが広場になっているのですが、ずいぶんと人が集まっているのであれっと思いました。
石さんが聞くと、葬式があるそうです。
なるほど、よく見れば村人は一様に黒っぽい服装をしていて、言われてみれば葬式だと分かります。

そう言えば朝一番にブタを屠っていたことを思い出し、このためなんだねとふたりに伝えると、食いしん坊の石さんはもう少しいればブタの丸焼きのおすそ分けがもらえるのに残念と言っています。
たしかにそれは後ろ髪を引かれるものがありますが、我々はそのまま歩を進めました。

村の出口のところで、家具を担いだ集団とすれ違いました。
あ、今度はおめでたいことではと思いましたが、果たして石さんが確認すれば結婚式だそうで、あなたたちも一緒に来ないかと勧められました。
みんな大喜びで同意しましたが、どこであるのか聞くと山の向こうを指さしあっちだと言っています。
歩いて1時間くらいかとのことで結局断念します。
地元の村人が1時間と言えば、それは彼らの時間感覚での1時間で、たぶんその倍以上は見た方がいいからです。

なおも誘う村人を振り切って先を目指しましたが、歩きだして10分で、葬式だ結構式だと誘惑の多い珍道中になってきました。
ただ、やはり時間があれば、どちらも見学したかったことは言うまでもありません。

しかし、それから10分もしないうちに今度は餅つきを目撃してしまいます。
今度こそという感じか、餅が好物と言う石さんがいてもたってもいられなくなって、彼らのところへ駆けて行きました。
我々も慌てて続きます。
突然の珍客ですが、彼らも歓迎光臨とは言わないまでも、ようこそいらしたとさっそくつき立ての餅をぽんと手渡してくれます。

家を新築するための儀式的なものだとの説明だったので、これはまさに上棟式ということでしょう。
日本とそっくりです。
この日は1月2日なので、日本同様元旦に餅つきの習慣があるのかと思ったと言うと、日本にも餅つきがあるのかと逆にみんな驚いていました。
聞くと、貴州省、雲南省、四川省の一部などには餅つきがありますが、漢族のエリアには一般的には無いそうで、少なくとも李さんの住む広州では絶対にやらないとのことでした。
それが海を越えて日本にあると言うのですから、わたしも含めてみんなが驚くのも無理はありません。

道具の形状がやや違うものの、ふたりが交互に掛け声かけてつくところや、それ以上につきたての餅の柔らかさ美味しさは日本のそれとそっくりです。
それに通常は、中国正月の春節にやるそうですから、こんなところも日本と同じです。
というよりも、米や餅つきの習慣は雲南から来た移民が日本に広めたということなのでしょうか。

餅は「パーパー」というそうで、どういう字を当てるのか忘れてしまい恐縮です。
方言かも知れません。
中国では、日本の餅にあたる食べ物は糕という字を使います。
餅は、たぶん小麦粉を使って焼いたものなどのことのようで、クレープ状のものを○○餅と言うことが多いようです。

お昼をいただいたばかりなのに、ハンドボール大のもちを食べて完全に満腹で少し休憩することになりました。
推定2時間かかる下の町まで歩かなくてはならないのに、寄り道続きで全然距離をかせげません。
ちなみに、汚ないボケの中に見える背景の村が、出発してきた楓香村の全景になります。
1時間以上かかって、やっとこれだけ進んだという訳です。
【M8/Xenon 5cmF1.5 F1.5】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Schneider Xenon 5cmF1.5 | trackback(0) | comment(2) | 2010/01/14 Thu

離太陽很近

M8/Cine-Prominar 50mmF2
革家の皆さんが見せてくれた熱い舞踊を、眼前で楽しむ贅沢な時間を過ごすことができました。
約束の200元はわたしが支払いましたが、同宿の李クンや石さんもいっしょに見学します。
君たちは支払いしないのだから見てはいかんとか心の狭いことを言ってはいけません。
一緒になって楽しまなくては。

気付けば、音につられて近所の子供たちもかなり集まってきていました。
と言っても十数名というところですが、もっぱら小さな子たちが興味深々で遠巻きに見ています。
先日、革家では伝統的な事柄を親から子へとしっかり伝承している旨紹介しましたが、舞踊などもしっかりフォームを教えていることは想像されますが、またこういう実演を見る機会は彼らの関心を高めるいい機会になっているように思えます。

正式な舞踊は年に2回のお祭りの時に盛大に行われますが、あるいはその時の楽しさやご馳走などと子供たちの記憶がリンクするから関心が高いのかも知れません。
それでも、舞踊を依頼したことで、なんだか子供たちのためにも貢献したような気分になれて少しは愉快です。
とくに兄弟だとすぐ分かる右側のふたりの表情を見ると、今でもそんな気持ちが甦ります。


さて、ここでレンズを紹介します。
初日、昨日、今日と使用しているのはコーワのシネ・プロミナー50mmF2というレンズです。
もともとがアリフレックス・マウントで、若き大御所、H氏によるライカマウント改造です。
H氏はすでに、シネ・クセノン、キネタルとシネ・レンズの改造ではすでに初心者のレベルは脱していて、50mmレンズについては難なく改造してしまうようです。

このシネ・プロミナーのもともとのヘリコイドが最短2.5フィートまで繰り出せるのを利用し、ここまでの距離計連動を達成しています。
2.5フィートは約75センチですから、純正ライカMマウントレンズと比べても遜色ありません。
すばらしい技術を習得されたようで、これならマウント改造で食べていけるかも知れませんね。

昨日の作例は、激しい動きでピントを出しづらかったので絞った描写も見るという名目でF4で撮影しています。
さすがに開放であれだけシャープなレンズをF4にするとほとんど完璧な描写に変ずるように見えます。
しかし、こう言ってはミもフタもないですが、最新の設計のレンズで撮ったような全面シャープな絵には、まったく面白みが感じられません。
いや、きっと面白いのでしょうが、少なくともわたしの好みからは程遠いと言わざるを得ないのです。

しかし、これが開放ですとまた違った味が出てきて、好き嫌いは別としても興味を惹かれること大になります。
画面のすぐ右上くらいに太陽がある、かなりの逆光ですが、まったく破綻がないばかりかこれだけしっかり発色するのがわたしにとっては脅威です。
むしろフレアかゴーストが少しは出ていてくれる方が安心するくらい…。

好きだ嫌いだという前に、悪条件下専用レンズとして使い倒すのもいいのかも知れないと強く思いました。
【M8/Cine-Prominar 50mmF2 F2】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Kowa Cine-Prominar 50mmF2 | trackback(0) | comment(6) | 2010/01/13 Wed

革家的表演

M8/Cine-Prominar 50mmF2
前の晩、主人の廖さんと話している時、あくまでよかったらでいいんだがと前置いて、革家の舞踊を見せたいのだがどうかと聞かれました。
少しシャイな廖さんなので、押し付けがましいところは微塵もありません。
最低200元必要で、その場合8人で1時間の舞踊と歌唱があるが、金額次第で人数や時間、内容などをアレンジするということのようです。

村で普段の暮らしぶりが見れれば十分なわたしには、あまり乗り気になる話ではありません。
その場ではちょっと考えさせてくれと保留しました。
いろいろと会話をしているうち、現金収入は家畜類を市場で売ることくらいという話を聞いたりもしたので、今日は元旦のお祝いだし、海の向こうからのこのこやってきたわたしが廖さんたちの家計に少しでも貢献できるならそれもいいかなと思うようになって、就寝前に明日舞踊を見せてほしいと依頼しました。

翌朝、わたしは小一時間の散歩に出ましたが、戻ってみるとどういう伝達手段を使ったのか、舞踊のメンバーが集まってきていました。
男性ひとりと5人の女性がいますが、うち3人は写真に見るようなけっこうなお婆ちゃんです。
あとふたりはうら若き10代少女です。
残りのふたりはと言えば、これはもう案の定廖さん夫妻が務めるのでした。

中国の少数民族の多くがそうだと思いますが、40歳以上とかある年齢以上の女性は日常から民族衣装を着ています。
それ以外の女性と男性は、ごく普通の服装をしているのが一般的です。
若い女性で民族衣装を着ているとしたら、それは観光用というケースが多いのではと思われます。

普段通りの服装で集まった老若男女でしたが、やおら廖さんの家の庭で着替え始めました。
舞踊のようなハレの場では、日常民族衣装でもそのまま踊るのではなく、正装して人前に出るということのようです。
自在な刺繍や銀細工、ユニークなアクセサリーが、いま目の前でひとつひとつ身に着けられていきました。
なるほどこれは装飾的に過ぎて、その美しさは日常生活ではかえって不便になることでしょう。

さて、舞踊ですが、革家独自の言葉のため内容はまったく分かりませんでしたが、6人の女性が円を描いて踊り中央で男性ふたりが楽器を奏でるというのが基本のようです。
その楽器も一昨年侗族の表演で見たものと、少なくとも外観や音色はよく似ていました(http://zunow.blog51.fc2.com/blog-entry-840.html)。

踊りは、緩やかなものあり激しいものありで、これは内容に則してのことでしょうがバラエティに富んでいて退屈させません。
激しい踊りでも、お婆ちゃんの動きがふらつくことは無いですし、何より彼らの真剣な顔、時折見せる笑顔は民族としてのプライドを感じさせるもので、目の前で自分のために行われている伝統的な舞踊に、愉しさと同時に感動すら禁じ得ません。

作例は、中間で見られた男女のデュエット(?)ですが、この踊りがもっとも激しく情熱的なものでした。
息もぴったりだし、いちばん決まっていたので後で尋ねたところ、ふたりは青島の劇場で仕事しているいわばプロのダンサーで、謂わば村の代表という訳です。
ちょうど年末年始休暇で昨日帰って来たところだそうで、それを見れたあなたは幸運だと言われました。

最後は、お決まりなのでしょう、あなたも入って全員で一緒に踊りましょうとなりました。
もちろんお断り申し上げたのですが、プロの彼女ともうひとりの若い少女が強引に手を取って、輪の中に導きいれられるともう逃げるわけにはいきません。

両手をつながれての単純なステップにふらつきながら、彼女たちの手が年齢の割にごつごつしていることにも気が付き、そのあと少し感傷的な気持ちにもなったりしたのでした。
【M8/Cine-Prominar 50mmF2 F4】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Kowa Cine-Prominar 50mmF2 | trackback(0) | comment(4) | 2010/01/12 Tue

革家簡介

M8/Xenon 50mmF1.5
楓香村は、山の一面にへばりつくように家並みが並ぶ小さな村です。
人口は、よく分からないが確か800人くらいじゃないか、とのことでした。
平地ではなくどうして山に家を建てるのか、理由はいくつかあるのでしょうが、そのひとつはこの写真を見ていただければ理解できるのではと思います。

生活するためにもっとも大切なのは水だと思いますが、湧水が出ているところが何か所もありました。
湧水は泉と呼ばれており、そのそばに家を建てていけば自然と村が形成されそうです。

このお母さんは、毎朝しっかりバケツ4杯の水を汲んで、1日の用にあてているのでしょう。
階段の昇り降りはたいへんそうですが。


途中、地元の出版社によるこの地方の村々を紹介した本を入手しました。
楓香村は5頁ほど割かれていますので、少し紹介いたします。

楓香村は、革家という少数民族の村ですが、その革家最大の村が楓香だそうです。
黄平市から36キロ離れていて、標高1100メートルの高地に位置します。
革家は独自の言語を持っていますが、文字はありません。

数の数え方は彼ら独自のものがなかなか面白いので紹介されています。
数豆子と呼ばれるもので、例えば冠婚葬祭などでお隣から8升の米をもらったら、豆を8粒竹筒に入れます。
6壺分のお酒をもらったら、酒壺に豆を6粒入れます。
その他、ブタをもらえば蹄を、羊をもらえば角を、鶏をもらえば毛をその数だけ壁にかけておきます。
そして、その相手に返礼する機会がきたら、その豆や角、毛などをカウントしてお返しするという訳です。
そうとは記載されていませんが、これは独自の文字がないために豆などを使うということなのだろうと思います。

村には伝統工芸が多く、ロウケツ染、刺繍、布地織、竹細工など千年以上に亘る伝統が息づいていて、親から子へ伝承することがしっかり行われていることも特筆されていました。
伝統風俗のことや民族衣装、さらには年に二回ある祭礼についての詳述もありますが、それらを訳して転載していったらわたしの語学力でどれだけ時間がかかるか分かりません。
なるほどと思った一文のみ紹介して終わらせていただきたいと思います。

革家には、篤く客人をもてなす習慣があると記述されています。
なるほど、わたしたちに対する食事や熱心な会話などの歓待振りは、それが偽りでないことを十分に証明しています。
そして、それは素朴な舞踊や歌唱などに現れることもあるともありました。
このことに関しては、また明日ご説明させていただけると思います。
【M8/Xenon 5cmF1.5 F1.5】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Schneider Xenon 5cmF1.5 | trackback(0) | comment(4) | 2010/01/11 Mon

早上出去看看

M8/Xenon 50mmF1.5
寝不足だったうえに、すっかり満腹してしまっていたので、ベッドに案内されるやすぐに爆睡してしまったようです。
わたしは、蒲団が変わると寝られなくなる自称デリケートタイプなのですが、この家の安心感と静寂は自宅にいるとき以上でした。
途中何度か目覚めましたが、最終的には家の人が起き出した音で朝と気付き、さっぱりした気持で蒲団から這い出します。

前日は曇っていて東京と変わらない気温に感じましたが、朝は冷え込むようで、後日確認すると最低気温はだいたい-5~-3度くらいのようでした。
少しの勇気を振り絞って外に出て、おはようとあいさつしてからまだうす暗い朝の散策に出てみます。

時計は7時を差していましたので、村はもう動きだしています。
歩く先々で作業する人とあいさつを交わし、煙突から上がる煙を見、調理する音を聞きします。
昨日泊る場所を教えてくれた女の子がいたので、お礼を言うと、誇らしげな顔でどういたしましてと言う仕草がまた可愛かったりします。

やはり昨日見かけた男の子が何かを注視している姿があったのでその方向を見てみると、白い湯気がもうもうと立ち込める中で、数人の男性が何やら作業していました。
その真中には白い物体が横たわっていて、その下には赤いものが垂れています。
そんなものが一瞬で見てとれ、わたしには何が行われているのかすぐにピンと来るものがありました。

写真を見れば一目瞭然かもしれませんが、ブタの解体をしているところだったのでした。
体に熱湯をかけて、手刀で毛を落としています。
恐らくもう30分も早く来ていたら、首を掻き切って血が飛びブタが悲鳴をあげるシーンに遭遇していたかも知れませんが、一発で目が覚めていたでしょうその場に居合わせずに済みました。

そういえば、昨夜泊めていただいた家の主人の廖さんに問うと、現金収入は息子夫婦の出稼ぎを別にするとブタとトリを市場で売ることだけだと言っていたのを思い出します。
その貴重なブタをバラすのですから、今日は何か特別な日なのかもしれません。
【M8/Xenon 5cmF1.5 F1.5】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Schneider Xenon 5cmF1.5 | trackback(0) | comment(2) | 2010/01/10 Sun

熱情招待

M8/Xenon 50mmF1.5
教えられた家に恐る恐る近づくと、作業していた主人がすっと顔をあげました。
緊張が走る一瞬ですが、満面の笑顔が迎えてくれ不安は解消します。
どうぞどうぞと部屋へ招じられましたが、あれおかしい、わたしはまだ用件を切り出していないのですが。

中には若い男女がいて、聞けば広州からやって来たと言います。
それはそれはよろしくと挨拶していると、今度は主人があれと言って、何だあんたら一緒だったんじゃなかったのかと言って笑い出しました。
なんでも広州からやって来たカップルもほんの3分前に到着したばかりだそうで、立て続けに表れたわたしは仲間だろうと思ったそうです。

そんなこんなで、問題なく泊めてもらうことができました。
彼らと同室になるかと心配になりましたが、息子夫婦が凱里の町に出稼ぎに行っていて部屋はいくつか空いているんだそうでこれも杞憂でした。

わたしも隠していては申し訳ないので、実は中国人ではないと打ち明けると、広州の青年は言葉を聞いていてすぐ日本人だと分かったといいますし、主人も何人も外国人を泊めたことがあると余裕の対応で、広州の女性のみええーと驚いていました。
この若い女性は、ここから2時間ほど離れた村に住む苗族だということでした。
観光に訪れる外国人はたまに見ることがあるようでしたが、だいたいは団体かグループで、ひとり旅というスタイルが不思議なようでした。

逆に質問して分かったのは、彼らふたりは広州の李君が苗族の石さんの村の祭りを見に行った時に知り合って、即交際スタートし、かれこれ2年になるということでした。
主人の廖さんは北京から来たアメリカ人の研究者に部屋を貸して以来、旅人のためにベッドを提供するようになったようです。
しばしば外国人が訪れますが、そのほとんどが大学教授や人類学者でだいたい中国語ができる人だったと言います。

革家、苗族、中国人、日本人とそれぞれに違うルーツの4人の雑談はあちこち質問だらけで終わる気配がありません。夕食の準備ができましたとの奥さんの声にも、となりの土間に移って食事をしつつ続けました。

メインディッシュは鶏の鍋です。
そういえば、着いたときに主人が鶏をつぶしているのを見ましたが、まさにその鶏がいまわれわれの胃袋に放り込まれているという訳です。
これが実に美味しく、特にスープは絶品でみんなが次々飲んでしまうのでお湯を注ぎ足した結果、かなり薄味の鍋になってしまいました。
いや、それで日本人の感覚では、ちょうどいいくらいのあっさり味になっていましたが。

この村で、あるいはこの家では、すごいもてなし方があるのでした。
それは、油断しているとお母さんが背後に回り込んで、茶碗にご飯を次々よそってしまうことです。
まるでわんこそばのように。
いけないことにこの釜炊きのご飯がまた最高に美味しく、みんな5杯ずつ食べることになってしまいました。

写真は、非常に分かりにくく恐縮ですが、カメラをいじっているうちに盛られたご飯と鍋の様子です。
鍋を乗せた炭火の釜には、円筒が屋根まで伸びていて、どうやら煙突になっているようです。
苗族の石さんも、こんなのはうちには無いと言って写真を撮ったので、わたしもつられて撮影したという次第でした。

夜は氷点下に気温が下がるようですが、炭火の部屋は団欒の世界です。
食事後も、火を囲んで話が途切れることはありませんでした。
楓香村までの道のりはたいへんなものでしたが、その終着点にこんな家があるなんて、じつに素敵な1日だったように感じられました。
【M8/Xenon 5cmF1.5 F1.5】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Schneider Xenon 5cmF1.5 | trackback(0) | comment(4) | 2010/01/09 Sat

路程很久

M8/Xenon 50mmF1.5
話が昨日と前後してしまいますが、楓香村へのアクセスのことを書いておきます。

今回、深圳から飛行機で貴州省の省都、貴陽まで飛びました。
1時間少々のフライトですが、離陸まで時間がかかり予定より1時間近く遅れての貴陽到着になりました。

このエリアは、深圳をはじめ香港、広州、マカオ、珠海と5つの巨大空港が、半径50キロ強の狭い地域にひしめいています。
そのため離陸許可、着陸許可がおりずにもう少々お待ちくださいということがしばしばおこる、航空密集地帯なのです。
やはり予期した通り、という感じでしたが、それでも1時間の損失は日程に大きな影響を与えます。

空港バスに30分揺られて貴陽のバスターミナルまで出ますと、楓香村の属する黄平市行きのバスは数分前に出たばかりでした。
次のはと聞けばやはり1時間後になります。
がっかりするよりも、ここは昼食タイムができたんだと考えなおして、近所でソバでも食べることにしました。
四川省は激辛ないしは麻辣で有名ですが、貴州省は酸辣つまりすっぱ辛いのが基本なのだそうです。
しかし、名前を忘れたソバも、稀怪飯という不思議な名前のチャーハン風ご飯も、ただただ辛い食べ物でした。

黄平へのバスは、快適とは言い難いひと時代前の中型サイズの乗り物でしたが、外気温が東京と変わらない中、温かい車内に満腹で座り込んだおかげですぐに睡眠モードに入りました。
まずは高速道路を順調に走りだしたのも熟睡に味方します。

しかし、高速を下りてしばらくで、わたしは容赦なくたたき起こされることになります。
山間の地方道はカーブの連続で、体を支えていないと座席から転げ落ちそうな状況です。
くわえて、アジアの地方バスはみなそうですが、前方に対向車、バイク、歩行者、牛、見通しが悪い、そのすべてでププーっと大音量クラクションを鳴らします。
わたしはこの状況を知っていますからできるだけ後方の座席に腰掛けますが、この時のバスはポロだったわりにホーンの性能は優秀で、うとうとしては急カーブやクラクション音に起こされるを繰り返すことになりました。

やっと黄平のひとつ前の町、重安で車掌に着いたよと知らせてもらいます。
結局バスも30分遅れの、3時間半乗車を強いられました。
車掌は、路上でいつ来るか分からない重興行きの面包車(軽ワゴンバス)を待ってそこから歩くのがベストと指示して去って行きました。

この時点で2時間以上の遅れになっていましたので、指示通りでは日のあるうちに楓香村へは辿り着けないでしょう。
バスを降りたところで見かけたバイクタクシーと交渉することにしました。
通常60元というところを運転手の家が重興で比較的近いということで、粘って35元まで下げてもらいました。
距離がはっきり分からないので、この金額がほんとに安いのか毎度ボラれるわたしには疑問でしたが、交渉している時間ももったいなく感じ、交渉大成功と思い込んでバイクに跨りました。
しかし、真冬のバイクが滅茶苦茶寒いというのに交渉中まったく気付かなかったのは誤算でした。

バイクは40分で到着。
こうして朝6時に深圳の宿を出発、夕方5時前にようやく楓香村へ着いたと言うわけです。
深圳のバス20元、航空機450元、空港バス10元、バス55元、バイタク35元、トータル570元はざっと7000円と言うところが片道交通費となりました。

ですが、この日の旅がこれで終わったわけではありません。
宿泊施設のない村で、泊めてくれる家を探さねばならないのです。
カメラ片手にそんなところはないかと物色しながら、村の道をとぼとぼ歩いて行きました。
村のはずれまで歩いてとうとう見つけられず、そこにいた少女にたずねたところ指さして教えてもらったのが写真の家です。

さて、こんな時間に突然外国人が訪ねてきて、泊めてくれるものでしょうか。
【M8/Xenon 5cmF1.5 F1.5】
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Schneider Xenon 5cmF1.5 | trackback(0) | comment(2) | 2010/01/08 Fri

到革家村去

M8/Xenon 50mmF1.5
2010年の年明けは、友人と深圳のバーで過ごしました。
中国のバーは、酒吧と書いて欧米のバーを意識しているのは明らかですが、残念ながら静かに語らったり酒を楽しむところではなく、大音量の音楽の中で騒ぐ場所です。
しかし、興に乗ったところで新年のカウントダウンを一斉に始まったのは、なんだか欧米スタイルの盛り上がりで、これはこれで楽しく新年を迎えることができました。

1日から仕事がある友人とは別れ、わたしはひとり早朝の空港に向かいました。
わずか3日間の滞在ですが、またどこか田舎へ行きたくなり、熟考の末貴州省へ行くことにしていたからです。
貴州省は一昨年の9月に侗族の村を訪ねていたので、できればここを再訪したかったのですが、空港から半日以上の行程でしたのでこれは断念せざるを得ません。
中国古鎮遊という本で調べたところ、比較的近場で魅力的な村があることが分かったので、今回はその周辺を歩くことにしました。

その村とは楓香村といい、少数民族の革家が暮らしています。
革家は正確には革の時の左ににんべんが付くのですが、そんな字は中国語にも存在しないのか、本の中でも切り貼りになっていますし、村の中でも"革家"と書かれているケースが多かったのでわたしもそのまま革家という字を使います。

中国には55の少数民族がいるとされますが、実際にはその中に入らないさらに小規模な民族も多数存在していて、革家はそんなひとつにあたるようです。
一昨年訪れた最初の村は苗族の村でしたが、革家はその苗族の系列に置かれるそうです。
革族ではなく、革家と呼ぶのはそのことと関係あるのかも知れません。


さて、その苗族も侗族も主食はお米でしたが、それは当然革家も変わりません。
村に入ると写真のような風景が見られましたが、何を作っているのか聞くと、まさに米を炊いているところだとの返事です。

すごく手間ひまかけてお米を炊いている姿が印象に残りました。
おばあさんの向かいで右端に膝が写っているのが旦那さんでした。
現地の言葉なので何をしゃべっているのかはとんと分かりませんでしたが、毎日のように交わされる言葉のように思われます。

そこへ髭のおじいさんがゆっくりやってきて、どかっと腰を降ろしました。
毎日繰り返されることだからでしょう、おばあさんは振り返りもせずに何やら声をかけますが、目はずっと火加減を追っているようです。

こんな村のご飯はきっとおいしいに違いないとわたしは直感しました。
それが間違っていなかったということは、また後日お話しさせていただきます。
【M8/Xenon 5cmF1.5 F1.5】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Schneider Xenon 5cmF1.5 | trackback(0) | comment(4) | 2010/01/07 Thu

元旦好

M8/Cine-Prominar 50mmF2
謹賀新年。
こう書き出すには少し遅過ぎですが、皆さまはどのように年末年始を過ごされましたでしょうか。

旧年中は、たくさんのコメントをいただきまして、ありがとうございました。
一筆書くのにも労力はかかりますし、もともと写真で見せれるブログではないので、そんな中でコメントを書き込むのは相当な労力を要したことと思い、深く感謝する次第です。

今年も、下手な写真に取って付けた文章という日記スタイルは継続しますが、少しは撮影技術をあげて、よりコメントいただけるよう努力したいと思っています。
引き続きよろしくお願いいたします。


さて、今年も年末年始を中国で過ごしました。
例によって、勤務先から空港に向かい、今朝帰国してそのまま仕事という1週間です。
深圳で新年を迎え、1日から3日間貴州省に滞在しました。
一昨年の9月以来、15ヶ月振りの滞在です。

なかなか旅の猛者のようなディープなものではありませんが、ハーフ・シャローくらいのいつもの旅のスタイルです。
所用で3日だけだったのが残念ですが、田舎の旅をじゅうぶんに愉しませていただきました。
その様子については、明日から書き始めます。
あらためまして、よろしくお願いいたします。
【M8/Cine-Prominar 50mmF2 F2】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Kowa Cine-Prominar 50mmF2 | trackback(0) | comment(6) | 2010/01/06 Wed
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