スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
スポンサー広告 | --/--/-- --

看紫陽花去吧

R-D1/Ross Xpres 2inF2

日曜日、ksmt さんが案内していただけるということで、雨の鎌倉散策を楽しんできました。
鎌倉、熱海、茅ヶ崎、佐原と ksmt さんとのレンズ紀行はすでに5度目。
すっかりコンビネーションも決まって…のはずが、待ち合わせから間違えてしまいます。
江ノ電の改札集合ということでしたが、わたしは鎌倉駅で、ksmt さんは藤沢駅で、まだ来ぬ相手を待ち続けたのでした。

早合点したわたしのミスですが、結局双方で極楽寺駅まで出て、まずは成就院から歩きはじめました。
狭い寺院にはあまりにも多い人手。大雨にもかかわらずです。
のんびりアジサイを見るのは、みんなそうしているので問題ありませんが、一列になってのろのろと見て歩くのはなかなか疲れるものですね。
スポンサーサイト
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Ross Xpres 2inF1.9 | trackback(0) | comment(3) | 2008/06/30 Mon

頂棚

R-D1/Tokyo Opt. Simlar 50mmF1.5

茶室はとても狭く窮屈な空間ですが、それゆえにか細部に和建築のこだわりが凝縮しているようでした。
天井の寄木細工のような意匠もそのひとつで、装飾が過多になってしまえば天井が重くなってしまいますが、節度と軽快感とがほどよくバランスされた美しいデザインになっています。
ほの明るい灯りを通して見ることで文様に陰影ができ、単純な組み合わせからリズムが生み出されます。
こんなのを見ていると、単純に好いなーと思えてきます。
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Tokyo Opt. Simlar 50mmF1.5 | trackback(0) | comment(0) | 2008/06/29 Sun

還一个入口

R-D1/Tokyo Opt. Simlar 50mmF1.5

佐原で地元高校の茶道部のおもてなしを受けてから、茶道、茶道と騒いでいたからでしょうか。
たまたま空いた和館の茶室を特別に見せていただきました。

せまいので、外で少し待っていると足下に小さな窓がありました。
恐らくは、ここから茶器やお湯が運ばれるのでしょう。
秘密の窓ではありませんが、外から隔絶した雰囲気があるのも事実です。
どうです。これぞ洋館にはない空間です。
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Tokyo Opt. Simlar 50mmF1.5 | trackback(0) | comment(4) | 2008/06/28 Sat

従門口

R-D1/Tokyo Opt. Simlar 50mmF1.5

前田邸には離れの和館があります。
洋館を出て裏側に廻るとすぐのこの和館の方は、隣接していながら周囲の環境も含めて異次元のように転換するのが面白いです。
実は本館の洋館より、わたしはこちらの方が気に入りました。
同じような静かな空間ですが、洋館は広いのに閉鎖的空間、和館は狭いながらも開放的で落ち着ける、単純には、そんな感覚でしょうか。

この写真ではピントも構図もかなり怪しいですが、脱出するように和館に辿り着いて見た感動そのままに撮っているからだということを告白します。
玄関で靴を脱いで片足を床に付けた体勢のままなので、わたしとしては珍しい中腰的な高さです。
完全なAEですが、たまたま明るい部分の面積がちょうどよかったようで、適正露出になっているのもラッキーでした。
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Tokyo Opt. Simlar 50mmF1.5 | trackback(0) | comment(4) | 2008/06/27 Fri

青苔

R-D1/Tokyo Opt. Simlar 50mmF1.5

旧加賀藩当主が1929年に建造した前田邸は、典型的なチューダー様式に貫かれています。
しかし、当時東洋一の洋式邸宅建築という評価はどうなのか。
例えば、3年前に訪れたことのある上海のマーラー邸は、装飾においては過剰なところが面もありますが、曲線や凹凸を活かした美しい外観を思い出しながらしばし考え込みます。
豪商が祖国を思い出して、あらゆる細部にまで西洋の香を持ち込むか、和の匠が西洋を夢見つつも、日本の美意思を残そうとした、という差異なのかも知れません。

室内を歩いていくと、部分的に天井の低い部屋があって、一部は畳敷きの和室になっていたりしました。
壁に残る苔を風景にして、けっして洗い落とさないところにも静かな主張を感じます。
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Tokyo Opt. Simlar 50mmF1.5 | trackback(0) | comment(0) | 2008/06/26 Thu

那个女人

R-D1/Tokyo Opt. Simlar 50mmF1.5

さすがに朝から大雨では、駒場公園を訪れる人はまばらです。
当初は、天井の高い開放感や装飾の美しさに心を奪われていましたが、歩けど歩けど出てくる無数の部屋といつの間にか感じた無機質感に徐々に怖さを感じます。
昼間でも雨だと暗さに圧迫を感じましたので、とても一晩泊まることすらできそうにありません。
子供の頃に見た横溝正史の映画を思い出しそうです。

そんな中で女性がひとりで来ているというだけで、何か言いようのない不安な気持ちにさせられます。
屋敷の住人の末裔では…。
かつて虐げられた使用人の娘か…。
確かに存在するのに、鏡には映っていない…!
妄想が次から次と膨らみます。
先方も、じろじろ見ているわたしの存在を訝しく思っていたでしょうから、お互い様だったかもしれないのですが。
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Tokyo Opt. Simlar 50mmF1.5 | trackback(0) | comment(0) | 2008/06/25 Wed

又免費又可拍照

R-D1/Tokyo Opt. Simlar 50mmF1.5

昨日の日本民藝館のすぐ裏手には、すばらしい洋館がありました。
駒場公園の旧前田公爵邸洋館です。
どう素晴らしいかと言うと、民藝館は入場料1000円で撮影不可、旧前田邸は入場料タダで撮影OK。
優越の問題ではなく、カメラを持って歩いていのすので撮影できるかが最大の関心事ですし、珍しいところに無料で入れれば尚のことよろしいという単純な話です。

女性の傘にピントを合わせたつもりでしたが、どうも前ピンです。
また、距離計に狂いがでたか、フランジバックのズレたかと不安になりましたが、民藝館では大丈夫だったので、やはりわたしの技術的問題でしょう。
以降、今週はずっと室内の写真ばかりになってしまうので、失敗作でもかまわずアップしてしまうことになります。
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Tokyo Opt. Simlar 50mmF1.5 | trackback(0) | comment(4) | 2008/06/24 Tue

雨中遊泳

R-D1/Tokyo Opt. Simlar 50mmF1.5

予定が流れて数時間の空きができてしまう…、よくあることですが、そんな日曜日の大雨の中、何を思ったかカメラを手に駒場を歩いてみました。
単に、この日記に1週間の空きができるのを防ぐためですが、案の定雨のスナップ散歩は失敗でした。
そうなるだろうと予期して室内を楽しめると選んだのが、駒場だったのです。

しかし、日本民芸館は館内撮影禁止。
いきなり、とほほな滑り出しとなってしまいました。
難癖付けて恐縮ですが、民芸という語感から、幅広く庶民的な芸術・芸事、などと解釈して見て廻ると、作家の手になる陶器類の展示が大半で、ちょっと肩透かしでした。
これなら、陶芸展示館とかしてほしいです。

久しぶりにシムラー登場です。
以前から質感描写の素晴らしさと、ボケの美しさで気に入っていたのですが、それを思い出させる1枚になりました。
記憶になかったのは、左隅にわずかに出現したぐるぐるボケで、R-D1でこれですからフルサイズならかなりのものでしょう。
ズマリットよりは優れたレンズと思いますが、いかがでしょうか。
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Tokyo Opt. Simlar 50mmF1.5 | trackback(0) | comment(6) | 2008/06/23 Mon

佐原行~⑤水菖蒲

R-D1/Wray Unilite 50mm F2

佐原の中心から水生植物園へはバスの便があります。
しかし、これが片道500円で、当然帰りもバスを使うことになれば1000円もかかります。
不当な料金設定と感じたわたしたちは、レンタサイクルで植物園を目指したのでした。
植物園の入場料は700円だそうです。
さらに園内で船に乗れば500円。
一般的なコースでは、あやめを楽しむのにトータル2200円必要ということになります。
花を見るのも大変なことなんだなあと、率直に感じます。

レンズの方はもっと大変なことになっていました。
ヘリコイドのズレはさらに進行していたらしく、水車に合わせたはずのピントが、ずっと手前の花にピタッと来ていました。
これは、たまたま何かしらにピントがあっていたパターンですが、言うまでもなく他は全滅状態です。
700円の入園料を考えると悔しいはずですが、それほど気にならないというのも本当のところです。
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Wray Unilite 50mmF2 | trackback(0) | comment(6) | 2008/06/22 Sun

佐原行~④更名字

R-D1/Hugo Meyer Kino-Plasmat 3,5cmF1.5

この金曜日、千葉の先輩に会う機会があったので、この前佐原に行って来ましたよと伝えると、いいなあ、釣りかと返されました。
どうやら鰆と勘違いされたようでしたので、いえいえ成田の北にある佐原ですと言うと、あそこは佐原で、鰆ではない、と何だか禅問答のようになりました。
わたしの言う佐原のイントネーションが現地風ではなかったのが原因でした。
サハラと誤読しないだけでは、千葉県民はどうも納得しないようです。

かつての佐原市は2年前の広域合併で香取市と名前を変えています。
名称決定の経緯は分からないですが、昨今の風潮から類推すると、佐原の町並みより香取神宮の神聖さが知名度で勝っていると判断されたということでしょうか。

その香取市の市議が視察旅行先で野球拳をしていたことが問題になっているようです。
こんなケースでは、佐原市という名称採用されなかったことで、佐原のイメージダウンが回避されています。
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Meyer Kino-Plasmat 3,5cmF1.5 | trackback(0) | comment(2) | 2008/06/21 Sat

佐原行~③老鋪子

R-D1/Hugo Meyer Kino-Plasmat 3,5cmF1.5

佐原といえば、小野川に沿った町並みがよく知られています。
しかし、建造物で言えば、むしろ昔の街道に面したかつての商家に立派な古民家が見られます。
ここ亀村本店は、建造、創業とも18世紀のたいへんな老舗で、佐原まちぐるみ博物館の名にふさわしい外観に惹かれます。
店のおかみさんは、たいへん優しい方で通りかかった人を導きいれ、建物の工夫やかつての中の様子を丁寧に教えてくれます。
まさに、博物館の学芸員ですね。

ところで、まちぐるみ博物館を紹介するエリア情報のサイトを見ていたら、海外のブログに掲載という記事があって、見に行ってみたらちょっとびっくりするような写真がありました。
これ、かなり趣味性の高いレンズが使われています。
キノ・プラズマートの作例かと思ってしまいました。
http://www.tabblo.com/studio/stories/view/99916/#comments_link
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Meyer Kino-Plasmat 3,5cmF1.5 | trackback(0) | comment(2) | 2008/06/20 Fri

佐原行~②又鳥瞰

R-D1/Angenieux90mmF2.5

登るべきか、引き返すべきか。
散歩道の入口、小山の頂上に向かう階段を前にして、しばしの逡巡タイムです。
佐原を上から眺めた写真は見た記憶がありませんし、何の案内もないので徒労に終わるかもしれません。
が、神社はあるようですので、願掛けだけでものつもりで登ってみましょうとなりました。
わたしは高いところからの古鎮の眺めが好きなのですが、ksmt さんも同じなのかもしれません。

どうやらわたしたちは幸運だったようです。
例のジャージャー橋もはっきり見下ろすことができましたし、双眼鏡でもあれば茶道部の彼女達も視認できそうです。

ただ、期待していた、川に沿って古民家の屋根瓦が幾重にも並び連なるという情景でなかったのが、ちょっと残念。
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Angenieux TypeY1 90mmF2.5 | trackback(0) | comment(4) | 2008/06/19 Thu

佐原行~①己休息

R-D1/Wray Unilite 50mm F2

梅雨時期ですので、水郷佐原などいかがでしょう、そう ksmt さんから声をかけていただき、片道3時間の小旅行に出掛けてきました。
駅前のツーリスト・インフォメーションで地図を入手し、レンタサイクルに跨ります。
こう書くと、ヨーロッパを旅する若者のようなノリに感じられます。
しかし、そこは若くないわたしたちですので、浴衣姿の女の子に抹茶はいかがですか声をかけられて、こぎ始めてわずか数分にての休憩となったのでした。

佐原観光協会の看板が出ている休憩所で、大勢の女の子たちがバイトというのはおかしくないかと訊ねると、彼女たちは地元の高校茶道部所属だそうで、それならと合点がいきます。
日頃の部活動の成果を実践でき、観光でもひとつの目玉になるのですから、相互にメリットを生み出すすばらしいアイディアの実践です。
美しい姿勢とすがすがしい表情どおりの美味しい抹茶を堪能させていただきました。

さて、レンズですが、英国製一眼レフ、レイフレックスの標準レンズを宮崎さんのヘリコイドに装着した改造レンズです。
しかし、どうしたことかもとのレンズのヘリコイドが動いてしまって、結果的にすべてピントを外すことになってしまいました。
ここではまだ暖簾のあたりにピントが止まっていますが、他は物凄いことになってしまっています。
質感描写は優れているように思いましたが、ずいぶんフレアが出やすいレンズでもあるようです。
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Wray Unilite 50mmF2 | trackback(0) | comment(16) | 2008/06/18 Wed

東南亜餐庁

R-D1/Voigtlandernultron 50mmF2(Prominent)

深圳の商業の中心エリア、東門はなんでもあって便利なところですが、いつも食事には困ります。
旨くて安い、ちょっと高級感があるクラスのレストランが存在しないのです。
必勝客と書くピザハットの行列を横目で見ながら、入った東南アジア風レストランも最悪でした。
日本在住の中国人はよく、日本の「中華料理」ほどひどいものはないと言いますが、中国人の作る他国料理も同様です。
間延びした時間だけが、東南アジア風でした。

ご機嫌斜めなカメラ目線です。
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Voigtlander Ultron 50mmF2 | trackback(0) | comment(6) | 2008/06/17 Tue

文物径~⑪聚星楼

R-D1/Old Delft Alfinar 38mm F3.5

聚星楼という塔が見えてきました。
再建されたものではないかと思いますが、解説には600年の歴史とあって驚かされます。
香港にもこんな塔があるのは案外知られていないでしょう。
KCRの天水圍の真ん前でアクセスは最高なのにです。
そして、これは屏山文物径の終点でもあります。
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Old Delft Alfinar 38mmF3.5 | trackback(0) | comment(0) | 2008/06/16 Mon

文物径~⑩祈神壇

R-D1/Voigtlandernultron 50mmF2(Prominent)

おっ、徠卡だ。
徠卡とはライカの漢語名で、わたしのR-D1にライカの赤丸シールが貼ってあるのを目ざとく見つけたおじいさんが、となりの親父さんに話しかけるのが聞こえました。
香港は台湾と並んでライカの人気が高いところで、ときどきそのライカの本物を持っている人を見かけます。
それに、ヨーロッパやアジアを旅していてライカを持っている人がいて、話しかけると香港人か台湾人の確率が高いです。

台湾人といえば、先日イギリスの珍しいレンズをオークションで落札したら、レンズ史を研究しているという台湾人から譲ってくれないかとメールが来てびっくりしました。

一方の中国本土では、ライカはまだまだ知られざる存在です。
ライカM8にズミクロンを新品で買えば70万円以上しますが、これは都会に住む中流中国人の年収に相当する額です。
インフレが激しく、まずは住居をと考えている彼らには、とてもライカをという余裕があるはずもありません。
しかし、その年収より高いライカという状況は、かつての日本でもあったはずで、やがて中国にもライカを持つ市民が現れてくるかもしれません。
それが証拠に、ニコンやキヤノンのデジタル一眼レフはけっこう普及しつつあります。

関係ない話に字数を費やしてしまいました。
ここは上璋園にある小さな祠です。
社壇と呼ばれる、神を象徴するシンプルな形状の建築物ですが、古民家の屋根の側面とそっくりなところが面白いです。
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Voigtlander Ultron 50mmF2 | trackback(0) | comment(8) | 2008/06/15 Sun

文物径~⑨往屏山

R-D1/Old Delft Alfinar 38mm F3.5

3月に香港粉嶺地区の龍躍頭文物径を訪れ、なかなかの感銘を受けました。
香港天水圍地区には、屏山文物径があり、大いに期待して出掛けてみました。
文物径とは文物のみちという意味で、つまり歴史的な建造物や景観を辿りながら散策するルートを香港政府が整備して、むかしに思いを馳せながら散策でもしてみてくださいと薦めています。
観光客よりも、香港市民が週末、健康推進にそぞろ歩く、そんな散歩道です。

清代の建築が散在しますが、自然と一体化したような龍躍頭文物径と比べると感動度合いには劣りました。
しかし、屏山へは元朗から可愛らしい軽便鉄道を使うので、遠足気分で出掛けられ、距離も適度で、屏山文物径も捨てがたい魅力があります。
短パンの兄さん、買い物籠のおばさん、孫と楽しげに散歩する老夫婦、など現地生活との密着度は両者とも違い無しです。
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Old Delft Alfinar 38mmF3.5 | trackback(0) | comment(0) | 2008/06/14 Sat

開平走法~⑫工作

R-D1/Voigtlandernultron 50mmF2(Prominent)

深圳に戻るバスは2時間半の道のりです。
そろそろ帰り支度を始めねばなりません。
雨足がたいへん強くなりましたが、この騎楼なら大丈夫。
最後にここを歩くことにしたのでした。

1階部分は、もともと商店だったところが多かったはずですが、ほとんどが門を閉ざしています。
もっぱら工場や倉庫などに転用されているようです。
2階以上はもちろん住居です。
建築当初の姿ではありませんが、100年前の騎楼が現役でがんばっている様子が体感できました。

大雨のフィルター越しでディテールが曖昧になったのが、騎楼の雰囲気を強調しています。
ウルトロンもハイライトにわずかの滲みを出して、演出に一役かっているようです。
軒先では、絵画的に描写された村人がジーンズを縫っています。
そういえば、最初に訪れた三門里では傘が作られていました
家にある中国製の傘やズボンは、こんな古鎮からやって来たものなのかもしれません。
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Voigtlander Ultron 50mmF2 | trackback(0) | comment(6) | 2008/06/13 Fri

開平走法~⑪后街

R-D1/Voigtlandernultron 50mmF2(Prominent)

前夜ご紹介した迫力いっぱいの騎楼ですが、もう1本ウラの通りにも同様のものが並んでいます。
前夜の騎楼が美しく整然としているのに、ウラ通りのそれは完全に市民生活の場と化していました。
昨年世界遺産に登録されるまでにユネスコのお偉いさんが来て、あれこれ見て廻ったことと思いますが、まさかそのウラにこんな光景が広がっていたなんて何とも痛快です。
わたしは、観光客に見せるために力技できれいにしてしまうよりも、ありのままに生活感漂う世界の方が楽しいので、アーケードが仕事場化している雰囲気と柱のへたれ方は気に入りました。
しかし、高齢者が苦しい生活をしているようにも見え、やれ世界遺産だ、団体観光客光臨だと言っても、市井のひとにはなんら恩恵ももたらさないのだなと、複雑な思いも感じないわけにはいきません。
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Voigtlander Ultron 50mmF2 | trackback(0) | comment(6) | 2008/06/12 Thu

開平走法~⑩騎楼

R-D1/Voigtlandernultron 50mmF2(Prominent)

最後、赤坎鎮によって帰途に就くことになりましたが、ここが今回の訪問地ではいちばん良かったかもしれません。
19世紀末になる騎楼が、現役で使われています。
騎楼とは、階下がアーケードのようになった建築様式で夏の暑さを和らげ、雨も凌いでくれます。

ただ、雨脚が激しくなってきました。
傘を片手の撮影を余儀なくされます。
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Voigtlander Ultron 50mmF2 | trackback(0) | comment(10) | 2008/06/11 Wed

開平走法~⑨看出

R-D1/Voigtlandernultron 50mmF2(Prominent)

東南アジアでよく見る植物ですが、ここ開平でも見つけました。
可愛らしい花ではなく、葉の方です。
触れるときゅっと左右から閉じるんです。

この植物、何と言うのでしょう。
日本にも存在するのでしょうか。
植物検疫の面倒がなければ、持って帰りたかった…。
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Voigtlander Ultron 50mmF2 | trackback(0) | comment(6) | 2008/06/10 Tue

開平走法~⑧模糊

R-D1/Old Delft Alfinar 38mm F3.5

大雨の影響かレンズが一時的に曇ったのか、数枚がソフトな写真になってしまいました。
失敗ということですが、19世紀のブラスレンズで撮ったような雰囲気があって、たまにはこういうのも好いと思ってしまいます(あくまでたまにはです)。

このあたりは林に囲まれていて、柔らかな鳥のさえずりから、各種カエルの鳴き声や、金属的なキンキンという音を発する虫(?)の音まで、何か落ち着かないというか、心の動揺を煽るような雰囲気でした。
気温はさほどでもありませんでしたが、湿度の高さがねっとりとまつわりつくような重たい空気です。
この写真を見てそんなことを思い出しました。
このあたり、けっして住みよい土地ではないのです。
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Old Delft Alfinar 38mmF3.5 | trackback(0) | comment(2) | 2008/06/09 Mon

開平走法~⑦囲屋

R-D1/Old Delft Alfinar 38mm F3.5

古鎮巡りをするといつも思うのが、屋根の連なりを見えないかということです。
高い民家に頼んで屋上に登らしてもらったり、裏山をせっせと上がっていったり、ズボンを破りつつも塀によじ登ってみたり、毎度努力はかかせません。
今回は、調楼からやすやすと屋根の連なりを鳥瞰できて大満足です。

いかにも、林を切り開いて集落を形成した感じが南国的で好いですね。
華南地域には、囲屋という壁で囲った中に多くの住居を建てるスタイルをよく見ますが、ここでは自然の囲屋になっているのが魅力的です。

より高い所へ行け、が古鎮での行動の基本です。
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Old Delft Alfinar 38mmF3.5 | trackback(0) | comment(4) | 2008/06/08 Sun

開平走法~⑥麻雀

R-D1/Old Delft Alfinar 38mm F3.5

開平は、2007年6月に広東省で最初の(そして最後の?)世界文化遺産に登録されました。
香港から西北西に約300キロ離れた田舎町で、恐らく日本ではほとんど知られていないと思います。
それでも中国で外国人が訪れる価値のある50の地方のひとつにも選ばれています。
これは香港から比較的近いという外国からのアクセスの良さの影響もありそうです。

わたしはシンセンから高速バスに乗り約3時間で開平のバスターミナルに到着、通常なら路線バスに乗り換えるところですが、雨のためタクシーと交渉し、1時間50元で貸しきりました。
6時間利用して300元は、日本円で4500円。
少し高いかなと思いましたが、雨だと交渉上不利ですし、結果的に運転手は"使えるヤツ"だったので、あんまり高い安いと考えないことにしました。

有名なポイントは熟知していますし、6時間あるとこことあそこは見れるが、あっちまで見る時間がないなどアドバイスは適切でしたし、路上見られる古い建造物などはその都度停車して、写真を撮るよう促してくれます。
ただ、そのすべてに従っていたら、とても時間が足りません。
それほど古い建物があちらこちらに点在しています。
また、わたしが調楼などを見ている間の1時間以上、運転手は駐車場でずっと待っていますが、この時にバイクタクシーにでも乗って逃げてしまうことだって可能です。
そう彼はわたしがそうしないだろうと信用していますし、わたしも彼のアドバイスに全面的に従って行動するという、中国ではまったく珍しい相互信頼のオペレーションが成立していたのでした。

しかし、後々考えるとただ1度だけその信頼が崩れる場面があったのです。
それはいっしょに食べた昼食時のことです。
注文を決める際に、店の主人が小さな鳥の料理がここの名物だと薦めてきたのです。
もしやスズメではと思い断りましたが、運転手もこれが滅茶苦茶旨いからぜひとも食べるべきと背中を押してきます。
すでに信頼関係が出来上がっていた後のことですから、そんなに言うならと注文してみました。
果たして小さな鳥とはスズメの姿焼きで、正直うへーっという感じですが、ふたりに薦められて食べない訳にはいきません。
骨をばりばり砕くようにひとつふたつと平らげていきましたが、けっして不味いというほどではないものの、かと言ってすごく美味という料理ではありません。
全部食べるのは辛かったので、運転手に食べるよう差し出すと、なんとわたしは要らない、と強く拒否したのでした。

運転手の拒否した理由は定かではありません。
ですが、この夜、わたしは腹痛と下痢に苦しむことになります。
もちろん、スズメと腹痛との因果関係は立証のしようもありませんが、下痢は1週間経った今でも続いていることを告白しなくてはならないでしょう。
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Old Delft Alfinar 38mmF3.5 | trackback(0) | comment(0) | 2008/06/07 Sat

開平走法~⑤艦橋

R-D1/Voigtlandernultron 50mmF2(Prominent)

開平一帯には調(本当は石ヘンです)楼と呼ばれる不思議な建築が多くあります。
写真のような比較的のっぺりとした縦長の建物の東部が戦艦の艦橋のような形態になった建築物が調楼です。
実は、わたしはこの建物のおどろおどろしさがきらいで、いかにも広東のいなかの農村には似つかわしくないものに思えて、それが今まで開平を避けてきた理由だったのでした。

しかし、今回調べてみると、見た目そのままの盗賊の監視という目的はもちろんあるものの、度重なる洪水の被害を最小限に止める必然性や、この地に多く出現した華僑が定住先のアメリカ、カナダ、メキシコの建築の様式を取り入れて洋中折衷になったことなど、地域の特性に根ざして発展した建築様式であることが分かり、先入観で忌避してきたことを反省しなくてはなりませんでした。
ただ、それでも決して美しいとは言えない外観には、竜頭蛇尾というか、いかにも途中で建築費が底をついて、建物部分の意匠が疎かになったという印象をぬぐえません。

馬降龍という村に移動してきました。
龍を降りる馬とは、なかなか味わいある名前です。
前述の調楼が7つと西洋式のビラが8つ、緑の中に点在する人気ある古鎮です。
入村料をとられますが、大雨の中でも、大型観光バスから自家用車、バイクタクシーまであらゆる乗り物がこの村の駐車場で目にできます。
古鎮ファンがこんなにいたとは…。驚きでした。
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Old Delft Alfinar 38mmF3.5 | trackback(0) | comment(2) | 2008/06/06 Fri

開平走法~④休息

R-D1/Angenieux90mmF2.5

ここは、立園内の小吃屋です。
古民家をそのまま利用しているのが、気に入りました。
開平ならではの特産品もあって、名称を失念しましたが、草もちのようなものが甘さ控えめの和菓子のようで美味しかったです(中国のこの手のものは甘すぎることが多い)。
中国の地方には、必ずこういう現地の食べ物があって、日本人からでは一期一会に近い出会いが旅する楽しみのひとつでもあります。

土曜日だったからでしょう、子供もエプロン姿で熱心に仕事を手伝っています。
アジア全体でよく見られる光景ですが、例の一人っ子政策で子は宝扱いの中国では、案外珍しいです。
昔の日本もそうだったんでしょうけど、これがアジア本来の姿なんですよね。
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Angenieux TypeY1 90mmF2.5 | trackback(0) | comment(0) | 2008/06/05 Thu

開平走法~③蘭画

R-D1/Old Delft Alfinar 38mm F3.5

いまひとつと評した立園ですが、豪華すぎない趣味の良さがところどころに光る内装や家具、調度品を見て歩くのはなかなか楽しいものでした。
バスルームも、よく見れば床や壁は他の部屋と同様で、もともと外で水浴びしていたのが、湯沸し装置のようなものの発明で、階上でも入浴ができるようになったのかなと想像が膨らみます。

ところで、オールドデルフト・アルフィナーですが、こういうシチュエーションで力を発揮するレンズと評価しています。
こういうものをリアリティーいっぱいに撮ってもしようがないですし、といってやはりモノ単体としての質感や光の捉え方、空気感は表現して欲しいです。
そんな要望を満たしてくれると同時に、願わくば、フェルメール風にというわがままにも、答えてもらえるような気がするのです。
光と影の室内で、時間は澱みなく流れているのに、動きがぴたりと止まっている、何か他と違う表現をするレンズなのではないかとエコ贔屓してしまいます。
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Old Delft Alfinar 38mmF3.5 | trackback(0) | comment(2) | 2008/06/04 Wed

開平走法~②立園

R-D1/Old Delft Alfinar 38mm F3.5

立園に移動しました。
アメリカ華僑が、故郷に錦を飾るべく別荘群と花園を造成した施設です。
開平にはたくさんの古鎮がありますが、ここは唯一と言ってもいい、人の住んでいないいわば公園です。
中国らしい庭園とは違いますし、生活感いっぱいの古鎮でもなく、いかにも中途半端な存在としてわたしにはあまり感動のない施設でした。
博物館の一種という位置づけでしょうか。
入場料が1000円近くと高いのもネックです。

宮崎さんにマウント改造してもらったオールドデルフト・アルフィナーの再デビューという感じですが、左上部の流れが目立ちます。
イメージサークルの小さなレンズではないはずですので、偏心とか何らかのダメージが心配になります。
開放ですが、発色やくっきりしたシャープさの印象に残る好いレンズだけに、非常に気になってきます。
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Old Delft Alfinar 38mmF3.5 | trackback(0) | comment(10) | 2008/06/03 Tue

開平走法~①導遊

R-D1/Voigtlandernultron 50mmF2(Prominent)

今月、また中国南部に行くことになり、またまた休みを利用して古鎮を訪ねてきました。
しかし、今回はかなり本格的です。
世界文化遺産に先ごろ登録された広東省開平。
噂にたがわぬすごいところでした。

世界遺産ということで、興味津々の王老師を携え乗り込みましたが、やはり退屈だったようでかなり不機嫌です。
大雨の追い打ちもあって、最初の訪問地、三門里に着くや帰りたがります。
通訳面やタクシーとの交渉では大いに活躍してくれましたが、不満も多く、やはりひとりで来るべきだったか…。
ただ、ハイライトが滲むウルトロンでは、何気なくシャッターを切った1枚でも、雰囲気を出すことに貢献してくれています。
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Voigtlander Ultron 50mmF2 | trackback(0) | comment(4) | 2008/06/02 Mon
| home |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。