藍藍的大海

R-D1/Wray Unilite 50mm F2
8月最終日、天気の好い日曜でしたが、初の自転車散歩に出かけてきました。
自転車を購入してから、土日は3日続けての雨でしたので、ようやくのスタートです。
行き先は、大磯。
自宅から片道18キロほどなので、距離に関しては無難な選択でしょう。
実際には、50キロ超の走行になりましたが。

最初の休憩地点、平塚の海岸に着いたときは、まだまだ快調です。
海の青さは、自動車でやってきたのとは、違う色に見えるのが不思議な感覚でした。。
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thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Wray Unilite 50mmF2 | trackback(0) | comment(4) | 2008/08/31 Sun

快車的回憶

R-D1/Ross Xpres 2inF2
通称"BJA"と呼ばれる書籍があります。
正式には"The British Journal Photographic Almanac"といって、そのまま訳せば、"英国写真年鑑"です。
その名の通り、毎年刊行されていた書籍で、わたしの家にも数冊取り寄せたものが転がっています。
だいたい毎年400ページくらいはある厚手のハードカバーで、深緑色の表紙はまるで聖書のような崇高さを感じさせるものです。

内容はと言えば、引伸ばしやら、ネガのマウントやら、どちらかといえば、当時の最新技術書の体裁が主流のようで、あまり読みたいと思うようなものは、少なくともわたしの所有する年度のものに関してありません。
なぜ、ここで紹介したかと言えば、比較的多くの割合を占める広告ページに資料的価値のありそうなものが散見されるからです。
あくまで、散見という表現を使ったのはその程度しか価値を見出せそうなものがないということで、例えば、1942年版には戦時中だからでしょう、最新カメラたるライカやコンタックスの広告は見かけません。
それに Dallmeyer, Cooke, Wray あたりの広告も具体的なものはなく、資料としてはあまり歓迎できるものでありません。

ところが、唯一 Ross だけが、レンズのカタログを広告いっぱいに並べていて、これはレンズファンを大いに刺激するものになっています。
Xpres では F1.9, F2.9, F3.5 F4.5 が、他にも Wide Angle Xpres F4, Teleros F5.5, F6.3, 他が一覧になっていて、例えば距離計連動のライカマウントに改造しやすい焦点距離 2 inch のものはどれかなどということがよく分かります。

当然ですが、Xpres 2inF1.9 はちゃんと載っていますが、これが1952年版になると姿を消します。
かわりに、Xtralux Leica Lens 5cmF2 が掲載されています。
1942年から10年の間に前者はカタログから消え、恐らくはよりシャープで高性能の後者が誇らしげにカタログに登場してきています。
その間の経緯は分かるはずもありませんが、恐らくは戦前の Xpres F1.9 は時代遅れになり、あるいは新種ガラスの力も手伝ってハイスペックになった Xtralux F2 にとって代わられたということでしょう。

じっくり読み込むことで、新たな発見があるのかもしれませんが、現時点で1942年版BJAからわたしが見出した資料的要素はこのくらいなものです。
しかし、これが実はわたしにとってとても重要な意味を持つことなのです。

"BJA"を紹介してくださったのは実は Kinoplasmat さんのホームページだったのですが、それを拝見したときわたしは、めざとく広告中に Xpres 2inF1.9 のを見つけて、このレンズが欲しいと書き込んでいたのです。
そして、そんなことも忘れてしまい、自身、件の"BJA"を入手してからも思い出すことはなかったというのに、ある日まったくの偶然からその Xpres 2inF1.9 を手に入れてしまったというわけです。
欲しいと書いたことで、レンズが向こうから勝手にやって来た?
意識するせざると関係なく、わたしが Kinoplasmat さんの影響を受け続けていたことを分からしめた、不思議な縁を感じさせるレンズになったのでした。
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Ross Xpres 2inF1.9 | trackback(0) | comment(9) | 2008/08/30 Sat

在避雨的二个人

R-D1/Ross Xpres 2inF2
そうでした。すっかり忘れてしまっていましたが、この日はイギリスからの来賓をお迎えするのに同行させていただいていたのでした。
英国の風土によるものなのでしょう、紳士としての振る舞いとやわらかなユーモアが同居していて、話には引き込まさせる力を持った方です。
思いやりある語り口は、小心者のわたしもリラックスさせるには十分で、楽しい時間を満喫できました。

しかし、残念だったのは雨降りで、楽しみにしていた銀座の散歩が中途半端になってしまったことでしょう。
この英国製の Ross Xpres の結果を見ていただくべく、日本的なスナップを撮りたかったのですが。
これは、恐らく雨宿りする男女ですが、これだけでは時間を持て余してそれぞれに携帯チェックしているカップルか、あるいは雨で身動きできなくなって仕方なく携帯をチェックしているたまたま近くに居合わせた面識のない若者ふたりなのか、識別不能です。
したがって、わたしにとっては、この日唯一のいかにも今風な日本をスナップしたということになります。
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Ross Xpres 2inF1.9 | trackback(0) | comment(2) | 2008/08/29 Fri

懐念往昔

R-D1/Ross Xpres 2inF2
有楽町の駅に近いガード下に、レトロな酒場を再現した店が連なっていました。
扉の先では、この店にはこんな親父が呑んでなければならない、という男性が上機嫌で雰囲気を盛り上げています。
頭髪の具合、背筋のぴんとした美しい姿勢、饒舌だが聞き上手というお人好し的な笑い…。
惜しむらくは、白いポロシャツがランニングだったら最高ですが、そこまで贅沢は言えません。

しかし、です。
雰囲気を伝えてくれると思っていた Xpres は、ここでは不発。
モチーフたるこの男性をより鮮明にしたかったですが、背景に溶け込んでしまいました。
露出に工夫が足りなかったか。
次回、訪れる機会があれば、店の中からこの親父さんを捕らえるべく、暖簾をくぐることにしましょう。
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Ross Xpres 2inF1.9 | trackback(0) | comment(7) | 2008/08/28 Thu

婦女紅礼服

R-D1/Ross Xpres 2inF2
都会と無縁なわたしにとって、やれ日比谷と言っても土地勘がないという悲しい現実があります。
日比谷公園の出口を出た目の前に皇居のお堀があるので、まずは驚きました。

さらに進むと、帝国劇場と表示があります。
帝國光学なら知っていますが、帝国劇場って?
その劇場の舞台にそのまま上がっても違和感のないような、背中の開いた真っ赤なドレスの女性が闊歩(?)しています。

金髪を追跡するように真っ直ぐ進むと、あっという間に集合場所の銀座に着いてしまいました。
日比谷から銀座はこんなに近かったのですね。
いつの間にか雑踏に取り巻かれるような、人通りにびっくりです。

まさに、パリのアメリカ人、ニューヨークの不法入国者状態です。
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Ross Xpres 2inF1.9 | trackback(0) | comment(4) | 2008/08/27 Wed

1903年開業的餐庁

R-D1/Ross Xpres 2inF2
人出の少ない公園は、わたしにとってあまり面白いものではありません。
早々に立ち去り、銀座方面へ出てみようかと思案します。
いえ、すでに営業しているレストランやカフェには、けっこう人影があったりしました。
天気が悪いので、屋根のあるところに集まっていたわけですね。
夏の終わりの少し涼しいお昼、オープンエアの歴史あるレストランで食事なんて、すばらしい家族なんだろうなあと羨望を感じます。

さて、ある程度のシャープネスがあるし暗部も見事に再現されていますが、これはほとんどソフトフォーカスといえる描写です。
さらには、美しい前ボケのやわらか効果もあって、少しだけ秋の空気を感じてしまいます。
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Ross Xpres 2inF1.9 | trackback(0) | comment(0) | 2008/08/26 Tue

快画草図

R-D1/Ross Xpres 2inF2
予報が悪かったせいでしょう。
公園にはほとんど人出がありません。
まばらに見かける人の中では、スケッチをしている人が多かったのが印象に残りました。

この男性もそんなひとりで、ちょっと見ていただけでも筆さばきが抜群に早かったのが圧倒的です。
にわか日曜画家ではなく、年季の入ったベテランの風情です。
スナップが好きなのに一向に上手くならないわたしは、こういう方に声をかけて話を聞けば、少しは上達しそうなものなのに、そういつも思います。

ピントが合っているはずなのに、ハイライトが爆発的に滲んでいるのは、本当にレンズに起因するものなのでしょうか。
彼こそが、神宮寺老人では…?
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Ross Xpres 2inF1.9 | trackback(0) | comment(3) | 2008/08/25 Mon

英格蘭的花

R-D1/Ross Xpres 2inF2
ksmt さんから嬉しい知らせが届きました。
イギリスから著名な方が来日して会う機会があるのですが、ごいっしょにいかがですかとのお誘いです。
こけはまたとないチャンスです。
ふたつ返事でOKして、この日、待ち合わせの銀座へ向いました。
いえ、緊張のせいでしょうか、日曜なのにずいぶんと早く目覚めてしまい、約束の時間よりもだいぶ早く着いたので、日比谷公園を散歩してみました。

予報はあいにくの大雨でしたが、ちょうど到着時はピタッと止んでいて、のんびりした散歩には涼しくちょうどいい環境です。
雨露をいっぱいに湛えた赤と白のが美しく、有名な日比谷公会堂をバックにひとり撮影開始します。
レンズも英国の誇る戦前の高速レンズ、Ross Xpres 2inF1.9 を持ち出しています。
モチーフも撮影結果も、なんとなく英国的な雰囲気いっぱいと言えそうです。
ロンドンからの紳士を迎えるのにふさわしい、この1枚からスタートすることにしてみました。
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Ross Xpres 2inF1.9 | trackback(0) | comment(4) | 2008/08/24 Sun

初次登台

R-D1/Hugo Meyer Kino-Plasmat 3,5cmF1.5
まるっきり子供のようですが、金曜日は5時ピタで職場を抜け出し、自転車ショップに直行したのでした。
閉店間際に買いに来られて、ショップの方は迷惑だったでしょう。
しかし、今手に入れておけば、土曜は朝から自転車を乗り回すことができます。
日曜は用事があるので、土曜朝一からというのは、週末サイクリスト(?)のわたしにとって時間的にたいへん重要なことなのです。ご理解を。

あまりに慌てて、ライトを付けてもらうのも忘れて、真っ暗な中、家路を目指します。
うん、やはり、いいです。
思っていたとおり、滑らかな走りですね。
スピードは出せませんが、慣らし運転のようなものです。
海岸をめざす明日こそが、事実上のデビューということになるでしょう。

さて。
わたしは稀代の雨男だということを忘れていたようです。
朝いちばん、目久尻川沿いにのんびり走行していたところで、早くもぽつぽつと来て、今日の走行は中止と相成りました。
涼しくて快適だっただけに残念です。

サイクリストとして行動範囲が飛躍的に広がったのを見せつけるべく、今日から1週間自動車では見落としていた景色を紹介するつもりでした。
しかし、撮影どころではありません。
結局、走り出しで撮ったこの1枚のみになります。
絞りを確認せずに撮った1枚は約F4、だいぶ鮮明に自転車が浮かび上がっていますが、開放だとかなりボケボケで、背景も嵐のように流れます。
逆にF4でも緑がこれだけ流れるのが強烈です。
悪天候でサイクリングを中止したといってこれを見せれば、多くの人は納得してしまうでしょう。
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Meyer Kino-Plasmat 3,5cmF1.5 | trackback(0) | comment(4) | 2008/08/23 Sat

発現他

R-D1/Angenieux50mmF1.8
この日の散歩もいよいよゴールが近づいてきました。
都庁の中を縦断して歩きます。
懐かしい路地裏を縫ってきたあとですと、この巨大な建物が無機質に感じられます。
威圧的空間ですね。
そういえば、ここのいちばん偉い方も威圧的な人物だったでしょうか。

顔をすっと伏せられてしまいましたが、これが噂に聞いていた神宮寺老人なのではないかと疑っています。
メッセンジャーの女性を配してまで、われわれの蛮行を監視していましたが、最後に馬脚を現したようです。
惜しむらくは、いま写真を見てその事実に初めて気付いたことで、あの時追跡できたらと考えると残念でなりません。
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Angenieux TypeS1 50mmF1.8 | trackback(0) | comment(2) | 2008/08/22 Fri

像娃娃

R-D1/Angenieux50mmF1.8
ミュンヘンのキンダーガルテンから、ではなく、新宿中央公園の一角でした。
新宿の知られざる路地裏を歩き回り、そろそろ疲れて帰路に向う直前のシーンです。
ここでは、慈愛に満ちたH氏が、可愛らしい子供たちを遊ばせていた西洋人女性にお願いして、写真を撮らせてもらう許可を得たのでした。
ある時は電光石火のスナップ、またある時は温かい雰囲気を生かすために声をかけて撮影と、状況判断してのスタイル変更は実に見事です。
わたしも、失礼してシャッターを切らしてもらいました。
ずいぶんと後ピンですし、またまたかなり絞られてしまっています。
しかし、暑さをものともせず遊具を駆け下りる女の子の人形のような可愛らしさや、すべり台のコクのある黄色の出方に大いに救われています。

遊具といえば、昨日、ちらっと触れた自転車ですが、ついに今日購入決意しました。
遊具じゃないスポーツギアだろ、と愛好家からの叱責されてしまいそうですが、現時点のわたしのレベルからいうと、やはりまだ遊具といった方が近そうです。
ただ、自転車というよりは、スポーツ・バイクないしはバイクと呼ぶべきです。
決意するが早いか、ショップに電話して、購入の意思表示をし、調整にかかってもらいました。
スポーツ・バイクは、タイヤやハンドルが完璧に真っ直ぐになるよう調整し、さらに椅子やハンドル位置などもライダーの体格に合わせて位置設定がなされます。
これを疎かにすると、体に負担が来ますし、最悪事故を起こす危険性が高まります。

実は、バイクのサイズ選定はかなりシビアな世界で、わたしの体型にあうものとなると、1店舗に1台あるかないかというのが現状なのです。
ではと、メーカーに発注しても、夏から秋にかけてが毎年のモデル移行期で、すでに在庫は出払って来年度モデルの予約をしてくださいという風になってしまうのです。
というわけで、限られたタマの中から最適なものを選ぶことになります。

値段の方もピンキリで、だいたい安いほうで40000円くらいから、高くなると10万、20万…ともうこれは好みと予算に応じて、選択肢はより高く広がっていくようです。
バイクの価格は、ほぼ完全に性能に比例していて、同一メーカーであれば高ければ高いほど高性能、また同価格帯のバイクであればメーカーが違ってもおおむね同程度の性能が期待できます。
しかし、メーカーや機種によって乗り味のようなものにはかなりの違いがあるようですし、カタログの数字には見えてこない隠れた性能の高さを見抜くということで、それぞれの愛好家がそれぞれの好みのバイクを持っているようです。
あえて、いきなり高価なバイクを買って、挫折するのではという退路を自ら塞ぐという手もなくはないですが、ここは初心者らしい謙虚さで入門モデルを選ぶことにしましょう。

そして、単にバイクといっても、目的に応じたタイプというものがあって、速さを追求するロードバイクから、未舗装路での走行を主眼に置いたマウンテンバイク、両者の中間的存在で通勤などでも使いやすいクロスバイクなど、目的に応じたあるいはあえて無視した選択が可能で、こうなると選択のバリエーションは素人にとって無限に存在するように思えてきます。
どのタイプにすべきか…。

ファースト・バイク選びは、一朝一夕には決めかねる、たいへんに奥深い世界を俯瞰せねばならないのでした。
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Angenieux TypeS1 50mmF1.8 | trackback(0) | comment(3) | 2008/08/21 Thu

理想的模特

R-D1/Angenieux50mmF1.8
「アイディアル・モデルがいますね」
C氏が指し示す方向を見ると、わたしにとって不思議な不思議な空間が広がっていました。
いなかで暮らすわたしにとっては、歩道に並ぶ杭(?)、ガードレール替わり(?)も十分に新鮮ですが、C氏の指摘するとおり、まさにこの自転車に乗る女性がこの場所に存在するにふさわしい理想的存在でした。
友達とでも待ち合わせしているのでしょうか。
それにしては、曇ってはいるものの暑い中道の真ん中というのが不自然ですし、メイド服のような出で立ちはそれ以上に不自然、完全に景色から浮き上がっています。
この後しばらくして別の場所で、彼女がふらふらと自転車をこいでいるところにすれ違いました。
もしかしたら、C氏が仕込んだのかもしれませんが、その真相は未だ謎のままです。

このアイディアル・モデル嬢に触発されたわけではないのですが、自転車でも始めようかと、いま検討しています。
ガソリン代の高騰、運動不足解消、エコロジーへの貢献…、いくつか理由をあげることはできますが、まずは何といっても、カメラを持って自由に動く範囲を広げたいということがあります。
というわけで、今の目標は、カメラを持ってアイディアル・モデルとツーリングに出掛けること、というところでしょうか。
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Angenieux TypeS1 50mmF1.8 | trackback(0) | comment(2) | 2008/08/20 Wed

向手指的方向走

R-D1/Angenieux50mmF1.8
ここも新宿
なんとも味わいある路地を撮ろうとしたものと思われますが、どうでもよいですね。
それよりも偶然写りこんでしまった、怪しい人物たちがたいへん気になります。
何やらリーダー格と思しき男が、ひそひそと指示を出し、まわりの男たちもうなづきつつ一方向へ去っていきました。
新手のカルト集団でしょうか。
いかにも懐かしさの残る新宿という地味な一角で、この暑いさなかにも、嬉々として歩いているのが気にかかります。

気になるといえば、某カメラ店サイトに出ている Ernostar 42mmF2 レンズの存在です。
他のレンズとセットで高価に売りに出ているので、単独で売ってくれと依頼しましたが、店主は自信たっぷりに拒否の姿勢でした。
かれこれ2ヶ月もカタログに載ったままですが、動きはないようです。
フランジバックの特に短いレンズなのでLマウント化は不可能ではという話を聞いたことがあったので、さすがに手が出ません。
この時期のレンズ、この構成は空白地帯となっているので、勝負に出たい気持ちもありますが、まだどうにか理性が働いているので、カタログからはしばらくずっとそのままになっていると思います。
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Angenieux TypeS1 50mmF1.8 | trackback(0) | comment(10) | 2008/08/19 Tue

她們可能知道吧

R-D1/Angenieux50mmF1.8
先週のことになってしまいますが、敬愛するC氏とレンズの味を愛するみなさまに同行の許しを得て、おまけに案内までいただきながら知られざる新宿を歩いてきました(あくまでわたしにとっては知らないところということです)。
この散歩はたいへんに楽しいものだったのですが、撮影結果はがっかりくるようなものばかりでした。
敗因は、いろいろと思い当たります。
名人に囲まれて気後れしたこと、レンズの動作部分に起因するもの、いつものずかずかと寄ってのスナップが都会の新宿では逆に引いてしまったこと、暑さのせい、など。

よくも咄嗟にこれだけの言い訳を思いついたものですが、やはりこれは技術的な問題に帰結します。

特に多かった失敗が、いつの間にか絞りになってしまったことです。
もともとが一眼レフ用のマニュアルレンズなので、使用上の問題はなかったのだと思いますが、簡単に絞りがあっちこっち動くのはつらいです。
注意力があれば、シャッタースピードが遅くなるのですぐに分かるはずですが、これが今回全然気付かなかったんです。

このくらいの年頃の少女でも、LOVEがどういう意味か意識しつつ遊んでいるのだろうな、などと思いつつファインダーをのぞいていました。
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Angenieux TypeS1 50mmF1.8 | trackback(0) | comment(4) | 2008/08/18 Mon

学中文的一个弁法

R-D1/Dallmeyer Anastigmat 50mmF1.5
いま日本で受け入れている外国からの留学生は、約12万人になるそうです。
そしてそのうちの6割、約7万人が中国人留学生です。
香港や台湾などを含んでいるか不明ですが、小さな市の人口くらいの中国人が留学しているというのはかなり驚く数字です。

外国人犯罪のことがとかく言われますが、それはここでは置いておくとして、基本的に労働が認められない彼らは中国語教師のアルバイトをしているケースが多いです。
実は、わたしもそんな中国人留学生に中国語を習っていました。
理由は、簡単です。
都内はもちろん、大学のある町であれば中国人留学生はまず間違いなく存在して、簡単に先生は見つかります。
そして、やはりレッスン料は相対的にかなり安いと言えます。
彼らの方でも日本人と接することで、日本語をものにしたいという気持ちがあるからでしょうか。
特に英語などと比べるとその差は歴然としています。

わたしが見つけてきた留学生は、王さんという美人で、ホメ方の上手い教え方がぴったりフィットして、おだてられるままに、少しずつ上達していきました。
具体的には、教わったことを間違えると顔をしかめますが、うまく回答できると何とも言えない可愛い笑顔でホメてくれるのです。
この笑顔を引き出したくて、それなりに集中するようになるのは必定です。
それまで1年以上通勤電車の中でCDブックで独学してきましたが、それはまったく時間の無駄と思えるもので、やはり語学は頭で覚えるよりはいろいろとしゃべって初めて身に付くものと実感します。
劇的に語学力を高めてくれた王老師でしたが、1年半ほどで事情があって別の先生に変わることになりました。

ここからがいけません。
やはり、この王老師と比べてしまって、教え方が違うのに慣れようとせず、先生のせいにしてしまいます。
どうしても比較して教え方が劣るように思えてしまうのです。
王老師は日本語が抜群にうまかったので、それより語学力に劣る先生に教わるとその程度にしか教えられないのではとか、まだまだ初心者レベルでありながら自己を顧みずに何度か先生を替えてしまいました。
今にして思えば、失礼なことをしたものです。

ちょうどその頃、月に一度くらい中国へ行くことになりました。
そこで現地の知り合いを通して、紹介してもらったのがもうひとりの現地在住の王老師でした。
彼女は日本語はおろか英語もほとんどできないので、こちらがしゃべれなければ、意思の疎通がまったくできません。
ここで、初めて先生の教え方に頼るのではなく、自分でどうにかしないといけないのだという自覚のもとに少しは自主的に勉強するように変化して行きました。
彼女はホメることもしないし、そもそもがわたしの中国語の力量が分かっていないフシすらあります。
仕方なしに、日本で適度に勉強して、中国へおもむいた際にそれを披露するといった状況が続き、停滞していたわたしの中国語もわずかずつ上達していったようです。
日本でも地元に中国人(留学生ではなく主婦)の友人をつくり週一回おしゃべりをして、日中でしゃべったり聞いたりの機会を増やしました。
それでどうにか、初心者レベルを脱して中級の入口に立てたと実感しているところです。

絶対的な語学習得法というのも存在するのかもしれません。
しかし、頭もかちこちになった年齢で、時間はないし、根性もないし、最悪なことに目標すらないということになると、こういう可愛い女性に優しく教わったり、親しくなりたくてちょっと気合を入れたりなどという方法もあながち悪くはないように思われます。

もし、これから中国語を勉強したいなどという酔狂な社会人の方がいるとするなら、あるいは参考にしていただけると、これは個人的思い入れレベルで嬉しいことです。
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Dallmeyer Anastigmat 2inchF1.5 | trackback(0) | comment(5) | 2008/08/17 Sun

韶関很熱~⑬簡介

R-D1/Dallmeyer Anastigmat 50mmF1.5
瓦礫を満載したトラックに歴史のありそうな門、にょきにょき伸びるビル群。
まるでオリンピック前の北京を思わせるかもしれません。
しかし、ここも韶関なのです。
市街地の紹介を一切していないのは不公平と感じて、ここに写真を掲載します。

この風采楼は、1497年に建設され、門に見える「風采楼」の文字は明代の書家が書いたというたいへん歴史ある建築物です。
地元では、北京の天安門と並ぶ風格ある建物として市民に愛されているそうです。

右手の黄色い建物は宿泊したホテルですし、先を歩くと歩行者天国があり、そのはずれには先日紹介した烤魚王というレストランもあります。
この一角は、商業の中心地ということになるでしょう。

交通機関としては、バスもだいたい1元(約15円)と安いですが、タクシーは2キロまでわずか5元(約75円)なので、移動はついついタクシーのお世話になりました。
ただ、朝夕はつかまえにくく、代わりの庶民の足はバイクタクシーになります。
相場は分かりにくいですが、2キロまで2~3元というところです。
バイクタクシーなら街中いたるところで客待ちしていて、楽に捕まえることができますし、それっぽい中国語ができれば、あまりボラレることはなさそうでした。

韶関は客家人が多く住む町で、地元料理というと客家料理ということになるようです。
中国の料理の中では油っぽくないものも多く、日本人にも親しみやすい料理と言われています。
あと、粥屋さんも多く見ましたが、どうしたことか、わたしが歩いた範囲では麺屋は見つかりませんでした。
そういえば市場も見なかったか。

宿泊したホテルは4星級で(中国では最高5星級まである)、ネット予約すると220元(約3300円)で朝食付き。
比較的新しいホテルで、設備的にはまったく不満のない快適なホテルです。
レセプションでは英語も通じます。
中国でも、大都市のホテルと比べるとだいぶリーズナブルな印象です。
また、駅からこのあたりまで歩くと20分くらいかかりますが、その間に3星級のホテルは5~6軒あり、そちらならツイン2500円前後で泊まれるようです。

実は、日本語の検索サイトで韶関を検索しても、あまり情報的なことは見つかりません。
あまり日本人が出かけていないことがよく分かります。
そういうわけで何かの参考になければと、簡単にデータを紹介してみました。
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Dallmeyer Anastigmat 2inchF1.5 | trackback(0) | comment(2) | 2008/08/16 Sat

韶関很熱~⑫T恤

R-D1/Dallmeyer Anastigmat 50mmF1.5
路地裏の烤魚レストランは、すべて個室、内装もこじゃれていて、たいへん清潔な店でした。
入口から店内への長いアプローチで感じた不安は、好い意味で裏切られました。
すべて個室なのは、アパートを改装したからのようです。
昨日"隠れ家的名店"と評した理由もここにあります。
炭火で煮えたぎる魚をいただく烤魚も、期待以上の美味で、観光ではいまひとつだった韶関で思いがけぬ発見になりました。

さて、この旅のあいだ、健康のためリンゴ酢を飲み続けていました。
ワインか洋酒のような洒落たボトルに入って150円前後と激安で、スーパーに行っては買いたし書いたしし、寝る前に1本、起きたらまた1本とミネラルウォーター感覚で飲み続けました。
レストランにもだいたいおいてあって、健康志向の美食家に受けていることがわかります。
まろやかな酸っぱさはすぐ慣れますし、これは中国旅行の健康ドリンクとしておすすめです。

しかし、鍋にはやはりビールが合うというわけか、烤魚王にはリンゴ酢は置いてなくて、外で買ってきてくれと言われます。
真っ暗なレストランから一歩外に出て、強い日差しに目がくらくらとします。
とりわけ、路上に干された真っ白いティーシャツに幻惑されてしまいます。
捜し求めたリンゴ酢ですが、残念、しょぼしょぼした目で見つけることはできませんでした。
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Dallmeyer Anastigmat 2inchF1.5 | trackback(0) | comment(2) | 2008/08/15 Fri

韶関很熱~⑪烤魚

R-D1/Dallmeyer Anastigmat 50mmF1.5
辛いモノ好きなわたしは、中国へ行くと必ず1回は、四川か湖南料理のレストランへ入ります。
舌は痺れ、汗は噴出し、たいがい次の日は腹を壊しますが、激辛の食事は、なにか戦いをも思わせる真剣勝負の世界です。
しかし、広東料理は辛さをきらう料理です。
地元の美味しいレストランに入っても、辛い料理は望めません。
かつて香港で、酢豚味の麻婆豆腐を食べたことを思い出します。

そこで、激辛を求めて韶関の街を彷徨うことになります。
ほどなく路地裏に発見した店は、最高でした。
烤魚という、鍋の中に川魚や野菜類、香辛料、そしてもちろん大量の唐辛子を炭火でぐつぐつ煮込む料理で、こんなのは初めて食べました。
胃にきーんと沁みる旨さです。
これは、知られざる重慶料理の傑作といえます。
ちなみに、韶関料理の店では、ドリアンの餅が旨くこれは毎日食べました。

この烤魚王、看板は出ているものの店がなかなか見つかりませんでした。
うろうろ探していると、ハダカのおっさんが出てきて、こっちだよーと文字通り路地裏へ案内してくれます。
途中、選択しているおばあちゃんをやり過ごしつつ、奥へ奥へと進んでいく、文字通り隠れ家的な名店です。
韶関を訪れた際には絶対に行く価値あり。
まさか絶対にいないと思いますが、万一挑戦してみたいという方はご一報ください。
アクセス等ご案内します。
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Dallmeyer Anastigmat 2inchF1.5 | trackback(0) | comment(6) | 2008/08/14 Thu

韶関很熱~⑩硬幣

R-D1/Dallmeyer Anastigmat 50mmF1.5
連日書いていますが、韶関はたいへんな暑さでした。
そう書いてもなかなか気温まで写真では伝わらないものです。
しかし、この Anastigmat 5cmF1.5 はハイライトがかなり滲みますので、少女の苦しく喘ぐような表情とも相俟って、じりじりとするような暑さが捉えられているようにも見えてきます。

少女は、1元玉を手にこれを目の前の構造物の天辺に乗せようと必死の形相をしていたのです。
恐らく、コインが乗れば、お金が貯まるとか、願いごとが叶うなどのご利益があるのでしょう。
先ほどからコインを投げ続けていますが、それはまったくうまくいかず、落ちてきたコインを拾い再度狙いを定めを繰り返しています。
10回目くらいでしょうか、ようやくコインは上に乗ったまま落ちてこず、少女のこの険しい顔はようやく緩むことになったのでした。

彼女のコイン投げのコントロールはひどいものでしたが、わたしのピント精度もそれと互角くらいのようです。
10回に1度くらいしか、ビシッとフォーカシングできていません。
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Dallmeyer Anastigmat 2inchF1.5 | trackback(0) | comment(4) | 2008/08/13 Wed

韶関很熱~⑨晒背

R-D1/Dallmeyer Anastigmat 50mmF1.5
亀の甲羅干しというのは、何かのたとえか諺のことかと思っていました。
恐らくは40度はあろうかという猛暑の中で、始めてみた甲羅干しはなかなかシニカルな絵のように見えました。
しかも、こんなに行儀良く一列に並んでとは。
そういえば、韶関までの切符を買うときに長い列ができていましたが、割り込みも続出でしたので、中国人よりは南華寺の亀の方がマナーが好いということになりますか。

亀の甲羅というと、香港名物の亀ゼリーが思い浮かびます。
甲羅を粉末状にしたもののゼリーだそうで、肌にいいとか若返るとかで、特に女性に人気のスイーツです。
いやスイーツというにはあまりに苦い食感で、砂糖とかをかけて食べるのでした。

栄養価の高さは、亀さんたちの日光浴の効果に負うところが多いのではとあらためて思いました。
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Dallmeyer Anastigmat 2inchF1.5 | trackback(0) | comment(2) | 2008/08/12 Tue

韶関很熱~⑧拝仏

R-D1/Dallmeyer Anastigmat 50mmF1.5
南華寺を訪れたのは、8月3日日曜日。
暑いさなかでしたが、観光とは違う、宗教的事由から訪れた人もちらほら見られました。
静かな祈りの時間を共有させてもらいます。

そして、5日後の8日金曜日にいよいよオリンピックは幕を開け、それと同時に中国各地は不穏当な空気に包まれ始めたようです。
これは多くの人が予想したことです。
チベットや新疆ウィグル自治区でのデモやテロばかりが危険視されていると思われていたようですが、絶対数でいえば、より遭遇する機会が高いのは政府に不満を持つ漢族の貧困層です。
平時には、いくらデモやあるいは暴動まで発展させたとしても、香港の人権団体経由で世界にわずかに広まる程度ですが、全世界のマスコミの目が集まる今や中国社会の現状を知らしめるまたとないチャンスです。
この時を選んで行動するなという方が難しいくらいでしょう。

チベット弾圧のニュース以降、中国人加害者、少数民族被害者の構図が出来上がっています。
しかし、実際には絶対数でいえば、中国人の方が被害者としては多いのです。
それら事実が全世界にとどき、少しずつでも変革が起こることを期待したいです。
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Dallmeyer Anastigmat 2inchF1.5 | trackback(0) | comment(2) | 2008/08/11 Mon

韶関很熱~⑦禅寺

R-D1/Dallmeyer Anastigmat 50mmF1.5
漂流に訪れた千丈崖から韶関へ戻る途中に南華寺があります。
韶関の南華寺といっても、恐らくは誰もしらないでしょうが、かなり重要な寺院のようです。
解説では、禅宗をこの寺で開いた慧能が、この寺で37年間禅を説き、ここから全中国に広まっていった弟子達が、臨済宗、曹洞宗、その他の宗派の開祖となったとのことです。

相変わらず暑さがこたえますが、街中に戻ってもすることが思いつかないので、全身から滝の汗を流しながらゆっくり見て廻りました。

NDフィルターを介しての最短1メートル開放撮影です。
ピントの合っている部分のシャープさと、激しい2線ボケと周辺での流れとのギャップが印象的です。
獅子の怖い顔が象徴するようなあらあらしい収差がさらけ出された絵ですが、色ヌケが良いのとあいまって、気に入りの一枚になりました。
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Dallmeyer Anastigmat 2inchF1.5 | trackback(0) | comment(8) | 2008/08/10 Sun

韶関很熱~⑥漂流

R-D1/Dallmeyer Anastigmat 50mmF1.5
"Keep Paddling !"
かつてラフティングに挑戦したとき、教わった掛け声がこれでした。
危険な瀬に向かい合っても逃げることは許されず、勇気を持ってオールをかきつづけるのです。

中国でブームになっている現地式ラフティングは、"漂流"と呼ばれています。
名前から連想されるとおりパドリングでみずからの行く先を切り開くのではなく、オールを持たずに水の流れに運命を託すというスタイルです。
それでも、無理につけた段差や急カーブがなかなかのスリルで、これはこれでけっこう楽しめます。
なにより、暑い暑い南中国で、これだけの涼を得られるだけでも貴重な体験になります。

北京ではなく、広州でオリンピックが開催されていたら、漂流も中国発の競技として正式採用されていたかもしれません。
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Dallmeyer Anastigmat 2inchF1.5 | trackback(0) | comment(0) | 2008/08/09 Sat

韶関很熱~⑤不管

R-D1/Dallmeyer Anastigmat 50mmF1.5
2008年8月8日8時、何事もなければ、中国の悲願、北京オリンピックが開幕しているはずです。
まったく関心もなく、ましてや民族問題が噴出していたので見てみる気にもなれず、ここのところの熱帯夜続きで疲労していてすぐに眠ってしまって開会式のことは気にも留めていませんでした。

日本での報道のされ方が、オリンピックに熱狂する北京市民と、経済的に困窮してオリンピックどころの騒ぎではないと無関心になっている貧困層の両極端を取り上げるばかりなので、一般的な中国国民の関心度は計りかねるところです。
しかし、恐らくは、関心がないわけではないが、特に見るつもりもない、なんにもメリットもないしね、というのが、平均的な中国庶民の感覚なのではないかと思います。

しかし、中国人もオリンピックにより関心を持つべきだったでしょう。
例えば、ここ数日の聖火リレーの動向ですが、地震被害者を励ますなどとの大義名分で被災地四川省入りしましたが、室内で行われ一般市民への公開はもちろん、被災者にもなんの励ましももたらさなかったようです。
ただ、被災地で必死に救援活動に励んだ、軍部や警察など党関係者には参加させています。
北京入りしてからも同様で、リレーコースをふせて見たがる市民を翻弄しつつ、結局は同様に身内だけを招待したまったくの閉鎖的行事だったようです。

そういえば、カシュガルでテロが発生したときも、それを取材していた日本と香港の報道関係者に暴力をふるったことが問題になりました。
これなぞは、テロの被害者で同情的に見られていた武装警察が、やはりウイグル人を暴力的に弾圧していたのは事実だったんだなと、逆に国際的に知らしめることになってしまったといえるでしょう。

さらに、北京で取材するマスコミは、オリンピック開催の盛り上がりよりも、その裏側のことをより取り上げています。
北京美化の名目で家を強制立ち退きされた老北京人、施設建設に駆り出されながらいよいよ完成が近づくと生活の場の一切を失わされた民工たち、メーンスタジアム周辺の公園の水を確保するために作物転換させられた周辺農民、オリンピック施設の電力確保のために度重なる停電を余儀なくされる近隣都市…。
ニュースなどで見た、ごく一部の情報だけでもあげていけば枚挙に暇はありません。

今回、オリンピックという世界中が注目する行事開催のために、上述したようなニュースが世界に向けて発信され、中国の負の部分がよりあまねく知られるようになったのは、皮肉なことです。
しかし、肝心の中国国内の人たち、奥運加油!中国加油!と叫んでいた純粋な愛国者もオリンピックには無関心にバイクの上で勉強する少女も、これら事実を知ることはなかったと思われます。
中国人は、チベットやウイグルに対しての加害者だということは周知の事実として定着しましたが、一部を除いたその多くは、実は被害者でもあるということも、これは紛れもない事実でしょう。
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Dallmeyer Anastigmat 2inchF1.5 | trackback(0) | comment(5) | 2008/08/08 Fri

韶関很熱~④方形

R-D1/Dallmeyer Anastigmat 50mmF1.5
あまりの暑さに体力を奪われ、逃げ去るように丹霞山をあとにしました。
韶関の町へ戻り、ホテルの周辺を歩いてみます。
北江沿いには、釣りをする人、バドミントンする人、革命歌を合唱する人と中国ではどこでも見られる風景が続いていました。
そして、これも中国では当たり前の露天床屋が椅子を並べています。

ひげをあたってもらって、気持ち良さそうな表情を浮かべる老人もよかったのですが、ここはそれをはるかに凌ぐ、完成された青年のフォームを紹介すべきでしょう。
両腕を正方形にして、なめらかに剃刀を操る姿は芸術レベルです。
熱暑の広東のいなかにあって、もくもくと腕を動かす若き熟練職人の姿に、感動すら禁じえませんでした。
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Dallmeyer Anastigmat 2inchF1.5 | trackback(0) | comment(12) | 2008/08/07 Thu

韶関很熱~③陰陽

R-D1/Elmarit 28mm F2.8
丹霞山に登った人が必ず訪れる場所が2つあります。
陽元石と陰元石です。
写真は、後者。
前者の陽元石の方は今回訪れなかったので、形状はこちらからご確認ください。
2つとも自然に形成されたものといいますが、本当でしょうか。
コピー天国、中国のことです。
話ができすぎているように思えてなりません。

さて、連日の Elmarit 28mm F2.8 2代目8枚玉ですが、少しこのレンズについて言及させていただきます。
初代の9枚玉は、数の少ない人気レンズで、今や20万円以上してしまうようです。
2代目はその半額くらいでしょうか。
しかし、案外知られていないかもしれませんが、この2代目は初期のロットに外観の違うものが存在します。
初代と同様の曲線的なグラマラスボディに8枚玉ズミクロン等と同様のインフィニティストッパーが付いているのです。
わたしのは、まさにその初期タイプなのですが、これはだいぶ以前のめり込み始めていた某オークションサイトで格安でゲットしました。
当時まだネットオークションの参加者が少なかったこともあると思いますが、出品されていたレンズの写真がボケボケで、説明も非常にあっさりしていて、この初期ロットを探していたという人以外はなかなかビッドを入れにくい状況でした。
鏡胴にスレが多かったということで、60000円ほどで入手して小躍りしていたところ、遠路到着したレンズには言及されていなかったフィルターが4枚も付いていて、不要なカラーフィルター3枚を売却したところ、レンズ本体価格は40000円ほどと、とんでもない格安レンズとなってしまったのです。
当時の、といっても6~7年前だと思いますが、ネットオークションはかくも緩く、魅力的なものでした。
謎の神宮寺老人に会うことができたならば、ルドルフ博士やベルテレ博士に合わせてくれとはいいませんが、せめて7年前に連れて行ってくださいと土下座も辞しません。

閑話休題。
一般にレトロフォーカスと言われるこのレンズですが、構成図をみれば一目瞭然、対称型レンズです。
初代9枚玉を改良して、張り出した後群を少し引っ込めて、少なくとも使い勝手を大幅に改善したものでしょう。
そのせいでしょうか、ボケが汚いように感じられ、発色も眠たいというかこれもきれいとは言いがたい印象が付きまといます。
わたしの思い込みに過ぎないとも思います。
しかし、どうも対称型の28mm以下のレンズに現れる、共通の特徴のように思えてならないのです。
ハイパーゴン、ホロゴン、トポゴンの3ゴンは使用経験がないので、たまたまそういう傾向のレンズを使っただけということかもしれません。
ただ、カメラを始めた頃、常用だった28mmをあまり使わなくなったのは事実です。
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Leitz Elmarit 28mmF2.8(2nd) | trackback(0) | comment(7) | 2008/08/06 Wed

韶関很熱~②陽傘

R-D1/Elmarit 28mm F2.8
暑い韶関ですが、山に登れば高原気候で涼しいのではないか。
丹霞地形という地理用語にも採用されていることで名高い、丹霞山を歩いてみました。
書くまでもないですが、気温は1~2度低かったのかもしれないものの、それでも30度以上の中を延々歩いたのですから、涼みに行くどころの騒ぎではありません。

名前のとおり空気が霞んでクリアな絵ではないですが、丹霞山のユニークな地形をご理解いただけると思います。
600以上の石峰が聳えているそうですが、自然保護区としての面積が280平方キロもあり、とても見て廻れるものではありません。
やはり、紅葉の秋か新緑の春にハイキングで訪れるべき所でしょう。
ちなみに冬場は積雪もあるそうです。

レンズは、実に久しぶりに持ち出した2代目28mmエルマリートです。
初代対称型からM5、CLでも使用可能とするため、設計改良されたものです。
初期タイプなので、例のパッチンと鳴るインフィニティストップが付いたお気に入りレンズなのですが、広角としては大きくて、わたしはライカにはバランスがよくないと思っています。

バランスといえば、この銀ブチメガネのインテリ女子大生風の女性も、白ワンピースと雨傘の取り合わせがいけません。
雨傘・日傘が兼用されるのは仕方ないとしても、もう少しおしゃれな傘をさしていただきたい。
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Leitz Elmarit 28mmF2.8(2nd) | trackback(0) | comment(8) | 2008/08/05 Tue

韶関很熱~①行進

R-D1/Dallmeyer Anastigmat 50mmF1.5
この暑さの中、広州へ?
そう在日中国人にあきれられつつも、マイレージの消化の意味もあって、休暇の小旅行に出掛けてきました。
広州は何度か来ているのでやり過ごし、涼を求めて鉄道で200キロ北の町、広東省韶関を目指します。

しかし、暑い。
気温は33度と言っていて東京とそう変わらないものの、広州駅は遮るものない直射日光とごった返す人の熱気で体感温度は軽く40度を超えています。

中国の鉄道は、勝手にホームに出たり乗車したりは許されません。
まずは候車室という待合室にいったん溜め置かれ、発車前何分の絶妙のタイミングで開放されホームへなだれ込み、さらに乗車OKの合図のもと自分の乗車券に書かれた番号の車両から乗り込むことになります。
一般に、駅に入るとき、待合室からホームへ向うとき、列車に乗るとき、車内検札、降車して駅から出るときの5回乗車券の確認があります。
大概の人は両手に荷物など当たり前ですから、切符の出し入れがたいへんで、これは混乱の1つの要因といえます。
それに、中長距離列車のほとんどには自由席がないので、切符を持っている人はゆっくり乗り込めばいい訳ですが、なぜかいつも走り出す人押し合いへし合いする人が続出で、子供や老人、場慣れしていない外国人にとってはたいへん危険です。

この日の広州発、韶関経由、坪石行きでは、強烈な暑さのためか、さすがに走り出す人はいませんでした。
が、失礼ながら、大群衆が暑さに顔をしかめつつのろのろとひとつの方向に移動していくさまは、ゾンビの行進にすら見えるという別の恐怖を感じさせられることになったのでした。
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Dallmeyer Anastigmat 2inchF1.5 | trackback(0) | comment(2) | 2008/08/04 Mon

晒太陽

R-D1/Canon 35mm F1.5
戸定歴史公園をのんびりと散歩して帰路につきました。
せっかく日影ができているのに、そのすぐ外側の直射日光下で作業している女性がいます。
これはかなり滲むかなと1枚撮影させていただきました。
背中にちょっと来ていますね。

また、前ボケの美しさがなんとも言えません。
背景の光と影の不思議な世界とあいまって、このレンズならではの幻想的な雰囲気です。

お気に入りレンズ再発見の千代田線各駅停車松戸行きになりました。

今日から数日休暇をひと足お先にもらいました。
月曜日くらいまでブログの方も夏休みをいただきます。
熱暑の中の抜け駆け、どうぞご容赦の程。
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Canon 35mmF1.5 | trackback(0) | comment(0) | 2008/08/01 Fri
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