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拍香港電影的鏡頭

M8/Cine-Xenon 50mmF2

同じ絵が何枚もあるのを不思議に思い、何だろうと近づきます。
映画のコマのように少しずつ違っているのか、確認すべく中央へ向け歩き出します。
一点ずつ見やりますが、やっぱ、おんなじだなあ。

中国人は感情を全身にストレートに表す人が多いので、そんな様子が手に取るように見てとれました。

これは、深圳大芬油画村に伝わる伝統の大量生産の技法です。
基本の色を塗るもの、大雑把に色を重ねるもの、ディテールを整えるもの、仕上げをまとめるもの。
このように数人がひと組になって、単純分業作業で同じ絵を同じクオリティで次々生み出していくのです。
ベルトコンベア式というか、さすがコピー天国の中国ともいえ、あきれつつも感心せずにはいられません。

さて、話変わってレンズについて。
この Arriflex-Cine-Xenon を見出し、世に問うてきたC氏に教えていただいたのですが、こういうレンズたちは購入時に他のスティルカメラ用レンズなどとは異なるやり取りがあるそうなのです。

「この手のレンズの売主は訊かずとも、来歴を教えてくれることがままあり、米国加州の屋内スタジオ用とのものは、太陽光下では若干青かぶりしましたし、イスラエルの映画会社の屋外撮影用の予備品と言われた個体は夕暮れのオレンジがかった光の下での立体感の再現に優れていましたから」。

この伝でいいますと、わたしのクセノンはけっして店主が来歴を教えてくれたわけではないのですが、そのお店は香港にあって、いやがうえにも想像をたくましくしないではいられなくなるではないですか。

70年代の香港映画。
李小龍ゆら少林寺やら若いころの成龍とか(わたしは映画に不案内なのでこの程度しか思い浮かびません)、このレンズを使って撮影したのに違いありません。
きっとそれら香港映画が輝き始めた時代を写しとってきたレンズが、引退を迎え機材一式放出され、それが巡り巡って自分のもとにやって来た。
もう役目を完全に終えて引退生活に入るはずだったクセノンは、こともあろうに日本の好事家によってスティルカメラ用に生まれ変わり、こうして第二の人生を歩み始めたのです。
そして、その最初の活躍の場が、まさにかつてフルに使われ続けた広東の地への里帰り。
これなら、浅草ではいまひとつ沈黙がちだったのに、深圳で息を吹き返し始めたのも納得というものです。
【M8/Cine-Xenon50mmF2 F2】
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thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Schneider Cine-Xenon 50mmF2 | trackback(0) | comment(0) | 2009/01/31 Sat

因為那个太大

M8/Cine-Xenon 50mmF2
大芬油画村には何度も足を運んでいます。
小さな絵なら何度か買ったことがありますし、画材屋もあるので、写真を飾るためのフレームやマットを買ってもいいかなとも思います。
ですが、わざわざ出かける理由は、絵画芸術と庶民生活が同居するおもしろさをつぶさに見れることで、日本にいて浅草とか佐原に散歩に行ったり、写真を撮りに行ったりするのと同じ感覚です。

エリア全体が碁盤の目になっているので順番に歩いて行きます。
絵の商談をするものあり、絵画と関係なく遊ぶ子供あり、フランスから来た青年がここはワンダフルだと絵を買っている姿あり、全然売れないので時間を持て余して仕方なしにまた絵を描き在庫をひたすら増やす偏屈親父ありで、半日くらいいても全然退屈しません。

しかし、そんな歩き方は近視眼になってしまうようです。
ここ大芬に、こんなに立派な美術館があるのに今まで気が付かなかったとは。
木を見て森を見ずです。
いや、いま一度木を見てみれば、バドミントンする姉妹あり、待てども待てども相手は現れずでいらいらする兄さんあり、赤ん坊におしっこさせる母親ありで、やはりどこかユニークです。

さて、今日も Arriflex-Cine-Xenon の描写を見てみましょう。
昨日が2メートルほどの近距離でしたので、今日はあえて無限遠のものを選んでいます。
遠距離でもそのシャープさには変化がありませんが、驚くべきはこの距離なのに人物の位置関係など立体感が抜きんでていることです。
近距離好し、遠距離もまた好し。
木も森もとらえられるレンズということです。
【M8/Cine-Xenon50mmF2 F2】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Schneider Cine-Xenon 50mmF2 | trackback(0) | comment(2) | 2009/01/30 Fri

你們画的嗎

M8/Cine-Xenon 50mmF2
Schneider Xenon の名をもつレンズはあまりに多過ぎます。
F2, F1.5 クラスのレンズにはすべてこの名が冠せられたのか、ライツの 50mF1.5 をはじめとしてレチナなどのレンズシャッター機にも数多く投入され、本来、高級スペックなはずの F2 レンズを大量生産品のイメージに貶めている気がします。
ライツなら Summarit が、レチナなら Heligon が、そしてアリフレックスレンズなら Planar が、どうしても Xenon より上に評価されているように感じてなりません。
もちろん、そうではないと考える人はいるでしょうし、比較して Xenon が劣っていると判断した人もいるかもしれません。
しかし、根拠のない先入観から、Xenon を同等の他のレンズより下に見てしまう傾向は存在しているのは間違いないようです。

そもそもわたし自身が、Xenon を使うのは、Alpa 用 50mmF1.9 以来、この Arriflex-Cine-Xenon が2回目です。
いま、同マウントの Planar, Sonnar と立て続けに入手してマウント改造待ちになっていますので、それらが完成すると Arriflex-Cine-Xenon の使用頻度は激減してしまうと考えていました。

Arriflex-Cine-Xenon の改造を買って出ていただいたのは、"修錬会"の最年少メンバーH氏で、しかもマウント改造初チャレンジという話です。
いくら大御所C氏の薫陶を受けているとは言え、Lマウント改造は聖域ともいえる分野で、初心者が簡単に成功を収められるとは考えにくいことです。
実際、ファーストテスト時にはレンズヘッドがぽろりとはずれ、アルミの削りかすがCCD直撃する騒が発生するなど、それはそれは絶望的なテスト結果にショックを受けたものでした。

それから2週間足らず、中国行きのリミットにはもう間に合わないだろうと諦めていたとき、完成しましたとそっと手渡されたそれは、H氏の自信を反映してかずしりと重く、コーティングの輝きもいっそうの深みを湛えて感じられました。
その場でのテストをうながされましたが、その必要はもはや感じません。
H氏の誇りがレンズに写ってみてとれたからです。

さて、受け取った翌日から中国の旅に出ましたが、もちろんレンズに不具合はありません。
距離計への正確な連動はもとより、ヘリコイドもグリスアップが効いているようでトルク感を残したスムーズな回転をみせますし、マウントから鏡胴へかけて一体感ある作り込みはライカ純正レンズを思わせるなど、完成度の高さは一級です。
レンズの姿をお見せできないのが残念ですが、不肖愚策の前後ボケと立体感を味わっていただくことで、これに代えさせていただければと思います。
【M8/Cine-Xenon50mmF2 F2】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Schneider Cine-Xenon 50mmF2 | trackback(0) | comment(8) | 2009/01/29 Thu

在談判

M8/Cine-Xenon 50mmF2
深圳の郊外に、大芬油画村というユニークなエリアがあります。
わたしはすでに何回か行っていて、おととしの夏、このブログでも紹介したこともあります。
大芬という村の一角に、画家、自称画家、美術愛好家、画商などが住みつき、絵や画材を商売することで徐々に広がっていったという、さしずめ絵の市場ともいえるところです。

中国の大家の作品が商われたりもするようですが、ほとんどがゴッホとかクリムトなど有名絵画のコピーで、それこそ10元くらいから200元程度までなど、できはともかく、一応の油絵が豪華額縁付きで日本の額縁単体よりも安く売られているため外国人に人気の観光スポットとなっています。

もちろん、ここは地元の中国人も多く訪れます。
よく報道されているように、ここ何年かの中国都市部では不動産ブームでマンションの建設ラッシュもあり、そんな家を購入した人が豪華内装のために西洋絵画を飾りたいというのは自然の発想です。

それと深圳には飲食店が非常に多いのですが、レストランと呼べるような店はもちろん、3坪程度のちっちゃなそば屋までがモネを飾っていたりして、そのギャップに微笑みを誘われること必定です。
社会主義時代の90年代以前の貧しさからやっと脱却したという、富の象徴のような側面があるのかもしれません(今の中国は、共産党が支配する制限付きの自由主義経済です)。

大芬を歩き始めると、幸先よく商談の現場に出くわしました。
1枚の絵を前に男性は熱心に交渉していますが、女性の方はいまひとつ乗り気でないようです。
ふたりの新居の寝室に飾られる絵ではなく、この兄妹が始めた定食屋の壁の汚れを隠すための絵と見ました。
大芬には、ドラマがあります。
【M8/Cine-Xenon50mmF2 F2】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Schneider Cine-Xenon 50mmF2 | trackback(0) | comment(8) | 2009/01/28 Wed

厠所前面吃玉米

M8/Cine-Xenon 50mmF2
2か月ほど前、深圳にコスプレカフェができたので潜入レポートしたのはわたしにとって記憶に新しいところです。
中国もずいぶん進んだものと感心しました。
そのコスプレカフェから徒歩2分の至近に、今度は"Modern Toilet Restaurant"がオープンしました。
中国名、便所主題歓楽餐庁です。

このレストラン、オーナーは台湾人で、すでに台北では同様の店がオープンしていて、これは日本のニュースでも取り上げられていました。
店内の椅子が便座でできていたり、食べ物がとぐろをまいてでてきたり、ちょっとしたユーモアのレストランですが、台北ではけっこうはやっているようでした(すごい文章の日本語ホームページあり。 
http://www.moderntoilet.com.tw/jp/index.asp)。
その深圳支店にあたるのがこの店で、わたしが訪れたオープン翌日は、やはり少し余裕がある中国の若者でごった返している状態でした。

ただ、混んでいたために店内での撮影は遠慮しました。
何より、便器にまたがる人の写真は、レンズについて熱く語るこのブログにはあまりに不似合いです。
それではと、入口で便所と大書された看板を持つ服務員を撮りましたが、今回採用するのはその便所主題歓楽餐庁前の夜の喧騒です。
中国にも西洋正月を祝う元旦節という休暇ができて、昼間のにぎわいは夜になっても途絶えることがありませんでした。

ここ東門地区は、もともと大きな市場があったところで、現在でも精肉市場があったり工具街が残ってたりと面影のあるところです。
そんな中で元来が衣料市場だったところが大発展を遂げて、深圳一どころか中国のファッション発信基地のような存在にまでのし上がってきたエリアです。

当然、イケてる女性が多いのですが、それでも所詮は田舎から出てきたばかりの出稼ぎ少女が多く、まだまだ野暮ったい雰囲気はつきまといます。
でも、とうもろこしを頬張るこちら3人組は、中国では正真正銘イケてると言っていいでしょう。
昨日の少女は湖南出身でしたが、彼女たちは恐らく河南、もしくは河北から来た子たちに違いありません。
レンズの切れ味の良さで判断できます。
【M8/Cine-Xenon50mmF2 F2】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Schneider Cine-Xenon 50mmF2 | trackback(0) | comment(6) | 2009/01/27 Tue

馳名海産

M8/Cine-Xenon 50mmF2
先日、"愉快な仲間たち"と川越に出かけたことをお知らせしましたが、なかなか写真撮影がままならなかったことも触れていたと思います。
たとえば、駄菓子屋横丁なんてところがあって、活気があって好い雰囲気なのですが、狭いうえに人でごった返していてカメラを構える余裕すらありませんでした。
それで、元気いっぱいのお姉さんの店でせんべいを買ったりしていたのですが、なんとそのやり取りをどこかで見ていたC氏がしっかりその瞬間のお姉さんをいい感じで撮影していたのでした。
中将さんが購入したのですから仲間がその店の売り子さんを撮影する権利が発生したんです、という理屈らしいのですが、さすがと思いつつもちょっと悔しいところがあります。

という前置きで、ここは深圳
名物と書いてあったカワハギと思しき魚の干物を購入、服務員さんが袋に詰めている間にテキパキ撮影させていただいたところです。
川越では連携プレイですが、深圳ではひとりでしたので、ひとりプレイとでも言えばいいでしょうか。

服務員さんは湖南省出身。
小柄で、丸顔、愛くるしい瞳は、なるほど典型的な湖南少女です。
量り売りは1グラム単位で正確に計るくらいの熱心さですから、1メートルで写真を撮られているのに全然気づきません。

目にぴしっとピントが来てないせいで、シャープさが足りないように見えるかもしれませんが、その分肌や髪の質感描写のすばらしさが伝わると思います。
耳やうなじのあたりは、気味悪いほどにリアルに表現されていて、この繊細な感じに身震いを禁じえません。
昨日のものより条件が悪くなっているにも関わらず、ボケは前後とも美しく溶けています。
いよいよ Cine-Xenon も力を発揮し始めたようです。

ところで、帰国後食べたカワハギの干物ですが、一見日本のそれとそう変わらないのに、なぜかかなりの辛さで、意外に不評でした。
そういえば、湖南省の女の子はよく"辣妹子"と称されますが、これと関係あるのかもしれません。
辣妹子。優しいけれど実はぴりりと辛い女性、の意味です。
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Schneider Cine-Xenon 50mmF2 | trackback(0) | comment(8) | 2009/01/26 Mon

白色外套的女性

M8/Cine-Xenon 50mmF2
正月、上海経由で中国でのんびりしてきたわたしは、同里を観光して、暖かい深圳でまったりとしていました。
日記の流れがだいぶ前後してしまいますが、ちょうど明日は中国の正月、春節でもありますし、この時の写真を1週間ほどアップさせていただきます。
本当は、まだ2枚しか紹介していない Arriflex-Cine-Xenon 1:2/50 の描写を見てやろう、改造の具合を云々してやろう、なんて企画のつもりです。

最初は某ホテルの前で友人と待ち合わしてディナーに行く時、同じく待ち人来たらずでいらいらしている女性をC氏風にスナップしてみました。
ホワイトバランスは夜間で転んでしまっていますが、数日前にお騒がせした露出は光源や白っぽいものが多い中で、アンダーにならず思いどおりになっています。
また、1/1250 の高速のため、ノイジーとは言わないまでも、粒子が粗いのは避けられていません。

悪条件下ですが、レンズ描写は優れていると言ってよいのではと一見して感じます。
女性へのピントはしっくりきていますし、身につけているもののテクスチュアを丁寧に描き分けているようです。
ボケは、明らかに二線傾向ですが、それほど嫌なものではなく、点光源がヘンな滲み方はしていません。
むしろ路面の模様が遠くに向けてボケを大きくしていく感じは、なかなか目に心地よいものがあります。
わたしにとって、十二分に及第点をクリアする、というよりは、所有するシネ・レンズの中では信頼して使える優秀レンズと早くも確認できました。

アリフレックス用のクセノン・レンズは比較的数が多いようで、中古市場でしばしば見ることができます。
同じようなアリ・クセノンでも、バリエーションはいくつかあるようで、銘板の文字にも"Arriflex-Cine-Xenon""Cine-Xenon""Xenon"などのバリエーションが確認されます。
それらのレンズがまったく同じものなのかは、よく分かりません。
しかし、アリフレックス・レンズの研究家でもあるC氏によれば、同じ Xenon 50mm でも焦点距離の微妙に違うタイプがあることが判明しているそうで、長く製造される過程でわずかな設計改良がおこなわれてきたことを裏付けているようです。
少なくともレチナなどの同名のレンズとは別物のようですので、前世紀に作られた名作映画のような描写をめざして愉しみたいですね。
【M8/Cine-Xenon50mmF2 F2】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Schneider Cine-Xenon 50mmF2 | trackback(0) | comment(4) | 2009/01/25 Sun

在珈琲庁聊天

M8/Oplar 2,8cmF4.5
江の島の東浜に向かう小道は、観光客のほとんど通らない生活道路です。
魚屋さんとか釣り餌屋さんがちらほら並んでいます。
民宿なんかもあって、ちょっと東伊豆の網代とか宇佐美のあたりの雰囲気に似ている気がします。
この辺の民宿やら旅館に泊まって、スパにつかり、浴衣と下駄で参道を神社までそぞろ歩けば、温泉に泊まった気分は満喫できそうです。
そういえば、途中、射的とスマートボールもありました。

とはいえ、やはりこの辺は地元の人しかまず通らないところです。
そこに、前まえから気になっているカフェがありました。
全体を蔦で覆われた古い建物にたてかけた錆びた自転車が味のあるディスプレイになっています。
店名のロゴがまた秀逸です。
こんなはずれでカフェが商売になるのか気になっていました。
偏屈なマスターがいてそれを慕う変わり者の常連たちの巣になっていたりなんて状況ではちょっと入りにくいですが、ksmt さんといっしょなら雰囲気がまずくてもレンズ話で盛り上がって対抗できます。

思い切って中に入ってみました。
しかし、そこには偏屈なオヤジはおらず、意外にも女性グループなどでほとんど満席という大盛況でした。
余計な想像をするまでもなく、普通の喫茶店です。
ただ、予想通り古い建物を生かし、アンティークな家具類を組み合わせた内装は、少なくともオールドレンズを愛するわたしたちのような人間にはしっくりくるものがあります。
甘さをおさえたケーキは、歩き疲れた体にもやさしく、江の島へ来たら足を延ばしてみる価値はある店だと思いました。
土日はけっこうはやっているそうで、ちょっと隠れ家的なというには賑やかだったですが、江の島の喧騒を離れたと思えば趣はたっぷりです。
音楽が淡々と流れるような静かすぎるカフェよりは、レンズ談義などするにはぴったりの環境といえましょう。

江の島を訪れる際には、この店を探し出してみてください。
ksmt さんとの江の島の散歩も、これで終わりとします。


カフェつながりで、もうひとつ。

新宿西口写真修練会ただひとりの写真家であられる N/A氏は、その修錬会の会合が開かれる新宿西口のカフェのオーナーでもあります。
CAFE 89 というのですが、89 は"はちじゅうく"と読んではダメだそうで、難しすぎて今思い出せませんが89を意味するフランス語で発音しなくてはいけません(日本語で言うと4の20倍足す9のような表現。訳分かりません)。

その CAFE 89 の横浜店が先ごろオープンしました。
カメラ持っての散歩にぴったりの山下公園や中華街のすぐそばというのは、たいへんにありがたい。
コーヒーが苦手なわたしは、暖かいのならロイヤルミルクティ、冷たいのですとジンジャーエールをお勧めします。
あとピザが美味しい。
リクエストとしては、パリ空間のカフェなので、カフェオレとクロワッサンの組み合わせを楽しませていただきたいところです。

中華街東門や山下公園、県庁からいずれも300メートルほどというかっこうのロケーションです。
このあたりに散歩の折には、よろしければ立ち寄ってみてください。
江の島のカフェとはまた違った落ち着ける空間です。
【M8/foca Oplar 2,8cmF4.5 F4.5】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Foca Oplar 2.8cmF4.5 | trackback(0) | comment(4) | 2009/01/24 Sat

我的蒙馬特爾

M8/Oplar 2,8cmF4.5
寒中神輿は、まさに盛会のうちに幕を閉じ、大鍋のトン汁がふるまわれました。
はだかの担ぎ手はもちろんですが、一般の見学者にもどうぞおあがりくださいと差し出されます。
暖かい心づくしです。
人心地ついて、ksmt さんとふたり、江の島を散策してみることにします。

江島神社の参拝はわたしにとって初詣になりました。
海岸を見渡す食堂でたずねた生しらすは、禁漁期のため食べることができませんでした。
以前山形さんがここも江の島なのと書いたレトロな中村屋で女夫饅頭を買い求めました。
新名物と聞くタコせんべいの店は列ができていて退散しました。
植物園の前で子供たちにまじって大道芸を終りまで見続けました。
かわいいと黄色い声があがって見やると名物のノラネコがごろんとしていましたが、普通のネコでちっともかわいくありませんでした。

と、そこここで写真を撮ったり、撮らなかったり。
これが観光客が必ず通る、いわば表の江の島です。

一方で、江の島には昔から住人が暮らしているわけで、それがもうひとつの生活感あふれる江の島です。
ここは、西浦の方まで抜ける裏ルートの起点にあたるところで、白く塗られた壁の具合と坂の傾斜から、ユトリロ描くところのモンマルトルを彷彿させます。
夕暮れ時で少しブルーに転んでいますが、それを割り引いても Oplar 28/4.5 は時間帯で独特の色表現を楽しませてくれているように思います。
【M8/foca Oplar 2,8cmF4.5 F4.5】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Foca Oplar 2.8cmF4.5 | trackback(0) | comment(0) | 2009/01/23 Fri

自動曝光

M8/Xpres 2inchF2
この写真、突然天気が悪くなったかのようですが、レンズを愛用の Ross Xpres に交換した結果です。
やはり Jupiter も Oplar も写り過ぎて、どうもしっくりきません。
もちろんレンズは写るに越したことはないのですが、そうであればまたもう少し何か工夫するなりして撮らないと面白みが感じられない、などというのは贅沢な言い草でしょうか。
いずれにしても、このブログらしくない写真が続いてしまっているのは確かで、ここは自慢のレンズに取り換えるタイミングに違いありません。

Ross Xpres は、ksmt さんが 3inch のものを先日購入したということで、ぜひとも Xpres 同窓会をやらねばと持参したものです。
というのは、F1.9 の Xpres はかなり珍しいレンズのようで、中国にひとり 2inch の所有者がいるらしいというのを除くと、検索に検索を重ねても他に所有者が見つからない状況なのです。
確認されうる限り、全世界に3本、うち3本ともが東アジアに、その2本は今はここ江の島に集合している状況です。

事前の話では2本を比較してみましょうなどと盛りあがっていたのですが、当日はすっかり忘れ、それぞれが勝手にレンズを換えていたため、同じようなシチュエーションでの比較はできませんでした。
しかし、じゃあまた今度動きのない被写体で比較しましょう。
ついでにレンズ2つ並べて記念写真も、なんて話も出て、次回お会いする口実ができました。

さて、ここからはM8への不満になってしまいますが、Ross Xpres の比較に失敗した大きな理由が、露出補正の失敗です。
アンダー、オーバーを量産して、とても比較の場に出せるだけ撮れなかったのです。
愛用のカメラにあまり文句は言うまいと思っていましたし、このことは恐らく発売当初から言及されていたのでしょうが、M8はAE機なのに露出補正が瞬時に対応できません。
R-D1でシャッターダイアルにあった露出補正機構は、M8では液晶周りのボタンを左右の親指でカタカタといろいろ押さないとセットされません。
ちょっと慣れても数秒かかります(もっと慣れて2秒?)。

上の写真で2/3プラス補正していたと思いますが、このまま空が入らないように他のものを撮れば結構なオーバー。
おりゃーっと荒々しい掛け声がかかる神輿を撮るのに、いちいち下をうつむいて露出を合わせるのだったら、パルナックライカでセコニックでも見ながら撮影した方が早いしスマートだと思われます。

露出が目まぐるしく変わるような環境下では、いっそマニュアルにしてしまって、シャッターを合わせるのがいいようです。
いえ、普段からシャッターはマニュアルを使うべきかも知れません。
ダイアルもファインダー内の表示もM6ど同様なので、その方が違和感がないです。
わたしはM8はAEカメラだという刷り込みがあったのでがんばってオートで使用していましたが、AE機能付きのマニュアルカメラだよとオートは無視していたユーザーが多かったのかも。
皆さんでしたら、どうされますでしょう。
【M8/Ross Xpres 2inchF1.9 F1.9】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Ross Xpres 2inF1.9 | trackback(0) | comment(8) | 2009/01/22 Thu

美麗的神輿上的乙女

M8/Oplar 2,8cmF4.5
海中でひとしきり暴れた神輿は、やがて浜めざして戻ってきました。
当初、ロープで仕切られおとなしく見ていた観衆は、このときには興奮の中に入り込み、男衆にぶつからんばかりに接近戦を挑みます。

ここがレンズの換え時です。
昨年、宮崎さんにフォカの広角レンズをライカマウントに改造してもらったF4.5のオブラーを持参しています。
ピントはもう適当。
5メートルくらいに合わせておくと、F値が暗いので、開放でもだいたいパンフォーカスです。
あとはフレーミングをきちっと、というよりは、前方の邪魔モノを避けながらガンガン撮っていくだけです。
オブラーは、開放からシャープ、斜光程度では光の影響もあまりなく、歪みなく、くっきりとすみずみまでコントラスト高く表現してくれている感じです。

しかし…。
28mmという画角は、気をつけないとパースフェクティブが誇張されてしまい、思ったものとは違う雰囲気の絵が出来上がってしまいます。
振袖の彼女は小さく、まわりの男達の背中はやたら大きく、まるで彼女に近づけないようにガードしている人垣のようなバランスになってしまいました。
せっかくの接近戦は玉砕に終わりました。
【M8/foca Oplar 2,8cmF4.5 F4.5】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Foca Oplar 2.8cmF4.5 | trackback(0) | comment(0) | 2009/01/21 Wed

蘇聯制長途炮

M8/Jupitar-11 135mmF4
和太鼓の響きを体で受け止めると、その振動が脳から内臓から骨からを刺激して、もう何かをきっかけに爆発させないといけません。
神事ですから式典があって、長~い来賓あいさつを我慢、そしてユーモアたっぷりのラジオ体操を経て、いよいよ神輿が躍動を始めました。
参加者のエネルギーが爆発します。

担ぎ手は、方にぽっこりこぶができた厳つい男たちですが、神輿に乗るのは今年成人を迎えるぴかぴかの男女です。
若者を地域のみんなが支えるという意味もあるのかも知れません。
ゆっくりと浜でエネルギーを蓄えると、気合いとともに海へなだれ込みます。
男と言いましたが、けっこう女性の担ぎ手もいました。
神輿の重さと水に入る寒さは相当に厳しいはずですが、すばらしい根性に頭が下がります。

写真の前方は、鎌倉の材木座の浜あたりと思いますが、ちょっと左に振ると腰越の漁港です。
工事中なのか巨大なクレーンが聳えていて、こちらの角度のものはかなり興醒めな絵になってしまいます。
あと長くつ持参の人がけっこういます。
穏やかみ海も、波打ち際はさーっと波が来ますので、これを避ける人に突き飛ばされることがままあり、それなら長くつ履いて海岸の最前線に出るのが良いです。

レンジファインダーでは最長距離になる135mmを持ち出すのは他でもありません。
さすがに長くつ履いてライカを手に入水する気にはなれないので、遠巻きに神輿を狙うしかないのです。
カメラマンは相当来ていて、コンデジを除けばほぼ全員が一眼レフですが、彼らはもっと長いズームを使っているかも知れません。
ただ、絵としては135mmがぴったり来るのはお分かりいただけると思います。

Jupier-11 は、イエナ・ゾナーの技術がそっくり接収されたレンズとしてあまりに有名です。
使用した個体は、シリアルが5603XXXで1956年に製造されたもののようです。
大きな特徴は、全面がオリーブドラブで塗装されていることです。
"168"と謎の刻印もあり、ソ連の軍用レンズではと密かに考えています。
ただ、距離計との連動がずれているのと、どうしたことか135mmのフレームが出てくれないのには、難儀しました。
特に距離が合わないのは致命的でしたが、デジタルのおかげで最悪の事態は逃れました。
このレンズのシャープさが、小さな液晶を見ながらのピント合わせに大きく貢献したことは言うまでもないことです。
【M8/Jupitar-11 135mmF4 F4】


thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Jupiter-11 135mmF4 | trackback(0) | comment(2) | 2009/01/20 Tue

又大又低的响音

M8/Jupitar-11 135mmF4
遠く東北の地から、日々の暮らしや伝統の祭祀などを伝えてくれるブログがあります。
新宿西口写真修練会の刺客、山形さんの"一番には、なれないけど・・・・"です。
子供や家族が中心のささやかですが、大切さが理解できるような行事を暖かい目で紹介してくれています。

わたしの住む藤沢市の行事もなにか紹介できないものか。
ずっと考えていたところ、去年出掛けて大いに感銘を受けた寒中神輿練成大会があったと思い立ちました。
今年はこの感動を分かち合えたらと、最近珍しいレンズを手に入れたという ksmt さんを連れ出し、この日曜日、江の島まで行ってきました。

昨年同様、和太鼓が神輿の前に打ち鳴らされ、担ぎ手と観衆双方の気分を高揚させていました。
和太鼓の響きは、腹で聴くというのか、全身で聴くというのか、低く激しい震動が胸を突き動かして、その人の体内にエネルギーとしてたまりつつ、爆発の時を待つことになります。
その爆発こそ、神輿が冷たい海中に突き進んでいく瞬間なのですが、それは明日紹介することにします。

今年は、太鼓の打ち手にも若いメンバーが増えたようです。
リズム感、技術、体力、伝統を重んずる心…、多くの事柄が必要とされるでしょうから、ぜひ、若いうちから修練を積んでこの地に伝わる伝統を守っていただきたいです。
【M8/Jupitar-11 135mmF4 F4】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Jupiter-11 135mmF4 | trackback(0) | comment(4) | 2009/01/19 Mon

開不了

M8/Retrofocus 35mmF2.5
川越シリーズ最終回の黄昏のリキシャーマンの背中です。
今まで訪れた古い町並みが残る場所には、ゆったりした時間に似つかわしい交通手段が準備されていました。
浅草や鎌倉が人力車で、佐原や栃木が舟です。
川越はまさに人力車だったのですが、どうも浅草や鎌倉ほど利用されていない雰囲気がありました。
待っている場所がすでに、観光エリアの中で、ここまで駅から歩いてきて、さああとはゆっくり見てやろうというときに人力車がいくら勧誘しても、もういいですとなるのではと思い当たります。

できれば駅などミーティングポイントで何台か待ち構えているのがよさそうですが、どうも川越にはそれを妨げる事情がありそうです。
近くにはなぜか、川越駅、本川越駅、川越市駅と3つも主要な駅があるのです。
それもJR、東武、西武と入り乱れていて、それぞれが新宿か池袋、またはその双方と直結しているので、それら全部をカバーするのは難しく、駅で待つことができないようなのです。

それと、メインストリートが幹線道路のようで、少なくとも夕刻はけっこうな渋滞でした。
歩道は観光客が店を冷やかしながらそぞろ歩きますから、人力車の機動性は発揮しにくそうです。

どうも川越ならではの事情があって、人力車が本来の機能を出し切っていないとか、町を見ずに考えたりしていました。
とはいえ、すごく楽しげな家族連れが人力車の座席で笑顔を見せているシーンもありましたので、ぜひそういう姿がひんぱんに見られ、高齢の観光客も負担なく川越にやって来るようになればいいのですが。

こういう町並みには信号機は似合わない。
前玉のキズが原因か内面反射の影響か、赤く滲む信号機を見ながら、そんな風に思いました。
【M8/Angenieux Retrofocus R1 35mmF2.5 F2.5】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Angenieux Retrofocus 35mmF2.5 | trackback(0) | comment(12) | 2009/01/18 Sun

因為没聴過

M8/Retrofocus 35mmF2.5
川越には初めて出かけましたが、例によって、下調べなしにそぞろ歩いています。
初めて訪れる町に対して情報を得てから訪れるか、あえてそうしないで行くかは悩むところです。
調べておかないとここぞというところを見落としますし、たずねた所もその背景が分からず皮相な散歩になりがちです。
一方で、調査してしまうと新鮮味が失われることが多く、得てして調べたことを確認するような滞在になってしまう。

理想を言えば、下調べはせずにゆっくり時間をとって、現地の人にたずねたずね歩くのがいいでしょう。
時間がなかったとしても、将来また来るチャンスがあるような土地なら、やはり調べるのはやめて、新鮮な気持ちで訪れる方をとりたいです。
見落としがあれば、次に見ればよいし、それを見るためという次に訪れる理由付けにもなります。

いつのころからか、そんな考え方が、わたしの旅のスタイルとして定着することになりました。

だがしかし、旅は計画の段階で始まっているし、その計画することが実はいちばん楽しい時間なのだ、という考え方もあります。
これには、全面同意で、確かに旅の日程を組み、新たな情報に計画修正し、その日滞在する町の演奏会情報を調べ、食事に合わせる土地のワインがあるかなどとやっていると空想旅行が出来上がって、このうえなく楽しいものです。
そういう愉しみを封印して、あえて無関心を装いつつ、新たな地を訪れる。
これが、比較的最近発見した、今の私の旅のスタイルになっているというわけなのです。


さて、そうやって訪れた川越の町並みは美しいものでしたが、予備学習なしでも、ああこれかとどこかで見たぞと記憶を呼び覚まされたのがこの時の鐘です。
塔自体は何度か建て替えられているようですが、400年も前から市民に時を告げていて、それは今でも続いているそうです。
残念ながら、今回はその鐘の音を聴くことはできませんでした。
であればこそ、その音を聴くために、また近いうちに行くことにすればよいわけです。
【M8/Angenieux Retrofocus R1 35mmF2.5 F2.5】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Angenieux Retrofocus 35mmF2.5 | trackback(0) | comment(3) | 2009/01/17 Sat

関于逆望遠鏡頭

M8/Retrofocus 35mmF2.5
P.ANGENIEUX PARIS 社はフランス最大の光学メーカーですが、その名声は映画用のズームレンズの分野で特に名高いようです。
すばらしい映画レンズがハリウッドにもたらした影響は大きく、設計者でオーナーでもあるピエール・アンジェニューはアカデミー賞の特別賞を受賞しています。
オスカー・レンズデザイナーというのは、彼以外きっと存在しないでしょう。

わたしたちにより親しいところでは、有名なレトロフォーカス・レンズの発明が知られています。
しかし、この逆望遠タイプの広角レンズの総称にもなったレトロフォーカスは、アンジェニューの発明という訳ではありません。

1920年代には映写機用のレンズとして使われていました。
比較的近い場所から広いスクリーンに映し出すのに適していたからです。
1931年には、テーラー・ホブソンのW.リーがテクニカラー35mmF2というレンズを設計しています。
これは同名のムービーカメラが、レンズの直後に色分解用のガラスがあるため、後玉の引き込んだ逆望遠型のレンズを使う必要があったためです。
この珍しいレンズは、ksmt さんのサイトで作例を楽しむことができます。

しかし逆望遠レンズは、バックフォーカスを長くとれるメリットの代償として、レンズがかなり大きくなるとか収差を補正しようとすると構成が複雑になるなどのマイナスがあって、少なくともバックフォーカスを問題としないレンジファインダーカメラが主流の時代には忘れられた存在でした。

時は経って1950年頃、このタイプのレンズが復活する出来事がありました。
一眼レフカメラの台頭です。
一眼レフのミラーの存在が、広角レンズにおいて、バックフォーカスを長くとれる逆望遠レンズの復活を招来したのでした。
その草分け的存在が、アンジェニューのレトロフォーカスレンズ群というわけです。

アンジェニューのレンズはシリアル番号年代対照表があるようです。
その表によれば、わたしのレンズは1952年製のようです。
一眼レフ用に発売されたのと恐らくは同時期に、ライカ・マウントとしても販売されていたということでしょう。

1952年は、M3が発表される前のパルナック・タイプの時代です。
35mmレンズでは、ズミクロンはもちろんF2.8のズマロンも世に出ておらず、エルマーがちょうど製造を終え、F3.5のズマロン1本でがんぱっていた時代です。
それより半絞り以上明るく、写りにも定評を形成しつつあったであろう、レトロフォーカス35mmF2.5は、十二分にライカ・マウントでも勝負になったのでしょう。
未では、発売当時以上の人気レンズになっています。

しばらく、赤外線かぶりの話題ばかりになりそうですし、このお父さんまでもが紫でしたので、今回は、レトロフォーカス・レンズについて言及しました。
おなじみのキングズレーク「写真レンズの歴史」(朝日ソノラマ刊)を参考にさせていただきました。
【M8/Angenieux Retrofocus R1 35mmF2.5 F2.5】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Angenieux Retrofocus 35mmF2.5 | trackback(0) | comment(8) | 2009/01/16 Fri

大家都吸吸

M8/Retrofocus 35mmF2.5
ここは、喜多院の売店だったでしたか。
このあと有名な駄菓子屋通りにまで繰り出しますが、狭い小道にすごい人通りで撮影どころの騒ぎではありません。
似たようなものなので、上の写真で代用してしまいましょう。

初詣は、案外子供たちには退屈なのだろうと思います。
なんだか並び疲れてしまって、思わず柱によりかかって休んでいます。
兄弟なかよくドリンクをちゅーちゅー吸っています。
妹も真似してちゅーちゅー。
おとなになっても、体に悪い看板に書かれたヤツは、吸わないでくださいね。

さて、今回使用しているアンジェニュー・レトロフォーカスですが、これは久しぶりに購入したライカ・マウントのレンズです。
実は、比較的最近買ったレンズはすべて改造してライカ・マウント化したもので、オリジナルのライカ・マウントは本当にしばらく振りになります。
前回は、2年くらい前の Canon 35/2.3 だったか、もう覚えていません。
ライカ純正レンズでは何が最後かも思い出せません。
いかに邪道路線を歩んできたかということが、あらためて分かって愕然とします。

しかし、この Angenieux、外観はポロですが、レンズはそこそこきれいなもので、アメリカのショップで $600 ドル程度の格安でした。
持ち出したレンズを鑑定したH氏によれば、このくらいならとてもポロとはいえないとのことで、まあノーマルなコンディションとは言ってよさそうです。
かなり買い得だったようで、これは大切にしてあげねばなりません。
レトロフォーカスは、枯れたような冴えない発色をするというイメージがあったのですが、このレンズではそういうこともなさそうです。
コントラストも中庸で、意外にクラシックレンズ的な味わいのある面白いレンズのように思えてきました。
【M8/Angenieux Retrofocus R1 35mmF2.5 F2.5】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Angenieux Retrofocus 35mmF2.5 | trackback(0) | comment(0) | 2009/01/15 Thu

比較大的問題

M8/Retrofocus 35mmF2.5
これも同じく喜多院から。
犬の散歩中、通りかかったおばあさんから、かわいい犬ねえと突然話しかけられ、はにかんで答える少女。
はた目にこんなやり取りに感じられ、スナップに最適とカメラを構えます。
しかし、人通りが絶えずなかなかシャッターが切れません。
ファインダーを覗き続けて、ようやく撮影してみると、それは目論見とは違って、少女の顔から新鮮味がなくなり、背景がごちゃごちゃし、距離は中途半端の、面白みのない写真に化けていました。
これがスナップの難しさ、チャンスは一瞬で、逃すとそれを上回る工夫がないとつまらなくなる、ということなのでしょう。

今回も、みなさん紫の服で統一感がありますが、チャーリーさんにコメントいただいたとおり、どうやらこれは川越の流行ではなく、カメラの方の問題のようです。

2年も前から言われ続けていることなので、M8オーナーの方並びにご関心の向きには、もう旧聞もいいところですが、M8の致命的な問題がこれです。
赤外線かぶりというのでしょうか。
M8で撮影の場合、赤外線除去フィルターを装着しないと、濃い目の色の化学繊維が紫色っぽく変化してしまうのです。
ウール100%ですときれいに黒くなりますが、アクリル混紡ではやはり紫っぽく変色します。
わたしの推測では、おばあさんのショールは、羊毛70%、アクリル30%というところと判断します。

解決のための UV/IR Filter は、ライカで一般的なサイズの E39 純正で15,000円、ドイツの B+W製で10,000円程します。
新品M8を購入すると、お好きなサイズのフィルターが2枚サービスされるということなので、純正レンズだけで楽しむ人は恐らく問題ないでしょう。
しかし、わたしたちのように雑多なフィルターサイズのレンズを複数持つ人間には、これはたいへんな問題です。
ライカM8.2 でもこの問題が一切解決されていないことを考えると、ライカ社が純正レンズを売らんがために意地になってこの問題を放っておいているのではと穿ってみてしまいます。

なんでも、UV/IR Filter を付けても特定の色に対しての発色は不自然とも聞きます。
解決策をいくつか考えてみましたが、当然、決定打はありません。
誰もが悩んだこの問題を、2年遅れでやっとわたしも考えざるを得ない状況に追いつきました。

【M8/Angenieux Retrofocus R1 35mmF2.5 F2.5】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Angenieux Retrofocus 35mmF2.5 | trackback(0) | comment(6) | 2009/01/14 Wed

流行顔色

M8/Retrofocus 35mmF2.5
年明け一発目の"修錬会"会合が11日に開催され、参加してきました。
会場は川越。
初めて行きましたが、たいへん魅力的なところですが、何しろ遠い。
10時集合に、藤沢の自宅を7時半に出掛けて行きました。
ほとんど小旅行のノリです。

今回も、幹事役は我らが親分チャーリーさんに買って出ていただいています。
工房でのコンマ何ミリ単位での改造同様、緻密なスケジュールを作成いただき、わがままな参加者の満足できる公約数をまとめた食事やお茶の場を設定されています。
いつもながら、この気配り頃配りには頭が下がります。

参加メンバーは、新顔の登場でついに9名の大所帯になりました。
こんなマニア集団が9人とは凄すぎます。
わたしが、ノーマルな人間と錯覚しそうなくらいです。
メンバーをご紹介したいところですが、日常は真面目な社会人としてひっそり暮されているような方もいらっしゃるでしょうから、ここに記したことで周囲に人格を疑われないよう、省略ということにさせていただきます。

前置きが長くなりました。
まずは、喜多院からです。
当日は、天気がよく、連休中日とあって、初詣や観光、地元の人など、たいへんな人出でごった返していました。
修錬会メンバーも、撮影以前に迷子にならないよう必死で、なかなかいつも通りにシャッターが切れなかったのではと思われます。

そんな中、未だ慣れないM8で撮った1枚です。
あれっ? なんかヘンですね。
川越では紫色の服が、こんなにまで流行しているのでしょうか。
【M8/Angenieux Retrofocus R1 35mmF2.5 F2.5】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Angenieux Retrofocus 35mmF2.5 | trackback(0) | comment(8) | 2009/01/13 Tue

水郷同里⑧到時間

M8/Macro Switar 75mmF1.9
わたしが中国に行く愉しみのひとつはこれです。
意外とこんなクセのある方がイケたりするという典型です。
多くの方は、えー? これが、と言われるかなと思います。
それが、彼女…、が手に持つ臭豆腐です。

同里には数軒この臭豆腐の専門店がありましたが、いずれもあの強烈な臭いはなく、納豆好きなら日本人でもじゅうぶん堪能できる食べ物です。
ひとくし4個で2元は、30円弱。
観光地にしてこの安さ。
思わず、3回食べてしまいました。
このあつあつがたいへんな美味で、中国南部では冬の風物詩のひとつのようです。
ぜひお試しを。


などと写真も撮らずに食べては休憩、休憩しては雑談、などとやっていたら、もう帰りのバスの時間になってしまいました。
同里のよさをお伝えする義務も、現地の女性紹介のチャンスもなく申し訳ありません。
華々しいデビューを飾るはずの Cine-Xenon も、作例が少ないまま小休止して、再度場所を移して発表の予定です。
思いどおりに進行せず恐縮ですが、ご容赦ください。
【M8/Macro Switar 75mmF1.9 F1.9】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Kern Macro Switar75mmF1.9 | trackback(0) | comment(6) | 2009/01/12 Mon

水郷同里⑦象生姜

M8/Macro Switar 75mmF1.9
淡いピンクがきれいでしたが、これは生姜だったでしょうか。
さすがに午睡のおじさんを起こしてまで、何かをたずねることはできませんでした。
匂いを嗅いでみましたが、やはり生姜のように感じます。
一個失敬してしまえばよかったか。

つまみ喰いのかわりに、マクロ・スヴィターの最短距離で撮影してみました。
特にコントラストやシャープネスが突出することのない、再現性の高い描写に見えます。
ボケの美しさも傑出していて、まさに絵画の世界です。

フルサイズではまだ試していませんが、少なくともM8では、周辺まで問題なくイメージサークルは35mmをカバーしていそうです。
そうであれば、かえすがえすも残念なのが、スティルカメラ用に発売されなかったことでしょう。
ダブル・トリプレットというかわった構成で、後玉が目いっぱい後ろにあるため、一眼レフではミラーあたりしてしまうようです。
そうなると、レンジファインダーで75mmレンズは、商業的にはつらいでしょうからやはりスティルの世界では厳しいものがあるのでしょう。

宮崎さんは、75mm用ヘリコイドを特注していて、それがあったからこそライカマウント化できたわけです。
しかし、このレンズの後玉は、マウント改造にも障害になって、特注した工場で再加工するという曲折を得て、わたしのもとに届いたと聞いています。
特注ヘリコイドの存在と、さらなる宮崎さんの創意工夫が生み出した偶然の産物とも言えるかもしれません。

ボレックスというムービーカメラを愛好する一部のファンだけに知られるレンズですので、名前以外ほとんど知られることなく埋もれる運命だったかもしれません。
それはあまりに惜しいことです。
関心がある方には、ぜひマウント改造を検討いただきたいです。
【M8/Macro Switar 75mmF1.9 F1.9】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Kern Macro Switar75mmF1.9 | trackback(0) | comment(8) | 2009/01/11 Sun

水郷同里⑥慢慢划

M8/Macro Switar 75mmF1.9
この舟の連なりを見ると、シーズン中はそうとうな人が繰り出すことが想像されます。
春風のころがよさそうですし、赤い提灯に灯りがともる黄昏時もロマンティックで、舟に揺られるのに最高です。
昔ながらの櫂で漕ぐのがまたいいです。
佐原を歩いた時、静かな町にモーター音が響いていたことを思い出しました。
蒸気タイプのぽんぽんぽんという音なら味があるともいえますが、狭い水路に船外機の音はあまりに無粋です。

無粋な音といえば、ぱこーん、ぽこーんというシャッター音のこのカメラも負けていません。
こっそりスナップするときなど緊張を強いられます。
ライカAGでは、M8の静音シャッターへのアップグレードを受け付けています。
しかしこれが、アップグレードだけで142,800円(2月から値上げされる価格)するそうです。
わたしが最初に買ったM型ライカてあるM6の中古が150,000円でしたから、これはかなり抵抗ある価格設定です。
ずっと、この騒音シャッターと付き合っていくしかなさそうです。

M型ライカの最大のウリは、なんと言ってもファインダーでしょう。
中空に浮かぶ白いフレームと中央の二重像合致式部分が、クリアな視野の中で覗いている撮影者をスナイパーの気分にしてくれます。
これがあるから、一眼レフはもとより、他のレンジファインダーではなくライカがいいんだという人が多いのだと思っていました。
しかし、M8ではこのフレームがかなりあいまいに設置されているのだそうです。
その理由がフレームは大雑把でも、デジタルはトリミングが自在だからとなっていました。
それはそのとおりなのかも知れませんが、少なくともフィルム時代のライカを使ってきたユーザーにとっては、ライカの思想変更のように感じられるでしょうし、これは受け入れがたいものでしょう。
そんなクレームが多かったのでしょうか、このブライトフレームのアップグレードも同時に受け付けていて、これは119,070円だそうです。
ハイ、これでまた状態良好なM3かスレの多い8枚玉ズミクロンが買えてしまいます…。

不満ばかりのようですが、実をいうと、M8のファインダーにはまったく不満を感じていません。
特にR-D1と並行して使うと、M8のファインダーの見やすさ、正確さはライカへの信頼感を復活させるにあまりあるものです。
フレームの精度については、もともときっちりしたフレーミングをしてきた訳ではないので、これも全然気になりません。

むしろ75mm、90mm、135mmのブライトフレームが加わっていることに、よりフレーミングの安心感が増す結果になりました。
まずは、このマクロ・スヴィター75mmF1.9でそのメリットを享受します。
ライカとしては望遠といえるこの焦点距離で、水路の華やぎが圧縮された平面によく表現されています。 【M8/Macro Switar 75mmF1.9 F1.9】

追伸です。
宮崎さんが、50/1.3 に続く第2弾の新しいレンズを、1月から発売するそうです。
Apoqualia 50/3.5、ヘリアー型の軽量沈胴レンズです。
地味で廉価なレンズと思われるかもしれませんが、さにあらず。
お話をうかがえば、発想の逆転が生んだ究極のヘリアーと分かります。

ヘリアーは、2-1-2 とレンズ群が並んでいて、一見するとテッサーと同様に見えます。
しかし、レンズ自体は、凸-凹-凹-凹-凸の並びで、世にも珍妙な凹レンズの方が多い構成なのです。
実はここがポイントで、前後の凸レンズに使われる高屈折低分散ガラスにマッチする特軽フリントの使用が可能となって、諸収差を極限まで抑えることができたのだそうです(エルマーと比較して、色収差は1/10以下、球面収差も半分以下)。

さらに宮崎さんらしいアイディアとして、前玉の調整によって球面収差を過剰補正~完全補正~補正不足と設定できるようになるそうです。
やわらかめからシャープまで4種類があるので、購入時にお好みの味わいのタイプを選択することが可能といいます。

まだ試用する前の決して安価とは言えないレンズを宣伝するつもりはありません。
しかし、小型カメラ黎明の時代から続くレンズ設計者の思想を継承するほとんど稀な試みとして高く評価することは許されるでしょう。
今回も、1個1個が宮崎さん自身の手で調整されながら組まれていくとのことで、200本程度の小ロットであることも考え合わせて、1本57,000円はけっして高いレンズとは思えません。
描写に関してなど、詳しくは、ぜひ宮崎さんに質問してみてください。
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Kern Macro Switar75mmF1.9 | trackback(0) | comment(8) | 2009/01/10 Sat

水郷同里⑤自夸孫

M8/Kino Plasmat 35mmF1.5
この年末に、ksmt さんが労作を作り上げました。
その名も、*** Kino Plasmat全焦点距離作例リンク集 ***

もともと kinoplasmat さんが所有していた資料を ksmt さんが一覧化したもので、おふたりの結びつきが貴重な資料として結晶したとでもいうべきものです(ただし、一部にひどい作例のリンクが付いている問題あり)。
広角側の35mmに満たないものは別として、たいへん高価でもはや手の届きにくい存在になったこれらレンズは、ここから作例を目にして購入の参考にするか、そもそも最初から購入はあきらめて作例を楽しむための写真集としてもいいものです(しつこいですが、見られない作例もあるんです)。

なぜ、わざわざこんな高価で古い入手困難レンズの一覧をつくり、またそれを見る必要があるのでしょうか。
それは、その描写の奥深さということに尽きると思います。
今回使用した35mmでは、もともとがフォーマット違いのため、周辺の流ればかりが目につきます。
しかし、中心部分に目をやれば、質感の描き分けがすごく、対象が浮かび上がるような立体感をもたらします。
それに開放のやわらかいフレアがかぶさると、えもいわれぬ絵画的美しさが表現されます。

好みがはっきり分かれるレンズですし、なかなかレンズの良さを活かした作例が撮れないという難しさもあります。
それでも、いちど惹きつけられると絶対に忘れられない印象を残す、オールドレンズらしい名品です。
同里は、そんな Kino Plasmat にぴったりの場所だったんですが、なんら印象を残せるような写真を残せなかったのは残念です。
【M8/Kino Plasmat 3,5cmF1.5 F1.5】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Meyer Kino-Plasmat 3,5cmF1.5 | trackback(0) | comment(6) | 2009/01/09 Fri

水郷同里④在水旁

M8/Kino Plasmat 35mmF1.5
中国に限らずですが、しばしば川辺の村は、その川の水を有効が使われているのを目にします。
昨夏訪れた少数民族の村では、アヒルの飼育に、洗濯に、洗髪に、藍染にと川水が完全になくてはならないものとして活用されていました。

同里では、舟が人々の足になっていましたし、養殖も盛んなようでした。
この親父さんは、網に貝を満杯に入れて、左右のひもを交互に引っ張って洗っているようでした。
そのリズムが見ていて面白いですし、年季の入った手つきに好感が持てます。

激しく渦巻いてボケているので分かりにくいですが、この水路沿いに木のテーブルを並べたちょっとしたレストランが店を出しています。
こんなところで貝とビールでもたのんでまどろんでいたら最高だと思います。
ただ、危険な排水が沈殿してなどというお話も聞きましたので、ちょっと貝類は怖そうですね。
【M8/Kino Plasmat 3,5cmF1.5 F1.5】

thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Meyer Kino-Plasmat 3,5cmF1.5 | trackback(0) | comment(9) | 2009/01/08 Thu

水郷同里③交流

M8/Kino Plasmat 35mmF1.5
年初から Cine-Xenon という Arriflex 用シネレンズでスタートしたので、収差レンズ愛好の道を捨て、高性能レンズ路線を進み始めたかと誤解を与えてしまったきらいがあるようです。
その誤解をとくためではないですが、今日からは Kino Plasmat の激甘写真に移行します。
レンズグルメという言葉があるようで、これはすぐれたレンズを見極めて愛用されている方のことを意味するのだと思います。
わたしの場合は良く言ってグルマン、客観的にはせいぜい悪食家というところでしょうか、もう何でも屋としていろいろなレンズを投入していきます。
気になるでしょう Cine-Xenon の紹介はしばらく先延ばしにして、少々もったいぶらせていただきます。
3日間ほど甘い描写をお楽しみ(我慢して?)ください。

さて、上海からのバスは、同里経由周庄行きで、帰りは逆に周庄から同里を通って上海に戻ってきます。
乗客は、あらかじめどちらへ行くかを選択し、バス代とそれぞれの入場料を払います。
周庄へ行くより同里の方が、30分先について30分後に出発するので、1時間長く滞在できます。
それが理由でわたしは同里を選択しましたが、知名度の高さからでしょう、49名いた乗客のうち36名は周庄に向ってそのままバスに乗って行きました。

バスは満席でしたが、外国人の多いこと。
半分以上が西洋人で、"地球の歩き方"で日本人も少なくともふたり確認です(わたしも入れれば3人か)。
そして、同里で降りたのは、わたしを含めてすべて外国人でした。
実際には、このバス以外にも交通手段はいくつもあって、中国人の方がたくさんいたわけですが、それにしても外国人の遭遇率の高いインターナショナルな古村落なのでした。

「Hi !」
「ニーハオ!」
こんな草の根外交があちこちで展開されているのは、この日の冬の日差しと似て、ちょっと心温まる光景でした。 【M8/Kino Plasmat 3,5cmF1.5 F1.5】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Meyer Kino-Plasmat 3,5cmF1.5 | trackback(0) | comment(2) | 2009/01/07 Wed

水郷同里②来得及

M8/Cine-Xenon 50mmF2
上海から2時間程度で行ける水郷の古鎮は、実はけっこうあります。
わたしも、すでに西塘と烏鎮のふたつの村に滞在を経験していて、以前、紹介もしています。
いずれも素晴らしい古鎮でしたが、このふたつを凌ぐ人気をほこるのが周庄という村で、今回はこの周庄を訪れるつもりでした。
というのは、人気があるということは、中国においては大人数がどっとやってくることを意味しますから、真冬の平日、しかも年末という時期を選べばずっと空いているだろうからこの機会に行くべきという読みがあったからです。

しかし、いつもながらのことですが、この読みは見事に空転してしまいます。
事前にバスの便を調べてわざわざターミナルそばにホテルまでとったのですが、朝一、朝二のバスは閑散期のため運休で、結局、滞在時間が1時間長くできる同里行きに急遽変更せざるを得なくなりました。

もともとが、じっくり下調べしてから臨むという旅のスタイルではないので、行き先が変更になることはなんでもありません。
同里も周庄に劣らない美しい古鎮と聞きます。
ですが、朝7時のバスを目指して、わざわざ宿を設定して、5時半起床しての努力があっけなく無駄になったことが分かると、へなへなとモチベーションが急降下していくのが感じられます。
中途半端な事前調査がかえって損を生む、これまたわたしではよく遭遇するパターンだと気付かされました。

さて、バスは同里に着きました。
村の入り口で地図をもらい、いつもの旅の気分に切り替えて村を歩き始めます。
聞いていたとおり、古建築が広がる美しい古鎮です。

このあたりは東京とそう気候は変わりません。
昼前の気温は6、7度といったところでしょう。
それが編み物に食事。
寒い中、なぜわざわざ外でするのでしょうか。
しかも、ぎりぎり日の当たる場所を選んで。
食事はよいですが、編み物の方は冬の間に完成するのか。
ピーンと張った黄色の毛糸に、早く編みあげたいという女性のあせりを感じました。 【M8/Cine-Xenon50mmF2 F2】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Schneider Cine-Xenon 50mmF2 | trackback(0) | comment(10) | 2009/01/06 Tue

水郷同里①冬天假

M8/Cine-Xenon 50mmF2
おかげさまで、無事、年を越すことができました。
今年もよろしくお願いいたします。


冒頭におかげさまと言いながら、またしても勝手放題で恐縮ですが、少しだけ中国を歩いてきました。
行先は、同里。
上海から60キロほどの水郷の村です。

行先決定には例によって紆余曲折があって、今回は、中古のM8を購入して財政状況がひっ迫したため、マイレッジによる無料航空券を使ったのですが、アジア方面では、行きは上海へしか、帰りは香港からしか座席がなかったのです。
ではということで、上海から足を伸ばせる郊外へ出掛けて、香港方面へ飛び、旨いもの食べてのんびり過ごそうという、だらしない計画が成立したのでした。

今回もひとり旅でしたが、成田では嬉しいエールの交換かありました。
修練会のメンバーにして、写真を語らせたら右に出る者のいないG氏が、ほぼ同時刻にフィリピンに向けて旅立つというので、握手とともにそれぞれのゲートに向けて歩き去ったのでした。
右手にG氏のエネルギーを感じつつ、上海へ向けて飛び立てたのは、たいへん心強く、いつも以上の写真が撮れるのではという予感させるものになりました(実際にはなにも変わらなかったのですが…)。 【M8/Cine-Xenon50mmF2 F2】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Schneider Cine-Xenon 50mmF2 | trackback(0) | comment(10) | 2009/01/05 Mon
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