今回お借りしたズミルクス 50/1.4 は初期タイプのクローム仕上げです。
外観はたいへんすばらしく、クローム固定鏡胴ズミクロンの美しさが、そのままひとまわり太くなって、M3などのクロームのボディに付けるとがっしり感がみなぎります。
わたしのM8もクロームなので、ひとまわり大柄なボディにあって、フィット感がありますし、やはりクローム同士のマッチングが良好なパートナーシップという雰囲気にあふれます。
普段使用している改造レンズでは味わえない、純正レンズの良さを実感しました。
しかし、このズミルクス、35mm のそれに比べると人気の面ではいま一つのようです。
何しろズミクロン 50/2 が圧倒的な人気で、神格化されているノクティルクス 50/1 の中間でどっちつかずの存在に押しやられています。
価格もそのズミクロンの倍近くしてしまうので、手が届きにくいし、F値を求めるならズマリット 50/1.5 なら値段もこなれています。
ズミルクス 50/1.4。
これは意外と穴場的存在かもしれません。
さて、C氏に案内いただきながら歩く浅草ですが、壁にユニークな絵が並んだところに出ました。
光線の状態が良く、ここで自転車で来る人をスナップするとレンズテストにはぴったりと教えていただきました。
そう言いつつC氏は絵を背景にすかさず自転車をスナップしています。
わたしも、真似して次なる自転車を待ちますが、なかなかやってきません。
タイミングを逃してしまったという、反応速度の遅いわたしにはよく出るパターンのようです。
あきらめかけていたところ、いきなり上をジェットコースターがやってきました。
ええっとびっくりして、わたしもささっと撮りました。
C氏の説明の趣旨とは違う写真ですが、構えながら撮影できないという間抜け状態からは脱却できてホッとします。
これも後で調べると、花やしきだったんですね。
意表をつくような場所に存在していることに、また驚かされました。
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thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真