王之紋

R-D1/Summicron 35mm F2 1st

野島のおもしろい言い伝えをご紹介するのを忘れていました。
野島は「百軒島」の異名を持ち、島内の戸数が百軒を超えると必ず災いを招くという言い伝えです。
これは、島民のほとんどが内湾漁業者だったため、漁民が増えれば、それだけ漁獲資源が不足するので、戸数を制限するための方便だったのでしょう。
今回、野島をぶらりと一周してみると確かに周辺の海の広さは百軒分の家族を養うのにちょうど良さそうという実感があります。
ある意味、共同体意識を高めるために、われわれ百軒はよそ者を受け入れる余裕はないと言い放っていたのではと想像できるのです。
当時の人口密度を鑑みれば、その規模で狭すぎず寂しすぎずで、快適な生活ができていたのでしょう。
もちろん現在は、当時の何倍もの世帯がひしめき合っています。

そんな野島の真ん中に位置する染王子ですが、この家紋のような印に王の文字が力強く印象的です。
ここは、寺子屋で学んだ筆子と呼ばれる学童たちが恩師である住職のために建てた供養塔である筆子塚で知られているそうです。
もともと寺子屋とは、お寺で学んだことに因んでいて、ここではもちろん学業(つまりレンズに関するすべて)の成就を祈願してまいりました。

野島のシリーズ最後は35mmズミクロンのF4です。
いわゆる8枚玉ですが、近距離から端正なびしっとした描写が、このお寺さんに似つかわしいです。
という訳で、今回は3種類の焦点距離のズミクロンをF4で使い分けてみました。
時間が無くて、枚数を撮れずじまいになりましたが、やはりこの3本、共通点が多いシリーズで、1950年代後半当時のライツのレンズ設計陣が、目指したものが何となく分かるような気になります。
強風の中でも、暖かさがあってコートを脱ぎ捨てて、楽しく散歩することができました。

明日から数日、所要でお休みいただきます。
皆さんも、好い週末をお過ごしください。
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thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Leitz Summicron 35mmF2 1st | trackback(0) | comment(0) | 2008/02/29 Fri

無形文化財

R-D1/Summicron 50mmF2 DR

野島には歴史的な史跡が少し残っていて、野島公園全体に散在する貝塚はそのひとつですし、伊藤博文の別荘だった邸もまたそのひとつです。
訪れてみると、その邸は跡形もなくなっていました。
後日調べれば、創建時の5棟のうち3棟が朽ちるままに残っていましたが、平成21年3月の完全復元に向けて調査解体がなされた後だったとのことです。
来年の復元完成が楽しみですが、ちょうど横浜開港150年、博文没後100年の記念の年だそうで、寄棟茅葺屋根の大邸宅がどんな姿を表すか、期待して見守りたいです。
跡地には灯籠が目に付きましたが、中央のきのこのような形をした構造物の方がなんだか気にかかります。

今日もDRズミクロンのF4の写りです。
かなり分かりにくいですが、前ボケは悪くないようですし、3日前のズミクロン90mmと同じ八景島のジェットコースターが力強いボケの中に浮かんでいます。
このレンズは、半世紀も前のライツのレンズの中では、ハイコントラストかつシャープが売りだと思っていましたが、シャープネスはそのとおりですが、コントラストはそれほど高いとは言えないということが感じられてきます。
むしろ他のライカレンズ同様階調の豊かさが特徴と思えます。
でなければ、当時の写真家がこのレンズで残してきたB&Wの作品群の調子の説明がつかなくなるのでしょう。
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Leitz Summicron 50mmF2 DR | trackback(0) | comment(0) | 2008/02/28 Thu

在神社考慮一下

R-D1/Summicron 50mmF2 DR

知らない土地の小さな散歩に出るとかならず神社に出くわします。
ここは野島神社。
展望台を持つ小山の岩肌にぴたっと寄り添う姿は、この地の平穏を見守ってきたかのようです。
強風のあおりでところどころ乱れていましたが、おりしもご近所の方でしょう、駆けつけた女性がそれらをひとつひとつ直していました。
地元を守ってくれている神さまを、こういうときは私たちが助けなくっちゃ。
てきぱきと動く女性の背中がそう語っているようで、しばし温かい気持ちになります。

今回はデュアル・レンジ・ズミクロンのF4描写です。
対象をびしっと止めてしまうような緊張感と質感の描写が、さすがズミクロンに思えます。
しかしボケがうるさく見える。
確かにうるさいことはうるさいですが、光があたってハイライトになっているところが二線傾向ともあいまって目立っているのであって、例えば手前の石灯籠や屋根の内側はむしろ慎ましくさえ見えます。
背景さえよく考えれば、自然なボケに抑えることができるということが分かります。
ただ、1枚の中にうるさいとおとなしいの2種類のボケが同居すること自体はおもしろいとも言えるわけで、だったら気にせずばんばん撮ってしまえという結論に至っています。
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Leitz Summicron 50mmF2 DR | trackback(0) | comment(0) | 2008/02/27 Wed

陸地的孤島

R-D1/Summicron 90mm F2

八景島の向い側から南へ歩いていくとバーベキュー場が現れ、堤防から先が水路を挟んで工場地帯になります。
ここがもう野島水路で、四角い野島は、八景島側を除く3辺が水路に囲まれ、それを2本の橋が繋いでいるということになります。
島を埋め立てたにも関らず、完全に陸地化せずに大きな島に変貌させているというところが不思議な感覚です。
陸の孤島ならぬ、陸であって孤島でもある、という感じでしょうか。

水路側でも、アサリ捕りの人をちらほら見にします。
この日は春一番が吹き荒れましたので、南に面したこの一帯は作業もかなり辛かったのではないかと思われますが、完全防備の女性がたんたんと海をさらっていく姿が印象的でした。

昨日に続いて、ズミクロン90mmF2をF4で使っています。
昨日と同工異曲が恥ずかしいですが、昨日のボケがあまりきれいでなくこのレンズの弱点が出ていたのに対し、逆光のこちらではボケがおとなしく抑えられて感じられ逆光への強さが引き立つ結果になっています。
より個性的なズマレックス85mmF1.5があればこのレンズは不要かもしれませんが、性格はまったく違うようですので比較すると面白そうです。
訓練次第では、どちらもスナップレンズとして活躍してくれるかもしれません。

ちなみにこのズミクロンにはフードが内蔵されているのですが、そんなことはすっかり忘れていてノーフードで逆光がどうこう述べてしまうのが、いかにも私らしいオチなのでした。
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Leitz Summicron 90mmF2 | trackback(0) | comment(2) | 2008/02/26 Tue

春天来了

R-D1/Summicron 90mm F2

春一番が吹き荒れた先週の土曜日、また金沢区方面に行かねばならず、その足で野島公園をぐるっと一周して来ました。
以前、釣りで何回か付近の船宿にお世話になりましたが、今回初めて、野島の中を歩いてみることにしたものです。

野島は、名前どおりかつて海に囲まれた島だったのが、埋め立てによって金沢八景とほとんど地続きになったようです。
ほとんどというのは、野島へ行くのは2つある橋のいずれかを渡らなければならないからで、地図を見ると、どうも"野島水路"という川のような水路で区切られています。
その一方の野島橋が工事中だったため車では分かりにくかったですが、公営駐車場に停めて
歩き始めます。
海に出て驚いたのが、何人もの人がウェーディングして何か作業していたことです。
イージス艦事故があったばかりですので、不幸を連想してしまいましたが、何のことはない皆さんアサリ捕りしているところでした。
じっと見ていてもあまり捕れているようには見えませんでしたが、上がってきた親父さんは網袋いっぱいにアサリをじゃらじゃらさせていましたので、寒い中での苦労はじゅうぶん報われていたようです。
一方で、向いの八景島のジェットコースターですが、春一番の強風のためでしょう、動いていないように思われました。

アサリ捕りと動かないコースター、この2つから感じる春。
そういっては、少し無理があり過ぎるでしょうか。
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Leitz Summicron 90mmF2 | trackback(0) | comment(2) | 2008/02/25 Mon

美国精造最好的

R-D1/Kodak Ektar 50mm F1.9

最後は、エクターを絞った写真で終わります。
称名寺の赤門の真ん前にある薬王寺ですが、強い日差しを受けたエクターには厳しい条件です。
しかし、仕上がり(デジタルではこの表現はダメですね)を見るとF4のエクターは、コントラストの強さを目にやさしいレベルにまで落としてくれているように表現しています。
地面や左側の瓦屋根は白く飛びかけていますが、ぎりぎり残っているという踏ん張りの力強さも感じます。
そんな中でも暗部はつぶれずに、人物にいたっては浮き立たせるような描写は、エクターの最も得意とするところなのでしょう。
相変わらず線が細く、明瞭なヌケの良さです。

やはり、少し絞って、この写りを楽しむべきレンズなのでしょう。
でも、開放での不思議な描写と比較して楽しむのもアリと思います。
写真事業から撤退を宣言して久しいコダックですが、それを非難するよりも、レンズ分野でハッセルブラッドのレンズ群と合わせて後世に残る名品を残してくれたことに感謝しなくてはいけません。
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Kodak Ektar 50mmF1.9 | trackback(0) | comment(2) | 2008/02/24 Sun

団団転

R-D1/Kodak Ektar 50mm F1.9

エクター50mmF1.9の開放、最短1メートルの作例です。
何枚も開放で撮りましたが、同心円状のボケが出たのはこれが唯一でした。
澄んだ発色で鮮明な描写をするエクターですが、まるでコインの裏表のように、激情的なボケを見せることに驚かされます。
被写界深度も浅いような気がします。
エクトラは、軍需用途も含めて当時のアメリカでの最高性能が求められたはずで、実際、カメラボディは機能の塊のような複雑さですが、レンズがこんな趣味性の強いもので良かったのか、実に不思議でなりません。
アメリカン・ブラック・ジョークのようです。
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Kodak Ektar 50mmF1.9 | trackback(1) | comment(0) | 2008/02/23 Sat

不開門

R-D1/Kodak Ektar 50mm F1.9

釈迦堂と金堂のまわりをゆっくりと歩きます。
美しく組まれた木に強く惹かれますが、あまりに整然とした佇まいと何色と表現してよいか分からない暗い塗装のせいでしょうか、親近感が湧いてきません。
むしろ排他的というか、信仰せざるもの立ち入るべからず的な閉鎖性すら感じて、屋根組みを見ながら立ち尽くします。
この写真でも、扉がびしゃりと閉まっている感じが、閉鎖性を再度思い起こさせます。
宗教建築は、洋の東西を問わず生理的な好き嫌いを感じさせるものが多いですが、どうもわたしは称名寺に違和感を感じてしまったようです。
第一印象は、たいへん美しく思ったのですが。

これもSpeed Panchro 35mmF2の開放です。
木の質感はよく捕らえているように思いますが、特に真向かいの金堂のわずかなボケ具合は美しく気に入っています。
屋根も少し滲んでいます。
ただ、わたしがその場で感じた、排他的な雰囲気は感じられますでしょうか。少し自信がありません。
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
CyujohimeKogaku McGillar 35mmF2.3 | trackback(0) | comment(2) | 2008/02/22 Fri

庭園散歩

R-D1/Kodak Ektar 50mm F1.9

池越しに称名寺を望みます。
左から、金堂、鐘楼、釈迦堂です。
金堂は1681年に、茅葺きの釈迦堂も1862年に建立されています。
もっとも称名寺は、鎌倉時代の創建で、弥勒堂、護摩堂、三重塔などが建てられていたといいますので、当時の栄華に比べれば少し寂しいくらいなのでしょう。
池を縦断するふたつの橋は修繕中でした。
桜のシーズンには歩いて渡れるようになっているのでしょう。

エクトラ用のエクター、宮崎光学の改造によるレンズです。
前ボケが汚いですが、開放から割りとシャープで、鮮明な発色をするレンズと言えます。
エクトラは2000台程度が製造されただけの希少カメラなので、それを改造している以上、もっともっと使って性能を引き出してあげないといけません。
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Kodak Ektar 50mmF1.9 | trackback(0) | comment(0) | 2008/02/21 Thu

茅草苫的屋頂

R-D1/Cooke Speed Panchro 35mm F2

称名寺の参道左側に光明院という子院があります。
こちらの門も茅葺きでたいへん美しいものです。
入口の立派な赤門をくぐると、右側には大宝院という子院があり、参道周りにはお食事処にみやげ屋や何故かバーまで。
参道の石畳も、横浜の市電が使っていたものを譲り受けたというエピソードがあるそうですし、桜並木が整然として、まるで江戸時代の街並みのようです。

門前のお地蔵さんとのショットも良かったのですが、ここは背景が豪快に流れた1枚を採ることにします。
ここでも開放のためフレアが激しいですが、F4くらいで撮っておけばよかったかなと後悔しています。
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Cooke Speed Panchro 35mmF2 | trackback(0) | comment(5) | 2008/02/20 Wed

白天也開放

R-D1/Cooke Speed Panchro 35mm F2

先月に続いて横浜の富岡に用事があり、週末、散歩を兼ねて出掛けてきました。
今回は、かなり無理をして京急の金沢文庫から杉田まで歩くことにしました。
時間の読みが甘くて、最初の称名寺以外は廻ることができませんでした。とほほ…。

その称名寺が、なかなか好かったです。
敷地が広く半日くらいゆっくりできそうなところでした。
歴史的建築物も愉しめます。

まずは山門です。
先週の竜福寺の山門と比較すると、規模が同じくらいでながら竜福寺の下半分がなるほど片瀬江ノ島駅にもある龍宮城のデザインに見えます。
その部分に称名寺では二体の仁王が待ち構えていますが、これは関東一の大きさだそうで、この位置からは上半身のみ見えていて、恐ろしい顔を拝むことはできません。
右端の男性はボランティアのガイドさんで、山門だけでかなり熱心に解説されていました。
土日だけガイドされるそうで、時間に余裕があれば、ぜひともじっくり話を聞きながら廻ることをお勧めしたいです。

はっと思い出したかのように持ってきたCooke Speed Panchro 35mmF2の開放描写です。
ノンコートのためでしょう全体にフレアが出て、眠たい表現になってしまいます。
コントラストが強い中ではシャドーの描写も今ひとつで、他でも実力発揮できていない写真連発でした。
四隅の光量落ちはシネ用転用のため致し方ないところです。
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Cooke Speed Panchro 35mmF2 | trackback(0) | comment(0) | 2008/02/19 Tue

我愛農村

R-D1/Yashinon 50mmF1.8

八菅神社近く、ひっそりと佇む農家の写真で、ヤシノンのシリーズを終わりにしたいと思います。
今までは開放ばかりでしたので、F4に絞った作例です。
解像度が高いことは何度か述べましたが、やはり絞ればカリカリにならないクラシックレンズ様のシャープさが見られます。
暗部の描写が優れているようですし、発色は問題なく、コントラストも中庸、あるいは設計者が目指したとおりのレンズなのかなと感じます。

開放・近距離の例ばかりでしたので、最後はこんなのを出しても許されるでしょうか。
本当は、バレンタイン前に愛甲郡愛川町へ行くということで、何か"愛"をテーマにできないかと夢想していたのですが、そうは問屋が卸してくれませんでした。
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Yashica Yashinon 5cmF1.8 | trackback(0) | comment(5) | 2008/02/18 Mon

想不起来了

R-D1/Yashinon 50mmF1.8

八菅神社の傍らにあった構造物…。
説明板があったのですが、名称を失念してしまいました。
神社にて写経した書が多く保管された書庫のような施設だったと記憶しています。
修行者の苦労をたたえて後光が射したかのように輝いていたのが印象的で写真に収めましたが、肝心の何のための施設かを忘れているようではお粗末に過ぎます。

錆び付いた金属の質感をうまく捕らえているというよりは、光の影響か軽々しく見せてしまっているのが失敗でした。
ボケは、ここではいい感じです。
うるさくなったり、整然としたり、なかなか気まぐれなレンズのようです。
趣味で使用するには、十分以上に楽しめるヤシノンです。
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Yashica Yashinon 5cmF1.8 | trackback(0) | comment(6) | 2008/02/17 Sun

陡梯

R-D1/Yashinon 50mmF1.8

中津川に沿った"下谷街道"を下流に向って進むと、立派な橋が見えてきます。
この橋を渡りきって左に曲がれば厚木市外に向いますが、そのまま真っ直ぐ進むと大鳥居をくぐりそのまま上り坂が八菅神社へ繋がっていきます。
八菅橋が神社へと導いているがごとくです。
梵鐘と宝物館をやり過ごすと、上り口の案内が見えてきました。
男坂と女坂。
迷わず男坂の石段へと踏み出すと、地獄を見ることになります。
なんという傾斜でしょう。

息を切らせて、ようやく辿り着いた瞬間の喜びが、開放ヤシノンから見事に表現されているように思います。
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Yashica Yashinon 5cmF1.8 | trackback(0) | comment(2) | 2008/02/16 Sat

蝋梅和橘子

R-D1/Yashinon 50mmF1.8

古民家山十邸から竜福寺へと歩き、さらに近藤坂という急坂を降りていきます。
坂のひとつひとつに名前がついてるのにも風情を感じますが、折り切った通りには水路と農家が整然と並んでいるのが味わい深く、「下谷の街道」として「かながわまちなみ100選」に選定されているそうです。

そのまちなみの一角で、農家ではなく蝋梅を撮影しました。
開放のため露出オーバーですが、かえってそれが真冬の冷たい空気を感じさせてくれるものになっているようです。
しかし、ここではボケの汚さが目立ってしまいました。
白く見える電柱が曲がってしまっているのも、気になります。
しかし、ここでもピントの合っている部分は、線の細い繊細で弱々しい描写になっているのに好感が持てます。
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Yashica Yashinon 5cmF1.8 | trackback(1) | comment(2) | 2008/02/15 Fri

仰望山門

R-D1/Yashinon 50mmF1.8

古民家から徒歩数分、地域の名刹ともいうべき竜福寺が威容を見せます。
実は、山十邸の管理をしていた女性から、ここまでいらしたのならぜひと薦めてもらったので足を運んでみました。
見上げるようなこの山門の迫力はどうでしょう。
解説によれば、1778年建立で総檜造り、竜宮城を思わせるがこうした山門は全国でも稀である、となかなかユニークな説明文です。

しかし残念、この時は法事が行われていて、この門をくぐることは遠慮しました。
実は、門の右横に礼服の男性が立っていてカメラに怒っていたようで、この前のショットには不動明王のような形相でこちらを睨みつけるその男性が写っていて、恐ろしくなってしまいました。
いやだったら除けてくれればいいのに、しょうがないので、こちらが石垣で男性を隠してもう一枚撮影です。

山門が巨大すぎて50mmでは収まりきりません。
それでF4に絞ったコムラーを持ち出しますが、これがキリッと細い線のしまった、それでいて柔らかさも少々残した、とても好ましい描写です。
半逆光もものともせず、暗部の木組みを細かく再現しています。
今回、このシーンのみにしかコムラーを使わなかったのを今更ながらに後悔しています。
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
SankyoKoki W-Komura 35mmF2.8 | trackback(0) | comment(0) | 2008/02/14 Thu

薄焦点

R-D1/Yashinon 50mmF1.8

古民家山十邸を後にします。
母屋も、米倉も、車井戸も、庭園も、薬医門も、梅の樹も、美しいモノはみんな紹介せずで申し訳ありません。
最後は、後の手になると思われる石垣と板塀の写真です。
開放、最短よりやや後方の塀がいちばん明るく見えるところにピントを合わせています。
傾向としては二線ボケかもしれませんが、前後ともボケは悪くないということが分かります。
特に前ボケの素直さは印象に残ります。
解像はやはり高く、石と塀の間の土がリアルに見えます。

Yashinon 50mmF1.8は、1959年に製造開始されたYashica YFというレンジファインダーカメラの標準レンズで、カメラ自体はYashicaとNiccaがダブルネームになったライカM3コピー機といえば、ああ、あれかとご理解いただける方も多いのではと思います。
カメラの正確な製造数は不明ですが、7000から10000台程ではと推定されており、このレンズもだいたい同数が世に出ていると考えられます。
決して珍しいレンズとは言えませんが、評価はあまり聞きませんし、ましてや愛用している方というのも聞いたことがありません。
ちなみにライカのレンズでは、ヘクトール7.3cmが7225本製造、ヘクトール2.8cmが9694本製造ですので、このあたりでレア度を推し量ってみてください。
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Yashica Yashinon 5cmF1.8 | trackback(0) | comment(10) | 2008/02/13 Wed

慢慢生活

R-D1/Yashinon 50mmF1.8

古民家山十邸の広い居間にあぐらをかいて、ふぅーっとひとつ大きく息をつきます。
明治の空気を大きく吸い込んだような気分になります。
それを合図に、その当時の時間軸の中に迷い込んだようです。

畳から体に伝わってくる冷たい感触、障子を通して広がる柔らかな外の光、庭の梅の木の枝枝を戯れるメジロのさえずり、割ぽう着の奥さんがはたきをかけている姿の幻影…。
夢と現実が行ったり来たりの中で、考えるとはなしに、感じたり夢想したりします。
日常から解放されたひとりきりの、のんびりとした時間を味わわせてもらえました。

何気なく撮った囲炉裏の写真にどこからともなく現れたゴーストが写りこんでいました。
外の強い光のいたずらでしょうか。
このレンズの弱点のひとつは光の影響を受けやすいことで、何枚かにゴーストが発生していました。
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Yashica Yashinon 5cmF1.8 | trackback(0) | comment(6) | 2008/02/12 Tue

上午的空気

R-D1/Yashinon 50mmF1.8

ドールマイヤーに続いて、新しくレンズがやって来ました。
ヤシカ・ヤシノン50mmF1.8、ライカマウントです。
厚木に用事があったので、R-D1をバッグに突っ込んで、足を延ばして愛川町中津まで出掛けてみました。

まずは、"古民家山十邸"と呼ばれる一般公開されている豪農の邸です。
明治初期の建築で、宮大工の棟梁の手になるそうです。
なるほど、天井に上がってみると、屋根のごつい梁がつぶさに観察できて、その作りこみの剛健さは豪農が名人に建てさせた建物だと納得させるものがあります。
積雪の次の日の朝で、少し肌寒い中でしたが、戸や窓を全部開け放って冷たい空気を取り入れているのが、当時の緊張した空気を感じさせて好いと思いました。

午前の光が入って来ますので、柱や家具から伸びる長い影も好い感じです。
そんな空気を開放で写し取りたかったのですが、軸を大きく左右にぶらしたようなボケが意表をついています。
後のコンタックスのイメージからよりコントラスト重視のレンズをイメージしていましたが、階調が十分に豊かですし、何より解像度の高いレンズと分かりました。
評判の悪いレンズでしたが、意外に実力はあるように思われます。
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Yashica Yashinon 5cmF1.8 | trackback(0) | comment(6) | 2008/02/11 Mon

河上老房子

R-D1/Dallmeyer Anastigmat 50mmF1.5

しつこく、もう1枚だけ熱海でのDallmeyer Anastigmat 50mmF1.5をとりあげます。
帰り際、来宮駅近くの糸川の橋の上から見た古い民家。
ほとんど光を失った時間帯で色再現は怪しいですが、ディテールを細い線でよく表現しているように思います。
ハイライトの滲みと合わせて、夢物語のような世界です。
絞りやモチーフで性格を大きく変えるレンズだという認識はありましたが、初使用の熱海でそんな愉しさを味わうことができました。
キノプラズマートに匹敵するレンズのように思いましたが、どんなものでしょう。
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Dallmeyer Anastigmat 2inchF1.5 | trackback(0) | comment(10) | 2008/02/10 Sun

再見

R-D1/Hugo Meyer Plasmat 7.5cmF1.5

せっかくすばらしい梅園に来たので、梅の写真も撮ってあげなくてはいけません。
このためもあって持参したPlasmat 7.5cmF1.5でしたが、ピントがまったく合わせられません。
30枚撮影して合焦したものは1枚として無し。

そして、このレンズは訳あって手許を離れることになっていました。
最後の1枚として、手放す理由の証拠として、記念碑的に残しておくことにします。
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Meyer Plasmat 7.5cmF1.5 | trackback(0) | comment(2) | 2008/02/09 Sat

他主人的声音

R-D1/Dallmeyer Anastigmat 50mmF1.5

中山晋平記念館でちょこんと佇んでいたニッパーを見つけました。
このニッパーの話はたいへん有名ですが、紹介しましょう。

英国の画家フランシス・バラウドは、兄マークの死後、彼の愛犬ニッパーを引き取ります。
たまたま吹き込まれていた兄の声を蓄音器で流したところ、ニッパーは蓄音器の前で首を傾げながら懐かしそうな表情で聴き入っていました。
ニッパーのそんな姿に心を打たれたフランシスは、一心に筆をとり悲哀に満ちた絵を完成させます。
それからしばらくして、円盤式蓄音器の発明者ベルリナーはその逸話とニッパーの姿に感動して、この絵を彼の蓄音器の登録商標とし、それはHMV社のマークとして引き継がれて今も音楽ファンの間で愛され続けています。

亡くなった音楽家の部屋の片隅にあって、この置物ほどその音楽家のことを懐かしさをもって思い出させるものはないのではと思います。
愛用のピアノや蓄音器にも劣らない、不思議な力を持っているかに感じます。

今日は、Dallmeyer Anastigmat開放、最短距離の哀愁漂う描写です。
前後のボケがたいへん美しく、複数ある白がそれぞれ質感や特徴を持って最小限の滲みとともに表現されていると思います。
フレアっぽく見えますが、これはガラス越しのためで、写りこんだ他の写真はニッパーが記憶を頭の上で呼び起こしているような雰囲気を作り出しています。
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Dallmeyer Anastigmat 2inchF1.5 | trackback(0) | comment(2) | 2008/02/08 Fri

雨的作曲家

R-D1/Dallmeyer Anastigmat 50mmF1.5

最終目的地、熱海梅園にやってきました。
依然として雨は降り続き、凍えるというほどではありませんが、厳しい寒さの中を歩いての到着です。
市の施設として入場無料なのが嬉しいですが、入口で甘酒を配っていたのはありがたかったです。
熱い甘酒は、文字通り胃の腑に染み渡っていきます。
それともうひとつ、ここには足湯があって、かけ流しの熱い湯が散歩の疲れを軽減してくれます。
いずれも今時めずらしい無料で、誰でも享受できるのですから、心も少しは温かくなるというものです。

園内には、明治から昭和までまたにかける日本のポピュラー作曲家、中山晋平記念館もあります。
ピアノ、蓄音器、楽譜、レコード盤…、彼の足跡を辿るのに不足のない品々が並んでいますし、ビデオ放送で音楽と生涯を偲ぶことができます。
中山晋平といえば、数々の童謡が知られていますが、「てるてる坊主」「雨降りお月様」「あめあめふれふれ」など雨に因んだ名曲が多くあります。
だからというわけではありませんが、しばらくこの中で雨宿りさせていただきました。

Dallmeyer Anastigmatの開放の前ボケを示す例です。
床のつやがまたしても滲んでいますが、それは別として、前ボケも美しいものといえると思います。
普通なら削除されるべき1枚かもしれませんが、左側の硝子戸が好い感じなので、あえて採用です。
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Dallmeyer Anastigmat 2inchF1.5 | trackback(0) | comment(0) | 2008/02/07 Thu

悍馬

R-D1/Dallmeyer Anastigmat 50mmF1.5

熱海を歩いたこの日は2月3日ということで、来宮神社で節分祭が行われることになっていました。
4時半から豆まきということでしたが、さすがに雨なのでパスしましたが、準備は"粛々と(流行語?)"進んでいます。
豆の入った升を積み重ねていっていますが、いったいこの升がどれだけの高さまで準備されたのかは未確認です。

さて、いよいよDallmeyer Anastigmatの開放です。
あれっ、手ブレしてる、そう思いましたが、よく見ると違います。
中央の人物の顔にピントを合わせたはずが、レンジファインダーが前ピンのため左腕の方に合ってしまっています。
ピントをはずれた顔はブレているように見えて、よく見るとピンポケ+滲みで、そう見せているのでした。
「汐見」の文字の縁取りの白もかなり滲んでいます。
升なども同様。
一方で、ピントが合ってしまった男性の左肘はきれいに解像しています。
暗い所を安易にAE補正なしで少し露出オーバー気味なことが一因ですが、深度の浅い扱いにくいレンズとの印象が強まりました。
しかし、ここではボケがうるさくなっていないですね。
ますます分からなくなってきました。
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Dallmeyer Anastigmat 2inchF1.5 | trackback(0) | comment(2) | 2008/02/06 Wed

水音

R-D1/Dallmeyer Anastigmat 50mmF1.5

出てくるときは確かに大雪だったのですが、熱海に着いてみると大雨に変わっていました。
東京や横浜と比べていかに熱海が温暖かを知らされました。
と同時に、梅と雪の熱海、の楽しみも霧散してしまいました。

ここでは、Dallmeyer AnastigmatをF4に絞って最短距離で撮影しています。
一見すると、後ボケの美しさ、発色のはっきりした出方、質感描写の的確さ、全体を包む柔らかい感じ等に目が行きます。
しかしよく見れば、ボケはダブルガウス独特の二線というかリング状のそれが少し出ていますし、四隅もほんのわずかですが甘くなっています(35mmフルサイズならもっと甘くなるでしょう)。
そんな中で、緊張をともなった空気感もとらえているような気がするといったら、このレンズへの贔屓目ということになってしまうでしょうか。
樹木に囲われたこの一帯は雨風を遮断していたので、すべては筒の先からこぼれ出る水が落ちて水面に当たる一点に向って集中しているような錯覚をしてしまうのです。
やはり冷静ではいられないレンズです。
今回も、開放の作例でなく申し訳なく思います。
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Dallmeyer Anastigmat 2inchF1.5 | trackback(0) | comment(6) | 2008/02/05 Tue

熱海的徳国人

R-D1/Dallmeyer Anastigmat 50mmF1.5

ブルーノ・タウトと聞いて今世紀のドイツを代表する建築家と知っているとしたら、ヨーロッパ近代建築にかなり関心が高い方とということになるでしょう。
もう少し有名なルートヴィヒ・ミース・ファン・デル・ローエやヴァルター・グロピウスと同世代の人で、実際シュトゥットガルトのワイゼンホフジートルンク(1927)などは彼らの共同作業による集合住宅として有名なものです。
ジートルンクとは集合住宅建築の形態を意味する言葉で、ベルリンのブリッツにあるジートルンク(1926-30)は、緑と空間を美しく配した設計とした、その後の世界中の集合住宅に影響を与えるものとなっています。
少し後輩の、ル・ゴルビジェやフランク・ロイド・ライトなどがあまりに有名なのと比べると、タウトはあまりに知られていないのが不思議です。
それは、彼が母国の戦争を忌避して亡命生活に入り、トルコで若死をしたためであり、戦後、より自由なかたちで作品を発表し続けたふたりに対して、あまりに悲運としかいいようがありません。

そのタウトはドイツを亡命するや、招聘を受け日本に3年ほど暮らしています。
桂離宮をはじめとする日本の古典建築のダイナミズムが彼に影響を与えていたからでしょう、滞在中は日本の文化を多く学び、それをヨーロッパに広めたことでも功績があります。
しかし、滞在中日本で設計した建築物はわずかに1件。
それが熱海にある"旧日向別邸"です。
木や竹を生かした日本の工芸も学んでいたタウトは、そういった知識を活かし、別邸の内装にアイディアを凝縮したような珠玉の空間を創り出しています。
ただ、残念なのは、この別邸はもともとあった崖上の建物の下層階部分のみの設計であって、外観からは普通の和式住宅にしか見えません。
ベルリン郊外にある彼の自邸を見るにつけ、すべてを設計していたとしたらどんなものになったのかと残念でなりません。

やがて、日本も戦火にまみえようという段になって、タウトは日本を離れてしまいます。
当時、独立を果たしたばかりのトルコに招かれたからでした。
そして間もなくの病死。
まさに時代に翻弄された後半生だったといっていいでしょう。

残念なことに、タウトの設計部分は撮影が禁止されていました。
三脚や脚立などで床などを傷つけてしまったことが原因だそうです。
仕方ありませんので、外観と庭の梅の写真で代用します。
タウトの面影すら感じられませんが。

ここでは、ドールマイヤーをF11まで絞っています。
きりりとシャープで暗部もつぶれ切っていないところに実力を感じますが、あまり面白い表現ではありません。
このレンズらしい描写をお見せするのを出し惜しみです。
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Dallmeyer Anastigmat 2inchF1.5 | trackback(1) | comment(6) | 2008/02/04 Mon

第一个照片

R-D1/Dallmeyer Anastigmat 50mmF1.5

では、熱海に行ってみましょう。
レンズ試写とおしゃべり、さらには散歩を兼ねて、わたしが3番目の師と仰ぐksmt氏と決めた行き先は、温暖な伊豆の入口に決まりました。
寒さも体力も心配はありません。
そのはずでしたが、家を出ると大雪が舞い、一面雪国と化していました。
ややひるみましたが、撮影には絶好ではないかと思いなおします。
おととい届いたばかりのレンズを試すのには絶好と、家を出るや否やのファーストカットです。

レンズは、Dallmeyer Anastigmat 5cmF1.5。
単にAnastigmatだけで、SeptacともSpeedともKinematographとも入っていません。
ボロボロでゴミのようになっていたレンズを英国のショップが見つけ出し通販で購入。
山崎光学の研磨とコーティングを経て、宮崎光学にてライカマウント化を図ったものです。
汚いガラスと真鍮の塊が、新品のようなぴかぴかのレンズと正確無比の連動システムとともに生まれ変わった瞬間です。
このモノトーンの開放世界では、性能がまだ見えてきませんが、右前方の樹上の雪の滲み具合がR-D1の小さな液晶からでも見て取れて、予想通りの描写に期待感が高まります。
つらいつらい冬の旅が、最初の1枚で楽しみいっぱいの幕開けに変貌です。
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Dallmeyer Anastigmat 2inchF1.5 | trackback(1) | comment(2) | 2008/02/03 Sun

日中問題考

R-D1/Tele Elmar 135mmF4

「退屈で死にそう!」
電話口から王老師の悲痛の声が響きます。
中国南部で50年ぶりの大寒波が訪れ、数百人の死者が出たり、春節に帰郷する多くの人が足止めを食ったというニュースを聞いたので心配のあまり電話しましたが、杞憂とは言えませんでした。
友達の結婚式もあってひと足早く帰省していたので、交通のトラブルには巻き込まれなかったものの、到着してみると寒波の影響で停電して、未だ復旧してないとのこと。
テレビは見れないし、新聞も1日以上送れて読むので情報が全然来ないが、電気が来るのは来週になりそうと嘆きます。
春節が電気無しとは…。
友達の結婚式もローソク灯した暗い中で、食事を済ますとさっさと完了で気の毒と、同情するくらいの余裕はあったようですが。
日本中がギョーザの問題で騒ぎ立てているときに、中国では大寒波でこれまた大騒ぎになっているのでした。

日本では、もうひとつ、ガソリン税の問題で国会紛糾しています。
安いことで知られる地元のガソリンスタンドも、やはり客足が減っているようで元気がありません。
給油待ちの車内から自動販売機を見ていて思ったのですが、ペットボトルのお茶はガソリン代と変わらない150円ですが、量は半分の500mlしかありません。
つまり中東のどこかから船で運ばれて、どーん税金をかけられるガソリンの方が、まだお茶の半額でしかないのです。
運送業などガソリン代の1円の違いも経営に左右するというのなら切実な問題ですが、わたしたち庶民は、今のガソリン代が高く感じるのなら極力運転を控えるべきなのではないでしょうか。
車に乗らなければ二酸化炭素の削減になりますし、歩けばメタボの解消・健康保険料の縮小に繋がります。
よーし、明日からできる限り車の使用は避けることにしましょう。
あとペットボトルのお茶も。
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Leitz Tele-Elmar 135mmF4 | trackback(0) | comment(2) | 2008/02/02 Sat

看着地図走

R-D1/Kinoptik35mm F2

横浜市金沢区のホームページに便利な地図があったので、プリントして持参しました。
「とみおか・歴史と緑の散策路」です。
ごくシンプルなイラスト地図ですが、あまり詳しすぎるのも逆に行く気を削ぎますし、わたしのような散歩スタイルにはぴったりです。

さて、その地図によると、ここ長昌寺には直木賞に名を残す直木三十五の墓があり、天然痘の守り神である芋神様が祀られています。
また、向いにある前日の慶珊寺との間には、直木三十五の歌碑や孫文上陸の碑があり、さらに近隣には富岡八幡宮、宝珠院、持明院、悟心寺といった寺社仏閣が並び、文化度の高い土地柄が偲ばれます。
北側には富岡総合公園、南側には長浜公園と緑や運動の施設も十分です。
逆に言えば、だからこそ富岡の地図がわざわざ作られたということなのでしょう。

寒い寒い土曜日、これらを訪れる人を見かけることはありませんでしたが。
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Kinoptik 35mmF2 | trackback(0) | comment(2) | 2008/02/01 Fri
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